平成20年 9月 定例会(第10回)

              平成20年9月22日(月曜日)

                                (午前10時00分開議)


1.出席議員(18名)

    1番  島    啓 三         10番  中 富  正 徳
    2番  山 下  秀 則         11番  坂 本  好 教
    3番  大 城  敏 彦         12番  田 中  親 彦
    4番  松 竹  秀 樹         13番  原 口  英 喜
    5番  佐 藤  正 利         15番  永 田  昌 己
    6番  坂 田  容 子         16番  村 上  知 巳
    7番  山 下  元 生         17番  貝 田  義 博
    8番  矢加部  茂 晴         18番  弥 吉  治一郎
    9番  五十嵐  多喜子         19番  池 田  光 政

2.欠席議員(1名)
    14番  大 藪  健 介


3.本会議に出席した事務局職員

    事務局長  冨 久  義 樹
    庶務係長  田 中  敬 士
    書記    小 林  志 麻


4.地方自治法第121条により出席した者

    市長                 桑 野  照 史
    副市長                中 村  征 一
    教育長                城 戸  一 男
    総務部長               加賀田  慎 一
    市民生活部長(兼人権・同和対策室長)   一ノ瀬    諭
    建設経済部長
                       鬼 丸  則 行
    (兼水道事業事務部局建設経済部長)
    社会教育部長
                       田 中  僚 一
    (兼男女共同参画推進室長)
    消防長                堤    秀 信
    市立病院事務局長           右 田  喜 俊
    市長公室長              山 口  朋 秀
    総務課長               木 庭  雄 二
    まちづくり課長            木 本  吉 彦
    税務課長               小 田  久美男
    市民課長               山 口  辰 樹
    健康づくり課長
                       小 田  美 穂
    (兼地域包括支援センター長)
    福祉事務所長             高 木  正 勝
    かんきょう課長            橋 本  國 光
    農政課長               塚 本  高 雄
    商工観光課長             永 延  喜 男
    道路・水路課長            野 田  和 孝
    都市対策課長             西 田  正 治
    上下水道課長
                       大 籠    修
    (兼水道事業事務部局上下水道課長)
    会計課長(兼会計管理者)       宮 原  一 壽
    教育委員会学校教育課長        舩 橋  義 顕
    教育委員会人権・同和教育課長
                       北 島  鈴 美
    (兼人権・同和対策室参事兼男女共同参画推進室参事)
    教育委員会社会教育課長
                       永 松  三 夫
    (兼中央公民館事務長兼勤労者家庭支援施設館長)
    監査事務局長             成 清  平 和
    農業委員会事務局長          後 藤  安 男
    消防本部消防次長兼総務課長      井 寺  藤 彦
    消防本部警防課長           村 上  由 明
    消防本部予防課長           山 口  清 登
    市立病院総務課長(兼病児保育施設・
                       松 竹  卓 生
    ちっこハウス室長兼診療情報管理室長)
    市立病院医事課長(兼健康診断室長)   坂 本  正 憲



                 議事日程第3号
                      平成20年9月22日午前10時開議

 第1  意見書案第5号 地方財政の充実・強化を求める意見書の訂正について訂正理由
             説明                      質疑応答
 第2  議案第57号 筑後市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例制
           定について                     質疑応答
 第3  議案第58号 筑後市認可地縁団体印鑑条例の一部を改正する条例制定について
                                     質疑応答
 第4  議案第59号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条
           例制定について                   質疑応答
 第5  議案第60号 ふるさと筑後市応援基金条例制定について       質疑応答
 第6  議案第61号 筑後市立病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定
           について                      質疑応答
 第7  議案第62号 平成20年度筑後市一般会計補正予算(第2号)     質疑応答
 第8  議案第63号 平成20年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)質疑応答
 第9  議案第64号 平成20年度筑後市介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)
                                     質疑応答
 第10  議案第65号 平成19年度筑後市歳入歳出決算の認定について     質疑応答
 第11  議案第66号 平成19年度筑後市公営企業会計決算の認定について   質疑応答
 第12  議案第67号 市道路線の認定について               質疑応答
 第13  議案第68号 市道路線の廃止について               質疑応答
 第14  意見書案第4号 燃料・肥料等生産資材の高騰に関する意見書について質疑応答
 第15  意見書案第5号 地方財政の充実・強化を求める意見書について   質疑応答
 第16  意見書案第6号 地域医療の充実・確保を求める意見書について   質疑応答
 第17  報告第7号 平成19年度筑後市国民健康保険高額療養資金貸付基金の運用状況に
           ついて                       質疑応答
 第18  報告第8号 平成19年度筑後市介護保険高額介護サービス費等資金貸付基金の運
           用状況について                   質疑応答
 第19  報告第9号 平成19年度健全化判断比率について          質疑応答
 第20  報告第10号 平成19年度資金不足比率について           質疑応答
 第21  報告第11号 筑後市土地開発公社の経営状況について        質疑応答
 第22  報告第12号 筑後市文化振興公社の経営状況について        質疑応答
 第23  諸般の報告について                       質疑応答
