平成18年 6月 定例会(第21回)

              平成18年6月9日(金曜日)

                                (午前10時00分開会)


1.出席議員(21名)

    1番  若 菜  道 明         12番  池 田  光 政
    2番                   13番  島    啓 三
    3番  山 下  元 生         14番  原 口  英 喜
    4番  矢加部  茂 晴         15番  水 町    好
    5番  緒 方  幸 治         16番  永 松  康 生
    6番  五十嵐  多喜子         17番  田 中  瑞 広
    7番  中 富  正 徳         18番  永 田  昌 己
    8番  坂 本  好 教         19番  村 上  知 巳
    9番  田 中  親 彦         20番  北 島  スエ子
    10番  入 部  登喜男         21番  貝 田  義 博
    11番  篠 原  千 三         22番  大 藪  健 介

2.欠席議員(なし)



3.本会議に出席した事務局職員

    事務局長  冨 久  義 樹
    庶務係長  田 中  敬 士
    書記    堤    あ い


4.地方自治法第121条により出席した者

    市長                 桑 野  照 史
    助役                 中 村  征 一
    教育長                城 戸  一 男
    市長公室長              一ノ瀬    諭
    総務部長               加賀田  慎 一
    市民生活部長(兼人権・同和対策室長)   徳 永  知英子
    建設部長(兼水道局長)        馬 場  正 利
    環境経済部長(兼水路課長)      鬼 丸  則 行
    市立病院事務局長           庄 村  國 義
    教育部長               平 野  正 道
    消防長(兼消防署長)         堤    秀 信
    総務課長               木 庭  雄 二
    まちづくり課長            宮 原  一 壽
    市長公室参事             木 本  吉 彦
    税務課長               野 田  広 志
    女性政策課長
                       永 松  三 夫
    (兼勤労者家庭支援施設館長)
    会計課長               村 上  春 夫
    市民課長               山 口  辰 樹
    かんきょう課長            永 延  喜 男
    健康づくり課長            坂 本  正 憲
    福祉事務所長             真 鍋  信 一
    紅葉園長               小 田  久美男
    農政課長               塚 本  高 雄
    道路課長               篠 原  修 一
    都市対策課長             西 田  正 治
    商工観光課長             徳 永  憲 一
    下水道課長              水 町  良 信
    市立病院総務課長           右 田  喜 俊
    市立病院医事課長           中 村  正 暢
    監査事務局長             後 藤  安 男
    農業委員会事務局長          塚 本  貮 郎
    教育委員会学校教育課長        角    恵 子
    教育委員会社会教育課長
                       田 中  僚 一
    (兼中央公民館事務長)
    教育委員会人権・同和教育課長
                       城 戸  秀 穂
    (兼人権・同和対策室参事)
    消防本部総務課長           井 寺  藤 彦
    消防本部警防課長           村 上  由 明
    消防本部予防課長           大 籠  敏 昭
    水道課長               大 籠    修



                 議事日程第1号
                      平成18年6月9日午前10時開会・開議   

● 開  会
 第1  会期の決定
 第2  永年勤続議員表彰伝達
 第3  諸般の報告
 第4  議案第40号から第61号まで及び報告第1号から第5号まで並びに意見書案第1号
     及び第2号の上程、提案理由説明

     (全員協議会)

     (議員互助会)

