平成19年11月 臨時会(第5回)

              平成19年11月16日(金曜日)

                                (午後1時00分開会)


1.出席議員(19名)

    1番  島    啓 三         11番  坂 本  好 教
    2番  山 下  秀 則         12番  田 中  親 彦
    3番  大 城  敏 彦         13番  原 口  英 喜
    4番  松 竹  秀 樹         14番  大 藪  健 介
    5番  佐 藤  正 利         15番  永 田  昌 己
    6番  坂 田  容 子         16番  村 上  知 巳
    7番  山 下  元 生         17番  貝 田  義 博
    8番  矢加部  茂 晴         18番  弥 吉  治一郎
    9番  五十嵐  多喜子         19番  池 田  光 政
    10番  中 富  正 徳

2.欠席議員(なし)



3.本会議に出席した事務局職員

    事務局長  冨 久  義 樹
    庶務係長  田 中  敬 士
    書記    小 林  志 麻


4.地方自治法第121条により出席した者

    市長                 桑 野  照 史
    副市長                中 村  征 一
    教育長                城 戸  一 男
    市長公室長              一ノ瀬    諭
    総務部長               加賀田  慎 一
    市民生活部長(兼人権・同和対策室長)  徳 永  知英子
    建設部長(兼水道局長)        馬 場  正 利
    環境経済部長(兼水路課長)      鬼 丸  則 行
    市立病院事務局長           右 田  喜 俊
    教育部長               平 野  正 道
    消防長                堤    秀 信
    総務課長               木 庭  雄 二
    まちづくり課長            宮 原  一 壽
    市長公室参事             木 本  吉 彦
    税務課長               小 田  久美男
    女性政策課長
                       永 松  三 夫
    (兼勤労者家庭支援施設館長)
    会計管理者・会計課長         村 上  春 夫
    市民課長               山 口  辰 樹
    かんきょう課長            橋 本  國 光
    健康づくり課長
                       小 田  美 穂
    (兼地域包括支援センター長)
    福祉事務所長             高 木  正 勝
    農政課長               塚 本  高 雄
    道路課長               野 田  和 孝
    都市対策課長             西 田  正 治
    商工観光課長             永 延  喜 男
    下水道課長              水 町  良 信
    市立病院総務課長(兼病児保育施設・
                       松 竹  卓 生
    ちっこハウス室長兼診療情報管理室長)
    市立病院医事課長(兼健康診断室長)   坂 本  正 憲
    農業委員会事務局長          後 藤  安 男
    教育委員会学校教育課長        角    恵 子
    教育委員会社会教育課長
                       田 中  僚 一
    (兼中央公民館事務長)
    教育委員会人権・同和教育課長
                       城 戸  秀 穂
    (兼人権・同和対策室参事)
    水道課長               大 籠    修
    消防本部消防次長兼総務課長      井 寺  藤 彦
    消防本部警防課長           村 上  由 明
    消防本部予防課長           大 籠  敏 昭




                 議事日程第1号
                      平成19年11月16日午後1時開会・開議

● 開  会
 第1  会期の決定
 第2  議案第77号及び報告第14号の上程、提案理由説明
 第3  議案第77号  平成19年度筑後市一般会計補正予算(第4号)    質疑応答
 第4  報告第14号  専決処分について(損害賠償の額を定めることについて)
                                     質疑応答
 第5  議案委員会付託
 第6  委員長審査報告
 第7  議案第77号  平成19年度筑後市一般会計補正予算(第4号)    討論採決
 第8  会議録署名議員の指名
● 閉  会

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                 午後1時 開会
