平成14年12月 定例会(第17回)


           平成14年12月16日(月曜日)      

                              (午前10時00分開会)


1.出席議員(21名)

    1番  永 田  昌 己         12番  田 中  瑞 広
    2番  篠 原  千 三         13番  田 中  秀 行
    3番  平 井  勝 行         14番  野 口  和 江
    4番  池 田  光 政         15番  北 島  スエ子
    5番  塚 本  辰 吉         16番  貝 田  義 博
    6番  島    啓 三         17番  田 中  正 助
    7番  原 口  英 喜         19番  馬 場  節 夫
    8番  若 菜  道 明         20番  門 田  司 郎
    9番  水 町    好         21番  弥 吉  治一郎
    10番  永 松  康 生         22番  村 上  知 巳
    11番  大 藪  健 介

2.欠席議員(1名)

    18番  秋 山  重 敏

3.本会議に出席した事務局職員

    事務局長     下 川  広 志
    庶務係長     青 木  靖 文
    書記       北 原  由美子

4.地方自治法第121条により出席した者

    市長                 桑 野  照 史
    助役                 中 村  征 一
    収入役                菰 原  千 里
    教育長                牟田口  和 良
    総務部長               菰 原    修
    民生部長(兼同和対策室長)      角    隆 範
    建設経済部長             久 保  満寿男
    市立病院事務局長           後 藤  秀 夫
    教育部長               下 川  雅 晴
    消防長(兼消防署長)         松 藤    元
    総務課長               平 野  正 道
    企画課長               山 口  辰 樹
    人事課長               宮 原  一 壽
    税務課長               城 戸  秀 穂
    女性政策課長        
                       平 野  末 子
    (兼勤労者家庭支援施設館長)
    新幹線整備推進室長          田 中  僚 一
    会計課長               村 上  春 夫
    市民課長               冨 久  義 樹
    環境課長               徳 永  知英子
    健康課長               坂 本  正 憲
    福祉事務所長             真 鍋  信 一
    老人ホーム園長            緒 方  純 子
    農政課長               鬼 丸  則 行
    土木課長               水 町  良 信
    都市対策課長             加賀田  慎 一
    商工観光課長             徳 永  憲 一
    下水道課長              高 原    巌
    市立病院総務課長      
                       右 田  喜 俊
    (兼介護支援センター室長) 
    市立病院医事課長           中 村  正 暢
    監査事務局長             庄 村  國 義
    農業委員会事務局長          塚 本  貮 郎
    教育委員会学校教育課長        野 田  広 志
    教育委員会社会教育課長   
                       松 永  盛四郎
    (兼中央公民館事務長)   
    教育委員会同和教育課長   
                       馬 場  正 利
    (兼同和対策室参事)    
    教育委員会文化振興公社支援室長    黒 田  洋 一
    消防本部次長(兼総務課長)      堤    秀 信
    消防本部警防課長           村 上  由 明
    消防本部予防課長           永 田  耕 作
    水道局長               釘 嶋  恭 之

              議事日程第3号      
                     平成14年12月16日午前10時開議

第1  議案第61号 筑後市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定に
          ついて                       質疑応答
第2  議案第62号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条
          例制定について                   質疑応答
第3  議案第63号 筑後市長、助役、収入役及び教育長の給与に関する条例の一部を改
          正する条例制定について               質疑応答
第4  議案第64号 筑後市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定につい
          て                         質疑応答
第5  議案第65号 筑後市手数料条例の一部を改正する条例制定について  質疑応答
第6  議案第66号 筑後都市計画船小屋観光地区条例の一部を改正する条例制定につい
          て                         質疑応答
第7  議案第67号 筑後市火災予防条例の一部を改正する条例制定について 質疑応答
第8  議案第68号 筑後市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定に
          ついて                       質疑応答
第9  議案第69号 筑後市水道事業給水条例の一部を改正する条例制定について
          ついて                       質疑応答
第10  議案第70号 筑後市立病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定
          について                      質疑応答
第11  議案第71号 平成14年度筑後市一般会計補正予算(第4号)     質疑応答
第12  議案第72号 平成14年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
