平成13年 6月 定例会(第10回)


        平成13年6月18日(月曜日)   

                        (午前10時00分開議)

1.出席議員(21名)

   1番  永 田  昌 己     13番  田 中  秀 行
   3番  平 井  勝 行     14番  野 口  和 江
   4番  池 田  光 政     15番  北 島  スエ子
   5番  塚 本  辰 吉     16番  貝 田  義 博
   6番  島    啓 三     17番  田 中  正 助
   7番  原 口  英 喜     18番  秋 山  重 敏
   8番  若 菜  道 明     19番  馬 場  節 夫
   9番  水 町    好     20番  門 田  司 郎
   10番  永 松  康 生     21番  弥 吉  治一郎
   11番  大 藪  健 介     22番  村 上  知 巳
   12番  田 中  瑞 広

2.欠席議員(なし)

3.本会議に出席した事務局職員

  事務局長    森 山  早 苗
  庶務係長    北 島  鈴 美
  書記      古 賀    毅

4.地方自治法第121条により出席した者

    市長            馬 場  淳 次
    助役            住 吉  陽 三
    収入役           正 山  英 隆
    教育長           牟田口  和 良
    総務部長          菰 原    修
    民生部長(兼同和対策室長) 菰 原  千 里
    建設経済部長        久 保  満寿男
    市立病院事務局長      後 藤  秀 夫
    教育部長          下 川  雅 晴
    消防長(兼消防署長)    荒 木  邦 彦
    総務課長          平 野  正 道
    企画課長          角    隆 範
    人事課長          宮 原  一 壽
    税務課長          坂 本  正 憲
    女性政策課長     
                  田 中  僚 一
    (兼勤労婦人センター館長)
    会計課長          野 田  広 志
    市民課長          冨 久  義 樹
    環境課長          真 鍋  信 一
    健康課長          徳 永  知英子
    福祉事務所長        村 上  春 夫
    老人ホーム園長       緒 方  純 子
    農政課長          中 村  正 暢
    土木課長          釘 嶋  恭 之
    都市対策課長        加賀田  慎 一
    商工観光課長        徳 永  憲 一
    下水道課長         水 町  良 信
    市立病院総務課長   
                  右 田  喜 俊
    (兼介護支援センター室長)
    市立病院医事課長      塚 本  弐 郎
    監査事務局長        庄 村  國 義
    農業委員会事務局長     山 口  逸 郎
    教育委員会学校教育課長   城 戸  秀 穂
    教育委員会社会教育課長
                  松 永  盛四郎
    (兼中央公民館事務長)
    教育委員会同和教育課長
                  馬 場  正 利
    (兼同和対策室参事) 
    消防本部次長兼総務課長   松 藤    元
    消防本部警防課長      堤    秀 信
    水道局長          牛 島  弘 喜


            議事日程第3号  
               平成13年6月18日午前10時開議

第1  議案第35号 筑後市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する
          条例制定について            質疑応答
第2  議案第36号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関
          する条例の一部を改正する条例制定について
                              質疑応答
第3  議案第37号 筑後市重度心身障害者医療費の支給に関する条例の一
          部を改正する条例制定について      質疑応答
第4  議案第38号 筑後市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改
          正する条例制定について         質疑応答
第5  議案第39号 筑後市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定
          について                質疑応答
第6  議案第40号 平成13年度筑後市一般会計補正予算(第1号)
                    質疑応答
第7  議案第41号 平成13年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第
          1号)                 質疑応答
第8  議案第42号 平成13年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第1号)
                              質疑応答
第9  議案第43号 市道路線の認定について         質疑応答
第10  議案第44号 市道路線の認定変更について       質疑応答
第11  議案第45号 字の区域の変更について         質疑応答
第12  議案第46号 財産の購入契約の締結について      質疑応答
第13  議案第47号 専決処分の承認について(筑後市税条例の一部を改正
          する条例制定について)         質疑応答
第14  議案第48号 専決処分の承認について(平成12年度筑後市一般会計
          補正予算(第5号))          質疑応答
第15  報告第3号 専決処分について(損害賠償の額を定めることについ
          て)                  質疑応答
第16  報告第4号 専決処分について(損害賠償の額を定めることについ
          て)                  質疑応答
第17  報告第5号 平成12年度筑後市一般会計繰越明許費繰越金計算の報
          告について               質疑応答
第18  報告第6号 平成12年度筑後市介護保険特別会計繰越明許費繰越計
          算の報告について            質疑応答
第19  報告第7号 平成12年度筑後市下水道事業特別会計繰越明許費繰越
          計算の報告について           質疑応答
第20  意見書案第1号 公立学校事務職員・同栄養職員給与費の義務教 
            育費国庫負担制度堅持を求める意見書について
                              質疑応答
第21  意見書案第2号 地方交付税削減に反対する意見書について
                              質疑応答