 第24  議長発議  特別委員会の設置について
                        上程、提案理由説明、質疑応答、採決          
 第25  議案委員会付託
 第26  陳情書委員会送付

     (全員協議会)


 第27  議案第69号 筑後市教育委員会委員の任命について
                        上程、提案理由説明、質疑応答、採決

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                 午前10時 開議
○議長(池田光政 君)
 皆さんおはようございます。本日の出席議員は18名で、定足数に達しております。
 ただいまより本日の会議を開きます。
 本日の会議は、議事日程第3号により行います。
 執行部より議案の訂正の申し出があっておりますので、許可したいと存じます。
◎総務部長(加賀田慎一 君)
 おはようございます。病院の企業会計決算書の一部に数字の誤りがございましたので、申しわけございませんけれども、御訂正をお願いいたしたいと思います。
 企業会計決算書の6ページでございます。別に正誤表を差し上げておりますけれども、この6ページの事業費用に関する事項の中の19年度費用、それから合計額、それから1日平均額がそれぞれ正誤表のとおり、下のほうが正しい数字でございます。大変申しわけございません。間違っておりますので御訂正をお願い申し上げます。
△日程第1 意見書案第5号
○議長(池田光政 君)
 日程第1.意見書案第5号 地方財政の充実・強化を求める意見書について、提出者の佐藤正利議員より、事件訂正請求書が私あてに提出をなされました。この件につきましては、17日に議会運営委員会を開催していただき、協議の結果、本日冒頭に訂正理由の説明並びにそれに対する質疑を行うことで意見の一致を見たところでございますので、御報告を申し上げます。
 それでは、佐藤議員お願いします。
◆5番(佐藤正利 君)
 おはようございます。ただいま議長からの発言の許可をいただきましたので、地方財政の充実・強化を求める意見書について、訂正箇所について御説明を申し上げます。
 訂正箇所。
 1つ、「地方法人事業税の国税化」を「地方法人事業税の一部国税化」に改めさせていただきます。
 2つ、「地方税の充実強化」を「地方財源の充実強化」に改めさせていただきます。
 理由につきましては、1につきましては、地方法人事業税の一部であることが示されているためでございます。2つ目につきましては、記1で記述した「地方財源の充実強化」と整合性を図るためでございます。
 この件につきましては、皆様方に大変御迷惑をおかけいたしまして、大変申しわけございませんでした。何とぞよろしくお願いいたします。
○議長(池田光政 君)
 ただいまの佐藤議員の訂正理由の説明について質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、お諮りいたします。
 意見書案第5号 地方財政の充実・強化を求める意見書の訂正については、これを承認することに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 御異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決しました。
△日程第2 議案第57号
○議長(池田光政 君)
 日程第2.議案第57号 筑後市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例制定について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第57号の質疑を終結いたします。
△日程第3 議案第58号
○議長(池田光政 君)
 日程第3.議案第58号 筑後市認可地縁団体印鑑条例の一部を改正する条例制定について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第58号の質疑を終結いたします。
△日程第4 議案第59号
○議長(池田光政 君)
 日程第4.議案第59号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第59号の質疑を終結いたします。
△日程第5 議案第60号
○議長(池田光政 君)
 日程第5.議案第60号 ふるさと筑後市応援基金条例制定について、質疑ありませんか。
◆17番(貝田義博 君)
 おはようございます。何点かお尋ねをいたします。
 まず、第1点は、第1条に、この目的として、「筑後市が心のふるさととして輝きつづけるまちづくりに寄与するため」ということでうたってありますけれども、ちょっと漠然としているんですが、一体どういうものに具体的には活用されようと考えておられるものか。よそは何か幾つかこういうものに使いたいと、例えば、先人の史跡、遺跡、そういうものをきちんと後世に語り継ぐために使うよとかといういろいろありますけれども、一体全体どういうものに使われようとしているのか。第7条に基金の管理・活用に関し必要な事項は、市長が別に定めるということだけでは全くわからないんですけれども、一体全体どういうふうに考えておられるのか、お答えを願います。
 それから、2つ目に、最低額は幾らというふうに定めてあるのか。よそは見れば、1口5千円、何口でも結構ですよとか、10千円とかいろいろありますけれども、どうなのかお答えを願います。
 それから、もう1つは、自分はこういうものにぜひ使ってほしいということで、例えば、条件つきみたいなそういう申し出があった場合には、どう取り扱うものかどうか、お答えを願います。
 以上、3点です。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 それでは、まず、第1点のどういうものに活用するかという御質問でございます。
 基本的には、ここは基金の管理・活用、そういった運用を適正にしようという条例でございますので、ここの目的としては、一般的には漠然としていると、まちづくりという、こういう観点での目的になっておりますが、じゃ、具体的な活用ということになりますと、ここは第7条のほうで市長が別に定めると、これは規則のほうで定めていきたいというふうに考えております。現在は既に基金から、基金といいますか、寄附金をいただくように、もう実際始めております。その中で目的をどういったものに使いますということで寄附者の方に指定をしていただくという形をとっておりますので、目的としては、そういった事業に使いたいということが第1でございます。
 これはちなみに申し上げますと、子供たちの健全育成、それから、安全・安心な食と農の推進、生き生きと健康なまちづくり、それから、資源、環境に優しいまちづくり、文化、スポーツの振興、それから、平成22年度までの重点事業ということで九州新幹線を活用したまちづくり、こういう基本的には市長の施策に沿った形での目的で寄附を集めさせていただくということでございます。具体的には規則でこれをきちっと定めていきたいというふうに考えております。
 それから、最低口数といいますか、基本的にはふるさと納税という制度を活用した寄附でございますので、極端に言えば、5千円未満でも寄附としていただければ、それはもうもちろんいただいていきたいと。ただ、5千円以上にならないと、税の控除の関係が出てこないと、こういうことがございます。それから一定、うちのほうでは10千円以上の寄附者の方に対しては、気持ちとして特産品をお送りすると、こういったことで10千円をそういう区切りといいますか、そういう形ではお示しをしているということでございます。
