平成13年12月 定例会(第12回)


        平成13年12月21日(金曜日)   

                        (午前10時00分開会)

1.出席議員(22名)

   1番  永 田  昌 己     12番  田 中  瑞 広
   2番  篠 原  千 三     13番  田 中  秀 行
   3番  平 井  勝 行     14番  野 口  和 江
   4番  池 田  光 政     15番  北 島  スエ子
   5番  塚 本  辰 吉     16番  貝 田  義 博
   6番  島    啓 三     17番  田 中  正 助
   7番  原 口  英 喜     18番  秋 山  重 敏
   8番  若 菜  道 明     19番  馬 場  節 夫
   9番  水 町    好     20番  門 田  司 郎
   10番  永 松  康 生     21番  弥 吉  治一郎
   11番  大 藪  健 介     22番  村 上  知 巳

2.欠席議員(0名)

   な  し

3.本会議に出席した事務局職員

  事務局長    森 山  早 苗
  庶務係長    青 木  靖 文
  書記      古 賀    毅

4.地方自治法第121条により出席した者

    市長            桑 野  照 史
    教育長           牟田口  和 良
    市立病院院長        薬師寺  道 明
    総務部長          菰 原    修
    民生部長(兼同和対策室長)  菰 原  千 里
    建設経済部長        久 保  満寿男
    市立病院事務局長      後 藤  秀 夫
    教育部長          下 川  雅 晴
    消防長(兼消防署長)    荒 木  邦 彦
    総務課長          平 野  正 道
    企画課長          角    隆 範
    人事課長          宮 原  一 壽
    税務課長          坂 本  正 憲
    女性政策課長     
                  田 中  僚 一
    (兼勤労婦人センター館長)
    会計課長          野 田  広 志
    市民課長          冨 久  義 樹
    健康課長          徳 永  知英子
    福祉事務所長        村 上  春 夫
    老人ホーム園長       緒 方  純 子
    農政課長          中 村  正 暢
    土木課長          釘 嶋  恭 之
    都市対策課長        加賀田  慎 一
    商工観光課長        徳 永  憲 一
    下水道課長         水 町  良 信
    市立病院総務課長   
                  右 田  喜 俊
    (兼介護支援センター室長)
    市立病院医事課長      塚 本  弐 郎
    監査事務局長        庄 村  國 義
    農業委員会事務局長     山 口  逸 郎
    教育委員会学校教育課長   城 戸  秀 穂
    教育委員会社会教育課長
                  松 永  盛四郎
    (兼中央公民館事務長)
    教育委員会同和教育課長
                  馬 場  正 利
    (兼同和対策室参事) 
    消防本部次長兼総務課長   松 藤    元
    消防本部警防課長      堤    秀 信
    消防本部予防課長      永 田  耕 作
    水道局長          牛 島  弘 喜

           議事日程第1号    
                 平成13年12月21日午前10時開会・開議

● 開  会
 市長あいさつ
 新議員の紹介
 第1  議席の指定
 第2  会期の決定
 第3  常任委員会委員の選任
 第4  諸般の報告
 第5  議案第66号から第83号まで、及び議案第89号、並びに報告第11号か
     ら第19号までの上程、提案理由説明

     (全員協議会)

 第6  議案第84号 筑後市助役の選任について
                  上程、提案理由説明、質疑応答、採決
 第7  議案第85号 筑後市教育委員会委員の任命について
                  上程、提案理由説明、質疑応答、採決
 第8  議案第86号 筑後市公平委員会委員の選任について
                  上程、提案理由説明、質疑応答、採決
 第9  議案第87号 筑後市固定資産評価審査委員会委員の選任について
                  上程、提案理由説明、質疑応答、採決
 第10  議案第88号 筑後市収入役の選任について
                  上程、提案理由説明、質疑応答、採決

