平成19年12月 定例会(第6回)

              平成19年12月21日(金曜日)

                                (午前10時00分開議)


1.出席議員(19名)

    1番  島    啓 三         11番  坂 本  好 教
    2番  山 下  秀 則         12番  田 中  親 彦
    3番  大 城  敏 彦         13番  原 口  英 喜
    4番  松 竹  秀 樹         14番  大 藪  健 介
    5番  佐 藤  正 利         15番  永 田  昌 己
    6番  坂 田  容 子         16番  村 上  知 巳
    7番  山 下  元 生         17番  貝 田  義 博
    8番  矢加部  茂 晴         18番  弥 吉  治一郎
    9番  五十嵐  多喜子         19番  池 田  光 政
    10番  中 富  正 徳

2.欠席議員(なし)



3.本会議に出席した事務局職員

    事務局長  冨 久  義 樹
    庶務係長  田 中  敬 士
    書記    小 林  志 麻


4.地方自治法第121条により出席した者

    市長                 桑 野  照 史
    副市長                中 村  征 一
    教育長                城 戸  一 男
    市長公室長              一ノ瀬    諭
    総務部長               加賀田  慎 一
    市民生活部長(兼人権・同和対策室長)  徳 永  知英子
    建設部長(兼水道局長)        馬 場  正 利
    環境経済部長(兼水路課長)      鬼 丸  則 行
    市立病院事務局長           右 田  喜 俊
    教育部長               平 野  正 道
    消防長                堤    秀 信
    総務課長               木 庭  雄 二
    まちづくり課長            宮 原  一 壽
    市長公室参事             木 本  吉 彦
    税務課長               小 田  久美男
    女性政策課長
                       永 松  三 夫
    (兼勤労者家庭支援施設館長)
    会計管理者・会計課長         村 上  春 夫
    市民課長               山 口  辰 樹
    かんきょう課長            橋 本  國 光
    健康づくり課長
                       小 田  美 穂
    (兼地域包括支援センター長)
    福祉事務所長             高 木  正 勝
    農政課長               塚 本  高 雄
    道路課長               野 田  和 孝
    都市対策課長             西 田  正 治
    商工観光課長             永 延  喜 男
    下水道課長              水 町  良 信
    市立病院総務課長(兼病児保育施設・
                       松 竹  卓 生
    ちっこハウス室長兼診療情報管理室長)
    市立病院医事課長(兼健康診断室長)   坂 本  正 憲
    農業委員会事務局長          後 藤  安 男
    教育委員会学校教育課長        角    恵 子
    教育委員会社会教育課長
                       田 中  僚 一
    (兼中央公民館事務長)
    教育委員会人権・同和教育課長
                       城 戸  秀 穂
    (兼人権・同和対策室参事)
    水道課長               大 籠    修
    消防本部消防次長兼総務課長      井 寺  藤 彦
    消防本部警防課長           村 上  由 明
    消防本部予防課長           大 籠  敏 昭




                 議事日程第4号
                      平成19年12月21日午前10時開議

 第1  委員長審査報告
 第2  議案第78号 筑後市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例制定
           について                      討論採決
 第3  議案第79号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条
           例制定について                   討論採決
 第4  議案第81号 筑後市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について
                                     討論採決
 第5  議案第82号 筑後市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について
                                     討論採決
 第6  議案第83号 筑後市情報公開条例及び筑後市個人情報保護条例の一部を改正する
           条例制定について                  討論採決
 第7  議案第84号 筑後市水防協議会条例の一部を改正する条例制定について
                                     討論採決
 第8  議案第85号 平成19年度筑後市一般会計補正予算(第5号)     討論採決
 第9  議案第86号 平成19年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
                                     討論採決
 第10  議案第87号 平成19年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第2号) 討論採決
 第11  議案第88号 平成19年度筑後市介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予算(第
           2号)                       討論採決
 第12  議案第89号 平成19年度筑後市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
                                     討論採決
 第13  議案第90号 平成19年度筑後市病院事業会計補正予算(第1号)   討論採決
 第14  議案第91号 平成19年度筑後市水道事業会計補正予算(第1号)   討論採決
 第15  議案第92号 市道路線の認定について               討論採決
 第16  議案第93号 筑後市営筑後川下流左岸地区土地改良業事業の施行について
                                     討論採決
 第17  意見書案第4号 品目横断的経営安定対策の見直しを求める意見書について
                                     討論採決
 第18  意見書案第5号 割賦販売法の抜本的改正を求める意見書について  討論採決
 第19  意見書案第6号 JR不採用問題の早期全面解決を求める意見書について
                                     討論採決
 第20  意見書案第7号 地方財政の充実・強化を求める意見書について   討論採決

     (全員協議会)

 第21  議長発議  花宗用水組合議会議員の選挙について
 第22  議案第94号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて

                        上程、提案理由説明、質疑応答、採決
 第23  会議録署名議員の指名
● 閉  会

     (全員協議会)

