平成17年 6月 定例会(第16回)

           平成17年6月10日(金曜日)      

                               (午前10時00分開会)


1.出席議員(21名)

    1番  若 菜  道 明         12番  島    啓 三
    2番                   13番  原 口  英 喜
    3番  矢加部  茂 晴         14番  水 町    好
    4番  緒 方  幸 治         15番  永 松  康 生
    5番  五十嵐  多喜子         16番  田 中  瑞 広
    6番  中 富  正 徳         17番  永 田  昌 己
    7番  坂 本  好 教         18番  村 上  知 巳
    8番  田 中  親 彦         19番  北 島  スエ子
    9番  入 部  登喜男         20番  貝 田  義 博
    10番  篠 原  千 三         21番  弥 吉  治一郎
    11番  池 田  光 政         22番  大 藪  健 介

2.欠席議員(なし)



3.本会議に出席した事務局職員

    事務局長     下 川  広 志
    庶務係長     田 中  敬 士
    書記       下 川  富 子

4.地方自治法第121条により出席した者

    市長                 桑 野  照 史  
    助役                 中 村  征 一  
    収入役                菰 原  千 里  
    教育長                城 戸  一 男  
    市長公室長              角    隆 範  
    総務部長               久 保  満寿男  
    市民生活部長(兼人権・同和対策室長)   徳 永  知英子  
    建設部長(兼水道局長)        加賀田  慎 一  
    環境経済部長(兼水路課長)      下 川  雅 晴  
    市立病院事務局長           庄 村  國 義  
    教育部長               菰 原    修  
    消防長(兼消防署長)         堤    秀 信  
    総務課長               平 野  正 道  
    まちづくり課長            山 口  辰 樹  
    市長公室参事             木 本  吉 彦  
    税務課長               野 田  広 志  
    女性政策課長        
                       永 松  三 夫  
    (兼勤労者家庭支援施設館長)
    会計課長               村 上  春 夫  
    市民課長               後 藤  安 男  
    かんきょう課長            永 延  喜 男  
    健康づくり課長            坂 本  正 憲  
    福祉事務所長             真 鍋  信 一  
    老人ホーム園長            冨 久  義 樹  
    農政課長               鬼 丸  則 行  
    道路課長               馬 場  正 利  
    都市対策課長             篠 原  修 一  
    商工観光課長             一ノ瀬    諭  
    下水道課長              水 町  良 信  
    市立病院総務課長      
                       右 田  喜 俊  
    (兼介護支援センター室長) 
    市立病院医事課長           中 村  正 暢  
    監査事務局長             城 戸  秀 穂  
    農業委員会事務局長          塚 本  貮 郎  
    教育委員会学校教育課長        宮 原  一 壽  
    教育委員会社会教育課長   
                       田 中  僚 一  
    (兼中央公民館事務長)   
    教育委員会人権・同和教育課長
                       徳 永  憲 一  
    (兼人権・同和対策室参事) 
    消防本部総務課長           永 田  耕 作  
    消防本部警防課長           村 上  由 明  
    消防本部予防課長           井 寺  藤 彦  
    水道課長               大 籠    修  


              議事日程第1号      
                     平成17年6月10日午前10時開会・開議

● 開  会
 第1  会期の決定
 第2  永年勤続議員表彰伝達
 第3  諸般の報告
 第4  議案第36号から第56号まで及び報告第1号から第3号までと議員提案並びに意見
     書案第2号から第4号の上程、提案理由説明

     (全員協議会)

     (議員互助会)