      ───────────────────────

             午前10時3分 開会
○議長(村上知巳 君)
 おはようございます。本日の出席議員は22人で定足数に達しております。
 これより平成13年第12回筑後市議会定例会を開会いたします。
 本日の議事に入ります前に、去る12月3日付で退任されました住吉陽三前助役より、あいさつの申し出があっておりますので、お受けしたいと思います。よろしくお願いいたします。
◎前助役(住吉陽三 君)
 おはようございます。私、12月3日をもちまして、3期11年9カ月、市の助役として務めさせていただきました。この間、皆様方の温かい御支援によりまして、本当に楽しく仕事ができましたことを厚くお礼を申し上げます。
 思い出しますと、筑後市も随分変わりました。私も県の出身ということで、思い出すのは数々ありますけれども、サザンクスの建設、病院の増改築、筑後広域公園、それから流域下水道、思い出してもいろいろとあります。しかし、本当に私としましては、私の持てる力を十分出して楽しく過ごさせていただいたというふうに感じております。これもひとえに議員皆様方の絶大なる御支援と、本当に重ねて厚くお礼を申します。
 私、ここをやめまして、福岡の方に帰りますけれども、老後は地域の皆さん方と一緒になっていろいろとボランティア活動等に励みたいというふうに考えております。福岡の地でありましても、時々こちらに遊びに参りたいというふうに考えております。
 今後、筑後市も市民の福祉向上のためにはまだまだ幾つかの大きな問題が残っておると思いますけれども、筑後市の発展と皆様方の御健勝と御活躍を祈念申し上げまして、お礼の言葉にかえさせていただきます。本日はどうもありがとうございました。(拍手)
○議長(村上知巳 君)
 どうもありがとうございました。住吉前助役のあいさつを終了させていただきます。
 ただいまより本日の議事に入ります。
 本日の会議は、議事日程第1号により行います。
 まずは、このたび市長に就任されました桑野照史市長のあいさつをお願いいたします。
◎市長(桑野照史 君)
 本日、第12回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、お一人の欠席もなく、まことにありがたいと思っております。
 ただいま御紹介をいただきました13代、7人目の筑後市長に就任をいたしました桑野照史でございます。お時間をちょうだいいたしまして、ごあいさつ並びに私が市長として、これからの筑後市政に臨むことの一端を申し上げさせていただきたいと思います。
 就任をいたしまして、まだ20日足らずでございますが、財務当局からは、これからの大変厳しい財政の趨向について説明を最初に受けました。ただいま住吉前助役のお話にございましたように、前任者でございます馬場市長の12年に、大変筑後市は立派な施設等々もできてまいりましたが、果たしてこれから私が受け継いだ後に大変厳しい環境の中で、どうやって進んでいくんだろうかという不安もございまして、市議会の皆さん方にはぜひ車の両輪として、私も頑張りますけれども、皆様方のお力を得ながら筑後市の発展のために頑張っていきたいと思う次第でございます。
 私は、選挙戦を通じて、「市民が主役のまちづくり」ということをお訴えしてまいりました。それは、ともすれば、これまでの市役所の中にも、あるいは市民生活の中にも、まちづくりは行政がやるもの、議員さんがやるものという考えがあったのではないかと思いますが、これからこれだけ厳しい時代に入りますればなおさらのこと、市民の皆さん方のエネルギーをどう生かすことができるのか、議会の皆さんとともにその一点に絞って私は進めていかなければならないと思います。
 そしてまた、行政の中にも思い切った意識の改革を図っていただき、民間の感覚をぜひとも市役所の中にも取り入れなければならない。例えば、バランスシートの導入とか、政策評価システムをぜひともこれからの行政の中に取り入れる中で、市民の感覚を生かせるような市政を進めていかなければならないと、このように考えております。
 そういう意味を込めて、私は選挙中にも常に申し上げてきたことでございますが、この厳しい時代に活力ある地域づくりをやっている地方自治体が全国には結構あるわけでございまして、そういう先進自治体のいろんな工夫、いろんな知恵をぜひとも筑後市でも生かすべく、私は今回、総務部企画課内におきまして、それを専門に担当する部署を新しく設置するようにいたしたいと考えております。
 そしてまた、いきなり私にとりましては、就任早々でございますけれども、新幹線の駅設置の問題というものが降りかかってまいりました。基本的には私はこれまで培われてきた18市町村との合意、あるいは国、県との協議事項、そういうものを踏まえてこれからも進めていかなければならないというふうに考えております。