                                    質疑応答
第13  議案第73号 平成14年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第2号) 質疑応答
第14  議案第74号 平成14年度筑後市介護保険特別会計補正予算(第1号) 質疑応答
第15  議案第75号 平成14年度筑後市下水道事業特別会計補正予算(第1号)質疑応答
第16  議案第76号 平成14年度筑後市病院事業会計補正予算(第1号)   質疑応答
第17  議案第77号 平成14年度筑後市水道事業会計補正予算(第1号)   質疑応答
第18  議案第78号 平成13年度筑後市歳入歳出決算の認定について     質疑応答
第19  議案第79号 字の区域の変更について               質疑応答
第20  議案第80号 福岡県自治振興組合を組織する市町村数の増減について 質疑応答
第21  議案第81号 福岡県市町村災害共済基金組合を組織する市町村数の増減について
                                    質疑応答
第22  議案第82号 福岡県市町村消防団員等公務災害補償組合を組織する市町村数の増
          減について                     質疑応答
第23  報告第7号 平成13年度筑後市用品調達基金の運用状況について   質疑応答
第24  報告第8号 平成13年度筑後市国民健康保険高額療養資金貸付基金の運用状況に
          ついて                       質疑応答
第25  報告第9号 平成13年度筑後市介護保険高額介護サービス費等資金貸付基金の運
          用状況について                   質疑応答
第26  報告第10号 平成13年度筑後市土地開発基金の運用状況について   質疑応答
第27  報告第11号 専決処分について(損害賠償の額を定めることについて)質疑応答
第28  報告第12号 専決処分について(損害賠償の額を定めることについて)質疑応答
第29  意見書案第3号 ILO第175号条約及びILO第111号条約の早期批准を求め
            する意見書について               質疑応答
第30  意見書案第4号 パート労働者及び有期契約労働者の適正な労働条件の整備及び
            均等待遇を求める意見書について         質疑応答
第31  意見書案第5号 基礎年金の国庫負担割合3分の1から2分の1へと早急に引き
            上げを求める意見書について           質疑応答
第32  意見書案第6号 道路財源の確保等に関する意見書について     質疑応答
第33  諸般の報告について                       質疑応答
第34  議案委員会付託
第35  請願書委員会付託
第36  陳情書委員会送付

      ─────────────────────────────

                午前10時 開議
○議長(村上知巳 君)
 おはようございます。本日の出席議員は21名で定足数に達しております。
 ただいまより本日の会議を開きます。
 本日の会議は議事日程第3号により行います。
 これより全議案の質疑に入ります。
△日程第1 議案第61号
○議長(村上知巳 君)
 日程第1.議案第61号 筑後市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第61号の質疑を終結いたします。
△日程第2 議案第62号
○議長(村上知巳 君)
 日程第2.議案第62号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第62号の質疑を終結いたします。
△日程第3 議案第63号
○議長(村上知巳 君)
 日程第3.議案第63号 筑後市長、助役、収入役及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第63号の質疑を終結いたします。
△日程第4 議案第64号
○議長(村上知巳 君)
 日程第4.議案第64号 筑後市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第64号の質疑を終結いたします。
△日程第5 議案第65号
○議長(村上知巳 君)
 日程第5.議案第65号 筑後市手数料条例の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第65号の質疑を終結いたします。
△日程第6 議案第66号
○議長(村上知巳 君)
 日程第6.議案第66号 筑後都市計画船小屋観光地区条例の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第66号の質疑を終結いたします。
△日程第7 議案第67号
○議長(村上知巳 君)
 日程第7.議案第67号 筑後市火災予防条例の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第67号の質疑を終結いたします。
△日程第8 議案第68号
○議長(村上知巳 君)
 日程第8.議案第68号 筑後市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第68号の質疑を終結いたします。
△日程第9 議案第69号
○議長(村上知巳 君)
 日程第9.議案第69号 筑後市水道事業給水条例の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第69号の質疑を終結いたします。
△日程第10 議案第70号
○議長(村上知巳 君)
 日程第10.議案第70号 筑後市立病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第70号の質疑を終結いたします。
△日程第11 議案第71号
○議長(村上知巳 君)
 日程第11.議案第71号 平成14年度筑後市一般会計補正予算(第4号)について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第71号の質疑を終結いたします。
△日程第12 議案第72号
○議長(村上知巳 君)
 日程第12.議案第72号 平成14年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第72号の質疑を終結いたします。
△日程第13 議案第73号
○議長(村上知巳 君)
 日程第13.議案第73号 平成14年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第2号)について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第73号の質疑を終結いたします。
