平成14年 6月 定例会(第14回)


           平成14年6月17日(月曜日)       

                              (午前10時00分開会)


1.出席議員(22名)

    1番  永 田  昌 己         12番  田 中  瑞 広
    2番  篠 原  千 三         13番  田 中  秀 行
    3番  平 井  勝 行         14番  野 口  和 江
    4番  池 田  光 政         15番  北 島  スエ子
    5番  塚 本  辰 吉         16番  貝 田  義 博
    6番  島    啓 三         17番  田 中  正 助
    7番  原 口  英 喜         18番  秋 山  重 敏
    8番  若 菜  道 明         19番  馬 場  節 夫
    9番  水 町    好         20番  門 田  司 郎
    10番  永 松  康 生         21番  弥 吉  治一郎
    11番  大 藪  健 介         22番  村 上  知 巳

2.欠席議員(なし)

3.本会議に出席した事務局職員

    事務局長     下 川  広 志
    庶務係長     青 木  靖 文
    書記       北 原  由美子

4.地方自治法第121条により出席した者

    市長                 桑 野  照 史
    助役                 中 村  征 一
    収入役                菰 原  千 里
    教育長                牟田口  和 良
    総務部長               菰 原    修
    民生部長(兼同和対策室長)      角    隆 範
    建設経済部長             久 保  満寿男
    市立病院事務局長           後 藤  秀 夫
    教育部長               下 川  雅 晴
    消防長職務代理       
                       松 藤    元
    (兼消防本部次長兼予防課長)
    総務課長               平 野  正 道
    企画課長               山 口  辰 樹
    人事課長               宮 原  一 壽
    税務課長               城 戸  秀 穂
    女性政策課長        
                       平 野  末 子
    (兼勤労者家庭支援施設館長)
    新幹線整備推進室長          田 中  僚 一
    会計課長               村 上  春 夫
    市民課長               冨 久  義 樹
    環境課長               徳 永  知英子
    健康課長               坂 本  正 憲
    福祉事務所長             真 鍋  信 一
    老人ホーム園長            緒 方  純 子
    農政課長               鬼 丸  則 行
    土木課長               水 町  良 信
    都市対策課長             加賀田  慎 一
    商工観光課長             徳 永  憲 一
    下水道課長              高 原    巌
    市立病院総務課長      
                       右 田  喜 俊
    (兼介護支援センター室長) 
    市立病院医事課長           中 村  正 暢
    監査事務局長             庄 村  國 義
    農業委員会事務局長          塚 本  貮 郎
    教育委員会学校教育課長        野 田  広 志
    教育委員会社会教育課長   
                       松 永  盛四郎
    (兼中央公民館事務長)   
    教育委員会同和教育課長   
                       馬 場  正 利
    (兼同和対策室参事)    
    教育委員会文化振興公社支援室長    黒 田  洋 一
    消防本部総務課長           堤    秀 信
    消防本部警防課長           永 田  耕 作
    水道局長               釘 嶋  恭 之

              議事日程第3号      
                     平成14年6月17日午前10時開議

第1  議案第34号 筑後市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例制定につ
          いて                        質疑応答
第2  議案第35号 筑後市情報公開条例制定について           質疑応答
第3  議案第36号 筑後市個人情報保護条例の一部を改正する条例制定について
                                    質疑応答
第4  議案第37号 筑後市立小中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害
          補償に関する条例制定について            質疑応答
第5  議案第38号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一
          部を改正する条例制定について            質疑応答
第6  議案第39号 筑後市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について
                                    質疑応答
第7  議案第40号 筑後市手数料条例の一部を改正する条例制定について  質疑応答
第8  議案第41号 筑後市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について
                                    質疑応答
第9  議案第42号 平成14年度筑後市一般会計補正予算(第1号)     質疑応答
第10  議案第43号 平成14年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第1号) 質疑応答
第11  議案第44号 福岡県南広域水道企業団規約の一部を変更する規約について
                                    質疑応答
第12  議案第45号 専決処分の承認について(筑後市税条例の一部を改正する条例制定
          について)                     質疑応答
第13  報告第1号 専決処分について(損害賠償の額を定めることについて) 質疑応答
第14  報告第2号 平成13年度筑後市一般会計繰越明許費繰越計算の報告について
                                    質疑応答
第15  報告第3号 平成13年度筑後市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算の報告に
          ついて                       質疑応答
第16  意見書案第2号 公立学校事務職員・同栄養職員給与費の義務教育費国庫負担制
            度堅持を求める意見書について          質疑応答
第17  諸般の報告について                       質疑応答
第18  議案委員会付託
第19  陳情書委員会送付

      ─────────────────────────────

                 午前10時 開議
○議長(村上知巳 君)
 おはようございます。本日の出席議員は21名で定足数に達しております。
 ただいまより本日の会議を開きますが、まず御報告をさせていただきます。
 先日の一般質問におきまして、下水道事業関係で問題になりましたんですが、新聞報道、それから市民の幅広い問い合わせ、苦情の電話があったところでございます。私もそういう関係で議会終了後、議会運営委員会を開催させていただきまして、協議を願ったところであります。この件につきましては、協議の結果、下水道事業対策特別委員会に協議をお願いするということで意見の一致を見ております。
 それから、お手元に全員協議会の開催の案内について配付をいたさせておりますが、筑後市の水道事業の水源及び水量の確保について、特に6,000トンの申し込みの件が中心になろうかと思いますけれども、この件につきましては、本定例会終了後、全員協議会において協議をするということで意見の一致を見ております。よろしくお願いを申し上げます。
 それでは、本日の会議は議事日程第3号により行います。
 これより全議案の質疑に入ります。
△日程第1 議案第34号
○議長(村上知巳 君)
 日程第1.議案第34号 筑後市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。
◆15番(北島スエ子 君)
 おはようございます。筑後市地域新エネルギービジョン策定委員会というのを立ち上げる条例のようでございますけれども、これをつくって今後どのように持っていこうと思っていらっしゃるのか、お尋ねいたします。
◎市長(桑野照史 君)
 今や地球の温暖化等々含めて、いろいろ私たちの生活を脅かす地球規模での環境がいろいろ差し迫っておるところは御高承のとおりでございまして、地方自治体におきましても、やはり私たちは自分たちの生活の中でもう一度新しい着目をして、自分たちの努力できる部分は努力していかなきゃならないということを日ごろ考えておるわけでございまして、このたびこの委員会を立ち上げて、我が自治体としてもさまざまな新しいエネルギーを生かす方向を考えることによって、市民のそういう意識も高揚させていきたいと。そういうことの中で私たちの住む地域を大事にしていくという気持ちを高揚していく、そういうための委員会を立ち上げたいというふうに考えておりまして、なお、6月にスタートいたしました図書館建設研究委員会におきましても、特に新しいこの新エネルギーを導入する余地がないだろうかということも含めてこれから考えていきたいというふうに思っております。
◆15番(北島スエ子 君)
 新エネルギービジョン策定委員会だから、ビジョンを策定されるんだろうと思います。その後にも予算が補正予算で上がっております。どうも10割、全部国の予算のようでございますけれども、つくったからには実施計画もやっぱりつくっていかれるんでしょう、お尋ねいたします。
◎環境課長(徳永知英子 君)
 おはようございます。お答えいたします。
 実施計画をつくっていくかということでございますけれども、ここのビジョンの中には後の導入計画というものが含まれてまいりますので、当然、新エネルギーの今後の導入ということにも計画の中で入っていくことになろうかと思います。
◆15番(北島スエ子 君)