第22  意見書案第3号 低用量経口避妊薬(ピル)の販売に関する意見書
            について              質疑応答
第23  意見書案第4号 畳表に対するセーフガードを花ござ・上敷等に拡
            大する意見書について        質疑応答
第24  諸般の報告について                 質疑応答
第25  議案委員会付託
第26  陳情書委員会送付

      ───────────────────────

             午前10時1分 開議
○議長(村上知巳 君)
 おはようございます。本日の出席議員は21名で定足数に達しております。
 これより本日の会議を開きます。
 本日の会議は、議事日程第3号により行います。
 これより全議案の質疑を行います。
△日程第1 議案第35号
○議長(村上知巳 君)
 日程第1.議案第35号 筑後市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第35号の質疑を終結いたします。
△日程第2 議案第36号
○議長(村上知巳 君)
 日程第2.議案第36号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第36号の質疑を終結いたします。
△日程第3 議案第37号
○議長(村上知巳 君)
 日程第3.議案第37号 筑後市重度心身障害者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第37号の質疑を終結いたします。
△日程第4 議案第38号
○議長(村上知巳 君)
 日程第4.議案第38号 筑後市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第38号の質疑を終結いたします。
△日程第5 議案第39号
○議長(村上知巳 君)
 日程第5.議案第39号 筑後市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。
◆16番(貝田義博 君)
 おはようございます。2点についてお尋ねをいたします。
 まず第1点は、税条例に関してでありますけれども、介護納付金の給付金額の1人当たりの単価が28,915円から32,425円に引き上げられた、そのことによって税率改正を行うんだというふうに言われておりますけれども、マスコミ報道等によりますと、サービス限度額に対する今の給付率というのは、全体で大体40%ぐらいだというふうに聞いておるんですけれども、なぜにこの単価がそういう状況の中で引き上げられるのかお答え願いたいというふうに思います。
 それから、いま一つは、均等割、平等割等もあるんですけれども、所得割をあえて引き上げられた理由をお答え願いたいと思います。
 以上です。
◎市民課長(冨久義樹 君)
 お答えいたします。
 税率改正の点でございますが、これは介護納付金が御存じのように32,425円へ引き上げられたためでございます。
 この大きな理由でございますが、介護給付金が、まだ予測でございますけれども、国の方で試算をしまして、この必要金額のうち33%相当額を2号被保険者が負担するということになります。それを被保険者の数で割りまして、こういう数字になるわけでございますが、このために必要な財源を確保するためにどうしたらいいかということで税率を模索するわけでございますが、その中で平等割とか均等割もございますけれども、これを引き上げることによって低所得者層に影響が大きくなると思われます。その関係で所得割のみを引き上げるということで一応考えておるところでございます。
 以上でございます。
◆16番(貝田義博 君)
 2点目の所得割を引き上げた理由についてはわかりました。なるべく被保険者に負担がかからないようにするための配慮としてそういうことをされたということでは理解できました。
 ただ、その第1点なんですけれども、今のお答えですと、結局、給付の見込みが12年度以上、さらにふえるということなんですけれども、私ども当初から言っていたのは、本来介護保険が導入されたことによって医療費分、今まで国が支出していた分から結局出さなくて済んだ分があるわけですね。本来のそういう国の今まで出してきた負担分については、全額補助金等で出すべきだと。ところが、介護保険の導入と機会を一にしながら、逆に国の負担分を引き下げたというふうに私は思っているんですけれども、そういうことで今後もこういうふうに毎年毎年改定して上げてこられるというふうになると、負担はずうっとふえていくばかりだと私は思うんですね。だって、高齢者はますますふえていくわけですし、恐らくはサービスの給付というのは、私は減ることはないし、ふえていく一方だろうというふうに思うんですけれども、だとするならば、国がその時々によって引き上げたから市町村はやむなく引き上げるんだという論法にしかならないんですけれども、そのことでもって被保険者にどんどんどんどん負担を覆いかぶせてくるならば、被保険者はたまったものではないというふうに思うんですけれども、そのことについてはどういうふうに思われますか。
◎民生部長(菰原千里 君)
 今、御指摘の点については、筑後市の介護保険については、どれだけサービスを利用されたかということによって3年ごとの見直しの中で保険料を設定するという仕組みになっておりますが、国民健康保険の介護保険の負担分については支払基金の方に拠出をする分でございますので、そちらでこれだけの負担を求めてほしいということになってきますと、負担せざるを得ないということでございますので、その点で御理解のほどをよろしくお願いしたいと思います。
◆16番(貝田義博 君)
 当初、この介護保険というのは地方分権の先取りでそこそこの自治体の裁量によってできるんだというふうに言われていますけれども、結局のところは、今の答弁からすると、そうじゃないわけですね。国がやはり自分ところの都合によってやってくるという、結局、そのことで地方自治体や住民の皆さんが負担をさせられてくるということになるわけですから、私は当初の話と違うんじゃないかなというふうに思うんですけれども、あとまたこれは私どもの所属委員会の付託案件でもありますので、そこで詳しくお尋ねいたしたいと思います。
 終わります。
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑はありませんか。
◆20番(門田司郎 君)
 一、二お尋ねをいたしたいと思います。
 医療分についてでございますけれども、まず、税率をいじらないということのようですけれども、なぜいじらなくて済むのか、まず1点お尋ねをいたしたいと思います。
 あとは順次自席からお尋ねをいたしたいと思います。
◎民生部長(菰原千里 君)
 お答えします。
 単年度だけ、12年度を見たら赤字が出ますけれども、特特分とか一般会計からの繰り入れ等がありましたので、今年度もいじらなくて済むというようなことになっております。昨年度が介護保険導入との関係で資産割だけ25を20に下げると。これは貝田議員も先ほど言われましたように、介護保険を導入することによって国保会計から支払う分について老人保健関係の拠出分が減るというようなことでそういったことをしたところでございますが、御質問の点については、特特等の補助金等で80,000千円とかその他繰り入れ等があったので、今年度はいじらないということでいきたいと思っております。
◆20番(門田司郎 君)