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                午前10時1分 開会
○議長(大藪健介 君)
 おはようございます。本日の出席議員は21名で、定足数に達しています。
 これより平成17年第16回筑後市議会定例会を開会いたします。
 本日の会議は、議事日程第1号により行います。
△日程第1 会期の決定
○議長(大藪健介 君)
 日程第1.会期の決定を議題といたします。
 会期につきましては、議会運営委員会において御検討をいただいておりますので、委員長より御報告をお願いいたします。
◎議会運営委員長(原口英喜 君)
 おはようございます。御報告を申し上げます。
 本日招集されました第16回筑後市議会定例会の日程について、去る6月3日に議会運営委員会を開催し、御協議をしていただいたところでございます。
 協議の結果、会期は本日10日より24日までの15日間とすることで、議会運営委員会の意見の一致を見たところでございます。議員各位の御賛同のほどをよろしくお願い申し上げます。
○議長(大藪健介 君)
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日から6月24日までの15日間といたしたいと存じます。これに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大藪健介 君)
 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月24日までの15日間と決定いたしました。
△日程第2 永年勤続議員表彰伝達
○議長(大藪健介 君)
 日程第2.永年勤続議員表彰伝達を行います。
 去る5月25日の第81回全国市議会議長会定期総会において、永年勤続議員の表彰が行われ、本市議会より30年以上議員の職にある者として弥吉治一郎議員、正副議長4年以上表彰者として永田昌己議員、15年以上議員の職にある者として北島スエ子議員、10年以上議員の職にある者として永松康生議員、水町好議員、若菜道明議員が表彰を受けられましたので、表彰状の伝達を行いたいと存じます。
 なお、伝達に当たっては、職員による議場内での写真撮影を事前に許可いたしております。
 ただいま名前を読み上げられた方は、前の方にお進みいただきますようお願いいたします。
     ――――――――――――――――――――――――――――

                 表  彰  状
筑後市  弥 吉 治 一 郎 殿
 あなたは、市議会議員として30年の長きにわたって市政の発展につくされ、その功績は特に著しいものがあります。第81回定期総会に当たり本会表彰規程により特別表彰いたします。
平成17年5月25日
全国市議会議長会会長
                                国 松   誠
     ――――――――――――――――――――――――――――

 おめでとうございます。
 (拍手)
     ――――――――――――――――――――――――――――

                 表  彰  状
筑後市  永 田 昌 己 殿
 あなたは、市議会正副議長として4年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第81回定期総会に当たり本会表彰規程により表彰いたします。
平成17年5月25日
全国市議会議長会会長
                                国 松   誠
     ――――――――――――――――――――――――――――

 おめでとうございます。
 (拍手)
     ――――――――――――――――――――――――――――

                 表  彰  状
筑後市  北 島 ス エ 子 殿
 あなたは、市議会議員として15年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第81回定期総会に当たり本会表彰規程により表彰いたします。
平成17年5月25日
全国市議会議長会会長
                                国 松   誠
     ――――――――――――――――――――――――――――

 おめでとうございます。
 (拍手)
     ――――――――――――――――――――――――――――

                 表  彰  状
筑後市  永 松 康 生 殿
 あなたは、市議会議員として10年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第81回定期総会に当たり本会表彰規程により表彰いたします。
平成17年5月25日
全国市議会議長会会長
                                国 松   誠
     ――――――――――――――――――――――――――――

 おめでとうございます。
 (拍手)
     ――――――――――――――――――――――――――――

                 表  彰  状
筑後市  水 町   好 殿
 あなたは、市議会議員として10年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第81回定期総会に当たり本会表彰規程により表彰いたします。
平成17年5月25日
全国市議会議長会会長
                                国 松   誠
     ――――――――――――――――――――――――――――

 おめでとうございます。
 (拍手)
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                 表  彰  状
筑後市  若 菜 道 明 殿
 あなたは、市議会議員として10年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第81回定期総会に当たり本会表彰規程により表彰いたします。
平成17年5月25日
全国市議会議長会会長
                                国 松   誠
     ――――――――――――――――――――――――――――