 ただ、この問題につきましては、先般来、私は羽犬塚駅前の商店街の有志の皆様方と懇談を持つことがありました。私の「市民が主役」と言う以上は、市民の皆さん方の声をどう生かすかということを考えなければならず、私も喜んで出席をいたしまして、筑後市の表玄関は羽犬塚である。そして、当然のことながら羽犬塚駅が新幹線をつくることによって衰退をするのではないかという心配事があるという話は至極当然なことでありまして、私はその場で皆さん方と年明け早々にも筑後市中心部の再開発協議会をつくろうではありませんかという提案を進めてきております。
 そういう中で、新幹線問題と市の中心部の再開発とを別個に考えながら、筑後市の活力あるまちづくりのために生かしていきたいと考えておる次第でございます。
 今、この時代に入り、農業も商業も地場産業も大変元気をなくしておるように思います。そういう中で我が筑後市は、私としては農業を大事にする。農業というのは農業産業ではなく、むしろ、人間社会で生きていく上に、命のとうとさを支える農業という意識を持って農業は守っていかなければならないというふうに考えております。
 もう既に8割を超える地域が基盤整備事業が進められましたけれども、基盤整備事業が進んだ割には、その進んだ基盤が生かされていないということを考え、私は実は就任以前でございましたけれども、人からのアドバイスもありまして、信州長野県の川上村という大変高い、寒い地域に視察を単身してまいりました。レタスで1億円を稼げる農家があるという、実に全国の中でも大変参考になる村づくりをしているところを見てまいりました。そういったものも含めて、多角的な農業の展開をぜひ進めていかなければならないと、このように考えております。
 経済の停滞もさることながら、戦後社会の中で、人の心が大変すさむような現象が今、世界に、そして日本じゅうで起こっておることは私が改めて申し上げるまでもないことでございまして、私たちは4万7,700の人たちが同じ「筑後丸」という船に乗ってこの航路を進んでいるわけでございまして、そういう人の心のきずなを大事にするような市政をぜひ次に進めていかなければならないと考えております。
 選挙期間中、私はいろんな公民館の中で、デイサービスをやっておられるボランティア集団の皆さん方とも対話をさせていただきました。一部では、確かに私の申し上げますまちづくりが今や確実にスタートをしているという部分があるわけでございます。そういうものをさらに広げまして、特にこれからはお年寄りの持っておられる経験とか英知とかいうものを若い世代にきちっと受け継がれるような、そういう行政の目配りをしていかなければならないと、こういうふうに考えております。
 さらには、今、私たちは目に見えるものばかりをとかく追いたがりますけれども、ぜひ筑後市の将来は、文化の薫りのある筑後市でなくてはならないというふうに考えます。そういう意味で、この福岡県におきまして、大変恥ずかしいといいますか、不名誉なと申しますか、古賀市と筑後市だけが市立の図書館が設立されていないということでございまして、各方面からもぜひこういうものはつくるべきだという強い要望を私自身も聞いておるところでございまして、この図書館建設に関しましては、早速にでも私は図書館、さらには文化、教養、そういうものを含んだ総合施設という踏まえ方をして検討に入りたいと思っております。
 もちろん、財政の苦しい事情等々ございまして、きょう、あしたこれが実現することにはならないかもしれませんが、もし、とうとい市の財源を使ってつくるとするならば、後世に悔いの残らない、非常に市民が活用しやすい、そういう施設にしなければならない。そのためにはかなりの時間、準備、検討をする時期が要るだろうと思いますので、その準備検討のための機関をぜひ立ち上げて前向きに検討していきたいと、このように考えておる次第でございます。
 私は、今度の選挙で1千円カンパの呼びかけをいたしました。そして、4,500千円に上るとうとい皆さんからの浄財をちょうだいいたしました。そして、つい数日前にそのちょうだいした資金カンパをどういうふうに金として使ったかということを、浄財していただいた方々に御報告の手紙を送りました。これは私のかたい思いでございますけれども、行政、政治と有権者、市民との間の乖離をぜひとも埋めるためには、みずからがそういう姿勢をもってオープンで、こそこそとしないということを私は皆様方にお約束をしたいと、このように考えておるところでございまして、その第一歩として、選挙戦において私はそれを実践をさせていただきました。この精神を市長につきました以上は、私の姿勢の根本に置きまして、私の動きの中で皆さん方には公平に、そして公正に、そして、公開をもって皆さん方との信頼の輪を広げていきたいと、このように考えておるところでございます。