 それでは、それこそ貝田議員と同じように所属委員会ですから、委員会で詳しく聞きたいというふうに思いますけれども、従来、私どもが知っておる国民健康保険の運営協議会の中では、資産割を限りなくゼロに近づけるということで議論をされていたというふうに思うんですよ。何はともあれ、親から受け継いだ資産、そして自分でつくった資産でも、それでお金を得ることもあるでしょうけれども、特に大都市圏内では、そういうふうに資産割ゼロという方向でいっているところが多いわけですよ。そういう意味で、私も従来から資産割はゼロがいいんじゃないかということで議論をしてきたと思うんですけれども、その点についてもう少し詳しく、このままいじらなくて20%のままでいけるという見通しについてお願いをいたしたいと思います。
◎民生部長(菰原千里 君)
 御指摘のように、資産割を軽減していくという方向については、国保の運営協議会なり議会の中でも議論をしていただいているところでございますが、昨年も申し上げましたように、今日の経済状況の中で資産割を減らして所得割をふやすという、応能応益の関係もありますので、そう簡単にはいかないと。経済状況をしばらく見させていただきたいというところでございます。
 大都会では資産割がゼロのところが多いということ、確かに都会ほどゼロとかゼロに近いと。過疎地、あるいは農村地ほど資産割がまだ一定額残っているという状況がありますが、これはそこに住んでいる人の職業、どういった職業によって所得を得られているかということで、それぞれの市町村が国保の税を安定的に徴収させていただくということでそれぞれの市町村の実態に応じて設定されているものだというように理解をしているところでございます。
 税をいじらずにどうやってこれから運営をしていくかという御質問でございますが、さらに健康づくり、医療費の適正化等に力を入れることによって、御質問の点についてはこたえていきたいというように考えているところでございます。
◆20番(門田司郎 君)
 言わんとすることはわかりました。しかし、先ほども民生部長がおっしゃいましたように、議会も運協も限りなくゼロに近づけようという約束事はまだ覚えられておったというふうに思いますし、今後もそういう方向でしていかにゃいけんと思いますけれども、市長にお尋ねいたしますが、私は市長だからできると思うんです、このことが。なぜかといいますと、西側開発も西部公園も馬場市長が市長だからできると思うんですけれども、この国保の運営も馬場市長が市長だから運営協議会に諮問をし、運営協議会から答申を得ておると思うんですよ。
 だから、本来ならば、国保の運営協議会の会長にもいろいろ聞きたいことがいっぱいあるんですけれども、今この本会議場では聞くことできませんからお聞きいたしませんけれども、市長、そういう意味では資産割をゼロに近づけるということも含めて、そして滞納額の総額と不納欠損にしたお金、そのあたりを一般会計から補てんすることによって、もっと税をいじることができるというふうに思うんです。私も昔からずうっと言っていましたし、共産党の貝田議員も一般会計から繰り入れろ、繰り入れろと言っていますけれども、なかなかしてくれなかったわけですよ。しかし、3月議会で市長は、再度、市長選挙に立候補するという表明をされておりますので、あえてお尋ねしますけれども、これを税率をいじって、少しでも資産割を下げて、国保は皆さんに負担をかけないよということを選挙の一つの施策といいますか、方針にされたらどうでしょうか。そのことが、今国保が1万ちょっとですかね、あろうと思いますけれども、その世帯の人たちが、よし、11月の市長選挙には馬場淳次でいこうぜという話になりかねんと思うんですよ。そういう意味で私はぜひ今度これをいじってもらいたかったと。資産割をあくまでもいじってもらいたかったと同時に、一般会計からの補てんもしてほしかったというふうに思いますけれども、市長、それを11月の選挙の基本的な市長の施策としてできないでしょうか、お尋ねします。
◎市長(馬場淳次 君)
 国保税の適正化ということにつきましては、国保運営協議会、または厚生委員会等でいろいろ議論をしていただいておるところであります。所得割とか資産割でどうするかというふうな問題で、今まで資産割の軽減ということで推移をしてきておるところであります。御質問の趣旨はよくわかりますので、今後十分検討させていただきたいと思います。
◆20番(門田司郎 君)
 それでですね、市長、今私が言うのは、やはりそのことを市長選挙の政策として私は取り入れるということで、ぜひ資産割も限りなくゼロにしますよとか、一般会計からの補てんも、結局は滞納したお金のツケは住民に来ているわけですよ、国保の人たちにですね。そうでしょうが。だから、そのくらいは一般会計から最低出されてもいいのかなというふうに私は常々思っておりましたけれども、そういうのも含めて、市長の市長選挙の政策の一つに取り入れるということはできないでしょうか、お尋ねします。
◎市長(馬場淳次 君)
 この税の負担を市民の皆さんにどういうふうに説明していくかということであります。選挙の話もございましたが、そういったことも含めまして、今後この税の軽減ということと市の財政からの補てんということについて、幸い、ことしも何とか黒字になるようでありますので、本当に赤字が出たときにどうするかというときに、そういった質問の趣旨も踏まえまして、検討したいというふうに思います。
◆20番(門田司郎 君)
 しつこいようですから最後にいたしますけれども、私の一般質問のはり、きゅうの補助も相談していただけるような回答だったんですが、私はぜひ市長、やっぱりこの筑後市国民健康保険に入っている人たちの数とか、いろいろ含めて、私は市長がこの国民健康保険の健全化と市民負担の軽減を政策の一つに入れるよということを約束はできないでしょうかね。ぜひそういうことを約束していただきたいというふうに思いますけど、いかがですか。
◎市長(馬場淳次 君)
 検討させていただきたいと思います。(「終わります」と呼ぶ者あり)
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑はありませんか。
◆19番(馬場節夫 君)
 一、二点お尋ねしたいと思います。
 資産割の軽減については、昨年まで数回となく下げたらどうかということでお尋ねしまして、昨年25%から20%になって、ことしは下げてなかったということで大変不満に思っていましたけど、先ほどから答弁にありましたので、割愛したいと思います。
 また、関連して、医療費通知運動というのがあるとお聞きしておりますけど、この医療費通知運動はどのようにやっておられるのか、お尋ねいたします。
 また、レセプト点検といいますか、病院から請求の来たレセプトの点検を現在されているそうですけど、何か嘱託の方が3名でされているということやけど、これは嘱託の方じゃなくて、正社員としてすることはできないか、嘱託の方3名で間違いはないのかをお尋ねいたします。
 また、医療費減額のためには、やはり健康づくりの方針はどうなっているのかということで、栄養士や保健婦さんは健康づくりにどのように取り組んでおられるのかをお尋ねしたいと思います。
◎市民課長(冨久義樹 君)
 お答えいたします。
 医療費通知はどのようにやっているかということでございますが、これは現在、2カ月に1回、各被保険者の方へ通知を差し上げております。一応これは国保連合会というところに委託をしまして、レセプトから一つ一つ拾い上げて通知書を作成しているものでございます。この効果としましては、一応通知を差し上げますと、市民からのいろんな反応がございます。自分は病院にかかっていないのにどうしてこういう通知が来るのかとか、医療費が高過ぎるとか、そういった内容はございますけれども、内容を吟味してみますと、本人さんの思い違いとか、医療費以外の部分を払っていらっしゃって、それが高いというふうに感じていらっしゃるような部面もございます。