 おめでとうございます。
 (拍手)
 ただいま表彰を受けられました皆様よりごあいさつを受けたいと思います。
 まず、弥吉治一郎議員よりごあいさつをお願いします。
◆21番(弥吉治一郎 君)
 一言ごあいさつを申し上げたいと思います。
 ただいま永年勤続ということで、30年の表彰をお受けいたしたところでございます。
 その前に、全国市議会議長会の折に、東京で議長より祝宴を開いていただきまして、大変感謝をいたしておるところでございます。これも、この議会の中に席を同じくされる議員の皆さん方、そして後ろにおられる執行部の皆さん方のおかげではなかろうかなというふうに思っておるところでございます。
 私は、30年ということですから、ちょうど昭和50年の4月に第1期目の当選をいたしました。今、こう振り返ってみますと、今でも現役で頑張っておられます商工会議所の牛島巌さん、それに江崎一郎さん、それに公明党の住吉満さん、そして、もう鬼籍に入られましたけれども、横溝利明さんなどが同期ではなかったかと今思い出しておるところでございます。そのような人に鍛えられながら、30年振り返りますと、牛島巌さんもがんがん言われておりましたし、桜井清さんでありますとか、考え方は違っておりましたが野間口天凱さん、それに保守系でおとなしい方でありましたけれども木下秀吉さん、こういう方などを私は大変師として仰ぐと言うと語弊がありますけれども、こういう人たちに負けないような理論武装をしなくちゃいかんなということで一生懸命やってきまして、30年という月日があっという間にたったところでございます。
 牛島巌さんに今でも会いますと、おまえはばかでばしするか、20年も30年も市会議員ばっかりしてと、こういうふうに言う人もおりますから、30年の表彰がありがたいものかどうかちょっとわからなくなるところがございますが、それも私に対する叱咤激励ではなかろうかなというふうに思っておるところでございます。
 今後とも、議会におられる皆さん方、そして執行部の皆さん方、この場は議論をし、よりよい市政をつくるための場であると思いますから、私も一生懸命勉強して、一生懸命議論に参加をさせていただきたいと思っておるところでございます。そのためには、議場の皆さん方、執行部の皆さん方の御支援、御協力がないことにはやっていけない仕事でもございますので、今後とも皆さん方の御指導、御鞭撻をよろしくお願いいたしまして、お礼のごあいさつにさせていただきたいと思います。ありがとうございました。(拍手)
○議長(大藪健介 君)
 続きまして、永田昌己議員よりごあいさつをお願いいたします。
◆17番(永田昌己 君)
 一言、お礼のごあいさつを申し上げます。
 本日は図らずもと申しますか、全国議長会による表彰をこの議場で受けさせていただきました。私にとりましては、この上ない喜びと同時に汗顔の至りでもあります。
 振り返ってみますと、今回の受賞は、私ごときに副議長、そしてまた議長という要職を延べ4年間にわたって御推挙いただきました。そしてまた、議会活動や議会の運営、もろもろの行事につきましても、御支援と御協力を賜りました議員各位のおかげさまによるものと、このように深く肝に銘じておるところでございます。本当にありがたく、感謝とお礼を申し上げる次第でございます。
 したがいまして、今回の表彰は私自身が表彰されたものではなく、私に寄せられました皆様方の御芳情が顕彰されたものと、このように受けとめさせていただいておるところでございます。
 これからは、この表彰を転機に、なお一層研さんに努め、皆様方と一緒に、そしてまた市長初め執行部の皆様方ともどもに市政の発展、そして住民福祉の向上に尽くしてまいりたいと思っています。
 どうか皆様、今後ともよろしく申し上げまして、お礼のごあいさつとさせていただきます。本日は、まことにありがとうございました。(拍手)
○議長(大藪健介 君)
 続きまして、北島スエ子議員よりごあいさつをお願いいたします。
◆19番(北島スエ子 君)
 皆さん、おはようございます。一言、お礼を申させていただきます。
 私、思い起こせば、市会議員になったのがこの平成元年、平成とともに歩いてまいりました。本当にこの平成元年のときは青天のへきれきと申しますか、私ごときが何で市会議員になるんだろうと自分で思いながら、立候補をいたしたところでございます。その後、この議場にいらっしゃる皆様を初めとして、市民の方に叱咤激励を受けながら、浅学非才な私でございますけれども、筑後市の発展のため、福祉の向上のため頑張ってきたところでございます。
 今後とも、この議場の皆様を初め市民の皆様方に支えられながら、一生懸命市政の発展に、また福祉の向上に努めてまいりたいと思いますので、今後ともよろしくお願いし、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(大藪健介 君)
 続きまして、永松康生議員、水町好議員、若菜道明議員を代表して、永松康生議員よりごあいさつをお願いします。
◆15番(永松康生 君)
 それじゃ代表いたしまして、一言お礼を述べさせていただきます。
 このたびは表彰いただき、まことにありがとうございました。これもひとえに執行部の皆様、また議員の皆さん方の温かい御指導、御支援のたまものと、深く感謝しておるところでございます。
 今後も、一議員として恥ずかしくない行動をし、市政の発展に尽くしてまいる所存でございますので、さらなる御指導のほどをよろしくお願い申し上げまして、お礼の言葉にかえさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(大藪健介 君)
 それでは、私の方からお祝いのごあいさつを申し上げます。
 弥吉議員、永田議員、北島議員、永松議員、水町議員、若菜議員、長い間筑後市議会議員として御尽力を賜り、ありがとうございました。今後とも先輩議員として、議会の円滑な運営や市民福祉を中心とした市政発展のために、御指導、御鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
 そして、さらに皆様方の御発展をお祈り申し上げまして、お祝いの言葉といたします。おめでとうございます。(拍手)
 以上で表彰伝達式を終わります。
△日程第3 諸般の報告
○議長(大藪健介 君)
 日程第3.諸般の報告をいたします。
 例月出納検査として、平成17年1月から3月分の報告書をお手元に配付いたしておりますので、御報告にかえさせていただきます。
△日程第4 議案上程・提案理由説明
○議長(大藪健介 君)
 日程第4.議案第36号から議案第56号までと議員提案及び報告第1号から第3号まで並びに意見書案第2号から第4号を上程いたします。