○議長(池田光政 君)
 本日の出席議員は19名で、定足数に達しております。
 これより平成19年第5回筑後市議会臨時会を開会いたします。
 本日の会議は、議事日程第1号により行います。
△日程第1 会期の決定
○議長(池田光政 君)
 日程第1.会期の決定を議題といたします。
 会期につきましては、議会運営委員会において御検討いただいておりますので、委員長より御報告をお願いいたします。
◎議会運営委員長(原口英喜 君)
 こんにちは。御報告申し上げます。
 本日招集されました第5回筑後市議会臨時会の日程につきましては、去る11月8日に議会運営委員会を開催し、協議をいたしたところでございます。
 協議の結果、会期は本日1日間とすることで議会運営委員会としての意見の一致を見たところでございます。
 加えて、報告第14号 専決処分について(損害賠償の額を定めることについて)は、先ほど議会運営委員会を開催し、協議をいたしたところでございます。協議の結果、本日の日程に追加し、議題とすることで決定いたしました。
 以上、御報告いたします。議員各位の御賛同のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(池田光政 君)
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日1日間といたしたいと存じます。これに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 御異議なしと認めます。よって、会期は本日1日間と決定いたしました。
△日程第2 議案上程・提案理由説明
○議長(池田光政 君)
 日程第2.議案第77号並びに報告第14号を上程いたします。
 市長の提案理由の説明を求めます。
◎市長(桑野照史 君)
 本日ここに、第5回筑後市議会臨時会の開催に当たり、議員各位の御健勝をお喜び申し上げますとともに、日ごろの御精励に対し深く敬意を表する次第であります。
 ただいま上程されました議案第77号の提案理由の説明を申し上げます。
 議案第77号 平成19年度筑後市一般会計補正予算は、子育て支援拠点施設整備に要する経費の繰越明許費補正であります。
 子育て支援拠点施設整備については、建設予定地の変更に伴い、設計書の完成が10月末におくれましたので、その後の建設工事の工期が年度内におさまらなくなったため、繰越明許をお願いするものであります。
 次に、追加議案の報告第14号 専決処分については、損害賠償の額を定めるものであります。
 平成19年9月17日、シルバー人材センター会員が資源ごみ回収業務中、被害者の車両と接触し、損害を与えたものです。
 相手方と示談が成立し、損害賠償の額を専決処分しましたので、地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告するものであります。
 以上、慎重御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明を終わります。
○議長(池田光政 君)
 以上で市長の提案理由の説明を終わります。
 これより議案の質疑を行います。
△日程第3 議案第77号
○議長(池田光政 君)
 日程第3.議案第77号 平成19年度筑後市一般会計補正予算(第4号)について質疑はありませんか。
◆1番(島啓三 君)
 こんにちは。所管の委員会でございますので、簡単に3点ほどお伺いしたいと思います。
 たしか9月7日に全員協議会でこの子育て支援拠点施設整備の場所が変わったという説明を受けたんですけど、具体的にもう少し詳しく、どういう理由で建設場所が変わったのかというのが第1点。
 そして第2点目は、先ほどの市長の議案の説明にもありましたとおり、設計変更も伴ったということでございました。具体的にはどういうことが設計変更になったのか。
 また3点目、聞きますところ、当初の予定地であったところが遺跡調査を行われたと。何か非常に貴重な資料も発見されたやに聞いておりますけど、この3点についてお伺いをさせていただきたいと思います。
◎市民生活部長(徳永知英子 君)
 お答えを申し上げます。
 まず最初に、本日の臨時議会の開催をお願いするに至りますまでに、私どもに重大な不手際がございましたことをこの場をかりまして深くおわびを申し上げます。本当に申しわけございませんでした。
 ただいま御質問をいただきました3点につきましては、それぞれの担当課長より答弁を申し上げますけれども、中には提案理由だけではここに至った経過を御理解いただけない点もあろうかと思いますので、私のほうから本日の臨時議会に至りました経過につきまして御説明をさせていただきたいと思います。
 子育て支援拠点施設につきましては、今、質問議員のお話の中にもございましたけれども、さきの9月議会におきまして、建設地の変更に伴いまして土地の買い上げに要する経費について補正をお願いいたしました。今になって考えてみますと、建設に要する経費につきましては、その時点で翌年度への繰り越しを行っておくべきであったというふうに深く反省をしているところでございます。その時点では本当に何とか年度内に工事を終えたいという気持ちで設計業者とスケジュールの最終的な調整を行っておりました。そういう時期でございましたので、繰り越しをするというところまで私たちの思いが至らなかったということを深く反省しているところでございます。