 それから、レセプト点検の件でございますが、現在、嘱託職員を3名雇っております。これは間違いございません。私どもとしては、できるならば正職員が望ましいかと思いますけれども、現在、いろんな行革をやっております中で、なかなか人員増は認められませんので、現在の中でどうにかやっていくしかないなと思っております。
 このレセプト点検によってどのような効果があっているかというのは、はっきりした数字はまだつかんでおりませんけれども、ちょうど11年度分でございますけれども、1人当たりの再診の請求とかいろんなケースがございますけれども、県内の平均よりも筑後市の方が若干よいという結果が出ております。
 以上でございます。
◎健康課長(徳永知英子 君)
 お答えをいたします。
 健康づくりという事業を目的とした栄養士、保健婦の配置の事業についての御質問だったと思いますけれども、お答えをいたします前に、まずこの場をかりまして、厚生委員の議員の皆様、あるいは今まで栄養士の配置にいろいろ御意見をいただきました議員の皆様にお礼を申し上げたいと思います。
 おかげさまでこの4月から保健衛生係の方に管理栄養士1名配置することができました。早速4月から仕事に入っておりまして、乳幼児の離乳食の問題だとか生活習慣病の関係した各種教室に参加させていただきまして、どんどん事業を実施いたしているところでございます。4月からの配置でございますので、その効果がどうなのかということにつきましては、なかなかまだ難しいところがございますけれども、今までは保健婦だけでいろんな事業を実施しておりましたところに管理栄養士が配置されました関係で、より専門的な指導ができるようになったということで、これから筑後市の住民の皆様たちにとりましても、管理栄養士の配置ができたということはとても有意義なことで、その効果は確実にあらわれてくるものと確信をいたしております。
 また、健康課の方では、国の方で2001年から2010年の10年の計画ということで「健康日本21」という計画をつくりましたけれども、筑後市の方でもまた地方の計画をつくっていくことになります。そこの中で、確実に健康づくりを目的とした数値を掲げながら、確実な健康づくりということで保健婦、栄養士、それぞれまた重要な役割を担っていくことになると思います。
◆19番(馬場節夫 君)
 13年度、本年4月より管理栄養士が配置されたということ、これは恐らく臨時だろうと思うんですよね。医療費を削減するために本当にやっぱり腰を入れて一生懸命やってもらいたいというならば、やっぱり臨時じゃないで、正職員の方を採用してからそういう仕事をやっていただきたいと思いますけど、市長、どうですかね、やっぱり医療費を削減することが筑後市の財政には一番寄与すると思うんですよ。そういう面においても、やっぱり臨時の人じゃなくて正職員を採用して一生懸命やってもらった方が市のために、今後のためになると思いますが、そこら辺をひとつお尋ねいたします。
◎市長(馬場淳次 君)
 御意見はもっともと思います。ただ、正規職員、臨時職員、どちらも、栄養士さんを今度初めて入れたということでありますから、今後の必要度等を考えまして、その辺をよく考えて今後取り組んでいきたいというふうに思います。
◆19番(馬場節夫 君)
 昨日、赤坂の方でデイサービス3周年という、デイサービスを始めて3年たったということで記念行事があったけどですね、やはりデイサービスをするにも、まちの公民館に老人の年とったお方たちが出てきてあるけど、ちょっと話がそれますかしれませんけど、各公民館でそういうデイサービスとかをしていただくためには、やっぱりそれなりの各まちの公民館を整備していかんといけんと思うんですよ。冷暖房もない、夏は暑い、冬は寒いというごたるところがまだ多いからですね。今、公民館新築補助金2,400千円ですかね、私は昨年もお願いしたと思うんですけど、冷暖房をつけるような補助金をやったらどうかという提案をしたと思いますけど、赤坂の場合は結構世帯数も多いし、8百何十世帯ありますから、財政的にも何ぼかいいだろうと思いますけど、小さい行政区では、やっぱり公民館を改築するにもお金がない、冷暖房を入れるにもお金がないというようなところがいっぱいあるけど、やっぱり公民館でそういうデイサービスを始めようとしても、今20数カ所筑後市でデイサービスがあっていると思いますけど、やはりそういう受ける場所、公民館がぴしゃっと整備されていないところでは、なかなか夏の暑いときは出てこないとか、冬の寒いときは出てこないという状況があるだろうと思うんですよね。今後やっぱり公民館を新築する場合の補助金とか、そういう冷暖房に対しての補助金を出すというようなことをぜひ考えていただきたいと思いますけど、そこら辺、ひとつお尋ねいたします。
◎市長(馬場淳次 君)
 御質問議員が言われますように、確かに各地区で公民館についてはばらつきがあります。最近建ったところでは非常にすばらしい公民館があります。一方、以前からの旧態依然とした古い公民館もあるわけであります。ただ、改築のときに2,400千円という金額はどうかということでございます。確かに多くはないと思います。そういった面もありますけど、今までの流れもあります。そういった面も十分検討して、今後配慮していきたいというふうに思います。
◆19番(馬場節夫 君)
 最後に、医療費通知運動ということでお尋ねしますけど、これは病院から来たとをただ見るだけ見てから、それをあなたは今月は10千円かかりましたよとただ通知するだけでしょう。私が西鉄におるとき、西鉄は年に3回ぐらい、7月なら7月の月にそういう医療機関と自分とのかかった関係のあれをぴしゃっとするということで、1カ月分の紙をもらって、私は7月1日にどこどこの病院に行った、そしてどういう治療をして幾ら払って、歯やったら歯を抜いたとか虫歯をどげんしたとか、小さく書いて出すんですよ。そして1カ月分を会社に出す。そうすると、2カ月ぐらいしたら、本人が出したとと病院が請求したとがこう食い違うんですよ。再度これ間違いないかということで調べられる──調べられると言うと語弊がありますけど、再調査されて、病院からの医療費が莫大に上乗せしておったということがあるんですよね。病院から幾ら使ったよと来たとを、ただぽんと個人に送るだけじゃなしに、年に1回でもそういう抜き打ちに1万何千世帯に配って、8月なら8月の月は世帯全部何名の方が何病院にかかって、幾ら使って、どういう治療をしたということをぴしゃっと書いて出させて、病院からの請求とこれがマッチするかということも研究されたらどうだろうかと思いますけど、どうですかね、一言お願いします。
◎民生部長(菰原千里 君)
 御指摘の点は、筑後市の国民健康保険としては今おっしゃるような形の被保険者からどれだけかかったかというようなことの報告は求めておりません。ただ、言われる点については、なかなか参考になることでいいことだと思いますが、私ども筑後市役所職員市町村共済組合の方で、もう20年ほどになろうかと思いますが、今質問議員がおっしゃったような運動を市町村共済組合主導のもとにやった経験がありますが、二、三年でとんざしたという、なかなか職員の周知がないと、もうマンネリ化していくというようなことで、二、三年で終わったというように記憶をしております。
 御指摘の点については、今後検討はいたしますが、市民の協力がどれだけ得られるものか、あるいはそれにかかわる団体との調整もありますので、大変難しい問題も抱えているということについても御理解のほどをお願いしたいと思います。
 一方では、医療費の抑制のために、昨今のテレビ等でも報道されておりますように、カルテの開示というような方向も今後の問題としてクローズアップされてきておりますようでございますので、ただ、筑後市単独でこういったものをやるということについては極めて困難性があると。検討はさせていただきたいと思います。
◆19番(馬場節夫 君)