△日程第14 議案第74号
○議長(村上知巳 君)
 日程第14.議案第74号 平成14年度筑後市介護保険特別会計補正予算(第1号)について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第74号の質疑を終結いたします。
△日程第15 議案第75号
○議長(村上知巳 君)
 日程第15.議案第75号 平成14年度筑後市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第75号の質疑を終結いたします。
△日程第16 議案第76号
○議長(村上知巳 君)
 日程第16.議案第76号 平成14年度筑後市病院事業会計補正予算(第1号)について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第76号の質疑を終結いたします。
△日程第17 議案第77号
○議長(村上知巳 君)
 日程第17.議案第77号 平成14年度筑後市水道事業会計補正予算(第1号)について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第77号の質疑を終結いたします。
△日程第18 議案第78号
○議長(村上知巳 君)
 日程第18.議案第78号 平成13年度筑後市歳入歳出決算の認定について、質疑を行います。
 平成13年度筑後市歳入歳出決算の認定についてでございますが、まず、一般会計歳入歳出決算の歳入について、質疑はありませんか。決算書の10ページから43ページまでです。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、進行いたします。
 次に、歳出第1款から第6款までの議会費、総務費、民生費、衛生費、労働費及び農林水産業費について、質疑はありませんか。決算書の44ページから95ページまでです。
◆21番(弥吉治一郎 君)
 お尋ねをしたいと思いますが、まず、決算の歳入歳出決算にかかる主要施策の成果等の実績報告の中で23ページですか、バランスシートが書いてありますが、これとですね、例えば、今第6款までですから農林水産業費までよかとでしょう。
○議長(村上知巳 君)
 はいそうです。
◆21番(弥吉治一郎 君) 続
 農政の関係でお尋ねしますが、この成果表の中には、大体毎年変わらんような書き方をされておるわけですね。恐らく農政だけでなく、ほかの部面もそうだと思いますが。じゃ、ことしバランスシートということでこういうことでされておりますが、これは農政なら農政、商工なら商工、少しは書き方を変えんといかんのじゃなかろうかと思いますが、そういう考慮は、この成果表の中でされたのかどうかですね、お尋ねをします。
 そうすると、このバランスシートを見ますと、例えばですね、このやり方は何といいますか、道路敷といいますかですね、市が持っておる資産、市道、そういうものも含めたところで総資本というふうに上げてあると思うわけですね。それに対して、借り入れといいますか、いわゆる交付税で措置されない、いわゆる自前の税金で払わなきゃいかん金といいますか、そういうものを上げてですね、まだ筑後においては、新聞発表をだれがしたかどうか知りませんが、バランスシートを例えてですね、まだ筑後市は財政的に余力があるとかというようなことを発表されておるようですね。ちょっと新聞をきょうは持ってきておりませんが、果たしてそういうような評価でいいのかどうかですね。
 これは市道なんちゅうのは、市がひっくり返ろうがどうしようが売れない資産だろうと思うわけですね。これは道路を売るということはできんし、それまで当てにして、まだ借り入れの方が低いというような見方ではですね、まだ借金はどんどんして、いろいろな事業をどんどんやっていいというようなことに私はなりかねないと思うわけですね。むしろ、前に使いよりました、いわゆる起債制限比率とか、そういうものでですね、いわゆる市の財政の尺度をはかっていった方が、私はまだまだ財政は健全財政を保つことができると思うわけですが、このバランスシートを作成されてですね、どう本当に新聞発表のような評価をしてあるものか、道路敷まで入れたところで、総資本というようなことで見込んで、売れない資産まで、まだ市は持っとるぞと、それでまだ借金はしてどんどん使っていいぞとかっていうような認識なのかどうかですね、ひとつお尋ねをしたいと思います。
◎市長(桑野照史 君)
 おはようございます。ただいまバランスシートの導入について、弥吉議員からお尋ねをいただきました。
 私も昨年、市長就任をする以前の段階で、市民の皆さん方といろんな意見交換をしておりましたが、かねて申し上げておりますように、市役所の中と市民との間の格差があり過ぎるというような話がありました中で、確かに民間のこの厳しい感覚を市政に導入をしてもらいたいという幾人もの方からの要請がございました。
 そういうような中の一環として、たまたま大分県の臼杵市だったろうと思いますけれども、会社経営をしておられた市長さんが、全国に先駆けてバランスシートというものの導入をされて、非常に財政の中で、きちっと数字に裏づけられたプラス・マイナス効果というのが出てきておるということでございまして、したがって、就任直後から早速その研究に入って導入せよということに入ったわけでございます。
 確かに、今おっしゃいますように、初年度でございますので、この間、報告を聞きましたが、十分な成果が出ているというふうにも言えないわけでございますが、現在の実情につきましては、担当部長の方から、きちっと分析の回答ができると思いますので、させていただきます。
◎総務部長(菰原修 君)
 お答えいたします。漏れている点があったら、また申しわけありませんが、再質問をお願いしたいと思います。
 まず、バランスシート作成につきましては、今、市長の方からもありましたように、ともかく初めてでございまして、どういうもので作成しようかということで苦慮したところでございます。
 そこの25ページにあらましを書いておりますように、作成方法が簡便であることと、総務省が発表した分析内容で作成をしていくということで、作成をさせていただいておるところでございます。
 これを今後、どう活用するのかというのが非常に今後の課題でございまして、今からこんなことを言っては申しわけありませんが、じっくり勉強させて、どういう活用させていただくかは議論させていただきたいと思います。
 それから、財政的に余裕があるんじゃないかという新聞報道でございますけど、若干ニュアンス的に違いまして、例えばその時点では、大牟田市の方が出ておったわけですけど、そこら辺を勘案して、他市と比べていいのではないかというぐらいで、新聞記者の定例記者会見では報告をさせていただいておるところでございます。
 今、県下で20市程度、町も含めてですかね、20団体ほど作成をされておるようでございますけど、県、それから柳川、甘木、そこら辺と比べますと、柳川市よりかは若干いいようでございますけど、あるいは大牟田市よりかいいようでございますけど、甘木市については、これは分析はしておりませんけど、非常に広域的にあるということで、資産等があるんじゃなかろうかということで、若干甘木市よりか金額的には落ち込んでおるようでございます。