 まず、市長の提案理由の説明を求めます。
◎市長(桑野照史 君)
 皆さん、おはようございます。
 第16回の定例会、提案理由の説明を申し上げます前に、ただいま弥吉議員30年を初めとし、全国議長会からのそれぞれの御受賞をなされました。皆様方のそれぞれの長きにわたる御活躍のたまもので、こういう表彰を受けられたことだろうと思います。それぞれにいろんな思い出があることだろうと思いますけれども、皆様方に支えられて筑後市議会も発展をしてきたというふうに思う次第でございまして、毎回私が申し上げておりますように、この議場で議論を交わすことが民主主義の隆盛につながるという思いから、今後とも皆様方におかれましては、積極的に行政の至らないところ、市民の皆さん方の声、これを議会でどうぞ出していただきますようにお願いを申し上げまして、私からも一言お祝いのごあいさつとさせていただくところでございます。
 それでは、提案理由の説明に入らせていただきます。
 本日ここに、第16回筑後市議会定例会の開催に当たり、議員各位の御健勝をお喜び申し上げますとともに、日ごろの御精励に対し、深く敬意を表する次第であります。
 ただいま上程されました議案第36号から議案第56号まで並びに報告第1号から報告第3号までについて、提案理由の説明を申し上げます。
 議案第36号 筑後市個人情報保護条例制定について申し上げます。
 市では、個人情報の適正な取り扱いのルールを定め、個人の権利利益を保護することを目的として、平成6年3月に個人情報保護条例を制定しましたが、既に11年が経過しました。この間、社会全般において急速な情報化の進展が見られ、市民や市を取り巻く環境も著しく変化しています。
 また、国においても「個人情報の保護に関する法律」などの個人情報保護関連五法が制定され、平成17年4月から前面施行されています。
 このような中で、個人情報の保護を一層充実させるため、個人情報保護条例の見直しを行い、全部改正を行うものであります。
 主な改正内容は、職員や受託業務に従事している者について、法に準じた罰則規定を新設するものなどであります。
 議案第37号 筑後市職員の定数に関する条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。
 消防本部の新規採用職員は、採用後直ちに福津市の福岡県消防学校での初任科教育を受けるため6カ月間職場を離れます。こうした中で、消防本部では、平成18年度以降多くの退職者が予定されており、このことによる消防活動の低下を最小限にとどめるため、平成18年度に限って、消防職員定数を45人から47人に改めるものであります。
 議案第38号 筑後市災害時における応急措置の業務に従事した者に対する損害補償に関する条例制定について申し上げます。
 地震、風水害その他の災害時において、応急措置の業務に従事させられた者(民間人)が、その業務において負傷し、もしくは疾病にかかり、または死亡した場合等の損害補償に関する事項を定めるものであります。
 補償の内容は、非常勤消防団員等に係る損害補償の規定の例によるものとしています。
 議案第39号 筑後市財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例制定について申し上げます。
 市有財産の交換、譲与、無償貸付け等を行う場合、本条例に定める条件を満たせば、議会の議決を要しないで行えるようにするものであります。
 現在の事務処理は、申請があった後、議案作成から議決を得るまでの間、数カ月を要しており、迅速な処理とは言えません。これを解消し、短期間での事務処理を行い、事務の効率化と住民サービスの向上に努めるものであります。
 なお、市では、平成14年度から平成17年度にかけて国の財産である里道及び水路の譲渡申請を行い、平成17年2月25日ですべての物件が筑後市の財産となっております。このため、財産の交換や払い下げの申請件数が増加の一途をたどっております。
 議案第40号 筑後市火災予防条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。
 消防法及び石油コンビナート等災害防止法の一部を改正する法律が平成16年6月2日に公布されました。この改正を受けて、関係する政令及び省令がそれぞれ公布されたことに伴い、筑後市火災予防条例の一部を改正するものであります。
 主な内容としましては、一般住宅にも住宅用防災機器等の設置が義務づけられたことなどであります。
 議案第41号 筑後市社会教育委員設置条例の一部を改正する条例制定、議案第42号 筑後市公民館条例の一部を改正する条例制定及び議案第43号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。
 社会教育法の改正により、公民館運営審議会の必置性がなくなったことを受け、組織の整理・統合を図るため社会教育委員会議と公民館運営審議会を一本化するものであります。
 このことにより、公民館運営審議会は廃止します。
 議案第44号 平成17年度筑後市一般会計補正予算について申し上げます。
 今回の補正は、38,901千円を増額し、歳入歳出予算総額を15,784,864千円とするものであります。
 歳出予算について申し上げます。
 第3款.民生費の介護保険特別会計繰出金につきましては、介護保険の制度改正に伴うシステム改修や介護保険事業計画作成作業などに対応するため、事務費繰出金を増額するものであります。
 老人ホーム事業に要する経費につきましては、紅葉園の入居者用居室の冷暖房設備のための工事請負費であります。このたび、実施設計書が完成しましたので、その内容を精査しました結果、当初予定しておりました予算に不足が生じましたので、その差額を増額するものであります。
 社会保障生計調査に要する経費につきましては、生活保護世帯に対する「社会保障生計調査」を実施するものであります。この調査は、厚生労働省が行う委託事業で、調査員の手当が主な経費であります。
 第6款.農林水産業費の園芸作物振興に要する経費につきましては、国の補助事業である輸入急増戦略的対応特別対策事業によるトマトの低コスト耐候性ハウス栽培施設整備に、2戸の農家が新たに取り組むことになったことに伴い、補助金を増額するものであります。
 以上、歳出予算に対する財源としましては、県支出金31,457千円及び繰越金 6,634千円を充てております。
 このほか、債務負担行為の補正は、南西部公営住宅用地の造成工事費であります。農地転用申請に伴うに当たって許可を得るためには、土地開発公社で造成工事を行う必要があるためであります。
 議案第45号 平成17年度筑後市老人保健特別会計補正予算について申し上げます。