 大変、浅学非才ではございますけれども、熱い思いを込めてこれからのふるさとづくりのために皆さんの英知と御協力をいただきながら、筑後市の21世紀の将来に向かって頑張っていきたいと思いますので、どうぞひとえにお力添えをお願いいたしまして、ごあいさつにかえさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(村上知巳 君)
 以上で市長のあいさつを終了いたします。
 次に、さきの補欠選挙で当選されました篠原千三議員を紹介いたします。ごあいさつをお受けしたいと思います。
◆2番(篠原千三 君)
 皆さんおはようございます。ただいま御紹介をしていただきました篠原でございます。
 このたびの補欠選挙で皆様方の仲間入りをさせていただきました。今後とも御指導、御鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(村上知巳 君)
 ありがとうございました。
△日程第1 議席の指定
○議長(村上知巳 君)
 日程第1.議席の指定を行います。
 このたび当選されました篠原千三議員の議席は、会議規則第3条第2項の規定により2番に指定します。
△日程第2 会期の決定
○議長(村上知巳 君)
 日程第2.会期の決定を議題といたします。
 会期につきましては、議会運営委員会において検討をいただいておりますので、委員長より報告をお願いいたします。
◎議会運営委員長(大藪健介 君)
 おはようございます。御報告申し上げます。
 本日招集されました第12回筑後市議会定例会の日程につきまして、去る12月14日に議会運営委員会を開催し、協議をいたしたところでございます。
 協議の結果、会期は本日21日より平成14年1月22日までの33日間とすることで議会運営委員会として満場一致を見たところでございます。
 議員各位の御賛同のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(村上知巳 君)
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、委員長の報告のとおり、本日から平成14年1月22日までの33日間といたしたいと存じます。これに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から平成14年1月22日までの33日間と決定いたしました。
△日程第3 常任委員会委員の選任
○議長(村上知巳 君)
 日程第3.常任委員会委員の選任を行います。
 お諮りいたします。常任委員会委員の選任につきましては、委員会条例第5条第1項の規定により、篠原千三議員を総務文教委員に指名したいと存じます。これに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名しましたとおり、総務文教委員に選任することに決しました。
△日程第4 諸般の報告
○議長(村上知巳 君)
 日程第4.諸般の報告をいたします。
 定期監査として税務課、総務課、土木課、会計課、農政課、下水道課及び例月出納検査として、平成13年7月分、8月分、9月分の報告書並びに厚生委員会、市町村合併問題調査検討特別委員会、筑後広域公園整備促進特別委員会、下水道事業対策特別委員会の研修報告書をお手元に配付いたしておりますので、御報告にかえさせていただきます。
△日程第5 議案上程・提案理由説明
○議長(村上知巳 君)
 日程第5.議案第66号から第83号まで及び議案第89号、並びに報告第11号から第19号までを上程いたします。
 まず、市長の提案理由の説明をお願いいたします。
◎市長(桑野照史 君)
 本日ここに、第12回筑後市議会定例会に当たり、議員各位の御健勝をお喜び申し上げますとともに、日ごろの御精励に対し、深く敬意を表する次第であります。
 ただいま上程されました議案第66号から議案第83号まで及び報告第11号から報告第19号までについて提案理由の説明を申し上げます。
 議案第66号 政治倫理の確立のための筑後市長、助役、収入役及び教育長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例制定については、商法等の 
一部を改正する等の法律が平成13年6月29日に公布され、額面株式の制度が廃止されました。これに伴い、市長へ報告する資産等で株券にあっては、「株式の銘柄、株券及び額面金額の総額」と規定していたものを「株式の銘柄及び株数」と改正するものであります。
 議案第67号 筑後市部設置条例の一部を改正する条例制定については、本市に九州新幹線の駅設置の実現を図るために、平成14年2月に新幹線整備推進室を設置するものであります。
 議案第68号 筑後市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例制定については、一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律の改正により、家族介護のための介護休暇の期間が3カ月から6カ月に改められたことに伴い改正するものであります。