 実施計画をつくることになろうかと思いますじゃなくて、エネルギービジョンを策定されたならば、実施計画をつくらなければ何にもならんのですよね。うちはこういうふうにしますよ、しますよというビジョンをつくるだけじゃなくて、市民の皆さんにこういうふうに実際市としては誘導していきますよ、だから新エネルギーを利用してくださいよとか、今、太陽光発電だって、国の方が半分補助しますよというのをやっていますけれども、もうそろそろあれも終わりますよね。たしかことしか去年ぐらいで太陽光発電の補助金は終わるんじゃないかなという思いがしております。
 それと、確かに新エネルギーの利用も必要です。しかし、今温暖化防止、これがもっと私は必要なんじゃないかなと思うんですね。だから、新エネルギービジョンを策定するのと同時に温暖化防止の策定も必要じゃないか。これがやっぱりごみの減量とか、資源を大切にしようとか、新エネルギーも資源を使うことでしょうけれども、温暖化防止も資源を大切にすることですよね。まずごみを減らして温暖化を防止し、そういうことも同時にやっぱり考える必要があるだろうと思います。予算のときに聞かなきゃいかんのかなという気もしますけど、先ほど市長──それはまた予算のとき聞きます。またそれは予算のときに聞けと言われそうだから。
 だから、そのビジョンを策定するだけじゃなくて、後の実施計画ですよ、これが大事だと思うんですよ。それと同時に温暖化防止、ここらあたりはどのように二つの兼ね合いを考えていらっしゃるのか、お尋ねいたします。
◎市長(桑野照史 君)
 冒頭に私が答弁をさせていただきましたように、単に新しいエネルギーを導入する云々ということだけに限らず、こういう視点から市民全体を巻き込んで、地球温暖化を含め、資源の再利用等々まで含めた世論を喚起していきたいと、そういう一つのどういいますか、きっかけになれば大変ありがたいと思っておるところでございまして、これは今御指摘いただきましたように、国の外郭団体からの補助という、つまり、大変財政の厳しい中で地方自治体の自己負担がないという制度に目をつけて、それに取り組んでおるわけでございまして、基本的には全体的に地球温暖化等の意識を広げていきたいというねらいを持っておるところでございます。
◆15番(北島スエ子 君)
 終わります。
◆16番(貝田義博 君)
 1点だけお尋ねをいたします。
 一般論からするならば、何ら反対をするところでもありません。むしろ、当然せにゃいかんことだというふうに思いますけれども、以前、買い物袋の件がありましたけれども、確かに考え方はすこぶるよかったんですが、その後、実際の利用についてはさまざまな問題を生みました。そういう二の舞をしてはならんのですけれども、今回、この条例改正の目的だけをするならば市民意識の高揚だと、先ほど市長が言われるように、そういう環境保全であるとか、省エネルギーに対しての意識の高揚だというふうに言われましたけれども、今後の計画に当たっては、一定そういう市民の高揚だけではなくて、市民に協力をすこぶる求めてくる、そういうことも出てくるというふうに思いますけれども、そういう場合に果たして市民の皆さんのどれだけの協力が得られるのかというのがいつも問題になってくるんですね。そういうことからするならば、今回の目指そうとされていることについては、市が主体となって、市の機関においてやろうとされていることなのか、それとも市民の皆さんの一般家庭においてもそういうふうにしてくださいよというふうに求めてくる、そういうところまで考えておられるのか、明確にお答えを願いたいというふうに思います。
◎市長(桑野照史 君)
 この策定委員会の、まさにこれから立ち上げにかかるわけでございますが、これからの議論の中でいろいろ期待をする部分はあるわけです。
 ただ、申すまでもなく、行政の方が主導的にやるということ以上に、私が日ごろ、全体的な行政の姿勢として申し上げておりますように、市民が主役という視点に立ちますならば、ぜひ市民も巻き込んで、この際、地球環境の保全のために立ち上がろうという、それのきっかけに、先ほど申し上げました委員会であればありがたいというふうに思っております。
 ただ、余り固定的に行政の側からこういう方向だ、ああいう方向だという枠をつくってしまうことはいかがかなと思っておりますので、行政としての期待は込めておりますけれども、大いにこの委員会を立ち上げて活発な議論をしていただきたい。その議論をしていかれることの中で市民の皆さん方の生活にまで浸透していっていただきたいというふうに考えております。
◆16番(貝田義博 君)
 今回、国、外郭団体の100%補助のものを利用するということですけれども、実際、現段階でこういう補助金を利用して、どこか同じような取り組みをやっている自治体がもしあればお答えを願いたいと思います。
 市長は先進地、そういう事例については、極力筑後市に取り入れられていけるものならば取り入れたいというふうに言っておりますので、もしどこか先進地的なところの参考例かなんかを考えておられればお答えを願いたいのと、今後の検討いかんによってどうなっていくのかということで答えられましたけれども、100%補助金だからということで、ただ単にそれに群がるということならば、私は問題があるというふうに思うんですね。
 先ほど、くしくも市長は市民が主役で進めるんだというふうに言われましたけれども、もちろん当然のことでありますが、今回のこの補助金が策定だけに及ぶものなのか、それとも実施の段階において何らかの新たな補助金というのもつくというふうになっているのか、若干予算の関係に踏み込むかとも思いますけれども、お答えを願いたいというふうに思います。
◎環境課長(徳永知英子 君)
 お答えをいたします。
 どこか先進地としてのモデル地域はないかというお尋ねでございますが、今年度、平成14年度に筑後市と同じ時期にこの計画書を策定するという情報が入っておりますのは、まず、近隣でしたら福岡県、岡垣町、津屋崎、筑後市の、福岡県下では四つの地方自治体という情報を得ております。今までつくっているところの中には、平成13年度、水巻町、玄海町、志免町、田川市という情報がございます。近隣におきましては、もう既に平成8年、大牟田市がつくっておりますし、星野、大木町、浮羽という情報がございます。そこが私たちが目指す先進地なのかどうかということにつきましては、同じ規模で同じ新エネルギーを目指すところを今から探していくわけですけれども、京都の八木町という情報を今のところ得ておるところでございます。
 それと、この計画策定は10割補助の中で策定するわけですけれども、あと実行計画あたりにどういう波及をするかということでございますが、先ほどから市長が申しておりますように、先ほど北島議員も申されましたけれども、今一番私たちの生活の中で求められているのは二酸化炭素を排出しない温暖化対策、クリーンエネルギーをどう今後導入していくかということになろうかと思います。そこら辺の新エネルギーを導入するというのもこの計画策定の目的の一つではございますけれども、先ほど北島議員御指摘の省エネルギーをどうやっていくかということも大きな柱の一つとなっております。計画づくりの中では温暖化対策を一つの柱に掲げ、もう一つは私たちのそれぞれの生活の中でどうやったら省エネルギーが実行できるのかということも模索をしていきたいと思っております。
 この計画に基づきまして、あと同じNEDO、今度の補助金を出す機関でございますが、政府出資機関の新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)というところですけれども、そこからのまたハード面での2分の1補助というものがございますので、計画に基づいた導入の方があと有利に働くという情報を得ているところでございます。
◆16番(貝田義博 君)
 終わります。
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第34号の質疑を終結いたします。
△日程第2 議案第35号
○議長(村上知巳 君)
 日程第2.議案第35号 筑後市情報公開条例制定について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第35号の質疑を終結いたします。
△日程第3 議案第36号
○議長(村上知巳 君)
 日程第3.議案第36号 筑後市個人情報保護条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第36号の質疑を終結いたします。
△日程第4 議案第37号
○議長(村上知巳 君)
 日程第4.議案第37号 筑後市立小中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例制定について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第37号の質疑を終結いたします。
△日程第5 議案第38号
○議長(村上知巳 君)
 日程第5.議案第38号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第38号の質疑を終結いたします。
△日程第6 議案第39号
○議長(村上知巳 君)
 日程第6.議案第39号 筑後市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第39号の質疑を終結いたします。
△日程第7 議案第40号
○議長(村上知巳 君)
 日程第7.議案第40号 筑後市手数料条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第40号の質疑を終結いたします。
△日程第8 議案第41号
○議長(村上知巳 君)
 日程第8.議案第41号 筑後市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第41号の質疑を終結いたします。
△日程第9 議案第42号
○議長(村上知巳 君)
 日程第9.議案第42号 平成14年度筑後市一般会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。
◆15番(北島スエ子 君)
 15ページ、環境衛生費の中の新エネルギービジョン策定に要する経費の中で報酬が264千円となっております。先ほど市長は策定委員会の中で活発な議論を期待しているとおっしゃっておりましたけれども、これだけの報酬で何回ぐらい策定委員会を開かれるのか、その人数は大体10人から15人なんですかね。そこらあたりの人数からいっても、4回開かれれば──この報酬の中ではそのくらいかなと思いますけれども、本当にこの4回ぐらいで新エネルギーということの理解から策定までできるのかというのを非常に危惧いたしております。そのあたりはどのくらい開かれ、どのぐらい活発な議論を期待されているのか、お尋ねいたします。
◎環境課長(徳永知英子 君)
 お答えをいたします。
 一言で言いますと、まず無理だと思います。正直に申し上げまして、無理だと思います。
 この計画策定は、先ほども申しましたけれども、国の出資機関であるNEDOからの10割補助で実施するものですけれども、残念ながら単年度補助ということになっております。14年度にこれが、6月議会が21日、最終日を迎えますけれども、そこで議決をいただければ、もう来週から早速この事業計画に取りかかっていきますけれども、単年度で実施計画をつくり上げるためには2月までに策定委員会を終わらせないといけないという時間的な制約がございます。それこそ、質問議員がずうっと長い間環境問題に取り組んでみえまして、そこの中で常々おっしゃっていることですけれども、筑後市の環境問題への取り組みというものは決して進んでいるとは言えない状況にあろうかと思います。