 平成16年度分の老人医療費適正化推進費補助金及び老人保健医療費交付金の確定に伴い、超過交付を受けていた分について国及び社会保険支払基金にそれぞれ返還するものであります。
 議案第46号 平成17年度筑後市介護保険特別会計補正予算について申し上げます。
 平成17年10月からの介護保険施設などにおける居住費や食費に対する保険給付等の制度改正に対応するためのシステム改修費や平成18年度の大幅な制度改正に伴う平成17年度の介護保険事業計画作成作業に対応するための臨時職員の賃金を増額するものであります。
 議案第47号 平成17年度筑後市病院事業会計補正予算について申し上げます。
 電子カルテシステム導入に伴い増額するものであります。なお、3月議会で導入のための債務負担行為の議決をいただいております。
 議案第48号 市道路線の認定変更については、元県営住宅跡地の道路が筑後市に譲渡移管されたことに伴う尾島町囲線の終点の変更であります。
 議案第49号 市道路線の廃止につきましては、筑後西部圃場整備事業により、島田脇ノ内彼岸田線を廃止するものであります。
 議案第50号 物品売買契約の締結につきましては、消防本部に高規格救急車を購入するものであります。
 去る5月24日、指名競争入札を行い、落札額25,143,300円をもって福岡トヨタ自動車株式会社久留米南店に決定しましたので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき物品売買契約を締結しようとするものであります。
 議案第51号 財産の交換につきましては、鶴田地区の水路のつけかえに伴う市所有の道路及び水路敷と私有地との交換であります。
 議案第52号 訴えの提起につきましては、市営住宅の使用料を長期にわたり滞納している入居者の中で、納付指導を行ったにもかかわらず、納入に誠意を示さない入居者に対し、市営住宅明け渡し及び使用料滞納額請求の訴えを提起するものであります。
 議案第53号 福岡県自治振興組合を組織する市町村数の増減について申し上げます。
 市町村合併に伴い、福岡県自治振興組合を組織する地方公共団体の数の増減について関係市町村と協議することについて、地方自治法第 290条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
 議案第54号 福岡県市町村災害共済基金組合を組織する市町村数の増減について申し上げます。
 市町村合併に伴い、福岡県市町村災害共済基金組合を組織する地方公共団体の数の増減について関係市町村と協議をすることについて、地方自治法第 290条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
 議案第55号 専決処分の承認につきましては、地方税法の改正に伴い、筑後市税条例の一部を改正するものであります。
 主な内容としましては、個人市民税の65歳以上の者に係る非課税措置の廃止、及び被災住宅用地等に対する固定資産税の課税標準の特例を避難指示解除後3年間まで適用可能とするもの等であります。
 議案第56号 専決処分の承認につきましては、平成17年度筑後市一般会計補正予算であります。
 内容は、職員の平成17年5月22日死亡退職に伴う退職金であります。
 報告第1号 平成16年度筑後市一般会計繰越明許費繰越計算の報告につきましては、道路新設改良事業外6事業であります。
 報告第2号 平成16年度筑後市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算の報告につきましては、公共下水道事業であります。
 報告第3号の専決処分につきましては、損害賠償の額を定めるものであります。
 平成17年5月9日、かんきょう課職員が可燃ごみ収集業務中、筑後市大字熊野 271番地9山崎ビル駐車場においてごみ収集車を方向転換させているとき、駐車中の被害者車両に接触し、損害を与えたものであります。
 相手方と示談が成立し、損害賠償の額を専決処分しましたので、地方自治法第 180条第2項の規定に基づき報告するものであります。
 以上が議案の大要であります。慎重御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明を終わります。
○議長(大藪健介 君)
 以上で市長の提案理由の説明を終わります。
 次に、議員提案について提出者の弥吉治一郎議員より提案理由の説明を求めます。
◆21番(弥吉治一郎 君)
 筑後市職員旅費支給条例の一部を改正する条例制定について、提案理由を申し上げます。
 市職員等が市の機関の依頼に応じ公務の遂行を補助するために旅行した場合には、筑後市職員旅費支給条例によって旅費が支給をされています。
 本条例の中の日当に関しましては、皆様御案内のとおりに、国内旅行の場合は廃止となされました。しかし、外国旅行については、筑後市職員旅費支給条例の第23条によって、国家公民等の旅費に関する法律の中の外国旅行に関する規定を準用するとされています。このため、現在でも外国旅行の場合に限り、日当が支給されております。
 しかし、公務の遂行を補助するための旅行に旅費が支給されることにおいては、私は国内、国外旅行においても何ら変わることはないと考えております。そういう考え方に立って、外国旅行の場合だけ日当を支給することについて、その整合性はないと判断し、そのために必要な条例の改正を行うものであります。
 本条例の第23条を改正することによって、外国旅行の場合の日当を廃止するものでございます。
 議員の皆様方の御賛同のほどをよろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(大藪健介 君)
 以上で提出者の提案理由の説明を終了いたします。
 次に、意見書案第2号 「障害者自立支援法(案)」に関する意見書について、提出者の北島スエ子議員より提案理由の説明を求めます。
◆19番(北島スエ子 君)
 「障害者自立支援法(案)」に関する意見書について説明させていただきます。
 今日、障害者福祉を取り巻く状況は大きな変換期にあります。まさに、今、国会に提出されている「障害者自立支援法(案)」であります。
 我が国の障害者政策は、これまで国が企画し、立案してまいりました。しかし、今後は、国から地方へ、施設福祉から地域生活へと移行が進められようといたしております。
 いきなり法が整備されました。地域で生活をしなさい、就労しなさいと言われても、当事者はもちろん家族は困惑するばかりです。よって、下記のとおり「障害者自立支援法(案)」に対し、意見書を提出いたします。
     ――――――――――――――――――――――――――――