 民生部長はいみじくも団体等と言われましたけど、恐らく医師会だろうと思うんですよね。市立病院関係にしても、交通のバスの問題とかいろいろありまして、やはり表面的には医師会が怖いからということはなかなか出てこないけど、やはり医師会を怖がらんで、筑後市の財源が豊かになる方やったらやっていかんといけんだろうと思うし、市立病院にもバスとかいろいろ通したらいかんというごたる医師会の話もあるということを聞きましたけど、ともかく医師会を怖がらなくて、やっぱり医師会と一緒になってやっていかんといかんだろうと思うし、島議員もいらっしゃいますけど、昔、西鉄におられたから、うん、あったと、今相づちを打ちよらしたけど、やっぱりいい方面のことは今後取り入れていただきたいと思います。
 終わります。
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑はありませんか。
◆8番(若菜道明 君)
 市長にお尋ねをいたしますが、国保税の資産割の件についてお尋ねしますが、この資産割の30%は、平成7年、私が議員に初めてなったときにゼロにお願いしますということで、約5年間で市長はこれを約3分の1軽減されたわけでございますが、私も国保運営協議会に今は入っておりますが、やはり諮問機関でありますので、市長が、例えば幾らにすると、こういうふうな数字を出してこられなければ、この数字は減らないわけでございますが、市長も3月議会で4選目の出馬を表明されたわけでございますが、先ほどの門田議員の質問とちょっとダブる点はあるわけですが、これをいつまでにゼロに持っていく計画でおられるかを初めにお聞きいたします。
◎市長(馬場淳次 君)
 資産割の軽減につきましては、今までの課題としていろんな取り組みをしておりますし、国保運営協議会などの議論をいただいておるところであります。軽減ということにつきましては、今後も取り組んでいきたいというふうに思います。いつまでかというふうにおっしゃられますけど、できるだけ早くこの資産割の軽減については目的を達したいというふうに思います。
◆8番(若菜道明 君)
 私は市長がゼロに近づけるということはわかっておるわけです。ただ、できるだけと、こう言われるから、できるだけじゃなく、例えば、5年かかって3分の1軽減いただいたと。じゃああと10年すれば、このままでいけばゼロになるかなと、私はこう思っているわけです。それで、市長も4選目の出馬表明をされておるわけですから、ここでぜひある程度の年次計画というか、そういう点を市民に公約といいますか、そういうふうでひとつ選挙戦を戦っていっていただきたいと思うわけです。
 それで、市長は大変努力をされていると思うわけですよ、この軽減についてはですね。そこいら辺でできるだけ早くということじゃなく、何年計画というある程度の数字目標というか、それを示していただきたいと思いますが、どんなですか。
◎市長(馬場淳次 君)
 先ほどから質疑があっておりますように、国保に要する経費というのはなかなか軽減がいたしません。油断しますと、やはり医療費が急激に上がって赤字になるというようなこともあります。資産割だけ軽減していくということにはなかなかならんのじゃないかと。また、資産割を軽減した場合、どこかをふやさなければならないという状況が出てきますので、ふやす面と資産割を減らす面と相まって考えなければならない状況にございますから、ちょっと時間がかかるかと思いますけど、できるだけ早くという気持ちがあるところであります。
◆8番(若菜道明 君)
 資産割を減らすと、医療費が高騰したそういう面でという答えがあっておりますが、先ほどの門田議員の質問と同じですが、やはり一般会計からそれを、例えば、資産割の金額は私もようと覚えませんが、そう大した金額じゃないと思うわけです、全体から見ればですね。それで、そこいら辺はやはり市長が公約として一般会計からでも出すというふうな形で示していただければ、やはり私の支持者は非常に国保の加入者が多いわけですから、市長の選挙運動をするにしても、非常にしやすいわけです。それで、ひとつ市長、そこいら辺をぜひきょうのこの議会で答弁を願いたいと思います。(発言する者あり)
◎市長(馬場淳次 君)
 質問の御趣旨はよくわかりますので、熟慮したいと思います。
◆8番(若菜道明 君)
 今ちょっとやじが飛びよりますが、それは市長はやはり自分の選挙を有利にするような政策はとっていただいて私は当然いいと思いますし、また、ちょっとこれは今自分が質問したことにも触れますが、ちまたでは市長は4選の出馬を取りやめたという話もあっておりますが、そこいら辺は、やはり3月議会で市長ははっきり出馬すると、こういうふうに表明もされておりますし、私も市民の人たちから聞かれれば、当然出られますと、ひとつお願いしますという運動もしてきておるわけですが、体か何かが悪くて取りやめたというようなことが本当かどうか、ひとつお答えを願いたいと思います。
○議長(村上知巳 君)
 ちょっと若菜議員に申し上げます。ちょっと質問の趣旨が……
◆8番(若菜道明 君)
 いやいや、関連しとるでしょうもん。ここでまだ、例えば、出られるなら、当然これはもうちょっとはっきり年次計画でも示していただきたいわけですよ。
◎市長(馬場淳次 君)
 選挙戦のことで質問でございますが、今後4年間、もしさせていただくならばどうかということでございます。気力、体力という面でどうかということで、健康診断等もいろいろやっておりますし、体力についてどうかという点で今熟慮をしているところであります。
◆8番(若菜道明 君)
 じゃあ、どうかわからないような答弁でもありますが、ひとつ4選で出馬されるときは、十分私の今質問した点を考えられて、今後の政策に取り入れていただきたいと思います。
 終わります。
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第39号の質疑を終結いたします。
△日程第6 議案第40号
○議長(村上知巳 君)
 日程第6.議案第40号 平成13年度筑後市一般会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第40号の質疑を終結いたします。
△日程第7 議案第41号
○議長(村上知巳 君)
 日程第7.議案第41号 平成13年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第41号の質疑を終結いたします。
△日程第8 議案第42号
○議長(村上知巳 君)
 日程第8.議案第42号 平成13年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第42号の質疑を終結いたします。
△日程第9 議案第43号
○議長(村上知巳 君)
 日程第9.議案第43号 市道路線の認定について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第43号の質疑を終結いたします。
△日程第10 議案第44号
○議長(村上知巳 君)
 日程第10.議案第44号 市道路線の認定変更について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第44号の質疑を終結いたします。
△日程第11 議案第45号
○議長(村上知巳 君)
 日程第11.議案第45号 字の区域の変更について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第45号の質疑を終結いたします。
△日程第12 議案第46号
○議長(村上知巳 君)
 日程第12.議案第46号 財産の購入契約の締結について質疑はありませんか。
◆20番(門田司郎 君)
 一、二お尋ねいたします。
 消防ポンプを製造販売している会社がどのくらいあって、今回の契約ではどういう方法で入札されたのかお尋ねをいたしたいと思います。
