平成20年 5月 臨時会(第8回)

              平成20年5月21日(水曜日)

                                (午前10時00分開会)


1.出席議員(19名)

    1番  島    啓 三         11番  坂 本  好 教
    2番  山 下  秀 則         12番  田 中  親 彦
    3番  大 城  敏 彦         13番  原 口  英 喜
    4番  松 竹  秀 樹         14番  大 藪  健 介
    5番  佐 藤  正 利         15番  永 田  昌 己
    6番  坂 田  容 子         16番  村 上  知 巳
    7番  山 下  元 生         17番  貝 田  義 博
    8番  矢加部  茂 晴         18番  弥 吉  治一郎
    9番  五十嵐  多喜子         19番  池 田  光 政
    10番  中 富  正 徳

2.欠席議員(なし)



3.本会議に出席した事務局職員

    事務局長  冨 久  義 樹
    庶務係長  田 中  敬 士
    書記    小 林  志 麻


4.地方自治法第121条により出席した者

    市長                 桑 野  照 史
    副市長                中 村  征 一
    教育長                城 戸  一 男
    総務部長               加賀田  慎 一
    市民生活部長(兼人権・同和対策室長)   一ノ瀬    諭
    建設経済部長
                       鬼 丸  則 行
    (兼水道事業事務部局建設経済部長)
    社会教育部長
                       田 中  僚 一
    (兼男女共同参画推進室長)
    消防長                堤    秀 信
    市立病院事務局長           右 田  喜 俊
    市長公室長              山 口  朋 秀
    総務課長               木 庭  雄 二
    まちづくり課長            木 本  吉 彦
    税務課長               小 田  久美男
    市民課長               山 口  辰 樹
    健康づくり課長
                       小 田  美 穂
    (兼地域包括支援センター長)
    福祉事務所長             高 木  正 勝
    かんきょう課長            橋 本  國 光
    農政課長               塚 本  高 雄
    商工観光課長             永 延  喜 男
    道路・水路課長            野 田  和 孝
    都市対策課長             西 田  正 治
    上下水道課長
                       大 籠    修
    (兼水道事業事務部局上下水道課長)
    会計課長(兼会計管理者)       宮 原  一 壽
    教育委員会学校教育課長        船 橋  義 顕
    教育委員会人権・同和教育課長
                       北 島  鈴 美
    (兼人権・同和対策室参事兼男女共同参画推進室参事)
    教育委員会社会教育課長
                       永 松  三 夫
    (兼中央公民館事務長兼勤労者家庭支援施設館長)
    監査事務局長             成 清  平 和
    農業委員会事務局長          後 藤  安 男
    消防本部消防次長兼総務課長      井 寺  藤 彦
    消防本部警防課長           村 上  由 明
    消防本部予防課長           山 口  清 登
    市立病院総務課長(兼病児保育施設・
                       松 竹  卓 生
    ちっこハウス室長兼診療情報管理室長)
    市立病院医事課長(兼健康診断室長)   坂 本  正 憲



                 議事日程第1号
                      平成20年5月21日午前10時開会・開議

● 開  会
 第1  会期の決定
 第2  議案第39号から第46号及び報告第2号の上程、提案理由説明
 第3  議案第39号  筑後市若年者専修学校等技能習得資金貸与条例の一部を改正する
            条例制定について                 質疑応答
 第4  議案第40号  筑後市都市計画審議会条例の一部を改正する条例制定について 
                                     質疑応答
 第5  議案第41号  筑後市水防協議会条例の一部を改正する条例制定について   
                                     質疑応答
 第6  議案第42号  平成20年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)  
                                     質疑応答
 第7  議案第43号  平成20年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第1号)    
                                     質疑応答
 第8  議案第44号  専決処分の承認について(筑後市国民健康保険税条例の一部を改
            正する条例の一部を改正する条例制定について)   質疑応答
 第9  議案第45号  専決処分の承認について(筑後市手数料条例の一部を改正する条
            例制定について)                 質疑応答
 第10  議案第46号  専決処分の承認について(筑後市税条例の一部を改正する条例制
            定について)                   質疑応答
 第11  報告第2号  専決処分について(損害賠償の額を定めることについて)   
                                     質疑応答
 第12  議案委員会付託
 第13  委員長審査報告
 第14  議案第39号  筑後市若年者専修学校等技能習得資金貸与条例の一部を改正する
            条例制定について                 討論採決
 第15  議案第40号  筑後市都市計画審議会条例の一部を改正する条例制定について 
                                     討論採決
 第16  議案第41号  筑後市水防協議会条例の一部を改正する条例制定について   
                                     討論採決
 第17  議案第42号  平成20年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)  
                                     討論採決
 第18  議案第43号  平成20年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第1号)    
                                     討論採決
 第19  議案第44号  専決処分の承認について(筑後市国民健康保険税条例の一部を改
            正する条例の一部を改正する条例制定について)   討論採決
 第20  議案第45号  専決処分の承認について(筑後市手数料条例の一部を改正する条
            例制定について)                 討論採決

 第21  議案第46号  専決処分の承認について(筑後市税条例の一部を改正する条例制
            定について)                   討論採決
 第22  会議録署名議員の指名
● 閉  会

     (全員協議会)