 策定計画の中では、専門家の学識経験者の先生方の研修だとか、先ほど申しました先進地の視察、あるいはNEDOからの研修、経済産業局からの研修等もございますので、そこの中で恐らく策定委員会自体は4回、頑張って4回だろうと思います。一生懸命そこの中で研修をすることが精いっぱいになろうかと思いますけれども、庁外の策定委員会とあわせて庁内の推進委員会も立ち上げますので、まずは住民の皆様にいろんなことで省エネルギーとかをお願いする前に職員自身がそこの推進委員会の中で研修を含めて、まずはことしを市長は健康元年と言っておりますけれども、環境元年にもしたいと思います。
◎市長(桑野照史 君)
 この新エネルギービジョン策定委員会で、ここの中ですべての環境問題を議論しようという視点に立ちますと、なかなかおっしゃるようにそう簡単にいくものではないと思います。あくまでも、全市的に市民の意識においても大変関心がまだ薄いこういう状況を冷厳に分析をして、この策定委員会を3回4回行うことで、それが一つの市民の皆さん方の意識の変革につながれば、今年度以降、さまざまな分野でいろんな取り組みができて、御指摘いただきましたように、買い物袋の問題等々も含めて、そういうことが成功する下地ができれば、この委員会を策定する意味があるんではないかなというふうに考えております。
◆15番(北島スエ子 君)
 市長、先ほど貝田議員の答弁に活発な議論を期待しているとおっしゃったばかりなんですよ。まだ何分ともたっていない。それなのに活発な議論をするのは無理と。4回ですよ。新エネルギーというのは、私も市長から先日もらったこの資料を読ませてもらいました。私も新エネルギーの中にこういうのが入って、こういうのが入っていないというのを、これを読ませてもらった限りでやっとわかったぐらいです。しかし、私もその新エネルギーをどうやって市民の方たちに利用していただくのかという広がりですね、そこをどうやって広げていくのかなと。市民が主役で市民が活発にとおっしゃるから申し上げますけれども、私はずうっとこの環境問題は三者協議をつくって、行政と業者と市民と三者が一体になって考えましょう、それが市民が参加するまちづくりじゃないかというのを言ってきているけど、まだ立ち上がらんわけですよ。
 だって、きょう市長は市民が活発な意見を議論する場にしてもらいたいということをはっきりおっしゃったんですね。しかし、4回で、その中で研修もせやん、視察もせやん、それでできるのかなと。本当にことしの2月までの短期間で、また結局はどこかがつくったとを筑後市に少し書きかえてしていくだけになりはせんかなと、そういう危惧をしているんですよ。筑後市に合った策定をしなくちゃいけないわけでしょう。そのために市民を入れたところでの策定委員会をつくられるわけでしょう。非常に私はこれ無理なような気がしますけれど、お尋ねします。
◎市長(桑野照史 君)
 先ほど私が御答弁申し上げましたように、一つの委員会を立ち上げましてね、今北島議員の御質問のように、その中ですべて盛り上げていくということは困難だろうと私は思います。したがって、全市民を巻き込んだ議論の一つのきっかけになる。この委員会を設置することによって、今後1年や2年、3年でこの環境問題の意識改革ができるとは思いません。思いませんけれども、幸いにして自己負担のない、NEDOからの補助金があるということで、これを設置することによって、この中で私は議論しないと言っているわけじゃありませんが、これをスタート台として今後市民の間に大きく広がってくれば、今まで長い間、北島議員も御苦労いただいている部分に拍車がかかってくるんじゃないかなというふうに思いますし、前の議会で熱心に御質問いただきました野口議員の買い物袋の問題も含めて、そういう土壌をつくることの中で私は意識改革ができるだろうと、そう思えば、やはりこの委員会はぜひ立ち上げて、これを活発に議論をする発端にしたいというふうに考えているわけでございます。
◆15番(北島スエ子 君)
 市長がおっしゃっている意味はわかります。できれば、これが環境元年と、先ほど課長がおっしゃったように環境元年で、これを環境に対する市民の発端にしたいとおっしゃるなら、私からの思いなんですけれども、できればどなたをとかということじゃないんですけれども、できれば環境問題に興味のある方にこの策定委員会に入っていただいて、やっぱりそれこそ活発な議論をしてもらいたい、そう思いますけれども、どんなでしょうか。
◎市長(桑野照史 君)
 当然のことだろうと思います。
◆15番(北島スエ子 君)
 終わります。
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第42号の質疑を終結いたします。
△日程第10 議案第43号
○議長(村上知巳 君)
 日程第10.議案第43号 平成14年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第43号の質疑を終結いたします。
△日程第11 議案第44号
○議長(村上知巳 君)
 日程第11.議案第44号 福岡県南広域水道企業団規約の一部を変更する規約について質疑はありませんか。
◆21番(弥吉治一郎 君)
 質問をさせていただきたいと思います。
 この議案は御承知のとおりに、県南上水道企業団へ今回甘木市、そして三輪町、夜須町の加入を認めるのか認めないのかというもので、県南上水道企業団を現在構成しております筑後市を初め6市7町1団体の議会の一つでも反対すれば加入させられないというものです。ということは、筑後市も構成団体の一つですから、私ども筑後市議会だけが反対しても認められないというものであります。私は、甘木市や三輪町を加入させるかさせないかを議論する前になされておかなければならなかった重大なことがあると、まず指摘をせざるを得ません。
 ここに平成元年8月1日の筑後市議会の会議録の抜粋をしたものを持ってきておりますが、これには元年の議案審議の反省から、執行部の反省ですけれども、執行部と議会の間で次のような約束がなされています。今回提案されている議案がまさにこれに該当するものですが、県南上水道企業団の規約改正を伴う議案については、前広に議会側と話し合い、その結果をもって市長は企業団の運営協議会に臨むことが約束をされています。これは門田議員の当時の質問に対する答弁であります。議事録に明確に次のように書かれております。よく聞いておいていただきたいと思います。
 門田議員が「企業団の会議の持ち方は、まず関係市町村の課長会に問題を提起し、これをもとに各市町で問題が検討された後、これが運営協議会にかけられ、この中で承認された後、今度は企業団の議会に提案され、議決をされると言われるが、執行部は今後いつの時点で市議会側に説明をされるのか」とただされています。
 この問いに対して執行部は次のように、これも明確に答えられています。市長の答弁であります。「企業団の水道問題については、運営協議会に諮る前に課長会がございます。この課長会議で話のあったことの報告を執行部が受けます。この時点で運営協議会に臨みます前に、運協が開催されます前に皆さん方、議員さん方と十分話し合いをした上で、その結果をもって運営協議会に出席をします、臨みます」と約束をされています。これは市長も当時の議事録をこの間からお読みになったそうですから、間違いないのではないかと思います。
 さらに、門田議員はこのくらいの答弁ではまた執行部にだまされると思われたのでしょうが、門田議員が再度このとき念を押されてこう言われています。「しつこいようですけれども、ぜひそういうことをしてもらわないと、私たち議員としても、また同じことを繰り返すだけのこと」。この「同じことを繰り返すだけのこと」というのは、当時6月議会でそういう提案がありましたけれども、継続審査や、あるいは議案を否決する、そして8月までこの水道問題についていろいろ議論がされたという経緯がありますから、このことをとらえて同じことを繰り返すだけのこと、否決をされるだけのことですよと、こういうふうなことで言われております。
 市長は議会でこう言われております。門田議員ですけれども、「市長は議会で問題を指摘されたり、このような問題が起きますと、すぐことわりを言い、今後はそのようなことがないようにいたしますといつも言われます。再度確認しますが、規約の改正問題については、間違いなく議会に説明を行っていただきますね、確認いたしたいと思います」と念を押されたのに対し、「そのとおりにさせていただきます」と明確に答弁をされておりますが、これは間違いのないことだと思います。
 今回の件はそのとおりにさせていただいていらっしゃらないのはどういうことなのか、これが話の筋ではないでしょうか。企業団の規約改正については、運営協議会に市長、執行部が出席する前に議会にお話を申し上げて、議会の承諾を得てからこの運営協議会に臨むということを言われておりますが、なぜこの議案については、特に筑後市がもうかるか損するかという重大なもので、提案されておりますようなことになりますと、筑後市が何億円も損するというふうに私は思いますが、どうしてされなかったのか。これを議会側と信頼関係を築くとするならば、この提案を白紙に戻して、撤回して、一からやり直すのが議会に対する、市長の議会を信頼しておるといいますか、議会と五分五分といいますか、信頼関係を今後も持って桑野市政はいくんだというあかしではなかろうかと思います。
 次に、議長の責任についてであります。
 村上議長は、今議会で提案されている議案を昨年7月か8月の企業団の議会で賛成をされているようですが、このような筑後市が今後いつまでも迷惑をするような議案になぜ賛成されたのか、お聞きをしたい。
 なぜこういうことを言うかといいますと、私はこの議案につきましては、市長の責任というよりか、むしろ議長の責任の方が大であると思います。なぜかといいますと、今4万
8,000筑後市民がおりますが、その全権をもって臨まれるのは村上議長だけです。市長も企業団では議決権はありません。筑後市議会の議長にしか県南上水道企業団の議会に出席することもできないし、賛成や反対の意思表示をすることもできません。そうならば、なぜ去年の7月、8月、いつかわかりませんが、その期間に行われた今回の甘木・朝倉を加入させるかさせないかという企業団の議会で賛成というような意思を表示なさったのか。私はそういう意味では、以下の質問についてはまず議長にいろいろお聞きをして、私が質問することにきちっと回答をいただく、そして、筑後市民がこの甘木・朝倉を加入させることで迷惑がかからない、損をしないということなら私は賛成してもいいと思いますけれども、いかがなもんでしょうか。どうして、どういう判断でもってこの企業団の議会で賛成をされたのか、お尋ねをしたいと思います。そのことを整理することなしには私はこの議案を審議することさえできないと思います。
 しかし、初めの質問ですから、ここで何点か申し上げておきます。
 まず、構成団体を今度甘木市、夜須町、三輪町、1市2町ふやされることについての問題です。これは執行部の皆さんもよく聞いていただきたいと思います。
 まず、県南上水道企業団の創設期、設立されたのは昭和46年から話がありまして、48年であります。当初名称も、今は県南上水道企業団と言っておりますけれども、たしか久留米上水道企業団というふうに言ったと思います。そういう創設期は4市4町、これはどこかといいますと、久留米市、大川市、柳川市、筑後市の4市と城島、三潴、大木、北野町の4町で久留米広域上水道企業団が設立をされております。この後、ほかの事情で北野町が一回抜けております。ということは、4市3町で設立されたというふうに言っても過言ではないと思います。
 そのときにどういうことで設立をされたのかといいますと、今申し上げました久留米市、筑後まで含めた4市3町で1日に日量8万200トンの水を確保したということで設立をされております。これは資料にもありますから、見られればすぐわかります。今、このことで検証をしなければならないことは、では、筑後市が設立をしました昭和48年当時にさかのぼって、4市3町のままの構成が現在も続いておれば、水の需給はどうなってきたかということを検証しなければなりません。