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                 午前10時 開会
○議長(大藪健介 君)
 おはようございます。本日の出席議員は21名で、定足数に達しております。
 これより平成18年第21回筑後市議会定例会を開会いたします。
 本日の会議は、議事日程第1号により行います。
△日程第1 会期の決定
○議長(大藪健介 君)
 日程第1.会期の決定を議題といたします。
 会期につきましては、議会運営委員会において御検討いただいておりますので、委員長より御報告をお願いいたします。
◎議会運営委員長(原口英喜 君)
 おはようございます。御報告申し上げます。
 本日招集されました筑後市議会定例会の日程につきまして、去る6月2日に議会運営委員会を開催し、協議をいたしたところでございます。
 協議の結果、本日9日より23日までの15日間とすることで議会運営委員会の一致を見たところでございます。議員各位の御賛同のほどをよろしくお願い申し上げます。
 以上です。
○議長(大藪健介 君)
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日から6月23日までの15日間といたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大藪健介 君)
 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月23日までの15日間と決定いたしました。
△日程第2 永年勤続議員表彰伝達
○議長(大藪健介 君)
 日程第2.永年勤続議員表彰の伝達を行います。
 去る5月24日の第82回全国市議会議長会定期総会において永年勤続議員の表彰が行われ、本市議会より15年以上議員の職にある者として村上知巳議員、永田昌己議員、田中瑞広議員が表彰を受けられましたので、表彰状の伝達を行いたいと存じます。
 なお、伝達に当たっては職員による議場内での写真撮影を事前に許可いたしております。
 ただいま名前を読み上げられました方は前の方にお進みいただきますようお願いいたします。
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                 表  彰  状
筑後市  村 上 知 巳 殿
 あなたは、市議会議員として15年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第82回定期総会に当たり本会表彰規程により表彰いたします。
                         平成18年5月24日
                            全国市議会議長会会長
                                国 松   誠
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 代読。おめでとうございます。
 (拍手)
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                 表  彰  状
筑後市  永 田 昌 己 殿
 あなたは、市議会議員として15年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第82回定期総会に当たり本会表彰規程により表彰いたします。
                         平成18年5月24日
                            全国市議会議長会会長
                                国 松   誠
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      
 代読。おめでとうございます。
 (拍手)
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                 表  彰  状
筑後市  田 中 瑞 広 殿
 あなたは、市議会議員として15年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第82回定期総会に当たり本会表彰規程により表彰いたします。
                         平成18年5月24日
                            全国市議会議長会会長
                                国 松   誠
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      
 代読。おめでとうございます。
 (拍手)
 ただいま表彰を受けられました皆さんよりごあいさつを受けたいと思います。
 まず、村上知巳議員よりお願いいたします。
◆19番(村上知巳 君)