 それから、確かに記者会見で申し上げましたように、あるいは何らかの会議で申し上げましたように、公園とか橋、道路、これをどれだけの資産価値があるかというのは、非常に疑問点がございます。これをもう少し分析をさせて、もう少し明快な答弁ができるように、今後、申しわけありませんけど、もう少し勉強させていただきたいと思っております。
 何しろ先ほど申し上げましたように、初めてのバランスシートということでございますので、筑後市の総資産、あるいは負債がどれだけあるかということで、この表として出させているところでございます。
 それから、バランスシートに合うような成果表の書き方をすべきじゃないかということでございますけれども、これにつきましても、もう少し検討させていただきたいと思います。
◆21番(弥吉治一郎 君)
 市長が答弁されたように、私も就任される前ですね、選挙のときからバランスシートをやると、私も大賛成をした一人です。しかし、こういうものが出てくると、私も予想をして、私たちが言う、考えるバランスシートとですね、中身が余りにも違い過ぎます。
 今、総務課長が言われました、25ページに書いてあります総資産が469億円と、負債が 203億円と、それで正味資産が265億円ですから、まだこの分はですね、借金もできる、金も使えるとかというような認識に立たれると、これは大変なことだなと。
 私は、記者会見のときに同席しておりませんが、わかりませんが、新聞にですね、筑後市はまだ財政的に余裕があるとかというようなですね、そういう読者というのは、私も読者の一人ですが、とれるような書き方をされておったから、執行部もそういう認識をされておるならですね、これは全然大変なことだと。
 だから、言いましたけれども、道路でありますとか、実際企業ならですね、企業が持っておる土地でありますとか建物でありますとか、そういう物は売ることができるわけですよ。しかし、市が持っておる道路でありますとか、学校敷には、二つの学校が一つになったら、それは一つは売れるかもしれませんが、それもなかなか簡単にはいかんと思うわけですね。そういうものの、いわゆる資産評価をして、それが筑後市の総財産だと、そして右側には、いわゆる借入金がどれだけあると、それを比べるためにバランスシートというには、私は余りにもお粗末じゃなかろうかなと、こう思うわけですね。
 本来ならば、今、6款の農政課までですから、農政のことを言わせていただきますと、これだけこういうものにつぎ込んだと。補助金でありますとか、あるいはそのほかのことをして、農業生産がこれだけ上がった、それが私はバランスシートだと思いますから、今後は、各いわゆる款別といいますか、課別にバランスシートをこれだけ1年間、あるいは3年間で、その資本を突っ込んだと、市費を突っ込んだと。これだけの成果が上がりましたよというのが私はバランスシートだと思うわけですね。そういうような書き方を、この成果表を見ましてもですね、旧態依然とした成果表でですね、そういう書き方になっておらない。
 そこを見るのが、本当に企業経営、市長も言われましたように、企業経営の導入、そういう感覚の導入とするならば、投資対効果でありますから、これだけ投資して、これだけこの成果が上がったと。これだけ投資しても成果が上がらんようなものがあればですね、どんどんそれをやめて、違う効果が上がるような事業に取り組むということが、私はバランスシートを活用する目的だろうと思いますから、こういう大ざっぱな、どれだけその資本があって、負債がどれだけあるとかというようなことじゃ何もならんと思いますし、大体そういう意味で私も余り詳しくないわけですけれども、市長以下ですね、幹部職員の皆さん方が、このバランスシートを、いわゆる貸借対照表というものをどういうふうにとらえられておるのか、ひとつ、これは全部にお聞きしたいわけですけれども、そういう気持ちでですね、事業の選択なり、私はしなきゃいかんと思いますが、その付近については、総務部長なりどういうふうにお考えでしょうか。
◎市長(桑野照史 君)
 今、御指摘をいただきましたように、民間の感覚で、投資対効果をどう数字であらわすかということがバランスシートの目的だろうというふうに思います。そういう意味からいいまして、なるほど本年度は御指摘いただきましたように、まだまだ我が筑後市の中で不十分だというふうに私も認識して、この間からも話をしたところでございまして、ただ初年度で、
とりあえず数字的に──弁解するようで恐縮ですが、初めての試みの中で、どれだけ今現状
の数字の中であるかということですから、明年以降については、当然のごとく、各款ごとにですね、各課ごとに、それだけの投資がある、あるいは数字に裏づけられて、これがいかにむだなものかということも如実にあらわれてくる。そういうような中で、思い切って削るべきは削り、ふやすべきはふやすというふうにしていかないと、これからの財政はもたないわけですので、来年以降しっかり御指摘いただきましたようなことを内部で検討をして、実のあるものにしていきたいと。とりあえず、ことしは大変申しわけありませんが、スタートしたというところで、一応の数字の裏づけができたというところで、御容赦をいただきたいというふうに思うところでございます。
◆21番(弥吉治一郎 君)
 大体わかりましたが、じゃ、これは総体的といいますか、全体的なバランスシートといいますかですね、総資本に対する負債がどれだけあるかということを書いてあるだけで、来年私たちは選挙でありますから、それをクリアできるかどうかわかりませんが、来年からはですね、各款ごとに、これだけ6款なら6款で投資したと、これだけ投資効果が上がったとかというようなことを、これは出らん部分も出てくると思うわけですね。
 しかし、今、市長が言われますように、款ごと、あるいは課ごとの、そういう投資対効果というようなものが、来年度の、いわゆる私たちに提示されます1年間の成果表では明らかにされるということ、そういうお約束をされたということでよございますか。
◎総務部長(菰原修 君)
 お答えします。
 弁解するようでございますけど、どれだけその表と申しますか、数字的、あるいは文言的、どれだけ成立するかは、なかなか今後検討させていただいて、はっきり来年度からぴしゃっとしますよという断言までは、ちょっとそこら辺までは御勘弁を願いたいと。
 ただ、これ以上に、ことし以上に、もう少し数字的にあらわすことができるように努力はしていきたいと思いますけど、完璧なものになるかどうかは、もう少し十分検討させていただきたいと思います。
◎市長(桑野照史 君)
 当局はそういう、少し執行部の中でも、私が先に走り過ぎるというところがあるのかもしれませんが、先ほど申し上げましたように、先進地といいますか、そういうことを非常に効果を上げているところもあるわけですから、よそがやれてて我が筑後市でやれないわけはないというのが私の基本的認識ですので、私は一生懸命努力をして、それに近づけるようにしたいというふうに思っております。
◆21番(弥吉治一郎 君)