 ここに企業団がつくった資料があります。平成12年の決算書です。この中に構成団体が1年間に水を使った量、1日に使った水量が出されています。これは水道局長に確認したことでもありますし、企業団の資料ですから間違いないと思います。
 ちなみに、12年に企業団が出しました決算書の38ページ、37ページをごらんいただければわかります。久留米市で年間782万トン、1日にして2万1,400トンです。大川市が年間407万トン、1日に1万1,000トン。そして柳川、筑後、城島と続いております。これをトータルいたしますと、驚くことなかれ、1日に5万7,600トンの水しか使われておりません。これは日平均ですから、先ほど言いました8万200トンの水が確保されて企業団が形成されたわけでありますから、8万200トンから今申し上げました日平均の5万7,600トンを引けば、現在ですら1日に2万2,600トンの水余りという状況があります。
 すぐ水道の事業者、うちの水道局もでありますけれども、日平均ではだめだということを言われます。どう言われますかというと、日最大、1年間のうちに8月、暑い時期が一番水が多く使われるということでありますが、日最大の水量を確保する、そういうことがよく言われますが、今申し上げましたのは日平均ですけれども、1日最大の供給水量、これも久留米は2万1,400トン、大川が1万1,000から1万3,600トンに、柳川も1万1,000から1万2,000トンになりますから700トンぐらいふえますが、これを計算しても6万5,000トンぐらいにしかなりません。ということは、構成団体をふやさないということで、ふやしておらなければ、当初の構成団体のままでいけば現在でも水余りで、大山ダムをつくったり、あるいは今後、また勝手に小石原川ダムをつくるとかという要望を筑後市もされておるようですけれども、こういう水は要らないということであります。
 なぜ私はそういうことを言うかといいますと、平成元年の議論の中で大山ダムは当時600億円の建設費がかかるというふうにこの資料で言われております。その600億円の建設費のうちに、私どもが加入しております県南上水道企業団は150億円の建設費の負担をしなければならんというふうに言われております。後でまた言いますけれども、このときの大山ダムが150億円の金を県南上水道企業団が払って建設をする。そうすると、大山ダムから来る水は一体幾らになるのかという質問をここでしたことがあります。150億円の金を払ったときに1トン当たり、1立米当たり150円になるというふうに明確に言われておりますし、その資料も当時の会議録に載っておるところです。しかし、市長も議長も御案内のとおりに、大山ダムは平成元年には600億円で建設が終わると言われましたけれども、平成12年の資料でいきますと、600億円どころか1,400億円かかるというふうに今言われて建設がされておるようであります。600億円のときに150億円、そして、今回県南上水道企業団が指し示しております資料によりますと、いや150億円の負担ではありません、230億円の負担ですというふうなことが明確にこれは資料として言われておりますし、執行部側もこれは説明があっておると思います。150億円で1トン当たり150円といたしますと、230億円というふうになりますと、大山から買う水は230円の水であります。そういうふうに計算をいたしますと、今、県南上水道企業団から74円で水の配給を受けておりますが、この水が一体幾らになるのか、計算をされたことはおありでしょうか。
 私は計算をしてみましたけれども、今74円で県南上水道企業団が水を配給しております。これも釈迦に説法かもしれませんが、年間に3,200万トンの配給をいたしておると思います。大体1日に9万トンというふうに見ると、74円かかるのを9万トン、それと今度大山ダムは6万トンの確保ですから、6万トン掛けるの230円、それを掛けたもの、その二つを足して、今の水量9万トンから6万トンふえるわけでありますから、15万トンになるわけですが、15万トンで割りますと、驚くことなかれ、今の水は130円ぐらいになるわけです。そうしますとどうなるかといいますと、今74円で水が来ております。筑後市が年間170万トン買っておりますから120,000千円ぐらい払っておりますが、この水が倍になります。130円になりましたら倍近くになります。2億幾らの原水費ということで県南企業団に払わなくてはなりません。同じ水を使ったとしてもであります。
 そうしますと、私は調べましたけれども、平成12年度の筑後市の水道会計の決算書があります。ここには損益計算書というものが出されておりまして、平成12年には74円の水を今市民に高く売っておるわけでありますから、約40,000千円の黒字決算になっております。これは今申し上げますように、原水費が120,000千円の計算で40,000千円の黒字です。しかし、大山ダムから水が来るようになります、建設費を支払いますと、その金額が240,000千円ぐらいに170万トンの水を買ってもなります。ということは、1年で筑後市の水道会計は赤字と。毎年80,000千円から1億円の赤字になるというふうに計算ができます。
 なぜそういうことを言うかといいますと、昔、昭和50年当時、国が水道料金を高く取れと。高く取って一般会計から負担を当然せざるを得なくなると思いますが、そうしたときは一般会計から繰り出した金の3分の2については特別交付税、交付金で措置をするという制度がありました。これは今教育長になられております牟田口さんが一番詳しいのではなかろうかなと思います。当時250,000千円の一般会計からの繰り出しを筑後市がやっておりまして、国から180,000千円交付税として返ってきておりましたが、現在、その制度ももうなくなっております。まさに水道企業なんていうのは、筑後市の自治体でやりなさい。しかし、責任は市で持ちなさいという制度に変わっておるわけでありますから、そういう高い水を買わなきゃならんというような話になると、筑後市の水道会計はパンクをします。毎年1億から150,000千円ぐらい一般会計から出さなくちゃなりません。
 市長は市民にも、あるいはもっといろいろな面で合理化をする、金は有効に使うというようなことを言われますけれども、その方針と全く相反するものであります。今私が申し上げましたような計算が成り立つのかどうか、ひとつ検証されたことがあるか、次に申し上げておきます。
 さらに、今回の提案につきましては、甘木市、夜須町、そして三輪町を加入させることについて、平成元年にさかのぼって、この筑後市と、あるいは八女でありますとか久留米等、公平な負担をこれらの団体にさせるということが言われておりますが、今から申し上げるようなことで果たして公正な負担と言われるのか、ひとつお聞きをいただきたいと思います。
 ここに平成11年までに筑後市が出資金を幾ら払ったかという資料があります。執行部もお持ちのことだろうと思います。御案内のとおりに、平成元年からの事業ですが、7年までは均等割、市は久留米が当時2万8,000トン使っておりました。筑後市が4,000トン。大川が1万トンか8,000トン。しかし、市であるというだけで均等割ということで、私は反対しましたけれども、出資金の総額の28分の3、パーセントでいきますと、市というふうに名前がついただけで10.71%、そういう負担が求められました。それが今申し上げましたように、平成7年まで10.7%で、久留米と同じように、筑後市が4,000トンの水、久留米は2万何千トン、柳川は1万トンと水量は筑後市が何分の1も少ないわけですけれども、その額が約460,000千円負担をされています。この460,000千円の2分の1は交付税で措置をされるというふうに言われておりますから、これは交付税が来ておるか来ておらないか私はわかりませんけれども、来ておるといたしましても230,000千円負担をいたしております。
 また、今度は出資金に対する負担割合が平成8年度から変えられております。どういうふうになったかといいますと、私たちが当初こういうふうにせろというふうに言っておりました水量割に変えられております。筑後市はどうなったかというと、平成7年までは今申し上げましたように28分の3掛けるの7年払っておりますが、平成8年度からは水量割でありますから、この12万トン分の8,000トンとかということで、その割合が5%程度になっておると私は思います。そこで筑後市の負担も落ちております。平成8年度から11年度までは基本水量割になりましたから、82,000千円になっております。ですから、平成元年度から7年度までが230,000千円、それに平成8年から平成11年までが82,000千円というふうになっておるということを加えますと、筑後市が平成11年までに310,000千円実質負担をしておるという計算が成り立ちますし、その資料も市当局からいただいておるところでございます。
 それに、今度は筑後市の出資金というのはどういうふうになるかといいますと、これは平成11年までですから、12年、13年、今14年です。大体あと5年ぐらいこの事業が続くと思いますが、12年度以降分として146,540千円というふうに推定をされております。これはなぜ推定かといいますと、この建設物価が上がったり、下がったり、あるいは事業の規模が大きくなったり低くなったりするということで、今の建設ベースで146,540千円というふうに言われておると思いますが、それでトータル的に筑後市の負担分を足しますと、平成元年から第2拡張事業が終わるまでは458,348千円というふうに筑後市の負担がなります。しかし、甘朝の負担については、さきの私ども厚生委員会での執行部の説明によりますと、平成11年度分までで260,000千円強と言われています。これを見ても平等じゃないということがわかります。
 どうして平成11年までに甘木市、それから三輪町、夜須町で260,000千円負担をさせて、筑後市は310,000千円も負担をしておるという実情があるのに公平、平等というふうに言われるのか。今申し上げましたように、先ほど数字で示しましたように、筑後市は310,000千円、甘木・朝倉は260,000千円の負担です。50,000千円も安いのにどうして筑後市に迷惑はかけない、公平な筑後市と同じような負担をしておると、どこでどういう計算をされて私どもにそういうことを言われるのか。
 もう一つ、問題があります。これは今計算をやりましたのは、甘木市だけが加入した場合の計算で50,000千円も安いという計算であります。御案内のとおりに、今回の提案は甘木市と夜須町と三輪町、1市2町です。市長も水道局も御承知のとおり、先ほども言っておりますように、平成7年までの出資金の負担割合は市という名前がついておるところが28分の3、10.71%、町とついておる三潴町とか城島町が28分の1負担をしておりますから、今回、甘木市と三輪町と夜須町が加入するとするならば、甘木市加入分が幾ら、そして三輪町、夜須町は、その単純計算でいきますと、28分の3が市ですから、28分の1が町ですから、2町ですから28分の2になります。ということは、筑後市や、あるいは久留米や大川が負担した平成7年までの数字ですけれども、その3分の2はこの加入金としてもらわないことには筑後市と平等にならないというふうになるのではないでしょうか。
 そこで、そういうような計算をしてみますと、単純計算ですが、筑後市が310,000千円出しております。平成11年、さっき申し上げたとおりです。その3分の2は260,000千円です。この260,000千円は別に三輪町と夜須町の負担分として、加入金としてもらうのが妥当ではないでしょうか。そうすれば、加入金は平成元年にさかのぼって、筑後市と同じような計算でもって負担をもらっておりますから、加入についてだけはいろいろ言うなということも言えると思いますが、いかがなもんでしょうか。