 皆さんおはようございます。このたびは永年勤続15年以上というはえある受賞をいたしました。本当に感激で胸がいっぱいでございます。これもひとえに議員各位、また市長初め皆さん方の御指導、御鞭撻のたまものでございます。
 この15年を振り返ってみますといろいろな思い出がありますが、特に皆さん方の御推薦によりまして、2年間議長として務めさせていただき、いろんな経験をすることができました。また、議長時代に前の馬場市長、それから、現の桑野市長と2人の市長との縁ができまして、私の生涯一生忘れることのできない思い出になるんではなかろうかというふうに思っておるところでございます。
 これからも微力でありますけれども、市民福祉向上、そしてまた筑後市の発展に微力ながら精いっぱい努力をする所存でございます。
 どうぞ皆さん方の御指導、御鞭撻を重ねてお願い申し上げまして、感謝とお礼の言葉にかえさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(大藪健介 君)
 続きまして、永田昌己議員よりごあいさつをお願いいたします。
◆18番(永田昌己 君)
 きょうは全国議長会から永年勤続15年というはえある賞をいただきまして、本当に感激をいたしておるところでございます。これもひとえに議員各位の御協力、また執行部の皆さん方の御協力のたまものであると心から感謝をいたしておるところでございます。
 15年というと本当に短いようで長いような気もいたしましたが、本当に議員各位と仲よく議会活動、地域活動ができたことを大変楽しいというか、懐かしいというか、そういう思いでいっぱいでございました。とりわけ議長時代には難問が山積しておりましたけれども、皆さん方からいろいろ御協力いただき、無事務めさせていただきましたことは、我が人生においても大変うれしい限りでありました。
 これからもひとつ議会の活性化と筑後市の繁栄のために微力を尽くしたいと思っておりますので、どうか議員各位の御協力を重ねてお願いし、受賞のごあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)
○議長(大藪健介 君)
 続きまして、田中瑞広議員よりごあいさつをお願いいたします。
◆17番(田中瑞広 君)
 本日は議員在職15年ということではえある賞を受賞させていただきました。心から厚く御礼申し上げます。
 顧みますと、15年前、この議場に初めて立った日がきのうのことのように思われますが、もとより浅学非才な私ごときに、議員各位の皆さん、そして執行部の皆さんと叱咤激励、御指導賜り、いろんな議論を展開してまいり、筑後市発展に頑張ってきたつもりでございますが、まだまだ非力でございます。初心に返り、さらなる精進をし、筑後市発展のために頑張ってまいりたいと思っております。
 議員各位と執行部の皆さん方にさらなる御指導をお願い申し上げまして、簡単ですが、御礼の言葉にかえさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(大藪健介 君)
 村上知巳議員、永田昌己議員、田中瑞広議員、長い間筑後市議会議員として御尽力を賜り、まことにありがとうございます。今後とも先輩議員として、議会の円滑な運営や市民福祉を中心とした市政発展のために御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、お祝いの言葉にかえさせていただきます。まことにおめでとうございます。
 以上で表彰状の伝達を終わります。
△日程第3 諸般の報告
○議長(大藪健介 君)
 日程第3.諸般の報告をいたします。
 例月出納検査として、平成18年1月から3月分の報告書をお手元に配付いたしておりますので、御報告にかえさせていただきます。
△日程第4 議案上程・提案理由説明
○議長(大藪健介 君)
 日程第4.議案第40号から議案第61号までと報告第1号から第5号まで並びに意見書案第1号並びに意見書案第2号を上程いたします。
 まず、市長の提案理由の説明を求めます。
◎市長(桑野照史 君)
 皆さんおはようございます。蒸し暑い梅雨の6月議会を迎えたところでございます。
 先ほどは村上、永田、田中、三議員におかれましては、15年という長い議員活動に対しての表彰、まことにおめでとうございました。これまでの御指導に心から感謝を申し上げ、今後とも相変わらずの御指導をお願い申し上げるところでございます。
○議長(大藪健介 君)
 暑い方は上着を脱いで結構です。
◎市長(桑野照史 君)
 それでは、提案理由の説明をさせていただきます。
 本日ここに、第21回筑後市議会定例会の開催に当たり、議員各位の御健勝をお喜び申し上げますとともに、日ごろの御精励に対し、深く敬意を表する次第であります。
 ただいま上程されました議案第40号から議案第61号まで並びに報告第1号から報告第5号までについて、提案理由の説明を申し上げます。
 議案第40号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。
 国家公務員災害補償法及び地方公務員災害補償法の一部が改正されたことに伴い、議会の議員その他非常勤の職員の公務災害における通勤の範囲及び障害補償等について、改正を行うものであります。