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                 午前10時 開会
○議長(池田光政 君)
 おはようございます。本日の出席議員は19名で、定足数に達しております。
 これより平成20年第8回筑後市議会臨時会を開会いたします。
 本日の会議は、議事日程第1号により行います。
△日程第1 会期の決定
○議長(池田光政 君)
 日程第1.会期の決定を議題といたします。
 会期につきましては、議会運営委員会において御検討をいただいておりますので、委員長より御報告をお願いいたします。
◎議会運営委員長(原口英喜 君)
 おはようございます。御報告を申し上げます。
 本日招集されました第8回筑後市議会臨時会の日程につきましては、去る5月12日に議会運営委員会を開催し、協議をいたしたところでございます。
 協議の結果、会期は本日1日間とすることで議会運営委員会としての意見の一致を見たところでございます。
 議員各位の御賛同のほどをよろしくお願い申し上げます。
○議長(池田光政 君)
 お諮りいたします。今期臨時会の会期は、委員長の報告どおり、本日1日間といたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 御異議なしと認めます。よって、会期は本日1日間と決定いたしました。
△日程第2 議案上程・提案理由説明
○議長(池田光政 君)
 日程第2.議案第39号から議案第46号までと報告第2号を上程いたします。
 市長の提案理由の説明を求めます。
◎市長(桑野照史 君)
 おはようございます。本日ここに、第8回筑後市議会臨時会の開催に当たり、議員各位の御健勝をお喜び申し上げますとともに、日ごろの御精励に対し、深く敬意を表する次第であります。
 ただいま上程されました議案第39号から議案第46号並びに報告第2号について、提案理由の説明を申し上げます。
 議案第39号 筑後市若年者専修学校等技能習得資金貸与条例の一部を改正する条例制定については、学校教育法の一部改正により条番号が変更になったため、関連する条項を改正するものです。
 議案第40号 筑後市都市計画審議会条例の一部を改正する条例制定について及び議案第41号 筑後市水防協議会条例の一部を改正する条例制定については、機構改革に伴う担当部署名の変更に伴い担当部署の条項を削除し、委任条項により別に定めるものです。
 議案第42号 平成20年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算及び議案第43号 平成20年度筑後市老人保健特別会計補正予算については、いずれも、平成19年度の決算見込みにおいて、歳入が歳出に不足し赤字決算が見込まれることから、地方自治法施行令第166条の2の規定に基づき、平成20年度の歳入を平成19年度に繰り上げて補てんするための繰上充用金を補正するものであります。
 国民健康保険特別会計では、平成19年度の保険給付費が増加するとともに、国民健康保険税が課税所得の減などにより減収となるため、実質収支が65,000千円の赤字となる見込みです。また、老人保健特別会計では、老人給付費国庫負担金等の一部が平成19年度内に交付されないため、実質収支が36,500千円の赤字となることが見込まれます。
 このため、決算上の処理として平成20年度予算に赤字見込み額と同額の繰上充用金を計上するものです。
 議案第44号 専決処分の承認については、国民健康保険税の課税根拠となる「地方税法等の一部を改正する法律」が平成19年度中に成立しなかったことに伴う「筑後市国民健康保険税条例の一部を改正する条例」の一部改正であります。
 改正内容は、さきの3月議会で審議された筑後市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の施行日を「4月1日」から「地方税法等の一部を改正する法律の施行の日」に変更したものです。
 議案第45号 専決処分の承認については、戸籍法の一部を改正する法律及び住民基本台帳法の一部を改正する法律が5月1日に施行されたことに伴う「筑後市手数料条例」の一部改正であります。
 改正内容は、戸籍や住民票の取得、閲覧に関する規定が強化、明文化されたことに伴い、戸籍及び住民票関係の手数料に関する条文を整理したものです。
 議案第46号 専決処分の承認については、「地方税法等の一部を改正する法律」が4月30日に成立したことに伴う「筑後市税条例」の一部改正であります。
 主な改正内容は、個人住民税では、寄附金税制の拡充、金融・証券税制の見直し、公的年金からの特別徴収制度の導入などであります。また、固定資産税では、省エネ改修を行った住宅に係る固定資産税の軽減措置の創設、長期優良住宅に係る特例措置の創設、新築住宅に係る固定資産税の減額措置の適用期限延長などであります。
 報告第2号 専決処分については、損害賠償の額を定めるものであります。
 市立病院の文書配達業務中、シルバー人材センター会員が筑後郵便局駐車場から出る際に相手車両に接触し損害を与えたもので、相手方と示談が成立し損害賠償の額を専決処分したので報告するものであります。
 以上が議案の大要であります。慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明を終わります。
○議長(池田光政 君)
 以上で市長の提案理由の説明を終わります。
 これより全議案の質疑を行います。
△日程第3 議案第39号
○議長(池田光政 君)
 日程第3.議案第39号 筑後市若年者専修学校等技能習得資金貸与条例の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第39号の質疑を終結いたします。
△日程第4 議案第40号
○議長(池田光政 君)
 日程第4.議案第40号 筑後市都市計画審議会条例の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第40号の質疑を終結いたします。
△日程第5 議案第41号
○議長(池田光政 君)
 日程第5.議案第41号 筑後市水防協議会条例の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第41号の質疑を終結いたします。
△日程第6 議案第42号
○議長(池田光政 君)
 日程第6.議案第42号 平成20年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、質疑はありませんか。
◆17番(貝田義博 君)
 おはようございます。議案第42号について質問を行いますが、内容は先ほど提案理由で述べられたとおり、平成19年度決算で65,000千円の赤字が生じるということで、20年度分から繰り上げ充用を行うというものでありますが、65,000千円の赤字の理由として、1点目には保険給付費の増加ということを言われておりますけれども、著しい何かそういう増加の原因があったのかどうか、おわかりであればお答え願います。
 2つ目については、所得の減も言われておりますけれども、前年度と比べてどのくらいの所得の減になっているのかお答えを願います。
 それから、これはとりあえずの措置として65,000千円を繰り上げ充用という形にされておりますが、じゃ、この65,000千円が平成20年度にその分入ってくるという見通しがあるのかどうかお答えを願いたいと思います。
 以上、3点です。
◎市民課長(山口辰樹 君)
 3点御質問をいただきました。順次、御説明をさせていただきたいと思います。
 まず最初に、医療費の増加の原因でございますけれども、明らかにこれが原因だ、例えばインフルエンザがはやりましたとか、こういった特別な疾病がはやりましたというような状況にはございません。