 バランスシートのことを言っておるということで認識といいますか、例えば、商工でもですね、さきの議会で指摘をしましたが、今駅前のいわゆる開発とかということで投資がされておるわけですね。これも過去には何千万という単位で投資がされておったけれども、成果が全然上がっておらないというようなことも、当然、そういう各款のバランスシートということになれば、私は出てくると思うわけですね。そうしたときに、私は思い切ってやっぱり予算措置でも変えていかなきゃ意味がないと思うわけですね。そういうようなこともやられるということでしょう。
 そして、やっぱり市長が言われますように、この成果表の書き方でも、バランスシートにのっとった各款の款別の成果表を出されておるというようなところがあれば、私たちも勉強しますけれども、執行部も十分この課長、部長さん方で勉強されてですね、来年度は本当の意味でのバランスシートになるように、ひとつお願いをして、ことしは初めてですが、初めて初めてと総務部長も言いますから、これで終わらせていただきたいと思います。
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑ありませんか。
◆16番(貝田義博 君)
 一つは、成果実績報告書の中の73ページ。税務課にお尋ねをいたしますが、収入未済額の後に、最後の行になりますけれども、なぜそういう、収入未済額が発生をしたのかということの理由でしょうけれども、バブル崩壊後の長引く景気低迷の影響が大きく、また国、地方への行政不信感が少なからず影響しているということで、受けとめ方によっては、国、地方行政への不信感があるから払わなかったというような、何かそういうことに受け取られかねられないような文言の表現になっていますけれども、実際はどういうふうに内容を書かれておるのか、明確にしてもらいたいというふうに思います。
 それから、小さいことになりますけれども、企画課にお尋ねいたしますが、人材育成事業について、今回、1人の応募もなかったということでは、どこにその問題点があるというふうに認識をされておるのか。ただ単に、こういう不況だから応募がなかったのかなと、そういうふうに受けとめていいのかどうなのかをお答え願いたいというふうに思います。
 それから、民生費の関係でありますけれども、市内13園あるんですけれども、これは実績評価書を見ると、2園を除いては、すべて定員をオーバーしてきています。さらに駅前にもまたマンション等ができていますけれども、今後、その保育園が足りないというような、全国的にはそういう待機児童の問題が言われておりますけれども、今でさえ定員オーバーで1.2倍まではふやしていいような、そういう厚生労働省の意向もあるようなんですけれども、このまま推移していいのかという私は気がいたしますけれども、そういうことについて、どのように検討かなんかなされているのか、お答え願いたいと思います。
 それから、先ほど弥吉議員が質問をされましたバランスシートの関係でありますけれども、やはり言われましたように、一般の人の営利企業と自治体というのは違うわけでありまして、そこに企業会計のこういう方式を導入していいのかという問題が、そもそもあろうと思います。
 その部面では資産が幾らあろうとも、それは別に問題ないことでありまして、ここでは発生主義をとっているということなんですけれども、結局のところは、その時点での、要するに何ですか、評価というか、実際にその原価がどうかということで上がっていますけれども、その後当然、土地代とかはずっと下がってきてますし、そういうことについては、どのように評価をされているのかどうか、お答えを願いたいというふうに思います。
 以上です。
◎総務部長(菰原修 君)
 私の方からは、税務課の関係でございます。
 73ページの国、地方への行政不信感ということでございますけど、これは徴収なんかに行く時点で、例の外務省の問題とか、国については、そこら辺があったようでございます。
 地方の行政と申しますのは、これは現在の行政についての対応等、これは言葉的には、今、質問議員申されましたように、ちょっとこうニュアンス的にどうかなという部面もございますけれども、行政に対しての不満とか、そこら辺が出てきておるようでございます。
◎総務課長(平野正道 君)
 バランスシートの固定資産の部分についてお答えいたします。
 この資産の計上の仕方についてはですね、取得価格から、その後、一定の減価償却をしまして、そして残存価格ということで、毎年全部を見直してですね、その集計をしておるところです。
◎福祉事務所長(真鍋信一 君)
 お答えいたします。
 保育所の定員の中で、定員オーバーをかなりの保育所がやっておるけれども、このまま推移していいのかという御質問だったと思います。
 県内周辺でも、久留米、大牟田についてはですね、既に個別指導があっておるというふうに聞いておりますが、筑後市に対しては、まだ個別指導はあっておりません。
 ただ、会計検査あたりの指摘でもですね、余り25%オーバーというのは好ましい状態ではないという指導もあっておるようでございまして、既に市内での保育所の対応としては、公立保育所も含めてですね、それから民間では北川保育所とか公認保育園とか、こういったところについて、最近新築ないし増築をした保育所を中心にですね、定員の見直しをお願いしたいということで、今指導を強化したいと考えておるところでございます。
◎企画課長(山口辰樹 君)
 人材育成事業の一般分の応募がなかったということで、どういう分析をしているのかということでございますけれども、正直申し上げまして、具体的にこれを解決するすべというのは、今のところないのが現状でございます。
 これは昨年から続きまして、実は本年の人材育成の選考委員会でも議論になりまして、なぜこういう事態になっているのか、なかなか難しい点がございまして、現在、そこを含めまして、分析をすることにいたしております。今後、引き続き検討させていただきたいというふうに思っておるところでございます。よろしくお願いします。
◎総務課長(平野正道 君)
 申しわけありません。先ほどの有形固定資産の計上の仕方でございますけれども、建物等についてはですね、減価償却をして、残存価格を集計をしておりますけれども、土地の部分につきましては、取得価格、取得原価を評価の基準としておりますので、取得した当時の価格で、これは評価をし、計上をさせていただいておるところでございます。
 確かに、地価の変動等がありますので、どうかというような面はありますけれども、一応、今回の総務省の基準で計上をしておりますけれども、その基準によれば、そういったルールでやっておるところです。
 市の方は、土地の簿価主義というようなこともありますし、そういったところでやっておるところです。
 土地の変動等の部分はどうかというふうなことになってきますとですね、その部分は今後の検討課題かというふうに思っておるところです。
◆16番(貝田義博 君)
 バランスシートの関係では、結局のところ、現段階での評価が幾らかというのは出されないことでしょうから、だから実際、現実的ではないなというふうに私は思うんですね。だから、たとえその資産がどれだけあっても、それを売ることができないという現実、学校であれ、公園であれ、弥吉議員の言われた道路でもそうなんですけれども。だから、やはり問題は、投資したそのものがどういうふうに、その後、活用されているのかと。