 議案第41号 筑後市退職手当支給条例の一部を改正する条例制定については、国家公務員退職手当法の一部を改正する法律が平成18年4月1日に施行されたことに伴うものであります。
 主な内容としましては、職員の在職期間中の公務への貢献度をより的確に反映させるために、中期勤続者の退職手当の支給率を改定するとともに、一定期間の職務の内容に応じた調整額及び支給の制限を設けたことなどであります。
 議案第42号 筑後市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。
 主な内容としましては、医療費に対する税収を確保するとともに、一般被保険者の応能割合と応益割合の均衡を保つために、国民健康保険税の基礎課税額分の所得割を8.6%から9.8%に、資産割を17%から10%に改定するものであります。また、介護給付金課税額分については、拠出金に見合う税収を確保するために、所得割を0.7%から1.9%に、均等割を5,600円から8千円に、平等割を3,200円から7千円に改定するものであります。
 議案第43号 筑後市都市公園条例の一部を改正する条例制定について及び議案第44号 筑後市公園条例の一部を改正する条例制定については、公園使用料等を、現在の使用形態に合うように見直すものであります。
 議案第45号 平成18年度筑後市一般会計補正予算について申し上げます。
 今回の補正予算額は、3,861千円を増額し、歳入歳出予算の総額を14,839,263千円とするものであります。
 歳出予算について申し上げます。
 第2款.総務費の交通安全対策に要する経費は、国際ソロプチミスト八女から500千円の寄附があり、人材育成基金に積み立てておりましたが、これを財源の一部として交通安全指導車を購入するものであります。交通安全指導車は、交通安全指導員や地域の安全で安心できるまちづくり推進協議会などが活動するときに使用するものであります。
 第3款.民生費の社会保障生計調査に要する経費は、生活保護基準の基礎資料とするため、厚生労働省の委託により生活保護世帯の生活実態について調査するものであります。
 第10款.教育費の地域コミュニティ助成事業に要する経費は、財団法人自治総合センターの宝くじ広報普及事業補助金を財源とし、水洗校区公民館がグラウンドゴルフセットなどの備品を購入することに対して助成するものであります。
 以上、歳出予算の財源としましては、県支出金98千円、繰入金500千円、諸収入2,500千円、繰越金763千円を充てております。
 議案第46号 平成18年度筑後市老人保健特別会計補正予算につきましては、平成17年度老人保健医療費交付金の確定に伴い、超過交付を受けておりました13,743千円を社会保険支払基金に返還するものであります。この財源としましては、繰越金を充てております。
 議案第47号 平成18年度筑後市介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予算につきましては、介護予防事業の需要にこたえるため、JA古川支所跡の介護予防拠点施設及び総合福祉センターで使用する電動ウオーキング機器3台を購入するものであります。この財源としましては、介護給付費中期財政調整基金からの繰入金を充てております。
 議案第48号 平成18年度筑後市介護保険特別会計(地域包括支援センター事業勘定)補正予算について申し上げます。
 平成18年4月1日から開設しております筑後市地域包括支援センターにつきましては、ケアプランの作成を大幅に委託することで現在の職員体制にしておりましたが、その後の厚生労働省通達で委託できる件数が制限されましたので、介護支援専門員を3名増員して対応するものであります。
 第1款.総務費の一般管理に要する経費は、介護支援専門員がケアプランを作成するためのパソコン3台の購入費等であります。
 第2款.事業費の介護予防支援事業に要する経費は、ケアプラン作成の委託料を減額し、介護支援専門員報酬等に組み替えるものであります。
 また、債務負担行為につきましては、介護支援専門員の配置に伴う地域包括支援センターシステム等借り上げの増額であります。
 議案第49号 市道路線の認定については、都市計画法に基づく開発行為により新設された長浜舟底線、羽犬塚駅西側に新設する和泉久保田前田線、新幹線船小屋駅設置に伴い県から市に移管される尾島西水洗津島野内線及び尾島東水洗津島洲崎線などであります。
 議案第50号 市道路線の認定変更については、議案第49号で申し上げました和泉久保田前田線の市道認定に伴い認定変更する和泉西川原前田線、県から市に移管されるため認定変更する常用前野津島九反坪線であります。
 議案第51号 福岡県自治振興組合を組織する市町村数の増減について及び議案第52号 福岡県市町村災害共済基金組合を組織する市町村数の増減について申し上げます。
 いずれも、それぞれの組合を組織する地方公共団体の合併に伴い、市町村の数が増減することについて、地方自治法第290条の規定により議会の議決を求めるものであります。