 これは、若干分析をいたしましたところによりますと、保険給付費全体では約304,000千円、3億円ほどふえております。内訳では、療養給付費、いわゆる病院関係に直接払う分でございますけれども、これが236,000千円。それから療養費、基本的には被保険者の方に現金でお返しをする分ですけれども、これが約900千円。それから、それに伴いました高額医療費関係が54,600千円。それから出産育児一時金、これは法律改正に伴いまして上げましたので、その関係ですけれども約10,000千円、このような増加になっております。
 これをさらに一般あるいは退職というふうな形で分析をいたしますと、一般の被保険者で112,800千円程度の増、退職者のほうで178,900千円程度の増というふうになっております。それぞれ一般にしろ退職にしろ、被保険者がほとんど移動がない。減少もしくは微増というふうな状況であることで、分析をいたしますと、それに伴いますレセプトの件数、これを合わせて分析をいたしますと、医科歯科でいうところの医科ですね。医科における受診件数の伸び、いわゆる余計にかかられたという受診件数の伸びと、1件当たりの費用の額、この増加が今回の医療費の増加の要因ではないかというふうに分析をしているところでございます。したがいまして、余計かかっていただいた上に1件当たりの単価が上がったというのが、今回の医療費増加の大まかな傾向ではないかというふうに分析をしております。
 もう1点、月別に見ますと、ことし、平成20年に入ってからの伸び率がふえております。19年の4月から20年の3月まで見ますと、20年1月、2月、3月というところの伸びがふえております。確かに、インフルエンザ等がはやったというふうな季節的な要因はあるとは思いますけれども、それだけではちょっと何か説明がつかないような、例えば150とか170に近いような伸び率を示しているところもございますので、もう少し詳細な分析が必要ではないかというふうに思っているところであります。
 それから、2点目の国保税の関係でございますけれども、国保税につきましては、対前年比で約32,000千円の調定の減。前年よりも、もう調定そのものが落ちているということになっております。そのうち、約30,000千円を切っておりますのが所得割の減でございます。所得ベースでこれを見ますと、約224,000千円前年に比べて国保の課税対象の所得が落ちております。
 これを考慮いたしますと、全体で最終的には収納率を、現時点では92.5%前後で見込んでおります。あくまでも最終目標は昨年同様の93.44%ということで、鋭意それに向けて努力をしておるところでございますけれども、今のところ92.5%前後で推移しておりますので、これを合わせて全体を見ますと、歳入ベースでいきますと大体前年に比べて40,000千円ぐらいの収入減になるんではないかと、このように見込んでおるところでございます。40,000千円のうち、先ほど申し上げました32,000千円程度、これは100%見た数字ですけれども、これにつきましては、調定減が占めているというふうな状況になっているところでございます。
 3点目の、いわゆる繰り上げ充用いたしました6,500千円の20年度での収入見込みがあるのかということでございますけれども、今の段階ではっきり幾ら見込みがありますというのは、なかなか言えないのが現状でございます。ただ、国保の制度の問題といたしまして、国が負担する部分がございます。先ほど申し上げましたように3億円ぐらい医療費がふえましたと言ったうちに、国が負担する部分がございまして、これが19年度の一部、まだ概算交付の状況でございますので、20年度で精算交付をした段階で、幾ばくかは返ってくるというのがございます。これを大まかな試算で言いますと、3億円の大体12分の1ぐらいは期待できるのではないかということでしておりますので、25,000千円程度につきましては20年度に、いわゆるおくれて交付をされるということで、可能性としては期待をできるんではないかというふうに思っておるところでございます。
 あわせまして、それでも、なおかつ当然計算上は足りないわけでございますけれども、今、新聞等で話題になっておりますけれども、今回の医療制度の改革の1つとして国保財政の健全化、言うなら国保財政の好転をするというのが大きな目標としてございます。
 その1つといたしまして、平成20年度から導入をされました、65歳から74歳までの前期高齢者の分の財政調整というのがございます。これは、今まで国保で持っておりました65歳から74歳までの被保険者方の医療費を、言うならば国民全体で見ろうということでございますので、その分に対しまして、私たちのような共済組合、あるいはいらっしゃるかもしれませんが、健康保険等の被保険者の方、こちらの方々からお金を拠出金としていただきまして、その分で精算をしようということでございますので、一口で言えば国保財政は好転化をすると。そのための医療制度改革の1つとして本年度から採用をされております。
 したがいまして、これが約束どおりと申しましょうか、計画どおりいきますと、筑後市の場合でいきますと財政的には億単位で好転をするというふうに説明上はなっておりますので、そのことも期待をいたしておるところでございます。あわせまして、そのような形で平成20年度については、この65,000千円の吸収の可能性としては非常に高いのではないかというふうに思っております。
 ただし、今、後期高齢者医療制度も含めまして、医療制度については非常に多難といいましょうか、改正も含めまして見通しがはっきりしない状況でございます。したがいまして、20年度につきましては、さきの3月議会でお願いをしました税率と、もうこれをこのまま発進をいたしまして、とにかく20年度の推移を見させていただきまして、平成21年度の時点では、この65,000千円を含めまして、何とか国保財政の収支が均衡になるように努力をしていきたいというふうに思っておるところでございます。
 以上でございます。
◆17番(貝田義博 君)
 詳しく説明、答弁をいただきましてありがとうございます。
 第1点については受診者の増と、1件当たりの医療費の増によって給付費がふえたということで、これはいわば自然増な形ですよね。高齢者がふえていくわけですから、それに伴って医療費がふえるというのは。全国的にそういう状況が出ていて、国保会計がどこも大変だということなんですけれども、要は、それに見合うように、国、県、それから市もですけれども、ちゃんと私は金を出していないという、それを被保険者に負担を求めてきているから今日のこの高くて払えないという国保税が私は生まれているんじゃないかなというふうに、1点思います。
 それから2点目の所得の減ですけれども、今2億円ぐらいの減が生じたというふうに言われましたかね。これは私、平成10年度から19年度までの国保加入者の1人当たりの所得に対する国保税の占める割合をちょっと調べてみました。平成10年度で、国保会計に占める被保険者の所得が777千円でありました。国保税がそのときに八万五千云々ですけれども、その占める割合が約10.96%、約11%が当時国保税として所得に占める状況でございました。それが19年度、所得が519,500円に減ってきます。200千円ぐらいこの間減ってきています。国保税は若干減っていますけれども、所得に見合うので、七万八千六百何がしですけれども、その占める割合が15.14%。この10年間で、すなわち5%国保税が所得に占める割合が上がってきているという、恐らく皆さん方の所得に占める割合、共済組合とか健保組合もそうでしょうけれども、大体企業と折半でありますので、15%何がしだと思うんですけれども、それを半分とすれば大体7%ぐらい。だから、そういう共済組合等に入っていらっしゃる方の倍ぐらいを、大体国保加入者が税金を払っているという状況です。