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      
                午前10時2分 開議
○議長(池田光政 君)
 おはようございます。本日の出席議員は19名で、定足数に達しております。
 ただいまより本日の会議を開きます。
 本日の会議は、議事日程第4号により行います。
△日程第1 委員長審査報告
○議長(池田光政 君)
 日程第1.これより委員長の審査報告を行います。
 まず、総務文教委員会の審査報告を委員長にお願いいたします。
◎総務文教委員長(田中親彦 君)
 おはようございます。議長から付託を受けておりました総務文教委員会委員長報告を行います。
 総務文教委員会に付託になりました議案の審査について報告申し上げます。
 議案第78号 筑後市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例制定について申し上げます。
 この条例は、内部では確保が難しい高度な知識、経験、またはすぐれた識見を有する者を期間を限定して採用できるようにするもので、審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 次に、議案第79号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。
 今回の改正は、人事院勧告に沿って議員の期末手当の年間支給割合を0.05月引き上げるものでございますが、審査の中で、市民に負担増、給付減を強いて、市の財政状況も歳入不足のため歳出抑制を求められている中、その一方で給与を上げるというのは整合性がとれていない。市民感情、財政状況などを考えれば、これを認めるわけにはいかない。執行部としては、近隣の状況や財政状況などを考慮して、もっと慎重な対応をしてほしかったなどという意見が出され、採決の結果、賛成者なしで原案否決となりました。
 議案第81号 筑後市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。
 この条例改正も国の人事院勧告に沿って、官民格差を是正するため、若年層を中心に0.35%の給料改定をするほか、勤勉手当の支給割合を0.05月引き上げることなどでありますが、議案第79号と同様に、市の財政状況や近隣の状況、行政改革の進捗状況などを中心に意見、質問が出されました。その中で執行部からは、財政改革は予定どおり進んでおり、今回の財源確保についても、人員削減や経費節減、事業のスクラップなどにより今の財政状況の中でどうにかやりくりができるという答弁もありましたが、委員の中からは、現時点で結論を出すのは困難である。市民の理解を得るためにもっと慎重な審議をしたいので、継続審査にしてほしい。人事院勧告を尊重しなければならないことはわかるが、職員の皆さんにも市民に対する説明責任を果たし、市民の理解を得る努力も必要であるなどの意見が出され、継続審査について採決の結果、賛成多数により継続審査になりました。
 議案第83号 筑後市情報公開条例及び筑後市個人情報保護条例の一部を改正する条例制定については、平成19年10月1日、郵政民営化に伴い日本郵政公社が解散したため、関係条文から「日本郵政公社」という文言を削除するもので、審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 議案第84号 筑後市水防協議会条例の一部を改正する条例制定については、水防法の一部改正に伴い、条番号が繰り下がったため、水防法に関係する条項を改正するもので、審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 議案第85号 平成19年度筑後市一般会計補正予算(第5号)のうち、第1条中歳入全部及び歳出第1款、第2款(第3項を除く)、第10款、第12款、第2条中議会だより印刷製本費、広報ちくご印刷製本費、納付書ブッキング・封入封かん業務委託料、外国青年招致事業、第3条について申し上げます。
 主な補正の内容は、各款共通の職員人件費は、人事院勧告のほか、人事異動や機構改革に伴う人件費の増減であり、第2款及び第10款では勧奨による退職手当の増額などであります。
 国県支出金など返還金は、平成18年度に超過交付された生活保護費国庫支出金などの精算に伴う返還金であります。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 意見書第7号 地方財政の充実・強化を求める意見書について申し上げます。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 以上、総務文教委員会に付託になりました議案の審査報告を終わります。
○議長(池田光政 君)
 ただいまの総務文教委員長の報告について質問はありませんか。
◆8番(矢加部茂晴 君)
 総務文教委員長の御報告を承りました。私も先日の総務文教委員会におきまして、午後から傍聴もさせていただいています。その中で、今回継続審査となった理由を上げられました。人事院勧告は尊重しなければならない。そして、本市の行財政改革の上で努力をし、何とかやりくりはやっていく。ただ、職員給与を上げるということに関して、市民の理解が得られるかということで継続にしたいということなんですが、午前中の議論はもちろん知りません。
 それで、お尋ねしたいんですが、今回のこの第81号に関しては、当然、議会に上程される前に労使の合意を踏まえて、その上で上程されているはずです。そういう中で、労使合意ということは、市長と市の職員、組合との間で合意を受けて今回上程されている。市長も市を預かっているという中で、市の財政的なこともかんがみて、当然ながら人事院勧告に準じて、尊重して今回上程されています。そういう観点で、総務文教委員会において、この労使の合意に関しての議論というのは、そもそもちゃんと確認されたんでしょうか。
◎総務文教委員長(田中親彦 君)
 ただいま──これは第81号についての質問と受けとめてよろしいでしょうか。(発言する者あり)
 今、矢加部議員のほうから上程の背景についての御質問がありました。私どもは審査内容は、あくまでも議案での審査でございまして、上程されるかされないか、その背景に労使の合意があってのというような質問でございましたが、私どもの関与する範囲ではないと思います。
◆8番(矢加部茂晴 君)
 今お尋ねした部分というのは、この案件というのは、やはり事前に議会に諮られる前に労使合意、すなわち市長と市の職員、組合との間で確認、合意をしたことであって、それに基づいての上程です。その上で、本市の行財政改革の上で、今回、行財政改革で努力をしている中で上程されているということで、やはりそういったことも踏まえて、その重みというのは大きいと思うんですよね。それで、既に撤回された第80号の三役、そして、私たちにかかわりますが、第79号の議員の報酬の引き上げですね、これとは少しやはり色彩は異なるのではなかろうかと思います。そういう中で、今回、市民の理解が得られるかというのは個人的には甚だ疑問であるし、例えば、財源補償ということで、今回、人事院勧告によって給与の引き上げ、これは地方交付税によって財源補償もされていますし、さらに、他の自治体においては同様な案件に関してはすべからく可決をしているという中で、この継続をするということは非常に重いんではなかろうかと個人的には非常に思っています。そういう中で、総務で議論は尽くされたんでしょうか、そういう観点で。いかがでしょう。