 それから、あと条件、私はこういう条件、こういった事業に使ってほしいというところは、先ほど言いました6つの施策、これを寄附者の方は選べるということになっていますので、この中でする。ただ、自分はもうこの施策に限らないと、市長に任せるということであれば、市長に任せるという項目で寄附をいただくという形になりますので、基本的には寄附者の意向に沿った形での活用ということを考えているところでございます。
◆17番(貝田義博 君)
 もう現在、お願いをしているということで、寄附者には逆に指定をしてもらっているというふうに言われましたが、私はやはりここら辺をきちっと明らかにして募ったほうが寄附者のほうもやりやすいんではないかなというふうに思います。やはりこれはふるさとの発展を願われる方が恐らく間違いなく寄附されるわけでしょうから、まず、そういう市をつくるというのが基本的には私は大事だろうというふうに思います。できれば、ふるさとで生まれて外に出たけれども、退職後は筑後でまた余生を送りたいなというような方もあろうと思いますんで、そういう意味でやはり筑後市がそういう住みよいまちづくり、基本的に願う、そういうものにしないと、何となくこのことだけを言っても、私はどれだけの人がこたえてくれるかなというふうな思いがいたします。ですから、筑後市のそういうすばらしいところをきちっとお示しをした上で募るなら募るということでしてもらいたいなというふうに思います。
 後から規則で定めるというふうに言われていますけれども、私はやはりここできちっとそういう規則もある程度出さないと、深い議論というのはできないんじゃないかなというふうに思うんですが、あとは何か市長にお任せ、さっき幾つか、それは答えられましたけれども、できれば私は、もしそういう内容が煮詰まってきているのであれば、ちょっと資料を配付などお願いして、ちょっと全議員で議論させてもらえればなというふうに思いますけれども、どうなのか、1点お答えを願います。
 それから、5千円未満でも受けるというふうに言われております。それはもうそれで私もいいだろうと思いますけれども、あとは10千円以上の人については特産品を送ると。ここが今、全国的にいろいろクローズアップされて、ここはこういうものを出すよとかということで言われているところだと思うんですけれども、私、ふるさと会員とは違いますけれども、星野の財団がやっている、そういうところの会員もなっているわけなんですけれども、年2回ですけれども、お茶と米を送ってきてくれます。もちろんその分の会費はありますけれども、あと施設を使った場合も10%の割引とかもあるんですけれども、それはやはり筑後市の上流域である、そういう水源地でもあるということから、すべからく星野の自然を守ってもらいたいなということも含めて、私はそういう会員にもなってきているんですけれども、そういう意味では、やはり10千円といえども、心配しているのは、贈り物合戦で贈呈品をどうかということで、そういうふうになりかねないというふうに思いますんで、そこら辺は例えば、幾らぐらいのものを考えておられるものかどうか、もし、おわかりであればお答えを願います。
 以上2点です。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 まず、どういったものに使うかという規則の関係ですけれども、これは一応条例制定とセットで考えております。原案としては持っております。先ほど言いました、ここはどういったものに寄附をいただくかということで先ほど申し上げました、これはホームページのほうにも掲げております事業と全く一緒という形で、規則のほうを制定したい。ですから、先ほど6点どういった事業に活用するかというのを申し上げましたけれども、これと同じ形で規則のほうを制定しようというふうに考えております。
 それから、あとふるさとの特産品の関係ですけれども、おおむね大体3千円ぐらいの特産品をお送りするということで、これもホームページのほうで掲げさせてもらっておりますが、イグサとか、かすりとか、それから果物類、それから、しょうちゅう、こういったもので3千円程度という形で考えておるところでございます。
 規則、一応原案のほうを持っておりますので、これは配付をできますので、配付をしたいというふうに思います。
○議長(池田光政 君)
 すぐできるかな。すぐできますか。じゃ、暫時休憩します。
                午前10時16分 休憩
                午前10時23分 再開
○議長(池田光政 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
◆17番(貝田義博 君)
 ありがとうございます。最初からこれを提出していただいておけば、わざわざ前段でこういう質問をする必要なかったんですけどね。ホームページに掲載しとるからということでからお茶を濁さんでください。やはり議案として出してもらうことが私は大事だというふうに思いますが。
 じゃ、ここに6項目、こういうふうに活用したいということで本人から希望を出してもらうということであれば、お願いの文書なりを出すときに、こういう用紙もつけて、例えば、丸をつけてもらうとかという形になるわけですね。何も指定しない方については、市長の判断でということになるというふうに記されておりますんで、ちょっとこれ以上私は質問しませんけれども、もう1つ、最後だけは、第7条の基金の管理と活用ということですけれども、どういうふうに使われているかというのはきちっと寄附者に毎年度かなんか連絡というか、そういう例えば、会報なり出されるというふうに思いますけれども、そういう決算状況とかきちっと行くようになっているのか、そこだけお答え願いたいというふうに思います。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 基金はこの基金条例で管理を適切に行いまして、寄附者の方にはどういった形で運用したかというのは報告をしていくように考えております。(「終わります」と呼ぶ者あり)
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
◆12番(田中親彦 君)
 同じく貝田議員の質問に1つだけつけさせていただきたいと思うのは、応援基金に同額以上の市の基金を積み立てられるような考えは持っておられないのか。先行した自治体でこういう基金条例を持っておられるところは、市民からいただいた、市民といいますか、基金をいただいた皆さんからの額に同額か、同額以上の基金を市として上乗せしながら、基金の積立額を向上させて事業実施に当たっていきたいというふうな、そういう方針を持っておられるところもございます。筑後市の場合はそういう考えが全くないのか。基金だけではなかなか新しい事業に着手していく切り口というのが時間的につくりにくいというような、遅くなるというような経緯も考えられますので、その辺のお考えを示してください。
 それと、議案の62号にも出てきますが、補正予算の中でふるさと応援寄附にかかわるお礼の品などの事務経費が基金への積立金でありますが、これが本当に必要なものなのか、この目的は、ただそういう謝礼という意味でのことか、それとも、こういうことに対する市民の関心を図っていくためのものなのか。
 それと、もう1つ、地産地消的な応援効果といいますか、その辺を意図としておるものなのか、お考えがあれば聞かせていただきたいと思います。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 まず、寄附の積み立ての件でございます。寄附があった場合、同額、もしくはそれ以上の市の財源を一緒に積み立てると、こういうことは想定をしていないかということでございます。これは他の団体、自治体を見ますと、そういう形態をとっているところも確かにございます。寄附者の財源と市の財源を一体的に活用しようという基金にしているところもございます。ただ、今回考えていますのは、寄附者からいただいた基金を適正に管理をしていこうというのが第1の目的と考えております。