 甘木市と三輪町、夜須町が加入しますと、その合計は516,000千円に私の計算ではなります。しかし、当局から提出されました資料は389,000千円ですか、そういう資料でありますから、これは公平ではない。筑後市が損しておる。そういう筑後市が損するようなことを去年の7月か8月かに議長が行かれて「はい、賛成ですよ」と、どうして言われるのか、私は納得がいきませんので、今具体的な数字を申し上げておりますが、いかがなもんでしょうか。そうしてまで甘木・朝倉を加入させなくちゃならんのか。
 話はさきに戻りますけれども、構成団体が大きくなるということは、新たな水源を見つけなくちゃならんということです。新たな水源を見つけるということは、今の水の単価が高くなるということです。筑後川からくむ水はいまだ安いです。74円です。それが先ほど言いましたように、大山ダムができただけで1トン当たり230円の水になります。これには、すぐ飲めませんから浄水費もかかります。今度また小石原川ダムとかなんとか、そういう途方もないものをつくってもらったら、それこそ筑後市の水道料金は今の2倍か3倍ぐらいにはね上がるということは目に見えて明らかです。そういうようなことになさないためにも、市民の命と暮らしと言うと語弊がありますけれども、暮らしを守る、水道料金を上げないために私はここで構成団体についてはふやさないという決議をすることが最も重要じゃないかと思います。
 平成8年当時の話ですけれども、今言われております三輪町、夜須町は福岡の方へ行くという話があっておったんですけれども、どうしてこちらの方になったのか。私はなぜその団体がこちらへ加入するかという、話はよく聞いたことはありませんけれども、予測されるのに、筑後もそうですけれども、地下水を掘り当てて揚水をしますが、そのときは塩素滅菌ぐらいでほとんど浄水に経費がかからない。しかし、甘木市や、今申し上げております夜須町、三輪町が大山ダムから水を引くといたしますと、水が大変汚れておりますから、塩素滅菌だけではできない。私たちが持っておるような、荒木にありますような大規模な50億か100億かかる浄水施設をつくらなくちゃいかん。そこで浄水したものを家庭に送らなくちゃいかんということで、莫大な金がかかるから、こちらにひとつ加入というふうになっておるんじゃなかろうかなというふうに思います。それはそれでいいわけですけれども、基本的に加入団体がふえるということは、今申し上げましたように、水の料金が飛躍的に高くなるということでありますから、どうしてそんなものに賛成をされるのか、反対をされないのか。
 それから、もう一つ資料を持っておりますが、平成元年当時、企業団の企業長が言われたことがあります。平成4年、5年にはこの企業団の水の料金は33億ぐらいの収入になっておって、平成12年には大山ダムが完成をして、そのときはもう大山ダムの水はなくなっておると、そういうふうなことを何回も言われておりますが、現時点、まだ大山ダムはできてもおりませんし、9万トンの水で十分事足りております。そこで、企業団の企業長は今言いますように、平成12年もそうですけれども、33億から40億の水の売り上げがなかったときには責任をとりますということをこの場ではっきり申されておりますが、今、企業長はそういう責任もとられておらんようにあります。
 またもう1点お伺いをしておきますが、当時の議論の中で筑後市もかなり膨大な数字を出してこられております。一つ問題なのは、当時の議論で私たちは反対しましたけれども、アポロ電子工業が水を使う、隣の印刷会社も水を使うということで、アポロ工業だけで1日4,000トンの水を使うというようなことで、水の供給計画がなされました。しかし、平成13年度でアポロが幾ら使っておるか聞きましたら、190トンしか使っておらん。そのように4,000トン使うと言いよったものが、当時、平成元年が230トンぐらい使っておられますが、それが下がっておるんです。そういうここが使う、ここが使う、こうなりますというような使いもせんような水の計算をされて、水が足らない、そして高い水を買われる、そのことを私は大変問題だと思います。
 長くなりますけれども、もう1点だけ申し上げますが、当時150円もの水を買うと、筑後市の水道事業はパンクするということで、当時の市長はそれではということで、議会の公明党議員さんもそうでした。それで、自己水源を確保しなきゃならないということで、当時、筑後市は筑後市の水道会計を守るために、市民を守るために自己水源の開発をやりますということで、津島東に井戸を掘りまして、そこから久恵の方へ送水管を引っ張って、そこで浄水をして、今、日量5,500トンの水の確保をいたしておるところであります。これは高い水を最小限に抑えよう、久留米から買う水はどんどん飛躍的に高くなる、これにのっておったんでは筑後市はひっくり返ってしまうということでそういう措置をされたんでしょうが、いつの時点で水源の確保についてはお忘れになっておるのか、それもあわせてお聞きをいたしたいと思います。
 まず、当初言いましたように、大体こういう議案は今ここで出されるべき議案ではない。まともな議会ならば突き返す議案だと思いますが、今申し上げましたようなことでございますが、市長、非常に去年の12月になられて気の毒な面もありますけれども、それは議会との約束事でありますから、市長もお読みになっておると思いますが、私が申し上げたように明確に書いてあるのかどうか、お答えをいただきたい。
○議長(村上知巳 君)
 10分間休憩をいたします。
                午前11時   休憩
                午前11時13分 再開
○議長(村上知巳 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎市長(桑野照史 君)
 先ほどの弥吉議員の御質問について、私なりに答弁できる範囲のところで答弁をさせていただきます。
 確かに市民生活にとりまして、日常的に安定的に安全な水が供給されるということは、それを保障するというのは、行政が一番努めなきゃいかんことだろうと思います。よしんば真夏の枯渇期といえども、いっときといえども、水がひねったけれども出ないという状態は、これは市民生活に大変不便を来すことですから、我々は努めてそういうことのないようにしなければならないというふうに考えております。
 そこで、先ほどは弥吉議員が長年の歴史的な背景から逐一御質問、御指摘をいただいたところでございますが、今私が申し上げます安全な水を安定的に供給するという水道事業の役目という意味では、ともに同じ思いをしているんではないかというふうに思います。そういう思いの中で、少なくとも今話を聞きますと、私は就任以来、いろいろ事務方からもお話を聞きますし、上水道企業団にも2回出席をして、るる話を聞いて勉強しているところでございますが、少なくとも私の現在の判断では上水道企業団をカットするというわけにはいかんだろうと。自己水源だけで安定的な状態を賄うということはなかなか困難だろうと。したがいまして、上水道企業団と自己水源の確保、開発と、この両方が相まってこそ、水の安定供給はできるんじゃないかなというふうに考えておるところでございまして、今回、そういう線の上にのっとって提案をさせていただいておるということを御理解いただきたいと思います。
 それから、担当の方から御説明はいたしますけれども、今御指摘の中で、少なくとも今回甘木・朝倉を入れることによって、現在の74円が130円、140円にまで膨らむだろうという認識は私は実は持っておりません。もしそういう自体を招くということであれば、当然のことながら、私も甘木・朝倉が参加することには筑後市の市長として反対をせざるを得ないわけでございます。ただ、私が聞いておるところによりますと、平成23年まで74円の料金は保障されておるというような話を聞いておるところでございます。
 最後に、自己水源の確保ということをいろいろ専門家筋にも聞いていますが、これはなかなかたやすいことではないというように聞いております。特に近年、いろいろ生活が多岐にわたりますと、地下水道の汚染ということも大きく言われておりまして、必ずしも安全な水を確保することはできないんじゃないか。それから、新たな地下水源を確保しようとすれば、既成のこれまでとっております四つの水源地において水の枯渇が起きるんじゃないか。あるいは、その周辺において井戸水で対応しておられる方々の水が枯渇をする。こういう事例が昭和50年代の半ばぐらいにはあったというふうにも聞いておりまして、どう考えても自己取水と上水道企業団からの水確保と、この2本立てが筑後市の水道行政の柱にならなければならないという認識を持っておるところでございまして、個別の御質問に対しては担当の方からお答えをいたします。
◎水道局長(釘嶋恭之 君)
 お答えいたします。
 質問議員の方からは、構成団体がだんだんふえていきますと、加入していきますと、それに伴って原水費が高くなるのではないかと、そういったことが一番気にされておるところでございます。
 これにつきましてでございますが、大山ダムを水源とします第2拡張事業につきましては、各構成団体の配分水量、6万6,740トンが増加をするわけでございます。このうち、既構成団体の増加する分が4万4,800トンでございます。それと八女市、広川町及び立花町の増加分が1万1,900トン、約17.8%でございます。それと甘木市、三輪町、夜須町、1市2町の分が7,240トンというふうなことで、10.8%でございます。したがいまして、八女市、広川町、立花町の17.8%と今回の甘木市、三輪町、夜須町の10.8%、残りの71.4%というものは既構成団体の水量増によるところの増量分でございます。
 したがいまして、今の原水費74円にどのように影響するのかということでございますが、ダム完成後、だんだんダムは後年度に整備することによりまして、原水価格が上がるというふうなことは十分考えられるところではございますが、企業団の長期計画書の中におきましては、現在の74円というものは、平成23年度までは現行の料金で維持することが可能であると。なぜ可能であるかと申し上げますと、今後の水源の確保ということから、基金の積み立てをやっておると。水源開発積立基金というようなことから、平成7年度から平成18年度、その期間におきまして、目標額を58億円ということで取り組んでおるので、現在の原水価格は23年までは維持できると、そういった計画がなされておるところでございます。
 したがいまして、確かに後年度にずうっとそういうふうなダムが建設されることによって建設工事費というのは上がっていく傾向にありますけど、それに対しましては、水源開発の積立基金と、一方ではそういった積み立ても行って、今の原水価格を23年までは維持できると、そういうふうなことであります。
◆21番(弥吉治一郎 君)
 まず私が聞いたのは、市長、過去の運営協議会の前に議会側と十分相談をして、そして、その結論をもって運営協議会に臨みますというところについて、市長は12月になられましたから、非常にそういうことを言うのはある面では申しわけないことかもしれませんが、これは市長になられたわけですから、もうやむを得ないことですね。私は、まともならばそれ以前に戻して、そして、議会で議論をやって、実はこういうことですよと。先ほど私が言ったような数字も間違っておるならば訂正をすると。そういうことを議会側として、そして、議会側がある一定、それでいいだろうというようなことになって、それをもって運営協議会に臨まれると約束をしてあるわけですから、それをせんでやられておるというところに私は重大な問題があると。これはやっぱり前に戻してもらわんといかんと。