◎総務文教委員長(田中親彦 君)
 この議案につきましては、本会議の中でも十分な討議もされてきた背景があると思います。それにつきましては、同じく人事院勧告に沿っての議案でありました第79号、第80号、第81号ですね、これは本質的には市民に対する議案内容というのは同一なものというような感じでおります。そういう中でも、本会議の中でも十分審議された過程と、それを受けまして、また総務文教委員会でも十分審議されて、こういう財政状況の中、市民の理解を得るということも必要だということで、そのための継続審査というような判断をされたんだと思っております。
◆8番(矢加部茂晴 君)
 私、先ほど議員にかかわる第79号、そして、既に市長より撤回された市長を初めとする三役の第80号、そして今回、一般職員の第81号、やはり性格は異なると思いますし、提案理由にも第79号、第80号というのは「人事院勧告に沿って」とあります。そして、この第81号に関しては「人事院勧告に準じて」とあるんですよね。そういう中で、市民の理解を得るためにということで次回に持ち越しますよということなんですが、市民の理解を得るということに関して、どうしてそれが継続ということでしょうか。他の自治体で可決を次々にしている中で、たしか執行部の説明でも、本市の行財政改革の中で粛々と経費節減をやっていくということで、それで市民に対してきちんと説明できるのではなかろうかと思います。ですから、第79号、第80号とはやはり違いますし、我々議員というのは当然、市長から雇用されているわけではない。ただ、市職員というのは市長が雇用しているわけですね、関係的に。そういう中で、やはり議案的には性格が違うという中で、この第81号はやはり労使合意を受けての案件ということで、そういう観点で説明できるんではないでしょうか。いかがでしょう。(「審査内容のことかな」と呼ぶ者あり)
○議長(池田光政 君)
 もうちょっと質問の内容をまとめてもらえますか、どういうことを質問されたか。
◆8番(矢加部茂晴 君)
 いや、それで、最後ちょっとお尋ねしました市民の理解は得られると思います。じゃ、市民の理解を得なければならないがために今回継続としたという根拠というか、これがいま一歩私にはちょっと理解できないので、そこを説明をお願いしたいということです。
◎総務文教委員長(田中親彦 君)
 質問内容的なことは、私どもも総務文教委員会でもしっかり皆さんの意見、全員の意見は出ております。そういう中での考え方が、今言いましたように、市民の理解を得るためということでありますので、その時間が必要なために、ただ持ち越しということではなくして、もっと慎重な審議時間が必要だということでの継続審査でございます。
◆8番(矢加部茂晴 君)
 もっと慎重な議論をという、じゃ、どうして総務文教委員会で──私、先ほど議論は尽くされましたかとお尋ねしました。じゃ、もう少し徹底した議論が必要ではなかったかと思います。
 ちょっと以上にします。
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 一、二お尋ねをしたいと思いますが、委員長の報告では、現時点で結論を出すのは困難というふうな説明がございましたが、この議案第81号の中のどんなものに対して現時点で結論を出すのが困難というふうになったのかどうか。
 それともう1つ、これは委員長も言われましたように、質疑の中でもかなり議論をされました。議論されたのは、人事院勧告というものに対する意味といいますか、そういうことが議論されましたが、委員会の中では人事院制度、あるいは人事院勧告が持つ意味について議論があったのかどうか。
 私は質疑の中でも言いましたけれども、日本の公務員労働者には争議権というのが禁止をされておるわけでございますが、その争議権を取り上げておる、その代償として人事院制度というものがあると思います。その人事院制度に準じて提案されておるものに対して、どういう議論がされたのか。繰り返しになりますけれども、現時点で結論を出すのは困難ということは、じゃ、いつの時点になったら結論が出るのかということを聞かなきゃいかんと思いますが、その付近のことについてお尋ねをします。
◎総務文教委員長(田中親彦 君)
 あくまでも私どもの継続審査となった背景の重きところは、市民の理解を得るためということにあると思います。今言われました人事院勧告の制度、これにつきましても、市民の皆様にその辺の理解を得て、今回の改定となってきておる背景を十分説明する期間が必要だと思っての経緯としております。(「現時点でのあれは」と呼ぶ者あり)
○議長(池田光政 君)
 委員長よかですか、いつごろになったら結論が出せるのかというような質問があったと思います。
◎総務文教委員長(田中親彦 君)
 定例の委員会をもってすれば次回の定例議会になるかと思うんですが、市民の理解を得るための作業はなるべく早く進めたいと考えております。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 市民へ理解を求める何か行為といいますか、これはなるべく早くと言われましたが、じゃ、総務文教委員会でこの議案に対する市民の理解を求める何か行動といいますか、そういうものを起こすということでしょうか。今の答弁によりますと、そういうふうにとれますが、そういうことを決められておるのか。私は新聞にも出ましたし、市長、副市長及び教育長関係、いわゆる議案第80号の取り下げというのも出まして、市民の方からもどうかということを聞かれました。いろいろなところで聞かれますが、市長や議員のボーナスを上げるのは、やっぱりこれはいかんと。さっきも言いますように、人事院制度というのを知らない方は多いと思いますが、やっぱり職員はそういう制度で来ておるならば仕方ないのじゃないかというような意見をよく、何日しかたちませんけれども、聞いたところでございますが、じゃ、議会が、総務文教委員会が責任を持って市民の理解を得られるようにされるということなのか。されるとすれば、どういう方法で総務文教委員会がやられるのか、ちょっとお聞きしておく必要があると思いますが、お尋ねをします。
◎総務文教委員長(田中親彦 君)
 お答えいたします。
 市民の理解を得るためにはということですが、これは今申し上げました委員長報告の中でも、職員の皆さんにも市民に対しての理解を得るようなことでの意見は出ております。ましてや市民に対する理解、私たちは先ほどありましたように、上程の背景ですね、労使交渉の中で話がまとまって人事院勧告を受けるということが議案として上程されておる背景と、議会としては議案を審査する責任がありますので、それはあくまでも市民の立場に立っての判断といいますか、解釈が必要ですので、それにつきましては当該の総務文教委員会の委員のみではなくして、議員全員がやはり市民に対する財政状況と、それに対する行政の心構え的なものは周知していく責任があると思っております。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 委員長の答弁としてはちょっといかがなものかなと思いますが、私は議案が出たら、私がこれに賛成する、反対する、その立場を市民に、どうして賛成したのか、反対したのかと説明する責任はあると思いますが、この議案を市民が理解するように説明するという義務といいますか、そういうものは議会議員にないと私は思いますが。私どもが出された議案を全部、こうだから可決しましたということを市民にしなきゃいかんというようなことですが、そういうあれはありませんし、当初言いましたように、可決なら可決、否決なら否決、私は市民の代表でありますから、そういう自分のとった態度について説明をするということは必要なことだろうと思いますが、現時点で結論を総務文教委員会で出せんから、あとは議員全部で市民の理解を得られるように努力をするなんていうことは、これはちょっと議案の審査を行う議員としての職務といいますか、そういうことをちょっと逸脱しておるというふうに思います。