1.法案審議に当たっては、障害者や自治体など、関係機関への公聴会を開催し、当事者の
  意見を聞く機会を設け、必要な見直しを行うこと。
2.応益負担(定率負担)の導入にあたっては、障害者の自立を支援する観点から、生計の
  同一性を見直し、また障害者の本格的な所得保障の充実を図ること。
3.必要な事業費が裁量的経費となることが、障害者の日常生活が制限されることにつなが
  る(移動介護の個別給付等)恐れがないよう、国の財政的責任(義務的経費とすること
  など)を明確にすること。
4.障害者福祉サービスの市町村格差是正のための財政的措置を講ずること。
5.市町村審査会のあり方について、障害者の心身の状態や生活状況が十分反映されるよう、
  障害種別特性の知識を有し状況を判断できる審査員を任命すること。
6.小規模作業所、小規模通所授産施設を新施設類型の中に組み入れることに加え、社会資
  源の量的整備の促進をはかるとともに、日中活動事業の全てを個別給付事業とすること。
 以上のとおり、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。
     ――――――――――――――――――――――――――――

 議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(大藪健介 君)
 以上で提出者の提案理由の説明を終了いたします。
 次に、意見書案第3号 地方六団体改革案の早期実現に関する意見書について、提出者の篠原千三議員より提案理由の説明を求めます。
◆10番(篠原千三 君)
 地方六団体改革案の早期実現に関する意見書(案)を、朗読をもって提案させていただきます。
     ――――――――――――――――――――――――――――