 設計の修正、工期の見直し等々につきまして、最終的に煮詰まりましたのが10月の下旬ということでございましたけれども、その時点で工期が来年度の4月末ということにせざるを得ないという決心をいたしましたけれども、今になって考えますと、その時点で少なくとも本日の臨時議会をお願いすべきであったというふうに考えております。
 本当に初歩的なミスで、予算の繰り越しという議決を経ないままに起工伺を行いまして、高額指名委員会を開催してしまいました。10月31日の指名委員会の後に、11月2日になりますけれども、業者の皆様へ入札の案内状を発送した後になってこのことに気づきまして、急遽本日の臨時議会の開催をお願いするということになってしまいました。
 子育て支援拠点施設の整備につきましては、議員の皆様の御理解の中で今進んでいるわけでございますけれども、本当にそのような中で予算の繰越明許の議決という重大なことを経ないままに事を進めてしまいまして、皆様に御迷惑をかけましたことを本当に申しわけなく思っております。職員一同深く反省をいたしまして、業務のチェック体制の見直しの中で今後このようなことが起きないように努めてまいりたいと考えておりますので、繰越明許の補正につきましては、御決定を賜りますよう議員の皆様によろしくお願いいたします。
 御質問いただいた件につきましては、担当課長より答弁をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
◎福祉事務所長(高木正勝 君)
 御質問の最初の2点についてお答えをしたいと思います。
 まず、最初の場所が変わった理由というところなんですけれども、場所については9月議会、全員協議会のほうで御報告をしておるところなんですけれども、当初はサザンクス東側の未舗装の駐車場の畑を挟んだ南側を予定しておったところです。予算の時点では、そちらの地権者の方から快くお貸しいただくというふうなことで進めておったところなんですけれども、4月の終わり時点、5月の当初、4月の終わりから5月の当初にかけて予定しておった地権者の方から、どうしてもお貸しできない理由ができたということで御相談がございまして、変更というような形になったところでございます。
 理由については、個人の御事情ということで御理解をいただきたいと思います。
 結果、北側、同じ未舗装駐車場の一番北側のほうに新たに地権者の方に御相談をして、そちらでの建設に至ったわけであります。
 当初、その時点でも設計のほうは協議を一定やっておりましたので、その時点での変更の内容についてですけれども、当初が南側のほうにあったということで、玄関を南側のほうに予定をしておりました。今度は北側のほうが道路沿いになりますので、玄関を北側のほうにやりかえるというふうな変更が出てきているところであります。
 以上です。
◎教育委員会社会教育課長(田中僚一 君)
 それでは、遺跡の発掘調査について経過を申し上げたいと思います。
 この子育て支援センターの建設に伴います埋蔵文化財の調査でありますけれども、実は今現在もまだ行っておるところであります。この依頼があった時点で、ここが包蔵地として若菜森坊遺跡という埋蔵文化財の地域として既に指定しておるところでありまして、出るであろうということは予想しておったところでございます。
 と申しますのが、今のサザンクスが建ちましたところ、ここも大変文化財が濃いところでありまして、足の踏み場もないぐらい住居跡が出てきたと。その中でも、例えば、高級官僚だけが身につけることが許されているような石帯、ベルトのバックルみたいなものですが、そういったものも出てきたと。あるいは銅器あたりもかなり出てきたということでありますので、その一円であろうという予想はしておったところでございます。実際試掘をいたしましたら、予想どおりかなり濃い遺跡が発見をされまして、その後、調査にかかったところであります。
 調査対象地域は約500平方メートルぐらいでありますけれども、実はここが2層の遺跡がございました。上の層は奈良時代、700年代ぐらいの遺跡群が発見をされました。その約1メートルぐらい下ですけれども、下の層からも弥生時代の遺跡群が発見されたところでございます。一番専門家が注目をしておりますのは、その上の層、奈良時代の層のところにかなり大きな建物の史跡が発見されたところであります。
 このような施設というのは県内にも余りございませんで、専門家の話ではそういう役所的な、あるいは権力を持っているような人の施設ではなかったろうかということで注目をしておるところであります。ほかにもかまど跡などが極めて保存状態がいい状態で発掘をされておりますし、ほかにも数多くの土器なども発掘をされておるところであります。
 今、文化庁のほうもそういう地域で発掘された遺跡などは極力地域に公開をしなさいという指導もいたしておりますものですから、間もなくこの調査は終わりますので、その段階で子育て支援センターの建設に差しさわりがない日程で新聞発表とか、あるいは現地説明会とかをしたいということで今計画を進めておるところでございます。
◆1番(島啓三 君)