 議案第69号 筑後市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定については、地方公務員の育児休業等に関する法律の改正により、育児を行う職員の負担を軽減する措置の拡充を図るため、育児休業及び部分休業の対象となる子の年齢が、現行の1歳未満から3歳未満に引き上げられたことに伴い改正するものであります。
 議案第70号 筑後市長、助役、収入役及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例制定については、行革大綱実施計画に基づき、経費節減のため平成14年2月1日から同年3月31日まで、市長の給料を10%削減するものであります。
 議案第71号 筑後市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。
 一般職員の期末手当を国家公務員と同じく人事院勧告に準じ、0.05カ月削減するほか、官民給与の格差に見合った年額相当額を当分の間、特例一時金として支給するようにするものであります。
 期末手当の0.05月については、12月期の期末手当を削減するものですが、本年度については3月期で0.05月削減することにしております。
 また、特例一時金は、3月1日の基準日に在職する職員に3,756円を3月に支給するものであります。
 議案第72号 筑後市養護老人ホーム設置条例の一部を改正する条例制定については、老人福祉法の一部改正により項番号の移動に伴うものであります。
 議案第73号 筑後市道路、水面及びこれに附属する土地の占用条例の一部を改正する条例制定については、現行の占用料は昭和59年3月に改正されていますが、九州電力及びNTT電柱等の占用料金が国・県及び久留米市や大牟田市などに比較し格差が生じています。また、電柱類の共架及び地中化並びに電柱等の巻付広告など占用形態も変わってきており、それらを反映した占用項目の新設占用料の改正を行うものであります。
 議案第74号 筑後市火災予防条例の一部を改正する条例制定については、消防法の一部を改正する法律及び危険物の規制に関する政令の一部を改正する政令が公布され、引火性液体の性状を有する物品で、引火点250度以上のものが指定可燃物に追加されたこと等に伴い改正するものであります。
 議案第75号 筑後市勤労者家庭支援施設の設置及び管理に関する条例制定について申し上げます。
 現在は、勤労婦人センターという名称で事業を行っていますが、育児・介護休業法の改正に伴い、従来の機能に「介護支援機能」や「男女共同参画社会を実現するため、女性だけでなく、勤労者全体の仕事と家庭との両立を促進する機能」を加えて事業を行うとともに、名称の変更を行うものであります。
 また、より多くの団体が当施設を利用できるよう1日3区分を時間区分に改めるとともに、使用料・冷暖房料を改正するものであります。
 議案第76号 平成13年度筑後市一般会計補正予算について申し上げます。
 今回の補正予算は247,684千円を増額し、歳入歳出予算総額を15,914,088千円とするものであります。
 歳出予算の主なものについて申し上げます。
 第2款.総務費の職員人件費は、職員の配置がえ等による予算の組み替え及び退職勧奨による退職手当等を増額するものであります。
 広報公聴に要する経費は、市三役、議会三役の交代に伴います市勢要覧の作成費であります。
 企画費の新幹線整備推進に要する経費は、新幹線駅設置促進期成会を設立し、総会等を実施するための負担金及び新駅需要予測調査委託料などであります。
 第3款.ホームヘルパー派遣事業に要する経費は、身体障害者のガイドヘルパー及びホームヘルパーの利用増加に伴うものであります。
 介護保険特別会計繰出金は、平成12年度介護保険特別会計決算に伴う介護給付費の一般会計負担分の精算により、13年度の給付費繰出金減額及び給与改定等に伴う人件費繰出金を減額するものであります。
 学童保育事業に要する経費は、松原小学校運動場拡張に伴う松原学童保育所施設整備及び新設の水洗学童保育所施設整備補助金であります。
 第6款.農林水産業費の水田農業経営確立対策事業に要する経費は、県補助事業により福岡八女農業協同組合が導入する筑後カントリーエレベーターの玄米色彩選別機に対する補助金であります。
 農業生産総合対策条件整備事業に要する経費は、国の補助事業により古島校区井上生産組合の汎用コンバイン購入に対する補助金であります。
 第7款.商工費の一般事務に要する経費は、国民生活センター、都道府県及び市町村消費生活センターをネットワーク化したパイオ・ネットシステムの導入により、消費生活相談業務の事例及び情報を収集し、相談業務を充実するものであります。
 第8款.土木費の道路新設改良費の各事業に要する経費は、事業計画の見直しによる予算枠内の組み替えによるものであります。