 地方六団体は、「基本方針2004」に基づく政府からの要請により、昨年8月に、地方分権の理念に沿った三位一体の改革を実現すべく、地方六団体の総意として、その改革案を小泉内閣総理大臣に提出したところである。
 しかしながら、昨年11月の「三位一体の改革について」の政府・与党合意の税源移譲案は、その移譲額を平成16年度分を含め、概ね3兆円とし、その約8割を明示したものの、残りの約2割については、平成17年中に検討を行い、結論を得るとし、多くの課題が先送りをされ、真の地方分権とは言えない状況にある。
 よって、政府においては、平成5年の衆・参両院による地方分権推進に関する全会一致の国会決議をはじめ、地方分権一括法の施行といった国民の意思を改めて確認し、真の「三位一体の改革」の実現を図るため、残された課題等について、地方六団体の提案を十分踏まえ、改革案の実現を強く求めるものである。
                    記
1.地方六団体の改革案を踏まえた概ね3兆円規模の税源移譲を確実に実現すること。
2.生活保護費負担金及び義務教育費国庫負担金等の個別事項の最終的な取り扱いは、「国
  と地方の協議の場」において協議・決定するとともに、国庫負担率の引き下げは絶対認め
  られないこと。
3.政府の改革案は、地方六団体の改革案の一部しか実現されておらず、地方六団体の改革
  案を優先して実施すること。
4.地方六団体の改革案で示した平成19年度から21年までの第2期改革案について政府の方
  針を早期に明示すること。
5.地方交付税制度については、「基本方針2004」及び「政府・与党合意」に基づき、地方
  公共団体の財政運営に支障が生じないよう、法定率分の引き上げを含み地方交付税総額を
  確実に確保するとともに、財源保障機能、財源調整機能を充実強化すること。
     ――――――――――――――――――――――――――――