 あとの何点かだけ。市民生活部長が冒頭からえらく訂正で断りばかり言われますので、余り言えませんけど、福祉事務所長の説明で、いわゆる土地の形状が変わったから玄関のつけかえの方向が変わったからという説明だったんですけど、私が聞いたところによりますと、これは省エネというか、環境問題を考える上においてソーラーといいますか、そういうシステムを導入されるということは、別に今回ちょっと設計の完成がおくれたというのとは直接な関係はなかったわけですか。
◎福祉事務所長(高木正勝 君)
 今回の建物については、御指摘のように、太陽光を利用した施設ということで建築設計が終わっております。この部分については設計に入る前から予定をしておりましたので、直接的なおくれにはつながってはおりません。
 以上です。
◆1番(島啓三 君)
 最後にしたいと思います。確かに当初予算で我々議会として承認をさせていただいておりました。ただ、こういう建物の場合等々、どういう形状でどういうことぐらい、わかる範囲で結構でございますが、当初考えているような建物の内容の説明ぐらいは、例えば、何といいましょうか、市営住宅を建てるときもこういうことでこうやりますよということで全員協議会を開いていただいてされておりますよね。だから、今後なかなかそういう箱物というのは難しいようでございますけど、少なくともこういう建物でこういう形状のにしたいという概略の説明は、これからもしそういう建物を建設されるようであれば、ぜひともお願いしておきたいと思います。
 終わりにします。終わります。
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
◆10番(中富正徳 君)
 当初から話を聞いていますと、建設地の変更、それから設計の変更、文化財と。よく考えてみたら、これだけいろいろなことがあって、何でそんなに急いで建設をしなければいけないかという点が私にはちょっとわからないんですよね。最初からやり直すのと一緒やないかと、文化財も出てきてするならばと。そしたら、何で今年度こんな無理して議会まで開いてですね。それは当初、案として上がってきたから、それはそれで一つの理由かもしれんけれども、根本的に来年度でもいいのではないかと、そういう思いがしてならないんですけれども、そこら辺の説明をお願いしたいと思います。
◎市民生活部長(徳永知英子 君)
 本日の臨時議会の開催をお願いいたしました経過につきましては、年度内の竣工が難しくなったということで、予算を19年度から20年度に繰り越しをお願いしないといけないと。繰越明許につきましては議会の議決が必要ということでございますので、今回の臨時議会にお願いをしたということでございます。
 年度内に必ず工事が完了するということでございましたら、当初のとおり、そのままのスケジュールで進めていけばよかったわけでございますけれども、いろんな事情でおくれてきたということで本日の臨時議会をお願いした次第でございます。
◆10番(中富正徳 君)
 それだったら、何でそういうふうに先行して急いで業者選考をしなければいけないのかと。どうせ来年するならば、そんなに急いでする必要はなかったんじゃないですか。
◎市民生活部長(徳永知英子 君)
 お答えをいたします。
 急いで業者選考をしているということではございませんで、先ほど当初申し上げましたけれども、10月31日に庁内の指名委員会を開催いたしまして、そのときには最終的な設計が上がっておりました。その時点で工期を恐らく4月末ということで業者さんのほうへは発注をするということになっておりますので、今の予算の中では繰越明許いたしておりませんので、19年度予算は少なくとも建設は3月31日までに終えないといけないという予算の仕組みがございます。それができなくなって、4月に工事完了で発注をするということになれば、繰越明許という手続をしておかないといけないという決まりがございますので、選考を急いでいるということではなくて、年度内に工事が竣工しないならば、私たちが業者発注をするまでには繰越明許という手続を行っておくべきだったということでございます。
◆10番(中富正徳 君)
 そうすると、ただ繰越明許、そういう手続を認めていただきさえすれば、このことはそれでいいことですということになるわけですね。
◎市民生活部長(徳永知英子 君)
 お答えいたします。
 手続上、漏れておりましたのが、その繰越明許の議決ということでございましたので、本日お願いを申し上げているのは、そのことでございます。
◆10番(中富正徳 君)
 ただ、そういうことではありますけれども、一々議会を開かなきゃいかんということになりますと、何となく公務に対する厳しさが足りないんじゃないかと私どもは思うわけですよ。ただそれだけのことならば、淡々と何で先行してやっておかないのかと。このために私たちは出席して、こういうことをやらにゃいかんわけでしょうが。だから、あなたのおっしゃることは、さらっと言われるけれども、私たちから思うと、非常に納得しがたいというか、納得させられるような意見なんですね。だから、こういう臨時議会まで開いてやらんでいいように仕事をしていただけないのかと。私は今後のことを思いまして質問させていただきました。
 今後ともこういった件が出てくると思いますので、公務というものに対してもう少し、誠意がないとは言いませんけれども、手続上の問題だけでこういうことにならないように公務に熱意を注いでもらいたいと最後に申し上げておきます。