 先ほど、費用対効果の面を言われましたけれども、そのところはきちっとやっぱり押さえていかないと、そういう資産と負債の関係だけを見ると、見誤るということも私はあろうと思いますんで、ぜひそういうことで、何かバランスシートも幾つかやり方があるらしいですね。ですから、そこら辺を本当に実態に合うようなものにしていってもらいたいなというふうに思います。
 それから、保育園の関係ですけれども、今の回答では、2園について定員の見直しをというふうに言われておりますけれども、市はそう思われても、向こうは法人格を持ったそういう保育園でありますので、そう簡単にはいかないというふうに思います。当然、施設整備からまたしなきゃいけないわけでありますから。ですから、私はそこら辺を、よそでは民営化の方向に公立保育園が行っているところもありますけれども、私はまだまだよその市に比べれば、筑後市というのは民間の保育園におんぶにだっこというのがあったと思うんで、この件では持ち出しからして私は少ないというふうに思っています。
 そういうことからするならば、やっぱり園に対しても、もっともっとですね、いろんな形での優遇策をしかれていいと思います。延長保育や乳児保育とかいろいろやっていますけれども、そういう意味では、ちょっとこれは決算ですので、あんまり言えませんけれども、今後についてはですね、やはり園の側のそういう意向も十分踏まえた上での対応をやっていただきたいと。市の方の勝手なときだけですね、定員をふやしてくれというわけには、なかなか私はいかないというふうに思うんで、ぜひそういうことでやってもらいたいなと思います。
 それから、最後になりますけれども、今、総務部長が、税務課のこの文言についてはどうかなというふうに思うと言われましたけれども、やはりこの文言からするならば、何か国に対して不信を持っているから払わんのじゃないかというふうに、私はそういうふうにしか受けとめられないんで、だとするならば、ちょっとこれは実際督促とかされる時点で、そういうことを恐らく言われるというふうに思うんですけれども、しかし、そのことだから払わんということで、じゃあ合理化できるかというと、私はそうじゃないと思うんですね。当然やっぱり国民、市民というのは、税金を払う義務というのはあるわけですから。ですから、それをこういうふうな文言で何か始末をつけるというのは、ちょっと私はいかがなものかなというふうに思いますけれども、どうですかね。
◎総務部長(菰原修 君)
 お答えします。
 徴収なんかに行く時点で、やっぱり民間が非常に厳しいから、公務員に対しての風当たりと申しますか、それは非常に強いものでございます。
 特に、以前は県の空出張の問題のときも、徴収に行くときには、そこら辺を指摘されておりますし、そこに文言を書いておりますように、国というのは、先ほど申し上げましたように、外務省の機密保持ですかね、そこら辺について、非常に公務員の国、県、市に対しての厳しい風当たりということで指摘されてございますし、そういう文言にさせていただいておったところでございます。
◆16番(貝田義博 君)
 しかし、納税者から見ると、そういう気持ちは確かにだれしも持っていると思うんですよね。何かそれでもやっぱり義務である税金はやっぱり払うわけでしょう。だからといって、
払わないということで事済ましていいのかなという──だから、どうですかね、これは。私
は思うんですけど、国、地方への行政不信感が少なからず影響をしているというふうに言われるのは、そういうことの理由で、要するに税金が徴収されていないんだということで合理化されるような感じを受けると思いますけれども、市長は別に何とも思われませんか。
◎総務部長(菰原修 君)
 文言的に非常に厳しいような書き方をしておりますけれども、言いたいのは、先ほども申し上げましたように、徴収に行く段階で、そういう指摘がされておるということで、だから、いいえ金は払わなくていいですよと、そういうことは決していたしておりませんし、その徴収については、それにもかかわらず、いろいろ説明をしながら、徴収については取り組んでおるということで御理解をお願いしたいと思います。
◆16番(貝田義博 君)
 終わります。
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、進行いたします。
 次に、第7款から第13款までの商工費、土木費、消防費、教育費、災害復旧費、公債費及び予備費について、質疑はありませんか。決算書の96ページから134ページまでです。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、進行いたします。
 次に、国民健康保険特別会計歳入歳出決算について質疑はありませんか。
    〔「はい」「なし」と呼ぶ者あり〕
◆15番(北島スエ子 君)
 筑後市歳入歳出決算及び基金運用状況調査意見書を見ましても、国民健康保険税の収入状況の中で、毎年ですね、収入未済額がふえているようでございます。滞納繰越分もふえていますし、徴収率も12年度よりも0.1%だけど悪くなっております。11年度からいくというと2.2ですか、いや1.2、17.8、19だからちょっと悪くなっておりますけれども、こういう健康保険税を納めていない方に、短期保険証とか資格証明書などを出されているようなこともお聞きしておりますけれども、資格証明書を大体何人ぐらい、ここ3年間でどのような推移になっているのかをお尋ねします。
◎市民課長(冨久義樹 君)
 お答えいたします。
 質問議員さんおっしゃったように、毎年、国保税の徴収率は落ちている、減少しているというのが現実でございます。ただ、市としましても、国保税の徴収につきましてはですね、夜間徴収なり休日出勤して訪問徴収なりして努力しておりますけれども、この景気低迷の中でですね、低所得者が国保に加入しているという実態が現実にございますので、そういうことで徴収率が落ちているというのが現実でございますけれども、引き続き、その徴収につきましては努力していきたいと思っております。
 それから、お尋ねの短期保険証とか資格証明書の件でございますけれども、現在、今年度で資格証明書を実際に発行しているのは4件でございます。対象者としましては、まだ多い世帯がございますけれども、実際にはその数字でございます。
 過去には、大体実数としては、現在の数と同じぐらいでございまして、対象者としては、まだ多い数がございますけれども、実際の数はそのくらいでございます。
 以上です。
◆15番(北島スエ子 君)
 本来ならば、国民皆保険で全員がやっぱり加入しなくちゃいけないと思うんですね。多分ですね、これは国民健康保険と介護保険は、2号被保険者はセットですので、多分介護保険もこのまま下がっていると思うんですね。必ず将来ペナルティーをかけるということを言ってますよね、介護保険。納めていない方が、本当に介護が必要になったとき、やっぱし市がまたそこで、どういうフォローをしていくのかというのもまた出てくるわけですので、やっぱり2号被保険者のときからですね、介護保険はちゃんとやっぱり徴収できるような体制づくりをしていかないと、将来困っていくと、本人さんたちがですね。そういうところもきちんと説明をしながら、多分されていると思うんですよね、プロだから。されているでしょうけど、していかなければならないと思います。