 実際にこの寄附者の意向に沿った事業を行うときには、この寄附者の財源だけではやっぱりできない。当然、市の財源も入れながら、個々の寄附者の意向に沿ったような事業を展開していく必要があると思いますので、その中では市の財源のほうもやっぱり必要になってくるんではないかというふうに考えております。そういった意味で、今回は寄附者からの基金を適正に管理するという視点で条例をつくっているというところでございます。
 それから、特産品を送るという考え方ですけれども、これは1つは地産地消といいますか、そういう筑後市の物産をPRしたいということがございます。それから、もう1つはやっぱり筑後市との関係を今後寄附をいただいた方には継続して、やっぱりしていただきたいと、そういう思いの中では、筑後市との何といいますか、きずなといいますか、つながりを持っておっていきたいと。その中ではこういった市の特産物をお送りすることで、またPR等にもしていただければいいと思いますし、そういったものをまた自分でも買っていただければ、そういった両面性で特産品のほうをお送りしたいというふうに考えておるところでございます。
◆12番(田中親彦 君)
 筑後市の基金もほとんど今取り崩してしまっている状況であります。そういう中ではこういう新しくつくられたふるさと応援基金、この制度はぜひ生かしていただいて、寄附者のこういう提案というような、私は一つの姿勢ともなるものと思います。筑後市に期待される事業をここに6つ上げてありますが、こういうことをなるべく早く一つずつ実現していくためには、やはりそれなりの財源も必要になるかと思いますので、寄附された皆さんの提案ととらえて、筑後市もそれと同額のものは、最低同額ぐらいは一緒に基金に積み立てていくような、こういう制度にしていただきたいと思います。
 それと、今言われましたお礼の品といいますか、それが地産地消のPR、それから、筑後市のPR、それから、筑後市にそういう関心を持っていただくという、そういう行為であれば大いに結構なんですが、その辺の効果も十分に考慮しながら、今後は取り組んでいただきたいと思います。
 最後になりますが、基金をされた額に対する筑後市の基金への取り組み、これについて考えがあるかどうか、お聞かせいただきたいと思います。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 基金については、これは実質公債費率の関係で1,450,000千円程度取り崩しをしたということがございます。ただ、公共施設、それから財調、こういった基金で40億円程度ございますので、このふるさと納税に関する基金とは別個に、こういった施策を展開するときには、こういった基金が活用できますので、こういったものも考慮しながら、このふるさと納税の施策、寄附者が要望されるような施策を展開されるような財源としては、こういう財調とか、公共施設基金とか、こういったものも活用しながら施策を展開していくということになると思います。
◆12番(田中親彦 君)
 私はやはり寄附された方の気持ちは筑後市にそれだけ期待するものとしての寄附行為だと思います。そういう中では、市もそれにこたえるだけの考え方を示しておかれなければ、これはお土産の品を差し上げるだけでは、皆さんの気持ちはこれから先、積み上げていけるようなことはなかなか難しいのじゃないかなと思います。せめて事業をやられるからには、それは基金だけでは決して済むものではありませんが、そういう寄附者等の協力してくれる皆さん、私は本当にこれは提案的な意味もあると思うんですよね。そういう意味では、やはりせめて同額以上の寄附は市も同時に積み立てていかれるような、そういう形態はとっていただきたいと思うんですよね。これは検討課題になるのかですね。私はこれぐらいの基金は今まで取り崩した背景もありますので、新しい基金として、名目的な基金として、私は積み上げていってほしいと思うんですが、いかがでしょうか。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 このふるさと納税の政策展開をするときの財源として、筑後市も同額以上に積み立てて推進をしたほうがいいという御提案でございますので、これは今後検討をさせていただきたいというふうに思います。
◆12番(田中親彦 君)
 ぜひお願いして終わります。
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 他に質疑もありませんので、議案第60号の質疑を終結いたします。
△日程第6 議案第61号
○議長(池田光政 君)
 日程第6.議案第61号 筑後市立病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第61号の質疑を終結いたします。
△日程第7 議案第62号
○議長(池田光政 君)
 日程第7.議案第62号 平成20年度筑後市一般会計補正予算(第2号)について、質疑ありませんか。
◆8番(矢加部茂晴 君)
 補正予算なんですが、2点お尋ねしたいと思います。
 まず、第2款の賦課事務に要する経費のところですが、来年10月から公的年金の特別徴収、これに関して電子化を進めていくということなんですが、これに関しては5月の臨時議会で筑後市の税条例の改正の中でも出てきました。そこで、ちょっと1点確認で、これは改めて済みません、確認させてください。来年10月からで、公的年金の特別徴収、年金受給者がその対象ですが、全国的には約2割程度がその対象になると伺っていますが、本市においては、どのぐらいの方々がその対象になるのかというのをまず確認させてください。
 そして、これに関しては、地方議会人という月刊誌の8月号で、これに関して掲載がありました。その一部をちょっと紹介しますが、平成21年10月から始まる個人住民税の公的年金からの特別徴収に関し、社会保険庁などの年金支払い者と市区町村との間でデータ仕分けを行う経由機関として、社団法人地方税電子化協議会が指定されることになっています。セキュリティー確保と既存システムとの二重投資を避ける観点から、特別徴収に関するデータもeLTAXシステムを活用して電送することとしておるということなんですが、それでは、最初のデータのやりとりが近いうちに行われるかと思いますが、大体いつごろその最初のデータのやりとりが行われるのかということをお尋ねします。
 そして、もう1点なんですが、一番最後の3ページの部分ですが、債務負担行為に関するところです。来年度から本市の指定管理者制度、これは2巡目に入るわけで、その選考などがこの秋に行われるみたいです。その中で来年度、5カ年間の指定管理料として債務負担行為が上がっております。これに関しては、補正予算書19ページに一覧があります。その中でそれぞれ数字が示されています。5カ年間でなんですが、例えば、サザンクス筑後、これが5年間限度額として476,500千円上げてあります。これ20年度当初のサザンクス筑後の指定管理料が95,300千円、これは5を掛けるとちょうど476,500千円になります。ですから、その目安で金額を上げてあるわけなんですが、ただし、他の水田コミセン、そして、郷土資料館ですね、ちょっとこれに関してお尋ねしたいんですが、水田コミセンが35,175千円、5カ年で上げてあります。本年度の当初予算が指定管理料6,300千円、ですから、5を掛けると31,500千円。ですから、1年間なんです、4,000千円ほどちょっと多いです。だから、1,000千円近く、1年に換算すると、指定管理料がちょっと上がっているなという感じがします。郷土資料館に関しては18,000千円ほど上げてあります。20年度当初予算が3,100千円で、5倍したら15,000千円ほど。だから、3,000千円ほど。ですから、5で割れば600千円から700千円ほど、単純にいけば指定管理料が上がるんだ。当然、これは何か先行投資的なものがあるのかなと思いますが、この根拠をちょっと確認させてください。
 以上です。
◎税務課長(小田久美男 君)