 議案第53号 福岡県市町村消防団員等公務災害補償組合を組織する地方公共団体数の減少について及び議案第54号 八女・筑後広域市町村圏事務組合を組織する地方公共団体数の減少、八女・筑後広域市町村圏事務組合の共同処理する事務の変更及び八女・筑後広域市町村圏事務組合規約の変更について申し上げます。
 いずれも、八女市と八女郡上陽町との合併に伴い、地方公共団体数が減少することなどについて、地方自治法第290条の規定により議会の議決を求めるものであります。
 議案第55号 八女・筑後広域市町村圏事務組合の共同処理する事務の変更に伴う財産処分について申し上げます。
 八女・筑後広域市町村圏事務組合が所有する市町村会館及び広川武徳館につきましては、それぞれ維持管理を行っている施設所在の八女市、広川町に帰属させるものであります。
 議案第56号 八女西部広域事務組合の共同処理する事務の変更及び八女西部広域事務組合規約の変更について申し上げます。
 八女市と八女郡上陽町が合併した場合、八女市の区域が変更になりますが、八女西部広域事務組合で共同処理する事務については、合併前の八女市の区域とすることなどについて、地方自治法第290条の規定により議会の議決を求めるものであります。
 議案第57号 山の井用水組合規約の変更について及び議案第58号 花宗用水組合規約の変更については、八女市と八女郡上陽町の合併に伴い、住居表示の「大字」を廃止することとなりましたので、規約中の住所の変更について、地方自治法第290条の規定により議会の議決を求めるものであります。
 議案第59号 専決処分の承認につきましては、地方税法の改正に伴い、筑後市税条例の一部を改正するものであります。
 主な内容としましては、個人住民税の所得控除について損害保険料から地震保険料に改組すること、及び昭和57年1月1日以前から存していた住宅について平成18年1月1日から平成27年12月31日の間に、建築基準法に基づく耐震基準に適合させるよう300千円以上の改修工事を行った場合、市に申告することにより当該住宅の固定資産税を減額することなどであります。
 議案第60号 専決処分の承認につきましては、地方税法の改正に伴い、筑後市国民健康保険税条例の一部を改正するものであります。
 主な内容としましては、介護納付金課税額の限度額を80千円から90千円に改定すること、及び平成16年度の税制改正での公的年金控除の見直しに伴う激変緩和措置として、平成18年度及び平成19年度の国民健康保険税において経過措置を講ずることなどであります。
 議案第61号 専決処分の承認につきましては、平成17年度筑後市介護保険特別会計補正予算であります。
 内容としましては、介護保険制度改正に伴うシステム改修が、改正内容の詳細のおくれなどから年度内完了が不可能となりましたので繰り越すものであります。
 報告第1号 平成17年度筑後市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、市民の森公園整備事業及び消防広報車の翌年度繰越額であります。
 報告第2号 平成17年度筑後市介護保険特別会計繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、システム改修委託料の翌年度繰越額であります。
 報告第3号 平成17年度筑後市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、公共下水道事業の翌年度繰越額であります。
 報告第4号及び報告第5号の専決処分につきましては、損害賠償の額を定めるものであります。
 報告第4号は、平成18年1月31日、消防本部職員が救急業務中、野町のAMビル駐車場において駐車中の被害者車両に接触し、損害を与えたものであります。
 報告第5号は、平成18年1月9日、被害者車両が西牟田小学校北側市道を走行中、グレーチングふたに乗り上げたときにふたがはね上がり、車両に損害を与えたものであります。
 いずれも、相手方と示談が成立し、損害賠償の額を専決処分しましたので、地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告するものであります。
 以上が議案の大要であります。慎重御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明を終わります。
○議長(大藪健介 君)
 以上で市長の提案理由の説明を終わります。
 次に、意見書案第1号 出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める意見書について、提出者の中富正徳議員より提案理由の説明を求めます。
◆7番(中富正徳 君)
 それでは、意見書の提案理由説明を申し上げます。
 出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」、通称出資法と呼ばれておるものであります。及び「貸金業の規制等に関する法律」、これは貸金業規制法というふうに呼ばれている法律でありまして、この改正を求める意見書でございます。