 いろいろ言うてもなんでしょうから、後でまた討論の中で申し上げたいと思います。
 終わります。
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 他に質問もありませんので、以上で総務文教委員長の審査報告を終了いたします。
 次に、厚生委員会の審査報告を委員長にお願いいたします。
◎厚生委員長(貝田義博 君)
 厚生委員会に付託をされました議案の審査結果について報告をします。
 最初に、議案第82号 筑後市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定については、法律改正に伴い、年金から健康保険税を特別徴収により行おうとするものであります。
 対象となるのは65歳以上の国民健康保険の被保険者で世帯主の人で、除外規定もあります。実際の徴収については、4月分の年金支給から仮徴収を行うのではなく、9月までは納付書による普通徴収を行い、10月から特別徴収により天引きを行う方針であることの姿勢が示されました。また、対象世帯としては1,100世帯程度ではないかと見込んでいることなども述べられました。
 結果、全員賛成にて原案可決であります。
 次に、議案第85号 平成19年度筑後市一般会計補正予算(第5号)、第1条中歳出第2款第3項のみ、住民基本台帳費でありますけれども、第3款.民生費、第4款.衛生費中第1項1目3目のみ、第9款、第2条中高齢者保健福祉計画策定支援業務委託料について申し上げます。
 人件費については、各款共通の人事院勧告に基づく職員人件費の増のほか、第3款.民生費は障害者自立支援法に伴う激変緩和措置としての通所サービスの送迎に対する事業者への補助金3,169千円や3歳未満の乳幼児医療の無料化に伴う増額補正17,314千円、また、障害児保育に伴う学童保育所への委託料1,922千円などであり、全員賛成にて原案可決です。
 次に、議案第86号 平成19年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、レセプト点検を行う業者を年度内に選定するための債務負担行為や国民健康保険税の納付書を印刷するための印刷費615千円、また、一般被保険者の医療費の確定に伴う療養給付費40,000千円の増額補正などであり、全員賛成にて原案可決です。
 次に、議案第87号 平成19年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第2号)は、第86号同様、レセプト点検業者選定のための補正や医療費確定に伴う国庫負担金の返還金39,781千円などであり、全員賛成にて原案可決です。
 次に、議案第88号 平成19年度筑後市介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予算(第2号)は、職員の退職に伴い要介護認定に関する調査業務を前任者から後任者へ引き継ぐための経費531千円や各種介護サービス給付費の補正などであり、全員賛成にて原案可決であります。
 次に、議案第90号 筑後市病院事業会計補正予算(第1号)は、新年度からの給食や検査業務などの債務負担行為などであり、全員賛成、原案可決です。
 最後、議案第91号 平成19年度筑後市水道事業会計補正予算(第1号)は、用地費として予算計上していた1,230千円を企業債の償還に充てるための組み替えであり、全員賛成、原案可決であります。
 以上で議案の審査結果の報告を終わります。
○議長(池田光政 君)
 ただいまの厚生委員長の報告について質問はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質問もありませんので、以上で厚生委員長の審査報告を終了いたします。
 次に、建設経済委員会の審査報告を委員長にお願いいたします。
◎建設経済委員長(坂本好教 君)
 建設経済委員会に付託されました議案の審査結果について御報告いたします。
 議案第85号 平成19年度筑後市一般会計補正予算(第5号)、第1条中歳出第4款第1項5目及び第2項、第6款、第7款、第8款、第11款、第2条中農業経営体育成資金利子補給について申し上げます。
 各款共通の人件費相当分については、委員の了解を得て割愛をさせていただきました。
 それで、主なものを申し上げたいと思います。
 第6款.農林水産業費の園芸作物振興に要する経費6,196千円は、県補助事業の活力ある高収益型園芸産地育成事業を活用し実行し、第3茶業組合が導入する防霜機付属品及びふくおか八女果樹第4生産組合が設置する果樹棚などの補助金であります。
 水利施設管理に要する経費マイナス1,583千円については、委員より、宅地化の受益面積の減少だけでは金額が大き過ぎるのではとの質問があり、執行部より、事務局長が退職をされ、その補充をやらなかった。その人件費が大半であるとの答弁があったところです。
 また、第8款.土木費の交通安全対策事業に要する経費は、特定野町八女インター線改良事業に要する経費、和泉久保田前田線改良事業に要する経費、河川改良事業に要する経費については、事業計画を見直し、予算枠内で組み替えるものです。
 下水道事業特別会計繰出金32,000千円は、下水道接続件数の増加に伴う排水設備設置補助金の一般会計負担分であります。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 議案第89号 平成19年度筑後市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。
 人事院勧告及び人事異動などに伴う職員人件費、一般住宅の下水道接続件数の増加に伴う排水設備設置補助金32,000千円及び国庫補助事業費の確定に伴う公共下水道事業費などであります。
 委員から、国の補助は5割ではないのか、21,800千円では少ないのではとの質問に、国が補助をする部分と市が単独で行う部分を合わせると、国が35%、起債が60%、一般財源が5%となるとの答弁があったところです。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 議案第92号 市道路線の認定について申し上げます。
 西牟田小次郎丸3号線133.60メートル、同じく西牟田鷲寺東2号線124.70メートルは、都市計画法に基づく開発行為により新設されたもので、審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 議案第93号 筑後市営筑後川下流左岸地区土地改良事業の施行について申し上げます。