 ただいま矢加部議員から御質問がありました個人住民税の公的年金からの特別徴収の件ですけれども、制度的には来年の10月分の年金から特別徴収が始まるということでございます。そのためにシステムの対応、これは社会保険庁が年金から特別徴収にしますので、特別徴収義務者としては社会保険庁がなるわけです。データのやりとりは社会保険庁と市町村とやりとりをするわけですけれども、そのデータのやりとりの際にセキュリティーの問題等ありまして、先ほど矢加部議員がおっしゃられたとおりに、eLTAXを利用してやるということでございます。これはeLTAXということで、総務省のほうが指定をしておりまして、地方電子協会ですかね、そこでないとだめなんで、そこを介してやるということが決まっております。筑後市で住民税課税で年金所得がある人が約3,300人いらっしゃいます。そういうことで約3,300人いらっしゃるということでございます。
 それから、データのやりとりのスケジュールの問題を2点目お尋ねになりましたけれども、実はeLTAXに加入の仮申し込みというのを8月15日までに行わなければなりませんでした。これは仮申し込みでございまして、今議会で補正予算を認めていただいたら、本加入の申し込みをするということでございます。それが10月15日までのスケジュールになっております。そして、11月ごろからテストを始めまして、来年の1月から運用開始という予定になっております。これについては総務省のほうから、市町村は9月補正で予算を確保し、11月にシステムテスト、来年1月からデータ交換を開始することということでスケジュールが示されております。
 以上です。
◎教育委員会社会教育課長(永松三夫 君)
 郷土資料館の債務負担行為について御説明をいたします。
 サザンクスにつきましては、現在額と同額という形で計上させていただいているんですが、郷土資料館につきましては、一定、増加が見込めるという形で5%を限度として、その他の施設も考慮をしまして、債務負担行為額を決定しておりまして、今回は18,375千円を計上させていただいております。
 以上です。
◆8番(矢加部茂晴 君)
 じゃ、まだ余韻が残っている後者のほうからちょっと確認質問ですが、今、御説明では、サザンクス筑後を除いて5%増額で上げてあるということで、ちょっと私も計算が苦手なんですぐはできないんで、いずれにしてもその他の公の施設は今年度当初に対して5%増額で債務負担は上げてあるということで理解してよろしいでしょうか。
◎教育委員会社会教育課長(永松三夫 君)
 5%を限度にということで、いずれの施設もすべて5%ということにはなっておりません。
 以上でございます。
◆8番(矢加部茂晴 君)
 これはあくまでも限度額なんで、少しゆとりというか、幅を持たせた形ということで理解させていただきます。また、今後、来年度からの指定管理に関して、また、議案等でも議案の審議の場があるかと思いますんで、そこでまた議論したいと思います。
 それでは、前者のほうなんですが、今、課長より、今後のスケジュールも含めて、来年1月の運用開始ということでスケジュールも含めて、本市の地方税の一つですから、その電子化に対する対応を説明していただきました。それはよくわかりました。ただ、1点ちょっと考える余地といいますか、この議案書にもありますけど、初期の導入コストという部分、当然、本市としても多少でも抑えていこうということは当然考えてあるかと思うんですが、予算書を見ると、ちょうど2ページで言うなら、基幹システム改修委託料ですね。これが12,000千円ほど今回補正で上がっているんですが、こんなにするのかと正直私は思いましたが、この件に関して、他の市や町の状況を含めて、この予算を上げられたことに関して、いろいろ御苦労もされたかと思いますが、ちょっとこれは高いという感じも私します。その件どうでしょう。
◎税務課長(小田久美男 君)
 ただいま申された部分については、非常に要点を突かれた御質問だと思います。と言いますのは、この補正を計上する前に、庁内の電算運営検討委員会というのがございまして、そこで協議をいたしました際に、多くの委員から、実は筑後市で来年9月に全庁的な基幹システムの更新が予定されているということがありますので、今回システムを改修しても、1年だけの使用にしかならないじゃないかというお話がありました。そのとき、その時点での県なり、県を通じての総務省見解というのは、いや、そういう例外的な部分については認めないと、もう全国一律的に公的年金からの特別徴収をお願いしたいというような見解が示されていたものですから、とりあえずその電算管理運営委員会の中では、補正については計上したいということで了承を受けておりました。そういう声が多くありました。それともう1つは、八女地区が合併を予定しておりまして、ここも来年の合併に大きな基幹の改修をしますので、ことしやってももったいないということで、八女市の税務課長とか、黒木の税務課長から、そういう情報を得ていましたので、八女郡は八女郡で県のほうにどうもそういう要請をしてあるようだということがございましたので、筑後市もそういう二重投資についてはもったいないということで、木庭総務課長とすぐ県のほうに、県の市町村支援課の税制係というのがございますが、そこの係長に会って、こういう市町村の実態をちゃんと総務省に報告してくださいと、幾らなんでももったいないですというお話をしまして、その際、係長のほうも理解を示されて、とにかく福岡県としても強く申し上げておりますというような回答がありました。そういうことでお願いして帰ってきましたけれども。これはここはもう一つ文書で、桑野市長名で申し入れ書を出そうということになりまして、申し入れ書を9月1日付ぐらいで県のほうに市町村支援課長に対して、総務省に働きかけをしてくださいということで申し入れ書を提出しました。これは最近になって、9月12日の日ですが、県の税制係長のほうから電話がありまして、どうもファクスを送っておりますがということですが、まだ私はファクスを見ておりませんでしたけれども、そういう係長から電話があってファクスを見ましたところ、総務省のほうからすべての市町村で平成20年10月から実施することが期待されるけれども、合併が具体的に予定されているなど現行システムの改修を行うことが結果的に二重投資となってしまう等、真にやむを得ないと認められる事情がある団体は、特別徴収の実施を延期することとして差し支えないものと考えるという回答を得ています。これは必ずしも合併だけには限定されないという、それはもうわざわざ係長のほうから筑後市のほうもそれは該当しますというお話でしたので、とはいうものの、今回は補正はお願いをして、ぜひ了承していただきたいと思いますけれども、もし庁内でそういう公的年金からの特別徴収を1年延期するという決定がなされれば、今、おっしゃられているそういうシステム改修費の大部分をまた来る12月とか、3月議会で補正減できる可能性が大いにあるということでございます。
 今の状況はそういうことですので、私たち内部でも極力そういう無駄な経費にならないようにということで県とのやりとりも行っておりまして、今の状況はそういう段階でございます。ただし、今の段階では、うちのほうはまだ特別徴収をしない、延期するということはまだ決定しておりませんので、どうか今議会での補正については一たん了承をしていただいて、そういう仮に延期をするということになりましたら、次の議会で補正減をさせていただきたいというふうに考えているところです。よろしくお願いします。
 12,000千円の高過ぎるじゃないかというお話ですが、それは一応見積もりをとって、かなりいろんなほかに既に介護保険料とか、国保料とか、特別徴収をやっている部分がありますけれども、何かそういうのにも関連していろいろ改修が必要ということですので、私たちも感覚的には高いと思いますけれども、詳しく聞きますと、そのくらい、ほかの自治体の見積もりを、広川町も20,000千円ぐらい、そういう予定をされているみたいで、黒木町あたりも何か14,000千円とか、そういうことも耳に聞いていますんで、そういう意味では必ずしもうちがめちゃくちゃぼられているということじゃない、そういうことじゃないというふうに思います。広川町はシステム改修は、ちょっとメモを見ますと、22,000千円というふうに聞いています。それから、立花町が13,000千円と。広川町は合併とは関係しませんので、ここは特別なそういう事情で延期されるかどうか知りませんけれども、そういうことです。立花町は13,000千円を一応予定されて、その見積もりをとっておられるようです。