 議長もさっき言いましたように、そうですよ。市長の責任じゃない。全権大使というか、全権は議長が持っておるわけですから、県南上水道企業団の議会の議員というのは、市長も議員じゃないわけですから、運営協議会というものだけでですね。ですから、議長はどういう考えで、特に甘木・朝倉を加入させることについて、私に言わせると、そういう構成団体をふやすことは新たな水源の確保ということで要るわけですから、問題があると。
 先ほど言いましたように、昭和48年の4市4町なら8万200トンの水を確保しておるのに、今ですら5万6,000トンしか使っておらんわけですから、最大でも6万4,000トンですから、まだ余力はあるわけですね。大山ダムをもうつくると言いよるけんしよんなか。それで、平成元年にどうしたかというと、そういう大山ダムの水を筑後市が余計買わんでいいようにということで、自己水源を確保しようということで、津島東に2,000トンぐらいの水が出る井戸を掘って、揚水をして、久恵まで持っていって今配水しよるわけですから、そのために筑後市は今地下水源を5,500トン持っておるわけでしょう。今後はそういうことをやりますというのが議会との──もう4,000トン以上は久留米からは買いませんと。今74円ですが、それが100何十円にもなったら、先ほど私が計算しましたように1億幾らの赤字になってくるわけですよ、毎年。
 そうすると、中身に入る前に私はそういうことをお聞きしなきゃいかんが、今中身のことをちょっと言われましたけど、市長も言われました。平成23年までというとに裏があるわけですね。全協の中でも言いましたけれども、300億円の第2期拡張事業をやるときに、もともと10分の1が構成団体の負担だったわけですね。ということは、300億円ですから、30億円を筑後市を初め6市7町ですか、1企業団で負担をして、300億円の事業を起こすと、こういうことだったわけですね。ところが、平成2年に法律が改正されまして、自治体の負担が10分の1から10分の3になったわけですね。ということは、10分の1が30億円ですから、10分の3ということになりますと90億円です。90億円から30億円、60億円が企業団のもうけといいますか、その金があるわけですよ。
 当初、企業団は料金設定をするときに150億円の借り入れを起こさにゃいかん、その償還をせにゃいかんからという逆算のもとに今74円で設定しておるわけでしょう。それを60億円借らんでいいようになりましたから、今の74円というのは50円ぐらいに本来は下げにゃいかんわけですよ。下げてあるなら、今、市長なり課長が言われたように、剰余金が出て、それを基金として積み立てておりますから、それをずうっと繰っていきよりますから、当たり前のことですよ、あと10年ぐらい、七、八年値上げせんでいいというのは。前に取り過ぎておるわけですから、60億円借るところで料金設計をした。ということは、60億円はそのままあるわけでしょう。料金設定を60億円借るところでしたということは、もうちょっと上があるわけですから、それをそのままずうっと取るわけですから、当たり前のことですよ、あと五、六年値上げせんちゃいいというのは。
 しかし、問題はそういうことではなくて、大山ダムが150億円というふうに、県南の負担がですよ、それで1トン当たりが150円、今は230億円負担せにゃいかんと書いてありますね。これは230億円、金がないわけですから、企業団が230億円、金を借り入れるわけでしょう。今度はそれを償還するわけでしょう。その償還金を1立米当たりで直しますと、大体1立米230円の水が毎日6万トン送られてくると。それを今の74円の水とならしますと、今の74円の立米当たりの供給単価ではできない。それが120円も130円にもなると、そういうことを想定して、平成元年の話ですけれども、筑後市は自己水源の確保をせんと、水道はパンクすると。住民に今10立米当たり1,800円から2千円もらっておると思いますが、それを3,500円も4千円ももらわなくちゃいかん。そして、一般会計から金がないのに1億も2億も継ぎ足さにゃいかんということになるから、自分のところは自分で守ろうということで自己水源の開発をしてきたわけですから、その点は理解をしていただかんと。
 そして、市長、だれに聞かれたかわかりませんが、地下水は危ないと、こういうふうな議論です。地下水が危なくて大山ダムの水が安全という保障はないわけでしょう。大体汚くなるとは川の水の方が早う汚くなるとやなかですかね。地下水なんていうのは、そう1日2日で悪くなることはないと私は思いますし、それならば、そういう理屈ならば瀬高町あたりは矢部川のすぐそばで井戸から揚水しておりますが、それも全部使えなくなると。そして、なぜ筑後川の水が安全と言われますか、あの汚い水が。私はそれは何かをするための、だれかをそういうことで説得するための便法といいますか、うまいぐあいに言う、危ない、危ないと、こっちの方がいいぞというような便法に使われる論法だけだと思います。
 なぜもとの、これは1回提案を下げるなどして、十分な議論をする場を設けられないのか。そしてまた、もう1点、これは平成19年でしょう、甘木・朝倉の水の供給というのは。それまでに筑後市は結論を出せばいいわけでしょう、皆さんからもらった資料によると。何もこの6月議会で早急に結論を出さなくても、全協の資料としてもらったのは今後の日程を書いてある分がありますが、水道局長にその点だけ確認したいと思いますが、すぐやらんでも、平成19年でしょう、甘木・朝倉の水の関係については。それで、この議会で結論を出さんでも、十分議論をして、本来はそういう場を何回も設けてもらわなくちゃならんわけでしょう、と思います。
 そうすると、議長は答弁はどうですか、これは本会議ですから、ほかの場を設けられて、私はお答えをいただく、あなたは全権大使ですから、義務があると思います。
◎総務部長(菰原修 君)
 お答えします。
 まず、当時の水道局長がおりませんので、私が把握しておる段階で御回答申し上げたいと思います。
 小石原川ダムにかかる増水量につきましては、確かに13年の5月、7月に庁議をしております。この甘木・朝倉の加入につきましては、ちょっと私も把握しておりませんので、休憩時間等に当時の局長等に確かめたいと思いますけど、そういう経過があります。
 それから、詳しい数字は水道局の方でお話があろうかと思いますけど、先ほど一つちょっと漏れておる点と申しますか、自己水源と、それから企業団から受水する費用についてはどうかということでございますけど、自己水源につきましては、完全に単費ということでしなければなりませんけど、企業団の受水につきましては、一応3分の1の国庫補助がございます。その後、出資債として2分の1は交付税で来るということでございますので、そこら辺で自己水源よりか受水した方が安いのではなかろうかと。確かな数字は水道局の方から説明があろうかと思いますけど、その点が一つあろうかと思います。
◎水道局長(釘嶋恭之 君)
 お答えいたします。
 今後の進め方と申しますか、平成19年に間に合えばいいのではないかというふうな御質問でございますが、今議会におきまして議決をいただいた後、7月におきましては、この議決書の写しを添付して、県の企業団の条例の改正がございます。次に、16年はもういよいよ工事に入るというふうなことから、事業変更の認可がございます。同じく16年の4月には事業を着工いたしまして、その工事が3カ年ほどかかります。それを終わった後、平成19年4月から用水の供給開始というようなことでございまして、その前にそれなりの手続といいますか、工事、あるいは手続、そういったものがございます。
 それと、先ほど原水費が上がらないかというふうなことの説明の中に、もう1点つけ加えて御説明を申し上げますと、甘朝の加入に伴いまして、新たに必要となります専用施設、この施設の工事については、すべて甘朝地区が負担をするというふうなことでございます。これの設備の投資が少なくて、結果的にはそういった水量の料金収入等が見込まれるというふうなことから、平成42年までの財政計画によりますと、損益勘定留保資金というのが7億円増加すると。そういった資金も今後の原水単価の方に充当をしていくということでございます。
 ほかには今の既構成団体の負担金が、甘朝が加入することによりまして780,000千円ほど減少するというようなことで、甘朝の加入に伴って損益勘定留保資金が7億円ほど確保され、さらに今の構成団体については780,000千円ほど繰出金が減少すると、そういうふうなことでございます。
◆21番(弥吉治一郎 君)
 それは当たり前のことでしょうが。加入金をもらうわけですから、それは企業団に残るわけですから、それはもう当たり前と。ただで加入させるわけではないわけですから、それはもう当然のことです。そうでしょう。7億のしこもらうわけですから。出資債と、それから繰出金とかという関係でもらうわけですから。そして、その分は今から30億、既構成団体から支払いする分から差し引かれるなら、負担は軽くなるというのは当たり前のことです。そのことと加入を認めていいかというのは、また別の問題だと私は思うわけですよ。
 当初言いましたように、4市4町でやっておるなら、もう2拡も要らんし、まだ水は安い単価で供給できておるわけですよ、20円か30円で。でしょう。久留米でも全然ふえていないわけでしょう、当初の計画から。8万200トンで計画して、5万6,000トンしか使うとらんわけですよ、4市3町で。ということは、2万トンの水余りです。マックスで計算しても1万6,000トン余っておるわけですよ。それを勝手にとは言いませんけれども、大牟田市を加入させる、高田町をさせる、大和町をさせる、八女市をさせる、立花町をさせる、広川町をさせる、2企業団をさせる、今度は甘木市を加入させるということで、どんどんどんどん水が要る状態をつくって、この事業を拡大していって、大山ダムを早急につくらんと水が足らんというふうに言われて、大山ダムをつくれば1立米が150円の水を買わにゃいかんと、そういうことに自分たちで企業団がなしていって、私たちの今までの4市4町、創設期の企業団の首を絞めてきておるわけでしょう。ですから、甘木・朝倉が加入することについて、また水が、小石原川ダムをつくれとかという要望があるようですけれども、また今度は高い水を買わなくちゃならん。ということは、ひいては筑後市民の首を絞めることじゃないかということで、私は平成元年度もそういう企業団の構成団体をふやすということについては反対をしてきておるわけですよ。ですから、今も私は反対をしよるわけですから、そういう意味で運営協議会がいつあったか知りませんが、議長が行かれておるわけですから、ひとつ今後の私の質問は議長にお願いをしたいと思いますから、そういう場を設けていただきたいと思います。
○議長(村上知巳 君)
 暫時休憩いたします。
 そして、休憩中に議会運営委員会を開催いたしますので、よろしくお願いします。
                午前11時39分 休憩
                午前11時46分 再開
○議長(村上知巳 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 休憩中に議会運営委員会を開催いたしました。協議の結果を議会運営委員長より報告いたさせます。
◎議会運営委員長(大藪健介 君)
 御報告申し上げます。
 休憩中に議会運営委員会を開きまして、議長に対します質疑の件につきまして協議をいたしたところ、直ちに全員協議会に落とし、とり行うことに議会運営委員会として満場一致を見たところでございます。議員各位の御賛同のほどよろしくお願いします。
○議長(村上知巳 君)
 暫時休憩いたします。
                午前11時47分 休憩