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 建築確認のことで1点お尋ねしますが、10月末に設計が上がったというような答弁が今ありましたが、それでは、建築確認をいつ出されて、いつおりたのかお尋ねをします。
○議長(池田光政 君)
 暫時休憩いたします。
                午後1時26分 休憩
                午後1時30分 再開
○議長(池田光政 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎都市対策課長(西田正治 君)
 どうも済みませんでした。
 筑後市の都市対策課のほうに10月3日に申請がなされております。庁内の関係機関のほうに合議を回しますので、この関係について、前面道路とかいろいろありますので、その分については10月10日にお渡しをしておると。これをもって八女土木のほうに申請がなされておるものと思っております。通常、八女土木のほうに持っていけば、2週間程度でおりるということであります。
 以上でございます。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 私が質問したのは、10月末に設計が上がったというような話がありましたから、普通、設計が上がってから建築の確認申請に入る段取りになるだろうと思ったわけですね。そうすると、民間のことですけれども、今、八女土木とか──八女土木だけじゃありませんけれども、久留米なら久留米、久留米市は市が今やっておりますが、何カ月でんかかりよるわけですたいね。それで、えらい早かなと。1億円からの建物がそういうふうに、じゃ、建築確認はもうおりておるということでしょうか。建築確認がいつおりたのか。やられたのが10月10日でしょう。そして、1億円からの、これは木造でしょうけれども、それがいつおりたのか。おりる前に、例えば、設計図書でも渡されて、一般競争入札か指名競争か知らんですけれども、指名をされておったということなら、ちょっと話が違いやせんじゃろうかなと、こう思いますが、その付近はどうですか。
○議長(池田光政 君)
 暫時休憩いたします。
                午後1時33分 休憩
                午後2時8分 再開
○議長(池田光政 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 執行部の答弁を求めます。
◎都市対策課長(西田正治 君)
 お答えいたします。
 先ほど確認申請の件で弥吉議員のほうからお尋ねがありましたけれども、筑後市のほうに10月3日に申請され、関係課の合議が終わり、相手に渡したのが10月10日ということで、2週間ぐらいでおりておるでしょうということで御答弁申し上げておりましたけれども、確認いたしましたところ、11月6日に八女土木のほうに申請され、来週早々に許可がおりるということでございます。
 そういうことで、おわびいたしたいと思います。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 大体急いでやらなくちゃいかんというようなものを10月3日から庁内の合議といいますか、例えば、消防とか、道路課とかいろいろあると思います。それが終わって、先ほどの答弁では10月10日と。それが眠っておったかどうか知らんけれども、担当のところで1カ月も放置をされておると。そして、いまだ建築確認もおりておらないと。建築確認というのは大体何ですかね。どういうふうにとらえてあるんですか。副市長、あなたは指名検討委員長でしょうけれども。そういうものもなくて指名をしたなんていう話は、これは言われる話じゃないとやないですか。どうですか。大体いいかげんに指名しよるとですか、何でも。
 10月30日でしょう。指名検討委員会はいつ開いて、どういう検討をして、いつ1回目、指名は今どうも、何というですか、休止か指名の停止をしておると──停止じゃない、ちょっと猶予というですかね、待ってもらっておるというようなことですけれども、この案件でいつ指名検討委員会を開いて、どういう確認をやって開いたんですか、お答えください。
◎副市長(中村征一 君)
 お答えいたします。
 子育て支援拠点施設整備の工事入札につきましては、10月31日に指名委員会を開いて、指名業者を決定いたしておるところでございます。その際に建築確認の手続は確認しておるかということでございますが、起工伺が決裁になりまして、それをもとに指名委員会を開きますので、そこのところまでの確認は指名委員会ではいたしておりません。
 今回の指名については、いろんな工事の内容等を見まして、市内の業者だけに指名をするという指名の決定をしたところでございます。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 じゃ、こういうような起工伺というものが日常茶飯事ありますが、それはこういう建築確認あたりもとれないまま、そういうものが回ってくるんですか、役所の仕事としては。一般的にはそういう許可がおりて初めて、庁内の起工伺、ずっと市長のところまで案件によっては上がったり、決裁権者のところまで行くと思いますけれども、起工伺というのはそういうことじゃないんですか。行政の流れを聞きますけれども。