 ですから、問題になってくるのは当然なんですけれども、そういうところでもって、私は一貫して、やはりもうここまで来れば一般会計からでも繰り出しをしなければいけないんじゃないか、じゃないともう国保会計もたないよと。何か市長会では、もう既に市町村の国保会計は破綻しているというような、何かそういう意見書も上げていらっしゃるようなことも聞きますけれども、こういう状況をきちっと踏まえて、私は市として施策を図るべきだというふうに思いますが、直接今回のこの議案とは関係ないんですけれども、やはり私は今後については、一般会計からの繰り入れを当然図るということで臨んでもらいたいというふうに思いますけど、もし、市長がお答えできるのであればお答え願いたいと思いますし、今回、繰り上げ充用ですので、その結論を見てどうするかと、結果を見てどうするかということでしょうけれども。
 3点目には、要するに、前期高齢者の分の財政支援が出てくるということでは、一定、そういう収入増も当て込めるんではないかということで様子を見るという、水準を見るというふうに言われていますけれども、一定、それは考えはわかります。後期高齢者医療制度も始まるということでそういうふうなこともあると思いますけれども。ですから、当委員会、私も所管委員会の事項でもありますので、そこで恐らく議論になると思うんですけれども、今回についてはあくまで、繰り返しになりますけれども、そういう大まかな状況を見て、とりあえず20年度から繰り上げ充用を図って、そして今後についてその65,000千円をどう捻出するかも含めて、しかるべき検討をするということの考えでもって繰り上げ充用を図るということで理解をしていいのかどうか、お答えを願いたいと思います。
◎市長(桑野照史 君)
 まさに、今時代の大きな曲がり角の中で、社会情勢が変わってきておるということはもう御認識いただいておるとおりでございまして、地方財政におけるこの大変な圧迫というのは、この間からの福岡県市長会でも、九州市長会でも、議論をされてきておるところでございます。地方は地方としてきちんとした議論を経て国のほうにも意見を言うという、こういうスタイルが、大分社会保障以外でも出てきておりますので、地方の声はしっかりとらまえてやっていこうと思っておりますが、何さま国のほうが極めて流動的な中でございますので、十分推移を見なければなりませんが、そういつまでもこの今の状態が続けるものとも思いませんので、当面の措置として御理解をいただいて、今後はしっかり地方の声も国のほうに反映できるように、組織、市長会を通じて努力をしていきたいと思うところでございます。
◎市民課長(山口辰樹 君)
 最後に御質問いただきました65,000千円の取り扱いと申しましょうか、状況を見て今後どうするかということでよろしいかということの御質問でございますけれども、先ほども答弁をいたしましたとおりでございますので、そのようにお考えいただいて結構だというふうに思っております。
◆17番(貝田義博 君)
 最後、確認だけですが、去る3月議会で最高限度の引き上げだけ条例改正しましたけれども、平成20年度については、もう今後一切これは改定しないのかどうか、そこだけお答えを願いたいと思います。
◎市民課長(山口辰樹 君)
 平成20年度の国保税の税率につきましては、先ほども申し上げましたように、3月議会で御審議、御決定をいただいておりますので、それについて平成20年度中に改正をする予定はございません。
◆17番(貝田義博 君)
 終わります。
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 一、二お尋ねをしたいと思います。
 先ほどの答弁の中で、19年度の国保税の調定額のことが話に出ましたけれども、これはいつの時点で、調定ですから何百何十何円までとは申しませんが、大まかの調定というのはいつごろわかったものなのか。去る3月議会でも一部750千円程度の補正があっておりますが、言いかえれば、この時点で今回言われておるような赤字が見込めたのじゃなかろうかなというふうに私は思いますが、その件についてどうなのか。
 それから、保険給付がふえたと、こう言われますけれども、最終補正では、医療給付が3,690,000千円ではなかったのかと思います、予算上ですね。それが、どれだけになったのか、税収も落ちておると。所得が全体で220,000千円ぐらい落ちておるからその結果と言われましたが、税の見込みが1,460,000千円ぐらいではなかったかと、当初予算で。それが、どのくらい落ちたのかお尋ねをしたいと思います。
◎市民課長(山口辰樹 君)
 お答えをいたします。
 まず最初に、平成19年度の国保会計の赤字の見込みが出たといいましょうか、そういうふうになったのはいつごろかということですけれども、年明けまして1月末に、2月に行いました国保運営協議会の資料をつくっておりますけれども、その時点です。ですから、2月の頭ぐらいの時点で本年度については約150,000千円ぐらいの赤字になるのではないかというふうな、大まかな見込みについては出ておったところでございます。ただし、大まかと申し上げましたのは、その時点では国庫補助金等の内容的な部分の確定がいたしておりませんので、その時点では、今回みたいに、じゃ、幾ら足らないから20年度から幾ら繰り上げ充用をする、あるいはそこに持ってくるというところまでの詰めが、これは制度上できない関係で、2月については、一応、国保運営協議会のほうに報告と申しましょうか、をして今後の推移を見るということでしておったところでございます。
 それから、2点目の保険給付費ですけれども、今のところ、これはほぼ確定に近い数字だと思っておりますけれども、先ほどの金額で申し上げますと、実際、19年度決算見込み金額は3,629,000千円弱と。ですから、予算から見れば足りると申しましょうか、予算は上回ってはいないということでございます。
 それから、3点目いただきました、今度は国保税のほうでございますけれども、今のところの19年度の決算見込みといたしましては、1,365,000千円弱というふうに見込んでおるところでございます。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 私がお尋ねしたいのは、いわゆる国保税は、所得とか、もう「釈迦に説法」ですけれども、そういう試算割とか、応益・応能割でもって税がかけられるわけですね。その確定は19年度の予算でいきますと、いわゆる19年3月15日確定申告が終わりますから、それ以降、早い段階で税収というのはわかると思うわけですね。私はそう思うんですよ。ことしにならんと、19年ですけれども、この20年度にならんと税収が確定しないという理屈にはならない。もう早い段階でわかっておるわけですから、その税収が全体の国保加入者の中の所得が220,000千円ぐらい落ちておるとすれば、その中で、30,000千円なら30,000千円、税収不足というのはわかるわけですから、そういう意味では、12月議会でも今回のように繰り上げ充用しないでも、さっき貝田議員も言われましたが、19年度もその繰越金が出るわけでありますから、そういう中で、一般会計から12月でも3月でも補正をしておけば、いわゆる財源の当てのない、このような繰り上げ充用というものが発生せんと私は思いますけれども、そういうふうには理解されませんか。繰り上げ充用やるということは、赤字が出ても一般会計からはもう補てんはやりませんよと、国保は国保会計の中でやれということが繰り上げ充用で、その収入も当てがないから歳入欠陥何とか収入とかという、全然当てのないものを充てておるわけですね。説明では、今後制度の改正等で、20年度には──今年度ですね、ほかの収入が入る見込みがあるからというようなことですけれども、私は今言ったようなことがなぜできないのか、ちょっとお尋ねをしたいと。やろうと思えばできたわけだと思いますが、年度が変わって、税金が、国保税が、実は減ったんだとかという理屈には、私はならんのじゃなかろうかな。