 平成20年度より国営造成施設の幹線水路などの管理については、関係市町村で一体的に行うようになるため、土地改良法第96条の2第2項の規定に基づき、団体営土地改良事業維持管理の施行について議決を求めるものです。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 次に、意見書案第4号 品目横断的経営安定対策の見直しを求める意見書について申し上げます。
 平成19年度の麦から導入されたこの新しい対策は、これまでの全農家を対象として品目ごとに価格助成をしていた交付金体系を、経営体の所得に着目し、米、麦及び大豆の品目全体での所得確保に対する助成対策へ転換するという戦後の農業政策を根本から見直すもので、担い手の対象要件の緩和や新しい補助政策、緑ゲタ対策の対象期間の見直しや黄ゲタ対策の対象数量の拡充や別途対策を実施すること。また、各種申請書類の簡素化など、この対策の見直しを求めるものです。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 次に、意見書案第5号 割賦販売法の抜本的改正を求める意見書について申し上げます。
 現在、クレジット会社の与信審査の甘さから、年金暮らしの高齢者に対し、支払い能力を超える大量のリフォーム工事、呉服などの次々販売が繰り返されたり、年齢、性別を問わずクレジット契約を悪用したマルチ商法、内職商法、その他の詐欺的商法の被害が絶えないところです。
 そこで、割賦販売法の改正を求めるもので、クレジット会社が顧客の支払い能力を超えるクレジット契約を提供しないように、具体的な与信基準を伴う実効性ある規制を行うことやクレジット会社には加盟店を調査する義務や既払い金の返還義務を含むクレジット会社の民事共同責任を規定することなど改正を求めるもので、国に強く要請するものです。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 次に、意見書案第6号 JR不採用問題の早期全面解決を求める意見書について申し上げます。
 国鉄が分割民営化されるJR各社が発足した際に、当時の国鉄職員の一部が採用されないという、いわゆるJR不採用問題が発生して20年が経過をしました。昨年、鉄道建設・運輸施設整備支援機構を相手に起こした訴訟で、東京地方裁判所は不当労働行為を認め、慰謝料の支払いを命じています。また、ILOも平成16年6月、日本政府に対し、「申し立て事件の深刻さと多くの労働者がこうむっている深刻な社会的、経済的影響を考慮し、人道的見地に精神に立った話し合いを推進するよう進めると結社の自由委員会報告を採択した」。
 以上のようなことから、政府において、これ以上、国際的指摘を放置することなく、主体性を発揮して、この問題を早期に解決するよう求めるものです。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 以上、建設経済委員会に付託されました議案の審査結果についての報告を終わります。
○議長(池田光政 君)
 ただいまの建設経済委員長の報告について質問はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質問もありませんので、以上で建設経済委員長の審査報告を終了いたします。
 以上で各委員会の審査報告を終結いたします。
 これより全議案の討論、採決に入ります。
△日程第2 議案第78号
○議長(池田光政 君)
 日程第2.議案第78号 筑後市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例制定について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第78号は原案のとおり可決されました。
△日程第3 議案第79号
○議長(池田光政 君)
 日程第3.議案第79号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定について討論はありませんか。
◆10番(中富正徳 君)
 私は反対の立場で討論をさせていただきます。
 前回でも申しましたように、今、自治体の経営というのは、過去の事例を修復して判断するような状況にないと。これからは自分たちのことは自分たちでやっていくという自立した考え方のもとでやらざるを得なくなったと。そして、目の前に控えている高齢化社会をどう乗り切っていくかということで、今、地域まちづくり委員会も立ち上げが始まったと。
 こういった状況の中で、市民に負託を受けた我々議員が報酬等を値上げするということはとても考える範疇にないということで、反対をいたすところであります。
○議長(池田光政 君)
 他に討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 他に討論もありませんので、採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は否決でありますので、原案について採決をいたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立なしであります。よって、議案第79号は否決されました。
△日程第4 議案第81号
○議長(池田光政 君)
 日程第4.議案第81号 筑後市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について、本案の委員長報告は継続審査であります。継続審査とすることについて討論はありませんか。
◆5番(佐藤正利 君)
 先ほど総務文教委員長より、議案第81号 筑後市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について、極めて残念な継続審査という御報告がございました。私は委員会におきまして反対をさせていただきましたので、この際、反対の意見を述べさせていただきます。
○議長(池田光政 君)
 ちょっと継続審査についての討論ですよ。
◆5番(佐藤正利 君) 続
 はい、継続審査に対する討論を言わせていただきます。
 そもそも憲法第28条は、勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障しております。賃金労働条件は団体交渉で決めるのが本来の姿であろうと思います。しかし、公務員は公共の福祉、全体の奉仕者の名のもとに、協約締結権と争議権が否認されています。その代償措置として、国家公務員法、地方公務員法上、労働条件に関する利益を保障する定めに基づき人事院が設けられ、給与勧告制度が措置されている大原則があります。
 地方公務員についても、賃金決定の原則と基準は地方公務員法において平等取り扱いの原則、情勢適応の原則が国家公務員法と同じ趣旨で規定されており、さらに、地方公務員法第24条第3項にあるように、給与の根本基準は生計費並びに国及び他の地方公共団体の職員等の事情を考慮して定めるとあり、人事院勧告を基本に改定するのは当然のことであります。
 人事院は情勢適応の原則に基づき、平成19年度勧告の基礎となる民間給与との比較に当たり、企業規模をそれまで100人以上から50人以上に改めるなど、より正確な民間給与水準を把握し、公務員給与に反映させる措置をとっています。平成17年度の人事院勧告では地域給制度が導入され、全国で最も低い地域の賃金が全国共通に適用され、本市におきましても、平均で4.8%、中高齢層で7%の引き下げが行われ、あわせて、これまで支給をされていた調整手当の廃止が実施されています。さらに、平成14年、平成15年及び平成17年で給与のマイナス改定が行われ、平成11年から5年連続して一時金の見直し、引き下げが実施されている現状にあります。