◎都市対策課長(西田正治 君)
 お答えいたします。
 今回の件につきましては、建築基準法の第6条にありますように、現場着工までに確認がおりるというようなことも含めて、基本的には質問議員が言われるように、起工伺等が決裁がおりるときには当然確認申請もおりているのが本来の姿だろうとは思います。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 じゃ、どうするんですかね。民間なら、私なら私が家を建てるとなら着工せにゃいいわけですから。そうでしょう、着工せにゃいいわけですから。建築確認がおりたのを確認して、基礎工事とか始めたり着工すればいいわけですから。建築確認がおりん前にやれば、これはやられるでしょうけれども。そういうことでしょう。しかし、行政というのは、私が家をつくってくれと大工さんに頼むという話じゃないわけでしょう。皆さん方がやられることは、そういう法的な建築確認、一番重要なものを確認がおろされて、そしてから起工伺が回って決裁を受けて、そして10,000千円以上ですか、指名検討委員会が開かれて指名業者を検討して、そして発注するというのが私は筋じゃなかろうかなと思いますし、今、課長も言われましたけれども、部長どうですかね、馬場部長はこういうことはどう思われますか。あなたのところの責任じゃないですか。担当課の、例えば、福祉とかはそういうことはわからんと思うですよ。そして、学校の建築もそうでしょう。うちのような小さな市は教育委員会ではそういう建築とか持ちませんから、学校建築とか、そういうときにはすべて都市対策課にお願いをするというですか、そういうことで今回も民生部のほうでやる事業でしょうけれども、それをあなたのところで受けてというですかね、依頼をされて、そこの責任で設計をやられたり、見積もりをされたり、発注をされた後も監督をされたりするわけでしょう。ということは、私はあなたのところの責任だろうと、こう思いますが、どうですか、そういうようなことで議会にお願いされますか。
◎建設部長(馬場正利 君)
 お答えいたします。
 確かに議員おっしゃいますように、建築確認申請がおりてからやることが一番ベターなのかなというふうに思っておるところでございます。しかし、建築基準法上は着工はまかりならんということで規定がされておりますので、現場をさわることは、これは違法であるというふうに思っております。
 したがいまして、今回の件につきましては、既に起工伺があっております。指名も終わっております。ただ、まだ入札は終わっておりませんので、これは会計課の管轄になろうかと思うところでございます。業者が決まれば現場に入るということになると、今申し上げますように建築基準法上の問題に触れてまいりますので、あとの問題は建築確認がおりてから執行すればよろしいのではないだろうかというふうに思っておるところでございます。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 建築基準法上ではそうでしょう。民間が建てるか、だれが建てるかわからんわけですから、それ前に着工しておったら、それは違法建築でしょうけれども、当たり前ですよ。私は市役所が発注する工事だから言いよるわけでしょう。そういうことでしょう。起工伺もない、設計もきちっとしておらん。土木工事は別ですよ。建築なんていうのは、ちゃんと建築確認をとらにゃ出されんわけですから。それがおりらんなら、どげんなるですか。おりるでしょうけれども、必ずおりるという保証はないわけでしょう。だから、何でもおりてからでしょう。それから事は始まるとやないんですか。行政のシステム上はどうですか。先に何でんかんでんやっておって、後追いでいいんですか。おかしいでしょう、今のような答弁されることが。
 それは当たり前でしょう、建築基準法上は。着工せにゃよかとですから、それは当たり前のことです。そげんことを聞きよるとやないわけです、着工しておらんとはわかっておるわけですから。入札もしておらんとはわかっておるわけで。筑後市の行政機構といいますか、どんどんやっておるということが手順上どうなのかと、こう言いよるわけですよ。指名までしておる。そして、ちょっと待ったと。議会があるし、あれだからちょっととめておるというようなことですが、実際、10日に指名して、いつが入札日だったんですか、部長お答えください。入札日は。
◎建設部長(馬場正利 君)
 お答えいたします。
 当初は11月20日の予定と聞いております。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 あなたは気のきいて着工せにゃいいと言われるけれども、それでは、実際こういう繰越明許がなくて、そういう行為が要らなかったとしたら、全くその付近でも問題じゃないんですか。建築確認でもとれとらんとに指名をして、入札日まで決めるなんていうことがあり得ますか。
◎都市対策課長(西田正治 君)
 お答えいたします。
 よもや建築確認がおりないということではできませんので、事前に八女土木の建築指導課のほうと十分協議をさせていただいて、並行して事務手続を進めさせていただいておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 いや、そいけん、私が聞いたのと答弁の内容が違うと思うですけれども、行政の段取り上どうですか、市長、こういうことで。