 以上です。
◆8番(矢加部茂晴 君)
 コストの部分で、内部でもしっかり協議をされて、できたら延期をして、来年9月ですか、全庁的に基幹システムのところで大幅にというか、更新される、それに合わせて、そちらのほうが当然効率的になるでしょう。さっきふるさと納税の議論もありました。たしか9月3日現在で24人で1,400千円ほど寄附されていると。市のホームページで公表されています。だから、そういう1円1円の積み重ねの思いというか、そういう中にあって、やはりお願いしたいのは、可能であれば、こういったシステムの導入とか、よくこれは業者がいて、IT関係というか、そういった業者があって、そして、導入、そこでいろいろあるんですが、これは私たち学ばんといかんとはなかろうかと。
 例えば、病院に導入された電子カルテですよね。もうほとんど導入されています、大きな病院に関しては。例えば、佐賀記念病院という病院がありまして、ここは電子カルテ導入に当たって、医師仲間がほかの病院の医師とも連携して、数百万単位で電子カルテを導入しているんですね。だから、安易に国の云々だからとかいうんじゃなくて、市は市としてできるだけ初期のコストをやっぱり抑えていただきたいと本当思っておりますんで、よろしくそこはお願いしたいと思います。
 これで質問終わります。
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
◆3番(大城敏彦 君)
 私は1点だけお伺いをいたします。
 第2款の総務費の用途事務に要する経費ということで、その理由にガソリン価格の高騰に伴う公用車の燃料費の増額ということであります。これは確かにガソリン価格上昇して、負担が、支出がふえるということでは理解もできますが、当初の市のリッター当たりの価格をどれだけ見込んでおって、それで、ガソリン価格が変動しておりますが、どれだけ差があったのかというのをひとつ示していただきたいというのが1つです。
 それから、もう1つは、そのガソリン価格の高騰に対して経費節減というか、この価格高騰に対する経費節減のための特別な対策といいますか、対応をされていれば、その点についてもお答えを願いたいと思います。よろしくお願いします。
◎会計課長(宮原一壽 君)
 では、お答えいたします。
 ガソリンについては、当初予算では、昨年も同じですけれども、2,000千円の予算を計上いたしております。昨年の実績が1,810千円程度という決算の金額になっております。したがいまして、昨年の予算編成時期から比べますと、3割程度アップをしているというような状況になっておりますので、その3割程度の金額、補正予算を組む段階での金額でありますので、言うなら、9月については若干下がっているという現状がありますが、これからどうなっていくのかということを考えた場合に、補正予算をお願いする段階では1リッター200円に達するかもわからないというふうな情報等もありましたので、3割アップ程度の700千円を補正予算としてお願いをしたところでございます。
 それから、どういう努力をしているかということについてでございますが、1つは、坂本議員のときにも報告をいたしましたが、4月の暫定税率が下がった段階で5月に再度復活をするという状況がございましたので、4月には安いガソリンを満タンしとけということで安いガソリンを納入するとか、あるいはアイドリングをしない、あるいは急発進、急加速をしない、そういったことを全員にメールで周知をしながら、ガソリンの節約を努力するというような方向で指示をしたりしておるところです。あと努力の関係でいいますと、近距離については自転車を活用する職員もおりますので、そこら辺を含めて、今後もガソリンの節約にはぜひ努力をしていきたいというふうに考えておるところです。
◆3番(大城敏彦 君)
 わかりました。確かに努力されておるなというふうに思います。直接にはこの議案とはあれですが、関連してでありますが、たしかこの補正の中でも4款のところ、それから、6款のところに畜産業等の経費についてというようなことであります。確かにA重油等々も上がっております。それで、他の市町村のところでも、特に施設園芸、ハウス農家等々について補助もされておるというようなところもありますが、今後、そうした点について検討をする、私は検討する必要があるというふうに思いますが、これは市長にお伺いしますが、検討の余地があるのかどうか、これについて1点だけお答えを願います。
◎市長(桑野照史 君)
 議場での御提案ですので、政策会議で検討させていただきたいと思います。(「よろしく御検討をお願いいたしまして、終わります」と呼ぶ者あり)
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
◆11番(坂本好教 君)
 3点について簡単に答弁をお願いしたいと思います。
 最初、ふるさと納税の、たしか一般質問の折には、何か190人で1,600千円と言われたと思いますし、今、矢加部議員からは24人で云々と言われましたし、ここに3,000千円ほど予算計上されてありますんで、昨年がどれくらいで、ことしがどれくらいなのかということと、逆に出ていった分が3月でわかると思うんですけれども、出ていった分がわかれば、わからなければ結構ですけど、わかれば教えていただきたいと思います。
 それから、2点目に、がたがた橋というか、船小屋の温泉の何か看板の立てかえをマイナスで1,800千円やって、2,200千円の新設があっておりますが、その内訳をお願いします。
 それから、3点目、理科支援教諭が松原と水洗小学校が認可を受けてとありますが、ほかの小学校はどうなっているのか、もう終わっているのか、お尋ねをいたします。
 以上です。
◎市長(桑野照史 君)
 ふるさと納税について申し上げますと、今、とにかく職員で手分けしてしっかり外におられる方にお願いしようと。今、お願いをした人が230人、そうすっと、そのお願いにこたえて、そうですか、それなら寄附をいたしましょうと言って、私は幾ら寄附しますよという返事が来たのがまだ1割程度と。それで、それの返事が来たものを合わせますと、1,600千円近くになっております、1,580千円か幾らか。それで、1,300千円と言ったのは少しデータが古いと思います、金額的に。そういう状況でございます。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 寄附の状況はおおむね今市長のほうから説明があったとおりでございまして、現在の寄附の申込件数が35件で1,623,630円でございます。実際に市のほうに受け入れ、収納した部分が22件で1,423,630円ということになっております。
 それから、あと実際どれくらい経費で使っているかということでございますが、補正をお願いする前に、現在、ホームページ等でこの寄附の呼びかけをしていますので、その部分でかかった経費としては、PRチラシの印刷とか、あと返信用の封筒、あと切手等で135,690円を既に予備費等で執行しているというところでございます。
 予算については一応現在1,600千円ほど入っておりますが、今後入ることも見込んで3,000千円という形で、今後の見込み分も入っているということでございますので、これは状況によってはまた不足した場合は補正をお願いすると、こういうことでございます。
◎商工観光課長(永延喜男 君)
 がたがた橋と、それから、看板の補正の金額についてということでございます。看板のほうが地元と協議しまして1,389千円、それから、がたがた橋につきましては一応5,000千円ということで予算を組んでいるところでございます。