 それともう1点が、医療給付の中で、当初予算は3,612,000千円で組んであったと思います。それが、医療費が伸びるということで、最終補正で3,690,000千円になっておるわけですね。このときも、3月補正ですよ、2カ月前の。それで3,690,000千円で組んであるわけです。それからどのくらいかですね、その補正を組まれた、これは3月21日ですよ、議会が終わったのは。その後にどれだけ、そんなにふえたのかなと、こう言って聞いてみると、いやいや、3,690,000千円じゃありません、最終予測は3,629,000千円、約30,000千円ということですから、補正の医療給付の歳出の予定額より60,000千円減っておるわけですよ、数字を見ると。それを提案理由では、その歳入歳出が不足し赤字決算が見込まれるから、65,000千円は当てのない財源を持ってきて繰り上げ充用をやりますよということは、私はちょっと提案理由がおかしいんじゃなかろうかなと、こう思いますが、いかがなもんでしょう。
 初めから、国保にはもう市の行政は全然何もしませんよと、1円も繰り出しませんよと。頭から、もう20年度の国保会計の中で先食いしなさいということです。しかし、結果的にこういうことがわからなかったら、そういうこともあろうかと思いますけれども、私は当然去年の12月ぐらいでは、税収がどれだけ落ちるなんていうのは、繰り返しになりますけれども、もう去年の5月か今の時点でわかっておるわけですから、私はこういう繰り上げ充用についてされるべきじゃないと。一般会計で12月に補正をこのぐらいの額ならやられるべきじゃなかろうかなと、こう思うわけでありますが、いかがなものでしょうか。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 今回の国保会計の赤字の見込みですけれども、市民課長のほうが申しましたように、予算編成の後半ですね。その段階では、それぞれの会計が、今年度、19年度どれぐらいの赤字が見込まれるか、そういったことも協議をいたします。その中では、やはり赤字が見込まれるということでございました。ただ、その赤字の見込みとしては、医療給付のほうが、ちょうど冬場ですので、医療費の増嵩によって変わってくると、こういうこともございます。ただ、大変赤字を黒字化するのは難しいと、そういう話も現実ございました。
 そこで、3月議会で一般会計で繰り入れると、こういう手法もあるかと思います。ただ、制度的には、一応、独立採算という特別会計ですので、今の国保制度の中で、じゃ、どういう原因で赤字になったのか、これが制度的なものであれば、当然、国等への要望、こういったこともしなければなりませんし、一時的なものであれば後年度でその赤字は解消できると。こういうことになってまいります。
 ですから、単年度の赤字が、即、もう国保会計が運営できないと、こういう状況にはなりませんので、現実的な赤字がどれくらい出て、それがどういう内容なのか、そのための対策を今後どうしていくのか、こういったことを明らかにする中で、安定的な国保運営ができるんだろうというように思います。
 そうした中で、過去にも一般会計等で対応してきたこともございます。ですから、赤字をすぐに一般会計で補てんするのか、そういった中期的な視野の中で対策を講じながら一般会計もどうしていくのか、こういったことを論議をしていきたいということで、今回は繰り上げ充用ということを市の財政のほうでは、一定やむなしと、こういうふうに考えたところでございます。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 筑後市は、法定繰り出しのほかは全くゼロなわけですね、現在は。しかし、これも私が言わんでももう知ってあると思いますが、他の市町村ではかなりの部分、国保会計への繰り出しをされてあるところがあるわけですよ。それで、今から国保会計へ一般会計から繰り出すということについて議論をするというのは、それは間違いないことでしょうか。それを1点お尋ねします。
 もう私がるるどの市が幾ら入れておるかというのは言わなくても、財政のほうでも御承知だと思います、市民課のほうでも。ひとつ、これは法定繰り出し分だけではなくて、一般会計からこういうものを繰り出すことは、私は筑後市の行政そのものじゃなかろうかなと思います。基本は独立採算でしょうけれども、全部が年とったら加入せざるを得ない保険なわけですから、その付近の決意についてお尋ねしたいということと、どうしてもこの提案理由、これだれがつくられたか知りませんが、繰り返しになりますけれども、3月の議会の最終補正では3,690,000千円ですよ、医療給付費が。それで予算提案してあるわけですね。そして、収入も5,696,000千円、支出も5,696,000千円。これは歳入歳出合わせないかんから、そういうことで均衡予算を組んであるわけですね。そして2カ月過ぎたら、今度は医療費がふえたと、税収が減ったと、それで65,000千円の穴があくから、20年の会計から食いますよということ。
 しかし、よく調べてみると3,690,000千円として、2月の段階で組んであった医療給付費は、3,629,000千円、約30,000千円ですから60,000千円皆さん方の予定よりか、医療費は伸びていないわけですよ。それで、私に言わせると3,690,000千円が2月に見込んでおったと、それが30,000千円なり40,000千円なりふえましたと。そして税収が落ちましたから、トータルで穴が65,000千円あきますよという理屈なら、私はそういうふうに言えるかなと思いますけれども、実際見てみると、これは医療費が急に伸びたとかという説明はおかしいんじゃないですか。3,690,000千円で組んであるとが3,630,000千円しか要らんやったわけですから、60,000千円の減ですよ。
 そうすると、繰り返しになりますけれども、国保の税収というのは、今20年ですけれども、もう大体当初予算を立てる段階でわかっておると思うんですよ。前年の所得でやるわけですから、今度の20年度の国保税収であれば、19年度の国保に加入されてある市民の所得がわかれば、ほとんどわかるわけでしょう。応能割、応益割でやりよるわけですから、ほとんど変わらん。いつわかるかというと、20年の税収でいけば19年3月15日が確定申告の終わりですから、それが税務署に送られて、市のほうにどういうふうな格好でいつ来るか知りませんけれども、大体もう今の時点ではわかっておる。それを見越して、当初予算ではそういうことをされておるわけですから、今になって、年度が変わって税収不足でしたと、実際。そういうことは税収の収納率が極端に落ちたということであれば、そういう税収が入らなかったと。今92%ぐらいのところ80%に落ちたと。こうするなら、税が足らなかったと言われるけれども、私はこういう提案理由での説明では、だれでん「ほう、そうかな、そうかな」と思うかもしれませんが、こう実際検証してみると、全くこういう提案理由に当たらない、この説明でおかしいと私は思いますが、いかがなもんですか。ずっとこういうことを書かれると、議員さんたちは「ああ、そうかな」と、こう思われると思いますけれども、よくよく調べると先ほど言ったとおりです。当初よりか60,000千円医療給付費でも下がっておるわけですから、伸びたという話にはならんと思いますが。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 一般会計の繰り出しの関係ですけれども、これは先ほども申し上げましたように、国保会計でのどういった対応ができるのか、そういった中身も検証しながら、やっぱりどうしても赤字が解消できないと、こういったことになった場合は、過去にも赤字の補てん的な繰り出しはしてきた経過もございますので、そういった今後の推移を見ながら、総合的に一般会計の繰り出しというのも、当然、視野に入れて検討するということになってくるかと思います。