 公園費の西部地区公園整備及び井原堤水辺公園遊歩道整備事業に要する経費は、地域総合整備事業債の追加採択により補正するものであります。
 下水道事業特別会計繰出金は、流域下水道事業の臨時地方債措置等に伴う一般会計負担の減額であります。
 第10款.教育費の各種学校助成金の幼稚園就園奨励費補助金は、所得の低い保護者に対しての交付でありますが、保護者の所得が減少し補助対象者が増加しており増額するものであります。
 地域コミュニティ助成事業に要する経費は、宝くじ普及広報助成事業による羽犬塚校区公民館の屋外放送設備、音響設備等の購入費に対する補助金であります。
 第12款.公債費は、平成13年3月30日に縁故債の繰り上げ償還等を行ったことにより、13年度分の元利償還額を減額するものであります。
 以上、歳出予算に対する財源としましては、国・県支出金34,095千円、寄附金33千円、諸収入2,500千円、市債85,000千円を増額し、一般財源の126,056千円は繰越金を充てております。
 議案第77号 平成13年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算については、職員の期末手当等の減額と時間外勤務手当の増額及び退職被保険者の増加に伴う療養給付費の増額であります。
 議案第78号 平成13年度筑後市介護保険特別会計補正予算については、12年度決算の剰余金処分として、介護保険特別会計の財政安定化のための基金積み立てと職員の期末手当等の減額であります。
 議案第79号 平成13年度筑後市下水道事業特別会計補正予算については、流域下水道事業費の変更に伴う負担金の増額と職員の期末手当等の減額であります。また、流域下水道事業の地方負担軽減策として、臨時措置分の地方債が措置されたため一般会計繰入金を減額するものであります。
 議案第80号 平成13年度筑後市病院事業会計補正予算については、退職勧奨による退職手当の増額等と患者増加に伴う薬品費及び診療材料費の増額であります。これに対する財源については、患者の増加に伴い病院事業収益を増額しております。
 議案第81号 平成13年度筑後市水道事業会計補正予算については、職員の期末手当の減額と退職勧奨による退職手当の増額であります。また、修繕費は平成14年度で事業予定の北牟田配水場電気設備更新と同時に施工するため減額するものであります。
 議案第82号 平成12年度筑後市歳入歳出決算の認定については、地方自治法第233条第3項に基づき、一般会計及び特別会計の決算について、監査委員の意見を付して認定をお願いするものであります。
 議案第83号 専決処分の承認については、平成13年度筑後市一般会計補正予算であります。
 内容は、収入役の辞任に伴う退職金と予防接種法の一部改正に伴い、65歳以上の高齢者に対して1人2千円を助成するためのインフルエンザ予防接種委託料の経費10,314千円について、急を要しましたので専決処分したものであります。
 報告第11号 平成12年度筑後市用品調達基金の運用状況について、報告第12号 平成12年度筑後市国民健康保険高額療養資金貸付基金の運用状況について、報告第13号 平成12年度筑後市介護保険高額介護サービス費等資金貸付基金の運用状況について、報告第14号 平成12年度筑後市土地開発基金の運用状況については、いずれも地方自治法第241条第5項の規定により監査委員の意見を付して提出するものであります。
 報告第15号から報告第19号までの専決処分については、いずれも損害賠償の額を定めることについてであります。
 第15号は、平成13年7月、環境課職員が可燃ごみ収集の際、市内西牟田3990番地の4南側市道において、ごみ集積所へ向けて清掃車をバック中、駐車中の車両に気づかず、右側部へ接触し損害を与えたものであります。
 第16号は、平成13年8月、窓が原公園内の老木が根元より倒れ、駐車場に駐車していた車両に倒れかかり、破損させたものであります。
 第17号は、平成12年2月、市道蔵数水田線の若菜区の歩道上を住民が自転車で走行中、通行どめの防護柵や警告板が設置されていなかったため、そのまま通行し、素掘りの水路に転落、下あご等に損傷を受け治療中でありましたが、このほど示談が成立したところであります。
 第18号は、平成13年8月、環境課職員が八女西部広域事務組合施設内において、ごみピットへ向けてごみを排出後、転落防止用チェーンを解除せず清掃車を発進させたため、チェーンフック及びチェーンボックスが破損し、損害を与えたものであります。
 第19号は、平成13年11月、都市対策課職員が測量業者との急な協議が必要となり、久富900番地の2地先の県道との交差点で、一たん停車箇所で停車し、発進する際の不注意により前方の普通車に衝突し、損害を与えたものであります。