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(大藪健介 君)
 以上で提出者の提案理由の説明を終了いたします。
 次に、意見書案第4号 義務教育費国庫負担制度の堅持、30人以下学級の実現を求める意見書について、提出者の矢加部茂晴議員より提案理由の説明を求めます。
◆3番(矢加部茂晴 君)
 義務教育費国庫負担制度の堅持、30人以下学級の実現を求める意見書(案)を朗読をもって提出いたします。
     ――――――――――――――――――――――――――――

 義務教育費国庫負担制度は、憲法・教育基本法の理念に基づいた制度であり、「義務教育無償の原則に則り、国民のすべてに対しその妥当な規模と内容とを保障するため、国が必要な経費を負担することにより、教育の機会均等とその水準の維持向上とを図ること」を目的としています。そのため、この制度は財政面から義務教育を支え、今日まで、多大な役割を果たしてきているといえます。
 しかしながら、政府は財政再建を理由に1985年度以降、義務教育費国庫負担金の見直しをすすめ、旅費、教材費、共済費、退職手当などが、また2005年度予算では、暫定措置として4,250億円が義務教育費国庫負担金より削減されました。
 義務教育費国庫負担制度の廃止、一般財源化は、税源の偏在性と今後削減が必至な地方交付税の状況を考えれば、都道府県間での教育水準格差ばかりか、市町村間の教育水準の格差にもつながる恐れがあります。
 一方、都道府県では、30人学級など独自に特定学年の学級定員の引き下げを実施しているところがあります。保護者等からは子どもたちへのきめ細かな指導等が図られ有益であるとの報告がなされています。しかしながら、税源不足から、一部の学年に留まっていたり、市町村への財政負担を求める動きも起きており、地域間格差も生じてきています。こうしたことから、30人以下学級は、国の負担・責任で全国一斉に実施すべきものだといえます。
 したがって政府は、国の責務である教育水準の最低保障を担保するため、義務教育費国庫負担制度を堅持すること、また、30人以下学級は、国の負担・責任で全国一斉に実施するように強く要請します。
 以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出します。
     ――――――――――――――――――――――――――――

 議員各位の御賛同、心よりお願い申し上げます。
○議長(大藪健介 君)
 以上で提出者の提案理由の説明を終了いたします。
 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
                午前10時47分 散会