 財政健全化計画に基づく人件費の削減も着実に進められています。今回の提案内容は、国の人事院勧告に準じ、官民格差を是正するため実に9年ぶりのプラス改定であります。執行部の説明によりますと、初任給の若干の引き上げ、また、若年層を中心とした給料改定で平均では0.1%になると聞いております。公務員離れが顕著に進んでいる中、人材確保や職員のモチベーションを高めるためにもぜひとも必要な措置であり、何ら継続に値する理由はないと考えております。
 私が承知していますところでは、周辺自治体では人事院勧告に準じ給与改定の提案があった八女市、久留米市などの11の市町村では委員会採決が行われ、本会議で可決されたところもあると聞いております。
 これまで人事院勧告の取り扱いは、市も議会も制度の意義を十分に尊重され、対応されてきたと聞いております。なぜ本年の人事院勧告だけがこのようなことになったのか、私にはよくわかりませんが、議案第81号は継続ではなく、本定例会で可決すべきであると考えを申し上げ、反対討論の意見とさせていただきます。
 以上です。
○議長(池田光政 君)
 他に討論はありませんか。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 議案第81号 筑後市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定についての総務文教委員長の委員会報告は継続であります。私は継続に反対し、原案に賛成する立場で討論をしたいと思います。
 本案は、さきの人事院勧告を踏襲し、本市職員の勤勉手当を0.05月引き上げる内容を含む条例の改正案でございます。本案の質疑の中でも申しましたが、議員の皆様も御承知のとおり、労働者には労働三権、すなわち団結権、団体交渉権、争議権が保障されているところでございますが、公務員労働者にはこの中の争議権、いわゆるストライキ権が保障されておりません。公務員の争議権、ストライキ権を法律で禁止している我が国においては、公務員の賃金等の待遇改善に関する交渉の解決を人事院制度にゆだねておるところでございます。御案内のとおりでございます。
 人事院は、労使双方に勧告という形で解決策を示す制度となっているところでございます。筑後市の職員を含む公務員の賃金問題が過去このような勧告という形で処理され、解決を見てきたことは議員諸公も既に十分御承知のとおりでございます。議案第81号で提案されております勤勉手当の引き上げは人事院勧告を逸脱したものではなく、全国の自治体でも提案され、可決されている内容のものでございます。我が筑後市が人事院勧告以上の勤勉手当の改定を提案しているなら、議論、異論も大いにあると思いますが、提案は人事院勧告を踏襲したものとなっておるところでございます。私は他市の議会でも争議権のない公務員への人事院勧告の持つ意味が理解され、可決されているものと思っているところでございます。
 総務文教委員会の審査結果は継続でありますが、継続をするならば人事院勧告にかわる案を私ども筑後市議会が指し示す義務があると思うところでありますが、このようなことができ得るはずはありません。私は財政状態が厳しいことも十分承知しておりますが、議員の皆様方には公務員に対する人事院制度や勧告の持つ意味を十分御理解いただき、賛成、可決していただきますようよろしくお願いを申し上げ、討論にかえたいと思います。
○議長(池田光政 君)
 他に討論はありませんか。
◆8番(矢加部茂晴 君)
 議案第81号に関しまして、これは先ほども総務文教委員長の御報告の中で議論をし、審査の結果、賛成多数によって継続審査としたいということですが、私は次の2点をもって今議会でぜひ可決すべき議案であると考え、継続審査とすることに反対という立場で討論をさせていただきます。
 まず、法制度の観点から申し上げます。
 国及び地方公務員は憲法で保障されている労働基本権が制約されているかわり、人事院勧告制度があります。また、地方公務員法の第24条第3項には、「職員の給与は、生計費並びに国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与その他の事情を考慮して定められなければならない。」と地方公務員の給与の根本基準を規定しています。今議会での執行部の答弁によれば、人事院勧告に準じて筑後市職員の給与を平成11年にマイナス1.5%、12年にマイナス1.1%、13年にマイナス0.2%、14年にマイナス0.3%、15年にマイナス0.6%引き下げているとのこと。今議会提案されている議案は、景気動向をかんがみ、官民格差を是正するため若年層を中心とした9年ぶりの給与引き上げであり、かつ労使合意に基づく案件につき完全実施すべきだと考えます。
 次に、先ほど総務文教委員長御報告の中で、市の財政状況をかんがみ、職員給与を引き上げるには市民の理解が得られないとありました。しかし、職員人件費につきましては、国家公務員の給与を参考に地方交付税が計上されており、よって、人事院勧告の改定財源分は保障されております。また、本市では第4次行政改革及び財政健全化計画に基づき行財政改革を実施しておりますが、その中で、職員人件費削減を初め、経費削減を粛々と行っており、今回の給与引き上げが本市の財政健全化に影響を与えることにはならないと考えます。
 この12月定例会では、筑後市のみならず、県下すべての自治体で同様な議案が提案されており、本議会ですべて可決されていると聞き及んでいます。
 以上述べてきましたことをもって、議案第81号は筑後市議会においても本議会でぜひ可決すべき案件であり、継続審査とすることに反対いたします。どうぞ皆様方の御理解をよろしくお願い申し上げます。
○議長(池田光政 君)
 まだ手が挙がっておりますようでございますので、10分間休憩いたします。
                午前11時2分 休憩
                午前11時13分 再開
○議長(池田光政 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
 他に討論はありませんか。
◆14番(大藪健介 君)
 継続審査についての賛成討論をさせていただきます。
 人事院勧告については、職員の生活は守ってやるべきであるというふうに思われます。ただ、さきの一般質問の中で市の財政は大変厳しいということを言われました。今、そういうときに早急に結論を出すべきであるのかどうか、そこのところをよく考えたときに、私は今すぐに結論を出すべきではないということで、総務文教委員会の決定どおり継続審査にすべきであるということで、賛成討論といたします。
○議長(池田光政 君)
 他に討論はありませんか。
◆16番(村上知巳 君)
 総務文教常任委員会ですので、討論はどうかなと思いましたけれども、我々付託を受けました総務文教委員会の審査報告が継続審査という結果になりました。委員長の報告どおりであります。これに対する反対討論でございますけれども、私たちの審査に対しまして十分議論が尽くされたのかとか、大変私たちにとりましては残念と思えるような意見まで飛び出しました。私たちは人事院勧告に準じてという提案内容も十分理解をしております。質疑の中でもあったと思いますけれども、人事院勧告に準じて市長が求めているわけです。私たち議員が労使との合意を重視して議論すべきですか。私たちはあくまでも市民の立場になって議論をすべきと、私はそういうふうに思っております。