 以上の5件の専決処分については、いずれも相手側と示談が成立したもので、地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告するものであります。
 御報告いたしましたように、職員の事故件数が多く、大変遺憾に思うところであります。今後、職員研修等の充実を図るなど再発防止に努める所存でありますので、よろしくお願いをいたします。
 続きまして、追加上程されました議案第89号について、提案理由の説明を申し上げます。
 議案第89号 平成13年度筑後市一般会計補正予算については、議案第88号の収入役選任に伴う職員の退職による退職手当の増額補正であります。
 どうぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
○議長(村上知巳 君)
 以上で市長の提案理由の説明を終了いたします。
 10分間休憩いたします。
             午前10時43分 休憩
             午前11時22分 再開
○議長(村上知巳 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
△日程第6 議案第84号
○議長(村上知巳 君)
 日程第6.議案第84号 筑後市助役の選任についてを上程いたします。
 市長の提案理由を求めます。
◎市長(桑野照史 君)
 議案第84号 筑後市助役の選任について、提案理由の説明を申し上げます。
 筑後市助役、住吉陽三氏は、一身上の都合により平成13年12月3日をもって辞職されております。その後任として、市内赤坂区在住の中村征一氏を選任したいので、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものであります。
○議長(村上知巳 君)
 ただいまの市長の説明について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、お諮りいたします。
 議案第84号 筑後市助役の選任について、これに同意することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 御異議なしと認めます。よって、議案第84号はこれに同意することに決しました。
△日程第7 議案第85号
○議長(村上知巳 君)
 日程第7.議案第85号 筑後市教育委員会委員の任命についてを上程いたします。
 市長の提案理由を求めます。
◎市長(桑野照史 君)
 議案第85号 筑後市教育委員会委員の任命について御説明申し上げます。
 筑後市教育委員会委員、浅川龍憲氏は、平成13年12月25日をもって任期が満了となります。その後任として、市内長浜区在住の天ヶ瀬隆子氏を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により議会の同意を求めるものであります。
○議長(村上知巳 君)
 ただいまの市長の説明について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、お諮りいたします。
 議案第85号 筑後市教育委員会委員の任命について、これに同意することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 御異議なしと認めます。よって、議案第85号はこれに同意することに決しました。
△日程第8 議案第86号
○議長(村上知巳 君)
 日程第8.議案第86号 筑後市公平委員会委員の選任についてを上程いたします。
 市長の提案理由を求めます。
◎市長(桑野照史 君)
 議案第86号 筑後市公平委員会委員の選任について御説明申し上げます。
 筑後市公平委員会委員、田島敬士氏は、一身上の都合により平成14年1月31日をもって辞職されます。その後任として、市内尾島区在住の松岡英機氏を選任したいので、地方公務員法第9条第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
○議長(村上知巳 君)
 ただいまの市長の説明について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、お諮りいたします。
 議案第86号 筑後市公平委員会委員の選任について、これに同意することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 御異議なしと認めます。よって、議案第86号はこれに同意することに決しました。
△日程第9 議案第87号
○議長(村上知巳 君)
 日程第9.議案第87号 筑後市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを上程いたします。
 市長の提案理由を求めます。
◎市長(桑野照史 君)