◎市民課長(山口辰樹 君)
 後段の部分でございます。歳入歳出に関しまして、議員御指摘のとおりでございますので、簡単に言えば、歳入予算に上げている部分を100%収入があったならば赤字にならなかったのではないかという御指摘に結びつくだろうというふうに思います。その御指摘の点はまことにそうだろうというふうに思います。ただ、予算というのは、私が言うまでもなくある程度見込みという部分が非常に多うございまして、これで大丈夫です、100%間違いないという部分にはなかなか行き着かないのが現状でございます。
 医療費につきましても、3億円伸びたというのは確かに予算上の問題じゃなくて、対前年、18年度、19年度の比較の中でその金額が伸びたということでございまして、予算上から見ればまことに御指摘のとおりでございます。
 なべて言えば、私どもの見通しが甘かったということにつながるかと思いますけれども、そこら辺につきましては今後精査をしていきながら、正しいといいましょうか、より正確な見込みを立てていくように努めていきたいというふうに思うところでございます。
 それから、所得の把握でございますけれども、御指摘のとおりでございますけれども、税制の仕組み上、一応、市県民税が6月に確定をいたしますので、その関係等もございまして、例年税率改正等につきましては6月議会でお願いをしておったような経過もございます。今回は、特に後期高齢者医療制度の問題で、税制の問題については3月議会で御審議をいただいておりますので、ことしにつきましても、どちらかといえばまだ所得が確定をする以前に試算をいたしておるところでございます。御指摘のような御心配もございますので、早速、今の時点でも試算をやり直しておりますけれども、大体ほぼ見込みのところで今推移をしておるような状況でございます。
 ただ、確定ということになりますと、一応、市県民税の第1期でございます6月を迎えてということになりますので、そこら辺に向けまして、予算との整合性については十分とれるよう、今後も試算、あるいは検討を重ねていきたいというふうに思うところでございます。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 一応、今の課長が説明されましたように、6月から7月の時点では、大体もう20年度当初予算では、いわゆる税収というのは上げてあるわけですね、十何億とか。それがある一定確定するということですから、それがどういうふうに予算どおりなのか、それをオーバーするのか、低くなるのかで、また私たちもいろいろ考えたり、質問したりしなきゃいけませんので、それがある一定わかった時点でひとつ教えていただきたい。私はこういう提案理由なら、ああ、そうかそうかと、65,000千円足らんならこれはどっからか持ってこれんけん繰り上げ充用したっちゃしょんなかやなかろうかというように思われるんじゃなかろうと思うんですよ。しかし、くどくなりますけれども、19年の当初予算のいわゆる医療給付費の総額は、3,612,000千円程度で組んであるわけですね。それが、一度3,690,000千円に医療費が伸びるということで補正をして、結果的には3,629,000千円ですから、予算上の対前年比は17,000千円しか伸びておらんわけですね。そういうことですから、ひとつ余りこういう提案理由のされ方についても、もう少し文言等を、私は何かごまかしとまでは言いませんけれども、赤字が出るのは事実でしょうから、こういう書き方ではなくて、もうちょっと丁寧に書かれるべきじゃなかろうかなと。
 20年度ですけれども、繰り上げ充用したということは、歳入欠陥補てん収入で65,000千円上げてあるわけですから、これが私は一般会計からの繰り入れか何かで措置されておるならばいろいろ申し上げるところはございませんが、歳入欠陥補てん収入ということは、先ほど課長がるる答弁しておったですけれども、答弁されたようなことが入らなければ、今度は20年度の国保会計が苦しくなって、また1年後には、21年度の国保会計から繰り上げ充用をお願いするとか、その連続になると思いますから、ひとつ十分、そういうことにならんように、今総務課長言われましたとおりに、一般会計からの繰り入れ等についても、ぜひ市長、今後検討をしていただきますように、特に市長が陣頭指揮をとられてもそういうことをされますように、答弁要りません、お願いして終わります。
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 他に質疑もありませんので、議案第42号の質疑を終結いたします。
△日程第7 議案第43号
○議長(池田光政 君)
 日程第7.議案第43号 平成20年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第1号)について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第43号の質疑を終結いたします。
△日程第8 議案第44号
○議長(池田光政 君)
 日程第8.議案第44号 専決処分の承認について(筑後市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例制定について)、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第44号の質疑を終結いたします。
△日程第9 議案第45号
○議長(池田光政 君)
 日程第9.議案第45号 専決処分の承認について(筑後市手数料条例の一部を改正する条例制定について)、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第45号の質疑を終結いたします。
△日程第10 議案第46号
○議長(池田光政 君)
 日程第10.議案第46号 専決処分の承認について(筑後市税条例の一部を改正する条例制定について)、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第46号の質疑を終結いたします。
△日程第11 報告第2号
○議長(池田光政 君)
 日程第11.報告第2号 専決処分について(損害賠償の額を定めることについて)、質疑ありませんか。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 1点だけ、今後のこともありますからお尋ねをしておきたいと思いますが、大体今までは市の職員といいますかね、衛生課とかかんきょう課とかが多かったと思いますが、ごみ収集中に自動車をぶつけたとか、あるいは人身事故とかそういうことがあったと思いますが、これは提案理由を見ますと、市立病院の文書配達業務中シルバー人材センターの会員が云々ということでありますが、私は何かちょっと解せないといいますか、市の職員の行為であれば当然市だと思いますけれども、第三者でありますし、私はシルバーの監査もしておりますが、これは、市が受けた損害は、シルバー人材センターにその補償をしてもらう筋のものじゃなかろうかなと、こういうふうにも思いますが、これはなぜそういうふうにならんのかですね。例えば、今はまだありませんけれども、将来わかりませんが、市が、言うならば粗大ごみの収集でありますとか、いろいろなこと、そういう委託業務が出てくると、こう思うんですね。そういった場合に、どういうときは市が補償して、こういう場合は、いや、委託をしておる方々の責任で、それは裁判等になればやってもらわにゃいかんのだという基準がないと、私は今後いろいろ市も困ると、こう思いますから、ちょっとお尋ねをするわけですけれども、どうして市が払わにゃいかんのかですね。
◎市立病院総務課長(松竹卓生 君)
 お答えします。