 だから、人事院勧告を準ずるという気持ちは十分踏まえて議論もさせていただきました。これは罰則もありません。民間と公務員の是正格差、この勧告があったわけでございます。しかし、私たち自治体、近隣の中小企業、民間の動向はどうでしょうか。大変厳しいと言われております。この審議に当たりまして、私も多くの市民の代表というか、大体区長さんたちでありましたけれども、事情を踏まえて、近隣は賛成をしております状況ですといったことを申し上げても、大変厳しい意見が多うございました。一般質問でも明らかにされました。来年度の予算要求、大変厳しいものがあります。実施すべき事業が据え置き、今までやってきたことはマイナス3%、市長の答弁でありました。市長もこれまで議会の中で、私にはポケットマネーは一銭もありません、こういう厳しい状況です。交付税で職員の人件費は保障されていると言われましたけれども、本当に厳しい財政というのは皆さん御承知かと思います。あえて私は委員会の中で、市民の代表、それは区長会だろうと思いますが、区長会にも提案をしてほしいという意見もありました。私もこれから残された期間で市民の代表の方に多くの意見を求めたいと思っております。また、委員長に報告申し上げて、市民の代表と協議会を持つことも委員会では可能だと思います。
 本当に準じて職員給与を上げるべきというふうに賛成をしたい気持ちは、私たちもやまやまでございます。しかし、そういうもろもろの条件を考えましたときに、委員会といたしましては継続審査ということで決定が賛成多数でなされたわけでございます。反対意見の中には、公務員の初任給をこのまま据え置いたら応募し手がないですよという意見もありました。給与の据え置きということになればやる気もわきません、そういう意見まで出ましたけれども、私はこれからは職員諸君のさらなるやる気と熱意、創意工夫、そして、そういう人たちにやっぱり能力に応じた報酬、給与を考えるぐらいの気持ちでやってほしいという考えも持っておりますし、市長も一般質問でも述べております。大変この委員会といたしましては、皆さん方には不満もあるかと思いますけれども、苦肉の策でこういう継続審査ということに賛成をした一人でございます。どうぞこの継続審査に皆さん方の御理解と賛成方をよろしくお願い申し上げます。
○議長(池田光政 君)
 他に討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 他に討論もありませんので、採決いたします。
 本案は委員長の報告どおり継続審査とすることに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立多数であります。よって、議案第81号は閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
△日程第5 議案第82号
○議長(池田光政 君)
 日程第5.議案第82号 筑後市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について討論はありませんか。
◆17番(貝田義博 君)
 高齢者の乏しい年金からまでも国民健康保険税の天引きを行うという、この1点について反対し、討論をします。
 本会議で申し上げましたが、国は介護保険で味をしめたのか、またまた年金から天引きを行うという法律改正を行いました。本議案はそれに基づく条例改正でありますが、税金は国の主人公である住民みずからが納めることを基本とすべきであります。それを手っ取り早いからといって、人の懐に手を突っ込むように年金からの天引きを図るというやり方には反対です。まして今日、大問題となっているのがこの年金、消えた年金問題は国民の財産をぞんざいに扱ってきたことによる国の責任問題です。国民には払うべきものを払わずして、取るべきものだけを容赦なく取る、これは物の道理にも反します。こうした取ることしか考えない一方的なやり方は、かつてのお上のやる考え方であります。
 今日、国民経済と格差と貧困等の問題からしても、今回のこの制度改定は新たに住民との間に混乱を引き起こし、決して住民自治の涵養と発展につながるものでないことを申し上げ、反対討論といたします。
○議長(池田光政 君)
 他に討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 他に討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立多数であります。よって、議案第82号は原案のとおり可決されました。
△日程第6 議案第83号
○議長(池田光政 君)
 日程第6.議案第83号 筑後市情報公開条例及び筑後市個人情報保護条例の一部を改正する条例制定について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第83号は原案のとおり可決されました。
△日程第7 議案第84号
○議長(池田光政 君)
 日程第7.議案第84号 筑後市水防協議会条例の一部を改正する条例制定について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第84号は原案のとおり可決されました。
△日程第8 議案第85号
○議長(池田光政 君)
 日程第8.議案第85号 平成19年度筑後市一般会計補正予算(第5号)について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第85号は原案のとおり可決されました。
△日程第9 議案第86号
○議長(池田光政 君)
 日程第9.議案第86号 平成19年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第86号は原案のとおり可決されました。
△日程第10 議案第87号
○議長(池田光政 君)
 日程第10.議案第87号 平成19年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第2号)について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第87号は原案のとおり可決されました。
△日程第11 議案第88号
○議長(池田光政 君)
 日程第11.議案第88号 平成19年度筑後市介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予算(第2号)について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第88号は原案のとおり可決されました。
△日程第12 議案第89号
○議長(池田光政 君)
 日程第12.議案第89号 平成19年度筑後市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第89号は原案のとおり可決されました。
△日程第13 議案第90号
○議長(池田光政 君)
 日程第13.議案第90号 平成19年度筑後市病院事業会計補正予算(第1号)について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第90号は原案のとおり可決されました。