 それからですね、今、4人とおっしゃいましたけど、多分ですね、その資格証明書でも、身分証明書には使えるわけでしょう。今、とても金融機関あたりは厳しくて、自分名義の通帳じゃないというとおろしてくれない金融機関も出てきておりますので、多分これは身分証明書にも使えると思いますけれども、この資格証明書は期間が終わったら集めていらっしゃるんですか。
 それとですね、また多分、資格証明書なり短期保険証なりで行政の方に来てもらって、より保険税を納めてもらうためのコミュニケーションをとりたいということも、一つの方策ではないかなという気はします。
 でも、やはり本来ならば、きちんと保険税を納めてもらって、相互扶助の精神ですのでですね、保険というのは。だから、そこらあたりは御理解していただくような、やっぱし努力もしていかんのじゃないかなという気がするんですね。そうしないというと、病気したときだけ短期保険証をもらうとかですね、資格証明書をもらうというようなのは、ちょっと先ほどの貝田議員もおっしゃいましたように、税金を納めるという気持ちはですね、やっぱしこの国民健康保険だって本来は税だからですね、やはりこれも一つの義務だと思うんですね、国民として。だから、そこらあたりもきちんと説明して、きちんと納めてもらうような体制づくりもしていってもらいたいし、多分こう聞いたら努力しますということでしょうけれど
も、今後ですね──ちょっとやめて前に戻りまして、保険料を納めていない方というのは、
長年続いていらっしゃるのか。このような不景気になって新たに違う方が保険料を納めないような方が出てきているのか。また、新たに不景気で納められないような方に対しての今後の対応を、どのようにしていきたいと思っていらっしゃるのか、お尋ねしたいと思います。
◎市民課長(冨久義樹 君)
 お答えいたします。
 実際の滞納者の数としましては、新規に、この景気低迷の中で払えなくなったという方も実際いらっしゃいます。それから、数年にわたってずっと滞納を続けていらっしゃる方もいらっしゃいます。だけど、そういう方につきましてもですね、先ほどのお話がありましたように、短期保険証なり資格証明書を発行するときに、一応期限を切っておりますので、その期限を更新のときに、私どもが出向いたり、庁舎においでいただいたりして、納税相談をするわけでございますが、そのときにいろいろ御説明申し上げて、分納申請とかですね、分割して納めてもらう方法とか、いろいろございますので、そういう方法で納めてくださいというふうにお願いをしておるところでございます。
 それから、資格証明書とか短期保険証の回収でございますけれども、原則的には回収するようになっておりますけれども、実際はこちらから出向いてまでは回収しておりません。窓口においでいただいて、新しいのと交換するというときに回収する場合もございますけれども、実際には期限を切っておりますので、期限以後は使えないということを考えておりますので、回収まではしておりません。
 それから、資格証明書は、それこそ国民健康保険の被保険者であるという資格を証明するものでございますので、保険証と一緒でございます。ですから、それを証明書がわりに、金融機関からお金を借りるということは可能でございます。
◆15番(北島スエ子 君)
 だから、やっぱし身分証明書に使えるということは、金融機関からお金を借りるときの身
分証明──それが怖いんですよね。深ぶちに入っていくのかなという気がします。
 それから、やはりみんな国民は全員が何らかの保険に入るというのが原則でありますので、やはりそこらあたりを御理解を賜るために、そしてあなたが年をとったときに、介護を受けるときに、ペナルティーがかかりますよということもですね、やっぱししっかり啓発していってもらいたいなと思います。ぜひですね、この徴収率が、不納欠損が減ることに努力してもらいたいということで終わります。
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、進行いたします。
 次に、老人保健特別会計歳入歳出決算について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、進行いたします。
 次に、介護保険特別会計歳入歳出決算について、質疑はありませんか。
◆16番(貝田義博 君)
 1点のみ、お尋ねをいたします。
 約1億円の黒字決算となっておりますけれども、この結果について、どのように受けとめておられるのか、お答えを願います。
◎健康課長(坂本正憲 君)
 お答えいたします。
 1億円と、今、質問議員おっしゃいましたけれども、実際に基金に繰り入れしている額は、本年につきましては、32,000千円程度と思います。
 どう思っているかということですけれども、筑後市の場合が、在宅介護のサービス関係につきましては、割と安いサービスといいますか、ホームヘルパー等のサービスをかなり使ってありますので、他市町村と比べると、かなり安い在宅サービスになっておりますので、その関係で割と黒字になったんではないだろうかと思っております。
◆16番(貝田義博 君)
 県内でもやはり介護給付の額がかなり違うんですね。筑後地区から比べて、筑豊地区については、約2倍の給付費を払っていると。今、広域連合の方で、そのことが問題になってきているんですね。その点、筑後市の場合はやはり在宅サービスの方が、より多く占めていたということで、方向性としては間違ってなかったというふうに私も思います。施設介護になると、介護給付費が約2倍になるんですね。今後とも、やっぱり在宅でということでの方向を、もっともっと私は強めていかなければならないというふうに思うんですけれども。
 実際、101,000千円の黒字決算ということでは、やはり市民の皆さんも、それだけ努力をしておられるわけですから、介護を受けられる方も、私はその分はやはり保険料や利用料の減免に回すべきだというふうに思うんですね。
 確かに当初、介護保険が実施される部面でも、初年度が黒字で、2年度がとんとんと、3年目は赤字というふうに言われていたけれども、この段階でもなお黒字が出ているということについては、私は基金に回すことなく、やはりその分については幾らかでも軽減の方向に、当然、本人たち、我々を含めて納めている保険料でもありますので、軽減に回すべきだというふうに思いますけれども、市長の見解をお答え願いたいと思います。
◎市長(桑野照史 君)
 確かに前任市長のときに、単独の介護保険制度ということで、今おっしゃいましたように、広域連合に参加しておれば、この近在の町長さんからも大変な苦労になっているという話をじかに聞きまして、その選択は確かに正しかったんではないかと感謝をするところでございます。