 提案理由に書いておりますように、今回の事故は市立病院の文書送達業務を業務委託しておりますシルバー人材センターの会員がその業務中に起こした事故ということで、私どもの市立病院の文書送達業務の委託に際しましては、平成13年度からシルバー人材センターに業務委託をしておりますけれども、市の公用車を使って業務をしてくださいということで、業務委託の契約書上におきましても、業務に必要な物品、器具は市のほうで提供するといったことで、市の公用車を使ってくださいといったことで、業務委託を行っておるところです。
 そういったことで、市の公用車の事故でございますので、損害賠償の手続については市のほうで行っているということでございます。
 以上です。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 それはちょっと、そういうあれでいいのかどうか。じゃ、例えば自分の車で同じことが、いわゆる市でもいいですけど、病院の文書を郵便局に出しに行ったと。たまたま公用車がなかったから自分の車であったと。それでこういう事故があった場合は、それは市はノータッチというようなことになると。今のような解釈でいけば、そういうことでいいんでしょうかね。同じことでしょう、やられておることは。
 それで、ここでるる私は申し上げませんけれども、いろいろなことを、市長想定をされて、市が金出すことばっかり私は出せ出せち言うつもりは毛頭ありません、出さんちゃよかつは出さんがいいわけですから。そいけん、さっき言いました、私はシルバーの監査もしておりますけれども、シルバーの会員の皆さん方の責任で、起きた事故についてはシルバーなり、あるいは本人なりが私は賠償していく筋合いのものだと。何でもかんでも市でということにはならんと思いますから、これをいい契機とは申しませんけれども、こういうことはたまたま今までは市の職員がということで、かんきょう課の職員がというものが主だったわけですけれども、昔は、30年前、40年前は学校の用務員の皆さん方、あるいは市でも用務員さん等がおられて、すべて市の仕事は市の職員という時代がありましたけれども、今はそういう時代でもありませんもんですから、例えば、市の職員さんでも公用車使うのが、全部仕事には公用車を使えと言ってあるかどうかは知りませんが、たまたま課に公用車がなくて、自家用車で何か市の業務を重大なものを市とか市外に出てされておって、この種の事故があった場合についてどうするのか、そのことをひとつ十分、幹部会とか経営会議等で議論をされる必要があると私は思いますが、どうでしょうか。
◎副市長(中村征一 君)
 ただいま御指摘をいただきました点については、今、市の業務をシルバーに委託している業務が、ざっと数えますと部署の数で10部署ぐらい。それから業務の数としては40ぐらいあります。その中で、車の運転業務を伴うものも幾つかございますが、確かに、今弥吉議員指摘があったような形で、きちんと契約条項にうたっているものと、それから中には私用車を使っているという業務がありますから、やはり指摘をいただきましたけれども、当然、もう一回こういった運転を伴う業務の業務委託契約、責任のあり方、どういうふうにするのかというのはちょっと今後検討させていただきたいと思います。(「終わります」と呼ぶ者あり)
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 他に質疑もありませんので、報告第2号の質疑を終了いたします。
△日程第12 議案委員会付託
○議長(池田光政 君)
 日程第12.議案の委員会付託を行います。
 お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。
 暫時休憩いたします。
                午前10時58分 休憩
                午後1時14分 再開
○議長(池田光政 君)
 休憩前に引き続き本会議を開きます。
△日程第13 委員長審査報告
○議長(池田光政 君)
 日程第13.これより各常任委員会委員長の審査報告に入ります。
 まず、総務文教委員会の審査報告を委員長にお願いいたします。
◎総務文教委員長(田中親彦 君)
 総務文教委員会に付託されました議案の審査の結果を報告いたします。
 議案第39号 筑後市若年者専修学校等技能習得資金貸与条例の一部を改正する条例制定については、学校教育法の一部改正により条番号が変更になったため、関連する条項を改正するものです。
 執行部の説明に対し、委員より、この制度の筑後市における活用状況並びに市民に対する周知の方法などの質問がありました。
 執行部より、この制度の利用者は現在までゼロであること。それから市民への周知は県を通じて毎年度通知がありますが、通知があり次第、広報にて周知しているとの答弁でございました。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 議案第41号 筑後市水防協議会条例の一部を改正する条例制定についてについては、機構改革に伴う担当部署の変更に伴い、担当部署の条項を削除し、委任条項により別に定めるものです。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 議案第46号 専決処分の承認について(筑後市税条例の一部を改正する条例制定について)は、主な改正内容は個人住民税では寄附金の拡充、金融・証券税制の見直し、公的年金からの特別徴収制度の導入などであります。
 また、固定資産税では、省エネ改修を行った住宅にかかわる固定資産税の軽減措置の創設、長期優良住宅にかかわる特例措置の創設、新築住宅にかかわる固定資産税の減額措置の適用期限延長などであります。
 個人住民税における寄附金税制の拡充では、条例により控除対象寄附金を指定する仕組みの導入など、それから地方公共団体に対する寄附金の税制の見直しなどが含まれます。
 執行部の説明に対し、地方税法などの一部改正で、市の税制にどういう影響を及ぼすのか、ふるさと納税のPR効果をどう期待できるか、寄附金についての考えはというような質問がございました。これにつきましては、おのおの市税に対しての影響は余り期待できない、余り変動はないというような答弁と、ふるさと納税のPRについては、これは今PRの仕方についても、今後の政策委員会の中で内部検討を行っていくという答弁です。
 それから寄附金についての考えは、筑後市としては不利な面もあるので、市にとっては現在は考えておらないというような答弁でございました。
 審査の結果、全員賛成で承認であります。
 以上、総務文教委員会に付託になりました議案の報告をいたしました。
 以上です。
○議長(池田光政 君)
 ただいまの総務文教委員長の報告について質問はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質問もありませんので、以上で総務文教委員長の審査報告を終了いたします。
 次に、厚生委員会の審査報告を委員長にお願いいたします。
◎厚生委員長(貝田義博 君)
 厚生委員会に付託をされました議案の審査結果について報告をします。
 最初に、議案第42号 平成20年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。
 内容は、平成19年度の決算において赤字決算となることが見込まれることから、平成20年度の歳入から不足額の65,000千円を繰り上げ充用するというものであります。
 委員会の中で、新たに1点明らかになったのは、平成18年度が約30,000千円の黒字決算となっていたが、実際には国庫補助金が42,000千円超過交付されていたことにより、平成19年度でその分返却したため、実際には平成18年度は赤字であったことが明らかになりました。