△日程第14 議案第91号
○議長(池田光政 君)
 日程第14.議案第91号 平成19年度筑後市水道事業会計補正予算(第1号)について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第91号は原案のとおり可決されました。
△日程第15 議案第92号
○議長(池田光政 君)
 日程第15.議案第92号 市道路線の認定について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第92号は原案のとおり可決されました。
△日程第16 議案第93号
○議長(池田光政 君)
 日程第16.議案第93号 筑後市営筑後川下流左岸地区土地改良事業の施行について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第93号は原案のとおり可決されました。
△日程第17 意見書案第4号
○議長(池田光政 君)
 日程第17.意見書案第4号 品目横断的経営安定対策の見直しを求める意見書について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、意見書案第4号は原案のとおり可決されました。
△日程第18 意見書案第5号
○議長(池田光政 君)
 日程第18.意見書案第5号 割賦販売法の抜本的改正を求める意見書について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、意見書案第5号は原案のとおり可決されました。
△日程第19 意見書案第6号
○議長(池田光政 君)
 日程第19.意見書案第6号 JR不採用問題の早期全面解決を求める意見書について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立多数であります。よって、意見書案第6号は原案のとおり可決されました。
△日程第20 意見書案第7号
○議長(池田光政 君)
 日程第20.意見書案第7号 地方財政の充実・強化を求める意見書について討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、意見書案第7号は原案のとおり可決されました。
 暫時休憩いたします。
                午前11時30分 休憩
                午前11時35分 再開
○議長(池田光政 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
△日程第21 議長発議
○議長(池田光政 君)
 日程第21.議長発議、花宗用水組合議会議員の選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選により行いたいと存じます。これに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
 お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと存じます。これに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 御異議なしと認めます。よって、指名の方法は議長において指名することに決定いたしました。
 それでは、花宗用水組合議会議員については各地区より推薦があっておりますので、局長より報告いたさせます。
◎議会事務局長(冨久義樹 君)
 御報告申し上げます。
 氏名のみ御報告いたします。
 横溝延道、野田隆義、田中久朝、竹島傳、城戸清人、近本嘉一、村上榮廣、下川哲也、井口眞、太田黒一八、富安久夫、塚本秀喜、水田洋、下川正男。
 以上でございます。
○議長(池田光政 君)
 花宗用水組合議会議員にただいま報告いたしました14名を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました14名の方を花宗用水組合議会議員の当選人と決定することに御異議はございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました14名の方が花宗用水組合議会議員に当選をされました。
△日程第22 議案第94号
○議長(池田光政 君)
 日程第22.議案第94号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを上程いたします。
 市長の提案理由の説明を求めます。
◎市長(桑野照史 君)
 議案第94号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて申し上げます。
 人権擁護委員紫原元樹氏は、平成20年3月31日をもって任期が満了となります。その後任として、引き続き紫原元樹氏を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものであります。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(池田光政 君)
 ただいまの市長の説明について質疑はございませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、お諮りいたします。議案第94号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、これに同意することに御異議はございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 御異議なしと認めます。よって、議案第94号はこれに同意することに決しました。
△日程第23 会議録署名議員の指名
○議長(池田光政 君)
 日程第23.会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第75条の規定により、7番山下元生議員、13番原口英喜議員を指名いたします。
 以上をもちまして、日程の全部を終了いたしました。
 これにて平成19年12月第6回筑後市議会定例会を閉会いたします。
                午前11時39分 閉会



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│          地方自治法第123条第2項の規定により署名する。          │
│                                          │
│                                          │
│           議     長    池 田 光 政             │
│                                          │
│           議  員(7番)   山 下 元 生             │
│                                          │
│           議  員(13番)   原 口 英 喜             │
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