 以上でございます。
◎教育委員会学校教育課長(舩橋義顕 君)
 理科支援員等配置事業の関係でございますが、今回、県の教育力向上県民運動に伴う配置事業でございまして、要望しておりました松原、水洗、2つの小学校について特別支援員の配置が認められたというものでございます。各校4コマずつ実験の補助とか後片づけとか、そういう準備等、そういうものを援助していただく特別講師が来るというものでございます。
 ほかの学校の状況につきましては、今回は配置はないということでございます。
◆11番(坂本好教 君)
 1点目のふるさと納税に関しまして、出ていった分というのはわからんわけですか。よそに、うちの、筑後市のあれが向こうに。3月の時点で税金の申告のときわかっとじゃなかろうかと私は思うたけど。(「もう9月やけん、わかっとるやろう」と呼ぶ者あり)まだわからんですか。(「9月やっけんわかっとっとやろ」と呼ぶ者あり)まだわからん。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 逆に筑後市の方がよそに寄附した金額がどの程度かということだろうと思いますが、これは税の控除を受けられた部分でしか把握はできませんが、これは制度が始まったばっかりですので、この適用を受けるのはこの次の部分の申告のときという形になりますので、そのときにおおむねのどれくらいかというのは、ちょっと電算システムの関係もありますので、はっきり申し上げられませんが、その時点では概要的にはわかるんではないかというふうに思っております。
◆11番(坂本好教 君)
 はい、わかりました。それはわかってからで結構です。済みません。
 大体1,420千円ほどいただいて130千円ほど経費があったら1,300千円ほど入ったということで、ぜひ市長も言われましたように、230人の方に御案内をしてあるということで、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
 それから、がたがた橋の件ですけど、何か課長はこっちで組み替えてという話だけなんですけど、看板はもう要らんというか、小さかとに変えたっですかね。仕掛けがというか、済みません。
◎商工観光課長(永延喜男 君)
 看板について、当初4,190千円ということで計画しておりまして、これは今立っている大きい看板をそのまま新品で移設という形でしていましたけれども、立てる場所とかいろいろありまして、地元のほうはあの高さではちょっと高過ぎるとか、いろんなのがありまして、見た目にいいやつにとかいろいろ話をしまして、4,190千円だったのを1,389千円ということで下がったということでございます。小さくコンパクトなやつになるということでございます。
◆11番(坂本好教 君)
 学校のやつですけど、先ほど松原と水洗小学校だけ何かお願いをしていたから、それが通ったということですけれども、基本的にこの理科支援、実験の補助の先生のことだろうと思うんですけど、ほかの学校は間に合っているということですか。それとも、規則の中で2校ぐらいしかできんということで2校申請したということですか。済みません。
◎教育委員会学校教育課長(舩橋義顕 君)
 間に合っているというような意味ではないんですけれども、希望があったということと、必要と思われる学校に配置をしたという形でございます。理科支援員といっても4時間ぐらいしか各学校に配置ができないということでございますので、効果的にどういうものかというものは今後検証しなければいけないというふうに思っております。
◆11番(坂本好教 君)
 はい、わかりました。終わります。
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
◆17番(貝田義博 君)
 2点お尋ねをいたします。
 第1点は、先ほど坂本議員も取り上げられました観光事業に要する経費の関係で、がたがた橋ですけれども、先ほど5,000千円の工事費を言われましたけれども、内容について、当初は新聞等で18,000千円とか20,000千円とかかかると言われたんですけれども、減額になった理由と、あと形態は、今あるものとどのようにか変わるのかどうなのかお答えを願います。
 2点目は、指定管理料の関係でありますけれども、これもまた議案で出されるときにでもよかったんですけれども、あえてお尋ねしたいのは、一般質問でも私取り上げてきたんですけれども、今回、自動販売機の扱いについては、質問で出してきたのは、扱いが違うんではないかと、それを外して指定管理料にしているのと、ぶっ込みで入れているのといろいろあると。そうすると、あとサザンクスの市広報への掲載、このことについても当然、今後また指定管理料にも出てくることと思いますんで、どういうふうに検討されているのかだけお答えを願います。
 以上、2点です。
◎建設経済部長(鬼丸則行 君)
 私のほうからがたがた橋の件について御説明申し上げます。
 当初、先ほど議員申し上げられましたように、非常に高額な費用がかかるというようなことで16,000千円程度の見積もりをしておったところでございます。これにつきましては工法的にはコンクリートパイル、ちょっと言うと、電柱みたいなものでございますが、それを打撃、上から打ち込むような方法で橋脚の改修をして工事をすると、やり直しをするということで計画をしておりまして、また、矢部川の中を機械を持ってくるための仮設道路が必要になると。当然、あれだけ広いところを堰止めるわけですから、水を逃がす場所、そういったものに非常に費用がかさむというようなことで、実際の工事費よりも仮設道路等をつくるのに随分な費用がかかるというようなことでございました。実際言って、工事費としては約4,000千円ぐらいであっても、そういった仮設道路等をつくってくるのに、逆に一千二、三百万かかるとか、そういうふうなことでございました。
 非常に費用がかかるということで、何か方法はないものかといろいろ協議をやって、矢部川自体が国交省の管轄でございますので、国交省のほうと協議をいたしまして、国交省のほうが今回河川の管理補修をするというような話がございまして、そのときに当然、国交省としても仮設道路をつくるわけでございますから、その仮設道路を活用させていただけないだろうかというような申し入れをしたところでございます。
 実際、その申し入れをした中で、いろんな要件があったわけでございますが、最終的にはそれを使わせていただくというようなことで、ちょっと言いますと、仮設道路の費用が非常に安くて済むというような状況になったところでございます。
 実際の工法といたしましては、先ほど形状が変わるのかどうかということでございますけれども、基本的には形状は見た目には変わらないようなもので計画をしておるところでございます。しかし、この工事自体に当初予定をしておりましたコンクリートパイルを打設するということがなかなか、玉石という大きな石ころが川の中には存在しますので、難しい面もあるということで、今回、バイブロー、振動でH溝をいけ込んでいくと、中に押し込んでいくという工法に変えております。そして、その周りをヒューム管でもって隠して、ほかの橋脚と同じような形状にする、そういった景観等も配慮したやり方に変更をしたところでございます。工法的なもので工事費自体はそう大きな変更はないわけでございますが、当初から比べますと、16,000千円のものが今回5,000千円程度で工事ができるというようなことで、今回補正をお願いしたところでございます。
 以上でございます。
◎社会教育部長(田中僚一 君)
 お答えいたします。
 指定管理者の作業を今から進めていくわけですけれども、その中で、今、御指摘を受けた2つのことについてお答えをいたします。