 議案第87号 筑後市固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明申し上げます。
 筑後市固定資産評価審査委員会委員、本村明彦氏は、一身上の都合により平成14年1月31日をもって辞職されます。その後任として市内大和区在住の川口典之氏を選任したいので、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものであります。
○議長(村上知巳 君)
 ただいまの市長の説明について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、お諮りいたします。
 議案第87号 筑後市固定資産評価審査委員会委員の選任について、これに同意することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 御異議なしと認めます。よって、議案第87号はこれに同意することに決しました。
△日程第10 議案第88号
○議長(村上知巳 君)
 日程第10.議案第88号 筑後市収入役の選任についてを上程いたします。
 市長の提案理由を求めます。
◎市長(桑野照史 君)
 議案第88号 筑後市収入役の選任について御説明申し上げます。
 筑後市収入役、正山英隆氏は、一身上の都合により平成13年12月2日をもって辞職されています。その後任として民生部長の菰原千里氏を選任したいので、地方自治法第168条第7項の規定により議会の同意を求めるものであります。何とぞよろしくお願いをいたします。
○議長(村上知巳 君)
 ただいまの市長の説明について質疑はありませんか。
◆20番(門田司郎 君)
 1点のみお尋ねをいたしたいと思います。
 収入役人事については全く問題はないのですけれども、提案理由の説明含めて、先ほどまでその後部の座席に座っておった人がいつ退職して、いつ収入役になられるのかわかりませんので、その辺についてお尋ねをいたしたいと思います。
◎市長(桑野照史 君)
 お答えいたします。
 現民生部長でございますので、12月31日をもって退職をしていただき、1月1日から就任をするということでお願いしたいと思います。(「わかりまし 
た」と呼ぶ者あり)
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、お諮りいたします。
 議案第88号 筑後市収入役の選任について、これに同意することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 御異議なしと認めます。よって、議案第88号はこれに同意することに決しました。
 以上で本日の日程は終了いたしました。
 ただいま議会において同意をされました助役、収入役がここにおられますので、ごあいさつをお受けいたしたいと思います。
 まず、中村助役にお願いをいたしたいと思います。
◎助役(中村征一 君)
 ただいま助役選任について、議会の同意をいただきました中村征一でございます。よろしくお願いいたします。
 もとより微力でございますけれども、議会の皆さん方の御指導をいただきながら、そして、市民の方々の御理解と御協力をいただきながら、桑野市長が進められます「市民が主役のまちづくり」の実現に向けて精いっぱい頑張っていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。(拍手)
○議長(村上知巳 君)
 ありがとうございました。
 次に、菰原民生部長にお願いします。
◎民生部長(菰原千里 君)
 ただいま収入役の選任をいただき、厚く御礼を申し上げます。
 選任に至って議員各位の思いをしっかり受けとめながら、微力ではございますけれども、収入役の任を果たしていきたいと思っております。
 さて、地方自治体を取り巻く状況は大変厳しくなってきております。ペイオフの問題とか合併問題、そして、地方分権化の中での人材育成とか行政機能の評価など、これから取り組まなければならない問題がいっぱいあります。合併問題もあります。そういった問題についても市長が言われております「市民が主役のまちづくり」ということをしっかり腹に据えて、中国の言葉に「生徒は先生に学び、先生は生徒に学べ」という言葉があります。私どもは市民各位に学びながら「市民が主役のまちづくり」実現に向けて努めていかなければならないと思いますので、村上議長初め議員各位、市長、助役、部課長、市職員の皆様方の御協力をよろしくお願いいたします。
 今後の御指導、御鞭撻のほどをお願いいたしまして、あいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手)
○議長(村上知巳 君)
 ありがとうございました。中村征一氏、菰原千里氏の今後の御活躍を御祈念申し上げます。
 本日はこれにて散会いたします。
             午前11時34分 散会