◎市長(桑野照史 君)
 大変遺憾な展開になっておるなというふうに今思っておるところです。弥吉議員の御質問のように、行政たるものは市民への一つのきちっとしたけじめといいますか、そういうものが見せられるような状態でなくてはならないというふうに思っております。
 ただ、私の立場で一言こういう事態になったことの弁解と申しますか、釈明をさせていただきますと、子育て支援拠点施設というのは、私の次世代の子供たちを健やかに育てるという5つの柱の第1項目の施設づくりでございまして、私自身も大変熱い思いを持っておるところでございます。と同時に、さらにうれしいことに、子育て中のお母さんたちがそれに大変下支えをしてくれておりまして、この拠点施設をつくるについては、我々の目標であります市民と行政の協働という意味からの取り組みがずっとこの数年来続いてきておったところでございます。
 したがいまして、私の思いもありまして、ぜひ19年度にはつくってくれということは総括的に私も言ってまいりました。したがって、通常の施策の進行と比べまして、特に市長がしりを一生懸命たたいておったという実態がある中で、私は決していいことではないというふうに先ほどから見ておるわけでございますが、こういう事態になったんではないかというふうに思っております。
 ただ、法的に十分検討してくれということを先ほど一言言っておきましたところ、法的にはクリアできるというようなことのようでございますので、大変このてんまつについても、私も決して褒められたものではないというふうに十分に自覚しておりますが、先ほどの私の申し上げましたようなバックグラウンドの中で、ついつい不注意を、もっと気を配ってきちっとしなきゃいかん部分を少し慌てて大ざっぱに進めてきたところがあるのではないかというふうに私も思いますし、監督責任者として申しわけなく思う次第でございます。ただ、最初の思い、私の思いでもあるし、市民の若い子育て中のお母さん方の熱い思い、このことが入っておりますので、どうぞひとつ御寛容な御判断をいただければありがたいなと思うところでございます。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 今、市長が言われたようなことは私も徳永部長からよく聞いておるんですよ。子育てしてある皆さん方の意見もやっぱり十分聞いて、そして、かなりの手直しというですか、支援施設の設計変更というですか、そういう見直しもやって、そういうことも一因で、来年度にまたがらなくちゃいかんようになったという話も十分聞いておるんです。ですから、私たちももともと当初予算に上がってきたときでも、だれでも反対はしていないわけでしょう。だれも反対しておらんわけですよ。だから、早うやらせてくれというのは、それはちょっと私はおかしいんじゃなかろうかなと。手続は手続で、やっぱり民間の建物じゃないわけですから、市はちゃんと行政ではぴしっとした手順があるわけですから、それは踏んでもらわんと、やっぱり私はいかんと思うからですね。
 今言ったようなことですから、大体きょうは何も言わんつもりで出てきておったんですよ、12時半にはですね。もう30分で終わるだろうと。そしたら、どうも話の中がおかしいなと思って、いまだ建築確認もおりておらん、それを10月30日にはおろたえかぶってというですか、何社か知らんですけれども、どこをされたか知らんが指名をやって、10月20日かなんかは入札なんていうのは、これはおかしゅうして、よそにどん言われるごたる話じゃないですよ。私はこれ以上言いませんですけどね、もうちょっとやっぱり注意というですか、していただかんと、私は大きな問題が発生すると思います。もう言いません。
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
◆10番(中富正徳 君)
 新幹線とかいろいろできていく過程においては、どういうふうにつくっていきますよというプレゼンテーションといいますか、そういった説明があるわけですね。それで、今回1億数千万円、建物、敷地等ありますけれども、私の記憶ではどういうものができるのかという説明も一回も聞いていなくて、予算だけ議会に通っていくというか、何か役所として、私、一市民として書類を出す場合は簡単なものでも平面図を持ってこいとか、いろいろ詳細にわたって指摘を受けるわけですね。しかし、今度自分たちがする場合は1億数千万円の事業をするのに、どういうものをどういう部分に建てるのかという話を全く私は聞いておらんと思うんですけど、いつどこでそういうことをされたのか、ちょっとお伺いをいたします。
◎福祉事務所長(高木正勝 君)
 今回の子育て支援拠点施設の建築については、先ほどお話も出ましたように、お母さん方の代表の方等とお話をしながら進めていったというような経過がございます。そういう検討会を重ねながら少しずつ形をつくっていったというような経過で、最終的に設計が上がったのが、先ほど10月という形になっておりますので、議会の皆さんのほうにはちょっと途中でのお示しができなかったということは御理解をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
◆10番(中富正徳 君)