 また、繰り上げ充用金の65,000千円の収入見込みについて、そのうち20,000千円は国からの交付金が見込まれること、また、後期高齢者医療制度の実施に伴う改正により、億単位の前期高齢者交付金が見込まれることが述べられました。
 また、繰り上げ充用の適用について、その考え方についてでありますが、一定の収入が当て込める状況の中でやるべきものであり、あくまでも慎重にやってほしいという、そういう意見が出されました。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決です。
 次に、議案第43号 平成20年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第1号)については、前議案同様に、平成19年度決算において36,500千円の赤字が見込まれることから、平成20年度歳入より繰り上げ充用するものであります。この分については、平成20年度国交付金により措置される見込みであることが述べられたところであります。
 全員賛成にて原案可決です。
 次に、議案第44号 専決処分の承認について(筑後市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例制定について)は、平成19年度中に成立しなかった地方税法等の一部を改正する法律に伴う対応から、筑後市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の施行日を4月1日から地方税等の一部を改正する法律の施行の日と改めるものであります。
 全員賛成にて原案可決です。
 最後に、議案第45号 専決処分の承認について(筑後市手数料条例の一部を改正する条例制定について)は、戸籍法や住民基本台帳の一部を改正する法律が5月1日に施行されたことによる条文の改正であります。
 全員賛成にて可決であります。
 以上で厚生委員会に付託をされました議案の審査結果の報告を終わります。
○議長(池田光政 君)
 ただいまの厚生委員長の報告について質問ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質問もありませんので、以上で厚生委員長の審査報告を終了いたします。
 次に、建設経済委員会の審査報告を委員長にお願いいたします。
◎建設経済委員長(坂本好教 君)
 建設経済委員会に付託になりました議案の審査報告をいたします。
 議案第40号 筑後市都市計画審議会条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。
 機構改革に伴う担当部署名の変更に伴い、担当部署の条項を削除し、委任条項により別に定めるものです。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 以上、建設経済委員会に付託になりました審査報告を終わります。
○議長(池田光政 君)
 ただいまの建設経済委員長の報告について質問ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質問もありませんので、以上で建設経済委員長の審査報告を終了いたします。
 これより議案の討論、採決に入ります。
△日程第14 議案第39号
○議長(池田光政 君)
 日程第14.議案第39号 筑後市若年者専修学校等技能習得資金貸与条例の一部を改正する条例制定について、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第39号は原案のとおり可決されました。
△日程第15 議案第40号
○議長(池田光政 君)
 日程第15.議案第40号 筑後市都市計画審議会条例の一部を改正する条例制定について、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。
△日程第16 議案第41号
○議長(池田光政 君)
 日程第16.議案第41号 筑後市水防協議会条例の一部を改正する条例制定について、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。
△日程第17 議案第42号
○議長(池田光政 君)
 日程第17.議案第42号 平成20年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。
△日程第18 議案第43号
○議長(池田光政 君)
 日程第18.議案第43号 平成20年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第1号)について、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。
△日程第19 議案第44号
○議長(池田光政 君)
 日程第19.議案第44号 専決処分の承認について(筑後市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例制定について)、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第44号は原案のとおり承認されました。
△日程第20 議案第45号
○議長(池田光政 君)
 日程第20.議案第45号 専決処分の承認について(筑後市手数料条例の一部を改正する条例制定について)、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第45号は原案のとおり承認されました。
△日程第21 議案第46号
○議長(池田光政 君)

 日程第21.議案第46号 専決処分の承認について(筑後市税条例の一部を改正する条例制定について)、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 討論もありませんので、お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(池田光政 君)
 起立全員であります。よって、議案第46号は原案のとおり承認されました。
△日程第22 会議録署名議員の指名
○議長(池田光政 君)
 日程第22.会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、筑後市議会会議規則第75条の規定により、9番五十嵐多喜子議員、11番坂本好教議員を指名いたします。
 以上をもちまして日程の全部を終了いたしました。
 これにて平成20年5月第8回筑後市議会臨時会を閉会いたします。
                午後1時30分 閉会


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│                                          │
│          地方自治法第123条第2項の規定により署名する。          │
│                                          │
│                                          │
│           議     長    池 田 光 政             │
│                                          │
│           議  員(9番)   五十嵐 多喜子             │
│                                          │
│           議  員(11番)   坂 本 好 教             │
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