                午後1時24分 再開
○副議長(永田昌己 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 暫時休憩いたします。
                午後1時25分 休憩
                午後1時26分 再開
○議長(村上知巳 君)
 それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
 他に質疑はありませんか。
◆20番(門田司郎 君)
 質疑というよりも、今市長の提案があったやつも含めてどうでしょうか、議会運営委員会を開いて検討したらどげんですかね。
○議長(村上知巳 君)
 じゃあ、暫時休憩いたしまして、議会運営委員会を開催していただきます。
                午後1時27分 休憩
                午後2時8分 再開
○議長(村上知巳 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ただいま議案第44号の取り扱いについて、議会運営委員会を開催し協議を願ったところでございます。委員長に報告をお願いします。
◎議会運営委員長(大藪健介 君)
 休憩中に議会運営委員会を開催し、協議いたしたところでございます。
 県南水道企業団の説明を受けることについて、議会運営委員会を開催し協議をしたところ、一たん議案第44号の質疑を保留し、他の質疑をとり行いまして、その後、県南水道企業団が到着後、議案第44号の質疑をとり行うということで意見の一致を見たところでございます。議員各位の御賛同のほどをよろしくお願いします。
○議長(村上知巳 君)
 ただいまの委員長の報告に御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 それでは、一たん議案第44号の質疑を保留いたします。
△日程第12 議案第45号
○議長(村上知巳 君)
 次に、日程第12.議案第45号 専決処分の承認について(筑後市税条例の一部を改正する条例制定について)質疑はありませんか。
◆16番(貝田義博 君)
 2点についてお尋ねをいたします。
 この提案は地方税法の改正に伴うものでありますけれども、中身を見てみますと、今後の筑後市の税金に大きくかかわる問題があるというふうに思うんですが、なぜ専決処分でしかならないのか。本来ならば、やはりこうしたものは、たとえ税法の改正に伴うものであっても、臨時議会等を開催して協議すべきものじゃないかなというふうに思うんですけれども、その点についての見解をお答え願います。
 二つ目については、これまでも私は幾度となくこういう関係の問題を取り上げておりますけれども、今回の特別土地保有税の課税対象の拡大ということでは、地方自治体にとっては税収減になるわけなんですけれども、そういう観点からするならば、余り好ましいことではないというふうに思うんですけれども、筑後市については該当件数があるものかないものか、もしあるとするならばどのくらい減収になるものか、お答えを願いたいというふうに思います。
◎総務部長(菰原修 君)
 お答えします。
 まず、1点の専決処分で、なぜかと、臨時議会をすべきじゃないかということでございます。
 これにつきましては、ここ数年、毎年でございますけど、地方税法が改正になっております。これが例年、その年の3月31日公布ということでございまして、今回もそのように取り計らわせていただいています。特に税法の関係ということでございまして、例えば、非課税限度額が引き上がったということでもございますけど、要は例年どおりの取り扱いをさせていただいておるということでございます。
 それから、特別土地保有税の関係でございますけど、七、八年ぐらいまでだったかと思いますけど、たしかございましたけど、現在は筑後市については一件の該当もございません。
◆16番(貝田義博 君)
 もう少し詳しくお尋ねしますけれども、今回の特別土地保有税の関係では面積はどのようになっているんですか、お答え願いたいというふうに思います。
 それと、今現在はないということなんですけれども、今後については当然、これ可能性はあるわけですね。一定面積以上についてはそういうことで課税対象から外れてくるわけですから、そのことについては市としては大体どのようにお考えなのか、税制改正でやることだから仕方ないというふうに思っておられるのか。
 これは要するに、詳しく中身がよくわからないんですけれども、一定そういう民間の業者が何かの開発のために購入していたそういう土地などについて、減税を図るということですけれども、私は余り好ましいことではないというふうに思うんで、そのことについての見解をお答え願いたいと思います。
◎総務部長(菰原修 君)
 まず、面積でございますけど、間違った答弁をしたらちょっと訂正させていただきたいと思いますけど、1件5,000平米の土地の取得ということでございます。
 今後どういう対応をするかということでございますけど、筑後市だけで地方税法とかわった取り扱いは現在のところは考えておりません。(「これの市としての見解、こういう税制改正について」と呼ぶ者あり)
 筑後市の独自性を出せということでございますけど、先ほど答弁しましたように、筑後市としてこれにかわった取り扱いは現在のところ考えておらないということで、地方税法のままで取り扱いをさせていただきたいと考えております。
◆16番(貝田義博 君)
 はい、終わります。
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第45号の質疑を終結いたします。
△日程第13 報告第1号
○議長(村上知巳 君)
 日程第13. 報告第1号 専決処分について(損害賠償の額を定めることについて)質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、報告第1号の質疑を終結いたします。
△日程第14 報告第2号
○議長(村上知巳 君)
 日程第14.報告第2号 平成13年度筑後市一般会計繰越明許費繰越計算の報告について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、報告第2号の質疑を終結いたします。
△日程第15 報告第3号
○議長(村上知巳 君)
 日程第15.報告第3号 平成13年度筑後市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算の報告について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、報告第3号の質疑を終結いたします。
△日程第16 意見書案第2号
○議長(村上知巳 君)
 日程第16.意見書案第2号 公立学校事務職員・同栄養職員給与費の義務教育費国庫負担制度堅持を求める意見書について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、意見書案第2号の質疑を終結いたします。
△日程第17 諸般の報告について
○議長(村上知巳 君)
 日程第17.諸般の報告について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、諸般の報告の質疑を終結いたします。(「暫時休憩をお願いします」と呼ぶ者あり)
 暫時休憩いたします。
                午後2時26分 休憩
                午後2時27分 再開
○議長(村上知巳 君)
 ただいまより議案の審議に入りたいと思いますが、先ほど議案第44号の保留ということにいたしておりましたが、準備が整ったようでございます。
 まず、弥吉議員に申し上げたいと思いますが、私と市長の質問の中で市の負担金が28分の3、それから町が28分の1ということで、甘木、三輪、それから(「夜須」と呼ぶ者あり)夜須ですね。それで、甘木の28分の3、いわゆる28分の5を負担すべきではないかという質問だったと思いますが、まず、その辺につきまして、最初にそれから質疑を受けたいと思いますが、よろしゅうございますかね。
 ちょっと暫時休憩いたします。
                午後2時28分 休憩
                午後2時33分 再開
○議長(村上知巳 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 弥吉議員に対する答弁からお願いします。
◎水道局長(釘嶋恭之 君)
 では、お答えいたします。
 第2拡張事業にかかわるところの出資金の負担の割合でございますが、既構成団体におきましては、元年から平成7年度までの間につきましては市が28分の3、町が28分の1というふうな均等割で負担率がなっておるところでございます。平成8年度以降につきましては、水配分が確定をしたというふうなことで、基本水量比でもって出資の負担割合となっております。
 筑後市の場合につきましては、仮に1億円の負担の出資があったというときに、元年から7年までの間は、2分の1につきましては地方交付税の措置で交付税として返ってくる、残りの2分の1につきましては水料金でもって還元すると、そういうふうなことで、元年から7年度までの間は負担金につきましてはゼロでございます。
 次に、新しい甘朝につきましては、最初から水量比というふうなことで、元年にさかのぼって出資をしていただくと、そういうことになっております。したがいまして、その甘朝と仮に筑後市──既構成団体と比較をしたときに、既構成団体は元年から7年におきましてはゼロというふうなことで、甘朝につきましては水量比というふうなことでございますので、当然ながら甘朝の方はその間についてもお金を出していただいておるというふうなことであります。
 それと、当初の加入の協議においては、甘木、三輪、夜須、1市2町ということで加入の話であったが、最終的には市町村圏事務組合というような一つの団体で加入されたと。これは、本来であれば28分の5ではないかというふうな御指摘でございますが、先ほど申しましたように、甘朝につきましては基本水量比ということでございますので、28分の5とか云々というようなことではないわけでございます。あくまでも最初から水量比ということでしておりますので、それは比較にはならないというふうなことでございます。
 これにつきましては、それぞれの構成団体の運営協議会、あるいは議会の中でいろいろ協議をされまして、企業団と構成団体とそれなりの協定書といいますか、そういった協議書ができておると。それに従って、今回はそういう措置をなされておるところでございます。
 以上でございます。(発言する者あり)
 現在は水量比になっておるわけでございますが、これには県の方の指導もあっております。というのは、出資金等で普通交付税が措置される場合、これは実際に支出した額に対するところの措置でありまして、企業団の方から後でまたお金を払うと、そういうふうなことは交付税の措置に反すると。そういうふうなことから、均等割が水量比に見直しがなされておるところでございます。
◆21番(弥吉治一郎 君)
 今の答弁で皆様おわかりになったと思いますが、まず、私が言ったことが間違いなかったということが実証されたと思いますが、もともと筑後市などは平成7年までは均等割、28分の3で計算をされておったと。しかし、甘木・朝倉については当初から水量比だということですから、これおかしいわけでしょう。それを認める人が多いならば何ということなかわけですね。私はおかしいんではないかと、こういうふうに思います。
 それでは、逆にお尋ねしますが、じゃ、甘木・朝倉の平成7年度までの分については均等割の計算じゃなかったわけですから、それは幾らというふうに──全体で389,000千円