 そこで、今黒字が出ておるんだから減免したらどうだという話でございますが、十分に検討いたしますけれども、おおむね大きな流れとしては、やはり高齢化社会がますます進んでいくわけでございますんで、将来にわたって、この減免ができるというふうにも思いません。したがって、簡単に今、減免をしようということになれば、また、すぐ取って返したように増額をしなけりゃいかんという事態を招くかもしれませんので、十分御意見として承りますが、そして研究をしてみたいと思いますけれども、年々くるくるくるくる金額が変わるのもいかがかなというふうにも思っておるところでございます。
◆16番(貝田義博 君)
 終わります。
○議長(村上知巳 君)
 他に質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、進行いたします。
 次に、市営住宅敷金管理特別会計歳入歳出決算について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、進行いたします。
 次に、住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、進行いたします。
 次に、下水道事業特別会計歳入歳出決算について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、進行いたします。
 最後に、財産に関する調書について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第78号の質疑を終結いたします。
△日程第19 議案第79号
○議長(村上知巳 君)
 日程第19.議案第79号 字の区域の変更について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第79号の質疑を終結いたします。
△日程第20 議案第80号
○議長(村上知巳 君)
 日程第20.議案第80号 福岡県自治振興組合を組織する市町村数の増減について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第80号の質疑を終結いたします。
△日程第21 議案第81号
○議長(村上知巳 君)
 日程第21.議案第81号 福岡県市町村災害共済基金組合を組織する市町村数の増減について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第81号の質疑を終結いたします。
△日程第22 議案第82号
○議長(村上知巳 君)
 日程第22.議案第82号 福岡県市町村消防団員等公務災害補償組合を組織する市町村数の増減について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、議案第82号の質疑を終結いたします。
△日程第23 報告第7号
○議長(村上知巳 君)
 日程第23.報告第7号 平成13年度筑後市用品調達基金の運用状況について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、報告第7号の質疑を終結いたします。
△日程第24 報告第8号
○議長(村上知巳 君)
 日程第24.報告第8号 平成13年度筑後市国民健康保険高額療養資金貸付基金の運用状況について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、報告第8号の質疑を終結いたします。
△日程第25 報告第9号
○議長(村上知巳 君)
 日程第25.報告第9号 平成13年度筑後市介護保険高額介護サービス費等資金貸付基金の運用状況について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、報告第9号の質疑を終結いたします。
△日程第26 報告第10号
○議長(村上知巳 君)
 日程第26.報告第10号 平成13年度筑後市土地開発基金の運用状況について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、報告第10号の質疑を終結いたします。
△日程第27 報告第11号
○議長(村上知巳 君)
 日程第27.報告第11号 専決処分について(損害賠償の額を定めることについて)、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、報告第11号の質疑を終結いたします。
△日程第28 報告第12号
○議長(村上知巳 君)
 日程第28.報告第12号 専決処分について(損害賠償の額を定めることについて)、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、報告第12号の質疑を終結いたします。
△日程第29 意見書案第3号
○議長(村上知巳 君)
 日程第29.意見書案第3号 ILO第175号条約及びILO第111号条約の早期批准を求める意見書について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、意見書案第3号の質疑を終結いたします。
△日程第30 意見書案第4号
○議長(村上知巳 君)
 日程第30.意見書案第4号 パート労働者及び有期契約労働者の適正な労働条件の整備及び均等待遇を求める意見書について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、意見書案第4号の質疑を終結いたします。
△日程第31 意見書案第5号
○議長(村上知巳 君)
 日程第31.意見書案第5号 基礎年金の国庫負担割合3分の1から2分の1へと早急に引上げを求める意見書について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、意見書案第5号の質疑を終結いたします。
△日程第32 意見書案第6号
○議長(村上知巳 君)
 日程第32.意見書案第6号 道路財源の確保等に関する意見書について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、意見書案第6号の質疑を終結いたします。
△日程第33 諸般の報告について
○議長(村上知巳 君)
 日程第33.諸般の報告について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村上知巳 君)
 質疑もありませんので、諸般の報告の質疑を終結いたします。
△日程第34 議案委員会付託
○議長(村上知巳 君)
 日程第34.これより議案の委員会付託を行います。
 お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
△日程第35 請願書委員会付託
○議長(村上知巳 君)
 日程第35.請願書の委員会付託を行います。
 請願書付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。
△日程第36 陳情書委員会送付
○議長(村上知巳 君)
 日程第36.陳情書の委員会送付を行います。
 陳情書送付表のとおり、所管の常任委員会に送付いたします。
 これをもちまして、本日の日程を全部終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
                午前11時 散会