 具体的に申し上げますと、今非常に超低金利時代であるにもかかわらず、高金利に苦しむ方々がたくさんいらっしゃって、それが大きな社会問題となり、また長期化をしておるということで、私どもといたしましては、次の3点の改正、撤廃をお願いするところでございます。
 第1点が、出資法第5条の上限金利を利息制限法第1条の制限金利まで下げることであります。
 具体的に申しますと、出資法第5条の上限金利は、現在は29.2%という非常に高い金利で金貸しを行っておると。一方の利息法におきましては、100千円以下が20%、100千円から1,000千円が18%、1,000千円以上が年利率15%という金利で貸し付けの上限制限をやっておると。少なくとも貸付金利法の金利も高いですけれども、一般の消費者ローン、クレジット、商工ローン業者が使っている出資法の29.2%の金利を少なくとも利息制限法の20%、18%、15%に改正をしていただきたいということであります。
 2点目が、貸金業規制法第43条のいわゆるみなし弁済規定を撤廃することでございます。
 これはまた具体的に申しますと、これは例外規定でありまして、債務者が利息制限法を超えて利息を任意的に支払った場合、そしてかつ貸金業者が法定の契約書、受け取り、こういったものを書面で交付した場合に限り、これを高金利であったとしても有効の金利とみなすという、こういった規定条例があるわけでございまして、こういったものはもう既に撤廃をしてもいいというような状況になっておるところでございます。
 第3点が、出資法における日歩金貸業者、いわゆる日掛け金融というものでございます。及び電話担保金融に対する特例金利の撤廃でございます。
 もう最近に至ってはこの日掛け金融、毎日少しずつ借金を払っていくと。そして業者が毎日集金をするという形態の貸し付けでございます。今日においては、もうこういった貸し付けの方法は撤廃をお願いしたいと。
 それと、電話でございますけれども、電話には加入権というのがありまして、これがいわゆる売買の対象になって、これも両方とも現在は制限が年利率54.75%という目が飛び出すような金利の設定が法律でなされておると。これも現在においては撤廃をお願いしたいということで、これから政府は平成19年4月、上限金利の見直しをする予定でおりますので、どうか筑後市議会におきましても政府に対してこういった意見書を出していただくよう、各議員の皆様方の御賛同をよろしくお願い申し上げまして、提案理由説明にかえさせていただきます。
 よろしくお願いいたします。
○議長(大藪健介 君)
 次に、意見書案第2号 公共輸送機関の存続へ向け、JR九州に係る経営支援策等に関する意見書について、提出者の矢加部茂晴議員より提案理由の説明を求めます。
◆4番(矢加部茂晴 君)
 朗読をもちまして、意見書案の提出をいたします。
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   公共輸送機関の存続へ向け、JR九州に係る経営支援策等に関する意見書(案)
 昭和62年4月1日、国鉄は分割・民営化され、公共輸送の使命と鉄道の再生を図るべく、JR7社が誕生しました。JR九州を初めとするJR三島会社(北海道旅客鉄道株式会社、四国旅客鉄道株式会社、九州旅客鉄道株式会社)については、発足当初から営業赤字は避けることができないとして、経営安定基金が設けられ、そこから生み出される運用益と固定資産税等の減免措置による負担軽減によって営業赤字を補てんし、なおかつ毎年運賃を値上げしていかなければ、当該エリアの鉄道を維持していくことは困難であるとの見通しでしたが、過去に一度の運賃の値上げにとどめることができています。
 しかし、この間の低金利による影響を受け、経営安定基金の運用益は大幅に減少することとなり、経営努力の範疇をはるかに超えるこの事態を改善するため、発足10年を経過した平成9年度からの5年間、経営安定基金の運用益確保を目的とした新たなスキームが確立され、その後も、平成14年度から5年間の延長が行われていますが、会社発足当初の半分程度の経営安定基金運用益となっているばかりか、このままでは、今後、さらに経営安定基金運用益は減少していくことは確実です。
 JR九州は、地域住民の足として、国民生活に欠くことのできない存在です。しかし、JR九州に講じられている支援策は平成19年3月末に期限切れを迎え、それ以降、支援策が講じられなければ、赤字路線の廃止や運賃改定などによって、利用者や地域住民に犠牲が押しつけられることになるのは必至です。
 よって、国会及び政府においては、平成19年度以降も、JR九州に講じられている現行支援策(経営安定基金の運用益確保・固定資産税等の減免)と同等以上の効果をもたらす支援策を講ずるよう強く要請します。
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 議員各位におかれましては、十分な理解をいただき、賛同をいただきますようお願いし、私の意見書案の提出とさせていただきます。
○議長(大藪健介 君)
 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
                午前10時37分 散会