◎消防本部次長兼総務課長(松藤元 君)
 お答えをいたします。
 消防ポンプのメーカーは日本全国で、はっきりわかりませんけれども、私どもで掌握しておりますメーカーは8社ほどございます。
 今回の入札について、10社入札に参加していただいております。10社のうち1社については文書で辞退というようなことで、今回については9社で入札を行っております。
 以上です。
◆20番(門田司郎 君)
 それでは、お尋ねしますが、メーカーはわかりましたけれども、指名競争入札のようですが、過去、こういう消防ポンプの購入に関して、おおむね同じ会社に指名されているのか、それとも毎回かなり違っておるのかどうなのか、お尋ねをいたしたいと思います。
◎消防本部次長兼総務課長(松藤元 君)
 お答えをいたします。
 入札につきましては、毎年ごあいさつに見えたメーカーとか、あるいは新しく開発されたメーカーとかいろいろございますけれども、毎回二、三社は入れかわっておるのが現状でございます。(「終わります」と呼ぶ者あり)
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第46号の質疑を終結いたします。
△日程第13 議案第47号
○議長(村上知巳 君)
 日程第13.議案第47号 専決処分の承認について(筑後市税条例の一部を改正する条例制定について)質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第47号の質疑を終結いたします。
△日程第14 議案第48号
○議長(村上知巳 君)
 日程第14. 議案第48号 専決処分の承認について(平成12年度筑後市一般会計補正予算(第5号))について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第48号の質疑を終結いたします。
△日程第15 報告第3号
○議長(村上知巳 君)
 日程第15.報告第3号 専決処分について(損害賠償の額を定めることについて)質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、報告第3号の質疑を終結いたします。
△日程第16 報告第4号
○議長(村上知巳 君)
 日程第16.報告第4号 専決処分について(損害賠償の額を定めることについて)質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、報告第4号の質疑を終結いたします。
△日程第17 報告第5号
○議長(村上知巳 君)
 日程第17.報告第5号 平成12年度筑後市一般会計繰越明許費繰越計算の報告について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、報告第5号の質疑を終結いたします。
△日程第18 報告第6号
○議長(村上知巳 君)
 日程第18.報告第6号 平成12年度筑後市介護保険特別会計繰越明許費繰越計算の報告について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、報告第6号の質疑を終結いたします。
△日程第19 報告第7号
○議長(村上知巳 君)
 日程第19.報告第7号 平成12年度筑後市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算の報告について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、報告第7号の質疑を終結いたします。
△日程第20 意見書案第1号
○議長(村上知巳 君)
 日程第20.意見書案第1号 公立学校事務職員・同栄養職員給与費の義務教育費国庫負担制度堅持を求める意見書について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、意見書案第1号の質疑を終結いたします。
△日程第21 意見書案第2号
○議長(村上知巳 君)
 日程第21.意見書案第2号 地方交付税削減に反対する意見書について質疑はありませんか。
◆16番(貝田義博 君)
 2点ほどお尋ねをいたします。
 私もこの地方交付税を削減することについては、全くそのとおりだと反対をするものでありますけれども、そういう観点からお尋ねをするものであります。
 まず、この地方交付税というのは、それこそ地方公共団体の税源の不均衡を調整して、全国どこにいても、北海道に住んでいても、沖縄にいても同じような一定のサービスを受けることができるという、その保障をするための地方のいわば財源の大事な一つというふうに思います。これは憲法に基づく地方自治の確立という点からも、これは地方公共団体のそういう当然の財源の一つであるというふうに思いますけれども、それを事もあろうに国が財源不足、財政難を理由に切り詰めるというそのやり方、納得いかないんですけれども、国の財政難を理由にこういうやり方をしてくるという、このことに私は地方自治そのものを阻害するものであるというふうに思うんですけれども、その点について提案者の見解をお尋ねするものであります。
 もう一つは、それに加えて市町村合併を意図的に入れ込んでまで地方交付税の削減を求めてくるなんていうのは、全くこれは不当きわまりないものであるというふうに思うんですけれども、その点についての見解をお尋ねいたします。
◆21番(弥吉治一郎 君)
 お答えをいたします。
 今、貝田議員が言われたとおりのような認識で提案をさせていただいておるところです。地方自治の崩壊といいますか、御承知のとおり地方分権推進委員会というものがありまして、それは今度、数日前ですか、小泉さんに答申をしまして一応解散をしましたけれども、地方分権の推進というのはこれは我が国の課題であります。それに逆行するようなこと、そしてまた、御承知のとおり地方交付税法という法律でもって基準財政需要額に収入額が満たない場合は地方交付税交付金でもって補てんするという、これは政府みずからがつくった法律ですから、それをたやすく財政難を理由に切り下げるということ、これはだれが見ても許しがたいことだと。これを許したら、法治国家と言われる日本が根底から崩されるんじゃなかろうかという憤りもありまして提出をいたしておるところです。
 また、2点目の市町村の合併を政府が推進させると、より合理的な自治体をつくるという名目でもって推進させることに使われるんではないかという認識を私も持って、交付税を削減するというおどしでもって市町村の合併などをやらされたらこれはたまらんと。ほかの要因でやらされるといいますか、私どもであるならば、私どもの判断でもって合併というものは推進するなり勉強するなり考えていかなくちゃならん問題だと思いますから、まさにそういう面では今質問者が言われたようにならないように、きちっと地方の一団体でありますけれども、歯どめをしていって、言うべきものは政府に言うということが必要じゃなかろうかということで提出をいたしておるところでございますので、御理解をいただきたいと思います。(「終わります」と呼ぶ者あり)
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、意見書案第2号の質疑を終結いたします。
△日程第22 意見書案第3号
○議長(村上知巳 君)
 日程第22.意見書案第3号 低用量経口避妊薬(ピル)の販売に関する意見書について質疑はありませんか。
◆20番(門田司郎 君)
 幾つか基本的なことをまずお尋ねをして、あとは所属委員会ですので、言いにくいことと言ったら表現はおかしいですけれども、具体的なものについては、委員会の中で委員長にお願いをしながら進めていきたいというふうに思いますので、まず、基本的なことをお尋ねいたしたいと思います。