 ばたばたされていてということも考えましても、やはりこれだけ財政が厳しい中、市長の公約でもあったということで、当初からの公約でもあって、やっと実現したということでございます。御苦労もあったとは思うけれども、やはり議員にも一般の方から、どんなとができるとですかとかいう質問は今後──今まではなかったからよかったものの、いわゆる1億数千万円もかけて施設をつくるのに、議員は議会で承認しておって、どういうものか知らないということでは、今後、議会としてももう少し執行部の皆さんが承認を求められるのには、やはりさらに注意してやっていかなければ、これは大変なことになるという思いがしているわけですね。
 だから、今後は安易にそういう一部の市民の方、熱い思いはあるかもしれないけれども、事、予算ということになりますと、とてもやないけど、そういったことでは今後は認めていけないということになると思いますので、余り強くは言いたくはないんですけれども、いわゆる形のないものには予算はつけられないと、今後は私はそういう気持ちで議会に臨んでいきたいと思いますので、執行部の皆さんもそのつもりで議会のほうに出していただきたいと思います。
 終わります。
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 他に質疑もありませんので、議案第77号の質疑を終結いたします。
△日程第4 報告第14号
○議長(池田光政 君)
 日程第4.報告第14号 専決処分について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、報告第14号の質疑を終結いたします。
△日程第5 議案委員会付託
○議長(池田光政 君)
 日程第5.議案の委員会付託を行います。
 お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託をいたします。
 暫時休憩いたします。
                午後2時32分 休憩
                午後3時5分 再開
○議長(池田光政 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
△日程第6 委員長審査報告
○議長(池田光政 君)
 日程第6.委員長審査報告を行います。
 厚生委員会の審査報告を委員長にお願いいたします。
◎厚生委員長(貝田義博 君)
 厚生委員会に付託をされました議案の審査結果について報告をいたします。
 議案第77号 平成19年度筑後市一般会計補正予算(第4号)については、115,111千円の繰越明許であります。
 この件については、冒頭担当課より臨時議会開催の運びに至ったことについてのおわびがありました。
 採決の結果は、全員賛成にて原案可決でありました。
 なお、可決後に委員から出された意見として、今後の入札行為については、すべての要件を満たした段階で実施すべきとの附帯意見が出され、委員会として全員賛成にて議決したことを報告いたします。
 以上で委員会の審査結果についての報告を終わります。
○議長(池田光政 君)
 ただいまの厚生委員長の報告について質問はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質問もありませんので、以上で厚生委員長の審査報告を終了いたします。
 これより議案の討論、採決に入ります。
△日程第7 議案第77号
○議長(池田光政 君)
 日程第7.議案第77号 平成19年度筑後市一般会計補正予算(第4号)について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第77号は原案のとおり可決されました。
△日程第8 会議録署名議員の指名
○議長(池田光政 君)
 日程第8.会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、筑後市議会会議規則第75条の規定により、6番坂田容子議員、14番大藪健介議員を指名いたします。
 以上をもちまして日程の全部を終了いたしました。
 これにて平成19年11月第5回筑後市議会臨時会を閉会いたします。
                午後3時8分 閉会



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│                                          │
│          地方自治法第123条第2項の規定により署名する。          │
│                                          │
│                                          │
│           議     長    池 田 光 政             │
│                                          │
│           議  員(6番)   坂 田 容 子             │
│                                          │
│           議  員(14番)   大 藪 健 介             │
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