(147ページで訂正)でしょう、今度の出資金が。それの平成7年度までの割合については、どういう計算で幾らに出されておるのか。均等割じゃなかったわけでしょう、7年までは。それを水量比でして、どうして計算がされますか。そして、何と何と出して389,000千円(147ページで訂正)になるんですか。おかしいわけでしょう。
 それともう一つ、議員の皆さん方も、あるいは執行部の皆さん方も私よりか頭がいいわけですからわかっておられると思いますが、今執行部が言わんとしておることは、私ども筑後市が出した出資金のうちに、出資債として金を借りて払っておると思いますが、それが大体450,000千円ありますですね、平成11年まで。その半分については交付税・交付金で返っておりますよと言いよりますから、それはもういいわけです。だから、私も計算上230,000千円ぐらいと、こういうふうに言っておりますが、そのあとの半分は水で返したと、こういうことでしょう。
 しかし、皆さんようっと考えんですか。一般会計の中でやられておるとなら、そういう理屈もある面じゃ成り立つかもしれんです。しかし、水道会計というのは水道企業でしょう。一般会計から起債を4億どしこ出して、半分返ってきて2億、それが一般会計に返ってきておるなら、筑後市は負担はよそよりかしておりませんよという理屈が成り立ちますが、あと返した分は水道企業会計の中で、その料金の中で返されておるわけですよ、一般会計は関係ないわけですよ。それをあたかも私たちが頭が悪か、そんくらいでん議員は理解できんじゃろかと思うてから言われよっと思いますけれども、全く違うとですよ。
 水道も、みそもくそも一緒じゃないですけれども、病院の事業も、水道も、企業会計の分が全部一般会計でやられておるならば、その理屈は成り立たんこともないです。そうでしょう、料金体系は別でしょう、企業会計は。別のところでやられよるわけですから、あくまでも特別交付税・交付金で一般会計に戻ってきておるのは2分の1ですよ。2分の1は出しっ放しですよ、一般会計から。そうじゃないですか、理屈的に。そうでしょう。
 そうすると、今言いましたように7年までは、じゃ3億──それはいいです、後に置いておきますから、389,000千円(147ページで訂正)、筑後市が450,000千円、トータルで、将来分も含めて負担しますが、その甘朝の389,000千円(147ページで訂正)の平成元年から7年までの負担は、水量比とするならばそういう計算ができますか。それまでは構成団体は平等割、市が28分の3、町が28分の1取っておって、甘朝はどういう水量比が成り立つのか。そして7年まで、それから8年から11年まで、11年までから未来──18年か19年に終わると思いますが、それまではどういう計算で、何億と何億と何億と足して389,000千円(147ページで訂正)になるんですか。そして、さっきから言っておりますように、明らかになったのは、やはり一つの団体としてとらえられておると。根拠がないわけでしょう。
 さっきから言っておりますように、1市2町分で取らなくちゃ筑後市と公平にならんわけですから、そういうようなものを筑後市議会が認められるわけないわけでしょう。1回返していただいて、もう1回この県南上水道企業団で割り戻していただいて、筑後市の負担分もそうすると減ってくるわけですよ。今まで出しておるとはあります。しかし、今から140,000千円か150,000千円出さにゃいかんというとは、かなり軽減されるんじゃないですか。そうしたときに初めて甘木・朝倉、新たな加入について、負担金の上においては公平という原則が成り立つんじゃないですか、お尋ねします。
◎水道局長(釘嶋恭之 君)
 じゃ、お答えいたします。
 甘朝の負担でございまして、元年から7年までの389,000千円についての算定というふうなことでございますが、これはあくまでも水量比でもって、元年にさかのぼって算定をされておるわけでございますが、この389,000千円というのが私の方では11年度までが約260,000千円、12年度以降が137,000千円、合計の397,000千円というようなことの水量比でもって算定がなされておるところでございます。
 それと、地方交付税の2分の1については一般会計の方に還元措置になっておりますが、あとの2分の1につきましては水道の特別会計の方に、水道料金の減免というような形で水道会計の方に還元されておる状況でございます。
◆21番(弥吉治一郎 君)
 それは幾つかありますが、高う取っておるから水道企業会計の方に水量比で戻しておるだけで、今も言われたように一般会計は出しっ放しですよ。2分の1は出しておるわけですから、交付税で返ってきても2分の1、2億何千万は一般会計で出したということには変わりないわけですね。
 そうすると、今言いますように、平成7年までは執行部も何回も言われるように均等割でやっておるわけでしょう。そうすると、甘木・朝倉はどういう計算ですると均等割から水量比にそれが変えられるのか、おかしいわけでしょう。均等割なら均等割でしておるならわかるわけですよ、うちも28分の3ですから、うちの7年までの負担分と甘木の負担分は一緒です。それで2億何千万とならにゃいかんです。でしょう。8年から先、11年まではうちが水量比になっておるわけでしょう、15万3,000トン分の8,500トンで割られておりますから82,000千円ですか、そうなっておるわけでしょう。
 甘木もそれでいいわけですよ、あとは。平成8年からは7,240トンでしょう。ですから、15万3,000トン分の7,240トンで割られればいいわけでしょう。しかし、平成7年まではどういう計算で──片方の団体は均等割して、甘木・朝倉は水量比ですると。私はそういう計算が成り立つのかどうか、どうして成り立ちますか。そして、もともとはそういう、明確になったのは甘木分だけと。三輪町、夜須町の7年まではもらっておらないというのが明らかになったわけでしょう。そいけん、もらわないで皆さんが、筑後市議会が認めるかどうか、筑後市民が認めるかどうかですよ。それが大体2億あると、私は。逆算するとなると思いますですね、2億、3分の2。
 今議長も言われたように、うちが28分の3ですから、甘木と夜須とあれでは28分の5を出さにゃいかんわけでしょう。そうしますと約2億はもらわにゃいかんと、こういうふうになると思いますが、どうですかね、どういう計算ですか。──課長が言ったのが合っております。私ちょっとうろ覚えで389,000千円と言いましたが、正確にはこの資料にあります397,284千円ですね。私がさっき言ったのは訂正します。甘木・朝倉の出資金は「380,000千円」じゃなくて、「397,000千円」です。そのうち、平成7年までの水量比がどういう計算で成り立つのか、これ大ざっぱじゃないですか。そうしか思えんですよ。水量比は成り立たない。それを積み上げて397,000千円に、これとこれを積んでなったという、まずそのことでは資料をお出しいただきたいと。
 あとは認めるか認めんかでしょう。筑後市はうんと出しおるのを、久留米は2万何千トン、筑後市は当時4,000トンですよ。しかし、平等に出さされておるわけでしょう。大川も柳川も筑後市の倍以上水量を持っておったわけですよ。筑後市は一番少なかったわけです、4,100トンですから。そのとき私たちは抵抗しました、公明党の住吉さんも抵抗しました。何で久留米のように20何万も人口がおるところと、2万何千トンも水も使うところと、筑後市のように4,000トンしか水を買わないところが何で出資金を同じにするんだということでかなり抵抗をしましたけれども、これは企業団の議会でそういうことが決められておるということで、その見直しになったのが平成8年からでしょう。
 平成8年からされておることが元年からされておるなら私は何も言うとこないですよ、四千何百トンで4.何%ぐらいの出資金を取られておるならば。うちは10.71%出しておるわけですから、平成7年までに。それならば、新たに加入させろという団体も当然それは取るのが当たり前じゃないかと。しかし、私の計算では、何回も言いますけれども、甘木市今人口が4万5,000人ですね、うちよりちょっと少ないわけですが、甘木市だけの加入金しかこれは取っておらないと。夜須町と三輪町はもうまけておると。そういうようなことが何で公平・平等と言われるかと、こう言いよるわけですから。これ何回も同じことを言って恐縮でありますけれども、そういうことを言っておるわけです。
 それで皆さんがいいと、筑後市は金を持っておるから2億ぐらいうんと出したっちゃよそよりかいいじゃないかと言われれば、それはそれも──私は反対しますけれども、それまでのことでしょう。それに行き着きまでに──繰り返しになりますけれども、397,284千円の算出根拠。何回も言いますが、7年までに幾ら、7年から11年まで幾ら、11年から将来まで幾ら、それをトータルしまして397,284千円になりましたというこの算出根拠をまず明らかにしていただきたい。その水量比で出したのが、私が今言っておりますように均等割で出したものと数字が並ぶならば私は文句は言いません、並ぶはずないわけですから。
○議長(村上知巳 君)
 暫時休憩いたします。
                午後2時47分 休憩
                午後2時48分 再開
○議長(村上知巳 君)
 休憩前に引き続き会議を開きたいと思いますが、一たん本会議から全員協議会にですね、これは議運でも検討していただいておりましたので、このまま全員協議会に落として、それから水道企業団の弥吉議員に対する答弁をさせたいと思いますので、よろしゅうございますかね。(「異議なし」と呼ぶ者あり)暫時休憩いたします。
                午後2時48分 休憩
                午後3時43分 再開
○議長(村上知巳 君)
 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 それでは、議案第44号に対する質疑はこれで終結したいと思いますが、よろしゅうございますかね。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 それでは、日程第11. 議案第44号 福岡県南広域水道企業団規約の一部を改正する規約についての質疑を終結いたします。
△日程第18 議案委員会付託
○議長(村上知巳 君)
 日程第18.これより議案の付託を行います。
 お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
△日程第19 陳情書委員会送付
○議長(村上知巳 君)
 日程第19.陳情書の委員会送付を行います。
 陳情書送付表のとおり、所管の常任委員会に送付いたします。
 それから、皆さん方に了解をお願いしたいと思いますが、それぞれの常任委員会におきまして特別委員会の振り分けと申しますか、それぞれの議員さんの委員会におきまして、それぞれの常任委員会で振り分けがあっているところでございます。
 これは後で厚生委員会で協議を願いたいと思いますが、篠原千三議員が特別委員会の構成に全くないということで、不平等といいますか、そういったことも聞いておりますし、この点を総務文教委員会でどなたか交代という形になりましょうけれども、協議を願って、その後、皆さん方により議会に報告をさせていただいて、できますなら、それに賛同をお願いしたいというふうに思いますので、そういったことでよろしゅうございましょうか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 それでは、以上をもちまして本日の日程を全部終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
                午後3時46分 散会