 一つは、この文章を見ますと、10代の女性が妊娠中絶を随分しておりますよという文章があります。あと内分泌系の問題とかは具体的には後でお尋ねいたしますが、私の知っておる人でピル使用によって夫婦円満な方もおられます。そういう方がピルがなくなったときにはどうするのかということもあろうと思いますけれども、まずはこの10代の人たちが妊娠中絶をすると、これは非常に問題があります。今の優生保護法との関係では妊娠中絶というのはいけないようになっておりますけれども、今言いました優生保護法との関係でのみこの中絶が許される。そして生活苦といいますか、そういう人たちがどうしてもこの子を産むと生活ができないというときにしか中絶できないということですから、10代であろうが、20代であろうができないわけですけれども、こういう中絶の問題を書きながら、下の要望の中には、10代の人たちには、幾つかわかりませんけれども、年齢の下限を定めるという使ってもいいですよという文章になっておるんです。それと、あと河川を汚すような作用もあるならば、私はいっそのこと、ピルをなくしてしまった方が、禁止してしまった方がいいというふうに思いますけれども、提出者はそのように思われないのかどうなのか、お尋ねをいたします。
○議長(村上知巳 君)
 10分間休憩いたします。
             午前11時2分 休憩
             午前11時15分 再開
○議長(村上知巳 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
◆14番(野口和江 君)
 お答えいたします。
 いみじくも門田議員が最後におっしゃいましたピルをなくした方がよいのではないかという御意見、全く私も賛成でございますので、質問にお答えいたします。
 ピル先進国イギリスでは、既に40年前からピルを使って今日に至っております。それで、このビデオがあるんですけれども、40年近く前にピル解禁に踏み切ったピル先進国と言われる英国で今どんな問題が起こっているか、これを現地取材してこのビデオをつくってあるんですね。ピルの副作用で16歳の娘を亡くした両親の悲痛な訴え、数週間ピルを飲んだために重大な健康被害をこうむった主婦の証言、ピルの副作用の危険性を訴える医師たち、また、ピル薬害訴訟に加わっている弁護士の生の声、ピルが抱える問題が浮き彫りになっています。そこで、このビデオの最後の方に、女性の医者でありますけれども、若い人たちの健康、また生殖機能、結婚生活、出産率、すべてがピルによって悪くなっていますと。どうかピル先進国である私たちの過ちを繰り返さないでください、日本独自の文化を守ってくださいと切々と訴えてありました。
 次の世代の命への責任を考え、ピルに対する正しい自己判断に立つことが大事じゃないかと思いますので、私も気持ちとしては本当にピルはなくていいと思うんでありますけれども、現実に日本でも平成11年9月にピルが解禁になったと聞いております。やはりこれは賛否両論だと思いますし、どうしてもピルが必要な方、これもやっぱりいらっしゃると思いますし、また、医学的にこの薬を処方される患者もあると聞いております。多いと思います。そこで、そういう状況でありますので、少なくとも10代の女性に関しては処方されないように、全部やめるんではなくて、この辺を考慮して、年齢下限を設けることをここにうたってあるわけです。
 それから、先ほどおっしゃいましたこの文面の中の4行目ですね、「一定期間の服用の困難さから10代の妊娠中絶が増えている現状」というのは、これは10代の方のピルの服用ということは非常に難しいんですね、簡単じゃないわけですね。必ず定められた薬をその日に必ず同じ時間に飲まなくてはいけないという、そういう前提があるものですから、うっかり忘れたりすると、それはきかなくなってしまうわけですね。そういうために、飲んでいてもたまたま妊娠するとかいうことも起きてくるんだと思いますね。その方たちの中絶がふえているというふうにここに書いてあるということで御理解いただきたいと思います。
◆20番(門田司郎 君)
 それでは、再質問いたしますが、いみじくも今野口議員、提出者は、私が最初壇上で言いました、もうなくしてしまった方がいいんじゃないかということで、全くそのとおりですというようなニュアンスの答弁だったんですが、言葉は悪いですけれども、このようなお茶を濁したようなことでこれを国会に送付するんじゃなくて、それだったら、私、中身について詳しくはわかりませんけれども、この文面だけ見ると非常に悪いという認識に立つわけですね。私の友達にも言おうと思います。ピルを飲むことによって非常に夫婦円満ではありますけど、やっぱりやめた方がいいよというように私はこれを見て痛切に感じておりますから、友人にはそのように言いたいと思いますけれども、だから、どうせだったら、これは差しかえて、もうだめだと。日本の薬事法といいますか、そういうやつの中からもうなくしてしまった方がいいのではなかろうかというふうに思うわけですね。
 今言われました一定期間の服用が非常に困難と。私もそう思います。私は血圧が高くて血圧の薬を毎朝飲みますけれども、何カ月かに1回ぐらいは忘れることがありますけれども、1週間程度だったらなかなか忘れないかなというふうに思いますけれども、逆にそういうのが忘れやすいかもわかりませんが、そういうふうにちょっと失敗して妊娠したと、だから中絶すると。それが結局、優生保護法との関係でどうなのかというのはわかりませんけれども、私は全体的なことを勘案して思うのは、やっぱりこういう文章じゃなくて、中身としてはこうだからピルは販売させない、医師からの処方も許さないというふうにしていただきたいと思いますけれども、再度お尋ねをいたしたいと思いますし、これは厚生労働大臣が坂口さんですので、野口議員あたりも同僚だと思いますから、ぜひ直接これはなくす方向でつくるという意見書を坂口厚生労働大臣にお願いをして、そういう文章に差しかえをお願いいたしたいと思いますけれども、再度お尋ねいたします。
◆14番(野口和江 君)
 とにかく長い間かけてピルのことについて研究し、解禁に至ったということも聞いております。また、やはりこれを必ず必要とする人たちもいることもまた事実であると思いますので、今すぐこれを全面禁止ということは私も言えないと思いますので、それはまたこれから、まだ日本は解禁になったばかりですので、いろんな影響がなかなか出てきてないんですね。だから、もしこれから先、本当にそういう副作用の面とかいろいろ出てくれば、さらにそういう議論が盛り上がって、絶対使わないというふうになるかもしれませんけど、まだ今現在においては、少なくとも10代の女性には使わせない、処方されないような、そういうところで意見書を出させていただきたいと思うんです。あとはいろいろそういうことを、本当に今情報量が少なくて、私も含めてほとんどこういうことに関してわかりませんので、もっと情報を公開する、マスコミなんかでもできるだけみんながわかるようなそういう状況に持っていってもらうような働きかけも、また女性の団体なんかを通じてやっていきたいと思います。
 本当に将来的にはそういうふうに思いますけれども、今回はこれでお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
◆20番(門田司郎 君)
 じゃあ、あとは委員会の方でお尋ねしますから、あと1点だけお尋ねいたしますが、今野口議員が副作用もよくまだわからないというような発言をされたんですけれども、何が本当なんでしょうか。イギリスではそういう報告があったと、ビデオの報告があったということですけれども、アメリカやピルを使用しておる国々がどうなのか。そして、日本でもまだそこまではっきりしていないということになれば、また僕の気持ちも変わってくるわけですよね。ここには河川を汚すとかいうこともありますし、環境ホルモンがどうのとか書かれておりますけれども、そういうこともまだはっきりはしていないんでしょうか。私はこれを見てはっきりしておると思ったもんですから、ぜひなくすべきだというふうに思ったんですけれども、今の回答といいますか、答弁の中では、まだ日本でははっきりしていませんということなんですね。情報も十分じゃないということなんですが、それでよろしいんでしょうか。
◆14番(野口和江 君)
 確かに情報ははっきりしておりません。環境問題につきましても、専門の先生方のそれぞれの主張がやはり異なっている部分がございますので、心情的には私は環境ホルモンを信じたいと思いますけれども、まだ現状でははっきりとは言えないと思います。ただ、そこにはそういう思いで書き込ませていただいておりますけど、よろしくお願いいたします。(「終わります」と呼ぶ者あり)
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑はありませんか。
◆16番(貝田義博 君)
 私も所管の委員会の付託案件でもありますので、詳しくはそちらでお尋ねをしたいと思いますけれども、私もよくわからないままで質問を行うわけなんですけれども、そもそもこれが認可をされるきっかけというのは、世界保健機構が、中・高用量ピルについては副作用が大きいけれども、この低用量ピルについては副作用がほとんどないというふうな見解を出したということでもって、当時、厚生省の中央薬事審議会も97年か何かに、吐き気などの副作用が若干あるけれども、薬としての有効性や安全性は確認できたということでもって解禁になったものというふうに聞いております。ここにもあるんですけれども、実際こういう副作用が出てきたということについては、先ほど幾つかやりとりがありましたけれども、要するにまだはっきりようわからないというようなことでもあったんですけれども、この文書の中での3項目めですけれども、「ピルの成分である合成女性ホルモンによる胎児暴露」というふうに耳なれない言葉がありますけれども、これはどういうことなのか、お答えを願いたいというふうに思います。
◆14番(野口和江 君)
 お答えいたします。
 副作用について、確かに一番初めに出たのは中・高用量ピルですか、そういうのを使って、本当にたくさんの方がいろいろ副作用で悩まされ、それをもって改良に改良を重ねた結果が低用量ピルですね。確かに少なくなったのですけど、これまた疑似妊娠ですね、妊娠をしたと同じような働きを体内でするわけですよ。そうでなければ避妊の目的になりませんからね。ということは、薬を飲んだ方は常時つわりの状況、それが続くわけです。ですから、つわりも個人差がありますから、ひどい方もあれば、余り感じない方もあるというように物すごくこれは個人差がありますから、そういうわけで副作用はなくなることはないと思うんですね。
 この胎児暴露というのは、特に合成ホルモンで薬ができているわけですね。ですから、それが飲むことによって、特に妊娠した場合はその女性ホルモンが胎児に集中的に作用する、そういうことで胎児に重大な影響があらわれるということです。
◆16番(貝田義博 君)
 胎児に集中的に作用するというのは、結局、胎児に影響が出る、要するに奇形児等が生まれるという、そういうことなんでしょうか、お答え願いたいと思います。
◆14番(野口和江 君)
 お答えいたします。
 そういうこともあるかとも思いますけれども、特に重大なのは、女性ホルモンを大量に浴びることによって胎児が女性化するわけですね。要するに男子としての精子の量が物すごく減るとかいう、そういうことで次の世代に非常に大きな影響を与えるということが心配されるわけですね。別に生まれた赤ちゃんがどうかというんじゃなくて、見かけは一見健康そうであっても、そういうことで次の世代の子供ができなくなる可能性が大きいということが特にイギリスなんかでは心配されているところでございます。そういうふうに聞いております。(「終わります」と呼ぶ者あり)
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑はありませんか。
◆15番(北島スエ子 君)
 私は賛同者ですので、提出者にちょっと一つだけお尋ねしたいと思います。
 上から何行目かに「ピルに対する教育は世界的に行われておらず、日本においては皆無に等しい現実があります」とありますけれども、提出者はどのような教育をしていったらこのピルについての怖さが認知されていくと思われているのかお尋ねしたいと思います。
◆14番(野口和江 君)
 私もこの点、一番気がかりなところでございます。教育委員会に聞きました。学校教育ではこのことについて何らかの教育ありますかと、全くありませんということでございます。中に入っていないわけですね。要するに生物学ですかね、そういうところに今現在では入っていないわけです。ですから、できたらこれを勉強するところで、その場で本当に皆さんにわかってもらったら、こんなにいいことはないんじゃないかと思います。
◆15番(北島スエ子 君)
 提出者に提案でございます。できれば、小・中学校あたりで、ぜひ保健衛生の中でエイズ問題も学習をしなければならないし、こういうピルについても勉強していかなければならないと思いますので、そこらあたりを提案していってほしいということと、もう一つ、やはりこれは保護者も知るべきだと思うんですよ、私。ピルがどのようなものかということを保護者もやっぱり知っていって、自分の子供にも教育していくべきではないかなと思いますので、社会教育の方でもぜひこういう学習をしていってもらうような提案をお願いできないものかを御質問いたします。
◆14番(野口和江 君)
 ありがたい提案をいただきまして、ありがとうございます。学校教育でもしできないとすれば、そういう社会教育の場面で本当にこのことを話題にしていく必要があるのではないか。これは直接には女性問題ですけれども、広くは本当にこれまた男性問題でもあるし、人類の存亡にかかわる重大な問題ではないかと思いますので、これからそういう運動もぜひしていきたいと思っております。そのときはどうぞ質問議員、よろしくお願いいたします。
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、意見書案第3号の質疑を終結いたします。
△日程第23 意見書案第4号
○議長(村上知巳 君)
 日程第23.意見書案第4号 畳表に対するセーフガードを花ござ・上敷等に拡大する意見書について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、意見書案第4号の質疑を終結いたします。
△日程第24 諸般の報告について
○議長(村上知巳 君)
 日程第24.諸般の報告について質疑はありませんか。なお、諸般の報告ですので、簡単に要点だけの質問ということでお願いしたいと思いますが。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、諸般の報告の質疑を終結いたします。
△日程第25 議案委員会付託
○議長(村上知巳 君)
 日程第25.議案の委員会付託を行います。
 お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。
△日程第26 陳情書委員会送付
○議長(村上知巳 君)
 日程第26.陳情書の委員会送付を行います。
 陳情書送付表のとおり所管の常任委員会に送付いたします。
 以上で本日の日程を終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
             午前11時37分 散会