 まず、自動販売機の件でございますけれども、これはそれぞれの施設によって取り扱いが異なっております。まず、サザンクス筑後、これは施設内に自動販売機を幾つも置いておりますが、これは指定管理料の上限を算定する際に、そこの管理、あるいは販売手数料は指定管理者側にということを前提に上限額の計算設定をいたしておるところでございます。そのほか自動販売機は窓ケ原体育館、それから、水田のコミセンの敷地内にも置いておりますけれども、ここはその管理は指定管理者にはしていただく必要はないと。したがいまして、販売手数料についても考慮しないという前提で上限額設定をしておるところでございます。来年度からまた新しく委託をするということにしておりますけれども、その際にも同じような考え方でいきたいというふうに考えております。
 2点目でございます。サザンクス筑後のいろんな催し物を市の広報に掲載をしておると。これは当然それにかかる費用は指定管理者が支出を今現在もしております。これも貝田議員のほうから御指摘がございまして、その後、何回も内部検討をいたしたところでございます。そのときの結論といいますか、経過としましては、一応市のホームページでサザンクスのいろんな行事を市民に知らせることということを仕様書のほうにもうたっておりまして、それをさせるという前提で契約は成り立っておったところでございます。ですから、それを独自で指定管理者にさせるということになりますと、契約を変えなきゃいけないと。市民に知らせるということで、例えば、違うところにお願いをして、全市にチラシなどを入れるということになりますと大変な費用がかかるということもありまして、この3年間については契約どおりにいかせていただきたいということを申しておったろうと思います。来年度以降につきましては、今、それをどうするかという仕様書を作成しておる段階でございまして、その中で検討していきたいというふうに思っております。
◆17番(貝田義博 君)
 第1点はわかりました。お尋ねしたいのは、もう1つ、工事の時期がわかれば明確にちょっとしていただきたいなと、それ1点だけです。
 それから、2点目については、自販機の取り扱いは従来どおりということですから、いろいろの経過があって、そうせざるを得ないということでしょうけれども、わかります。
 サザンクスの広報については、これは私が指摘したのは、やはり指定管理者にしたということで、そういう問題が生じてきたというふうに思うんですね。当然、サザンクスは今でも市の持ち物でもありますし、そこで活用することについて一定、案内をするというのはすこぶる当然かなと思うんですけれども、そことの指定管理というところに矛盾が出てくるんで、私は問題点を申し上げたとおりで、ですから、そこら辺の整理をきちんとされて、例えば、市がPRするんだったら、どういうものについてやるのか、全くサザンクスが自分のところの例えば、極端な言い方ですけれども、利益のためにするものまでもチラシとして出さにゃいかんのかという、そういうところも出てくるんで、私はちょっとお尋ねしているんで、そこら辺は今検討中であれば、しっかりそこら辺を議論を詰めていただいて、納得のいくような提案の仕方をしていただきたいというふうに思います。1点だけ。
◎建設経済部長(鬼丸則行 君)
 工事の施工時期でございますけれども、あそこ矢部川が矢部川漁協との絡みもございまして、アユの産卵時期、そういう箇所にもなっておるというようなことで、工事期間は非常に限られた期間で、年末11月末ぐらいから1月いっぱいぐらいというようなことで漁協のほうからの申し入れは受けておるところでございます。
 以上でございます。(「終わります」と呼ぶ者あり)
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 他に質疑もありませんので、議案第62号の質疑を終結いたします。
△日程第8 議案第63号
○議長(池田光政 君)
 日程第8.議案第63号 平成20年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第63号の質疑を終結いたします。
△日程第9 議案第64号
○議長(池田光政 君)
 日程第9.議案第64号 平成20年度筑後市介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第64号の質疑を終結いたします。
 議案第65号並びに66号については、後日、決算特別委員会にて審査を予定いたしておりますので、質疑は極力特別委員会でお願いいたします。
△日程第10 議案第65号
○議長(池田光政 君)
 日程第10.議案第65号 平成19年度筑後市歳入歳出決算の認定について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第65号の質疑を終結いたします。
△日程第11 議案第66号
○議長(池田光政 君)
 日程第11.議案第66号 平成19年度筑後市公営企業会計決算の認定について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第66号の質疑を終結いたします。
△日程第12 議案第67号
○議長(池田光政 君)
 日程第12.議案第67号 市道路線の認定について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第67号の質疑を終結いたします。
△日程第13 議案第68号
○議長(池田光政 君)
 日程第13.議案第68号 市道路線の廃止について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、議案第68号の質疑を終結いたします。
△日程第14 意見書案第4号
○議長(池田光政 君)
 日程第14.意見書案第4号 燃料・肥料等生産資材の高騰に関する意見書について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、意見書案第4号の質疑を終結いたします。
△日程第15 意見書案第5号
○議長(池田光政 君)
 日程第15.意見書案第5号 地方財政の充実・強化を求める意見書について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、意見書案第5号の質疑を終結いたします。
△日程第16 意見書案第6号
○議長(池田光政 君)
 日程第16.意見書案第6号 地域医療の充実・確保を求める意見書について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、意見書案第6号の質疑を終結いたします。
△日程第17 報告第7号
○議長(池田光政 君)
 日程第17.報告第7号 平成19年度筑後市国民健康保険高額療養資金貸付基金の運用状況について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、報告第7号の質疑を終結いたします。
△日程第18 報告第8号
○議長(池田光政 君)
 日程第18.報告第8号 平成19年度筑後市介護保険高額介護サービス費等資金貸付基金の運用状況について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、報告第8号の質疑を終結いたします。
△日程第19 報告第9号
○議長(池田光政 君)
 日程第19.報告第9号 平成19年度健全化判断比率について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、報告第9号の質疑を終結いたします。
△日程第20 報告第10号
○議長(池田光政 君)
 日程第20.報告第10号 平成19年度資金不足比率について、質疑ありませんか。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 お尋ねをいたします。
 初めて出てきた言葉で、提案理由等読んでみますと、本年度から法律によって、こういう報告をしなきゃならんということが定められたということでございます。ちょっと私がよくわからんのは、この資金不足比率については資金不足額の事業の規模に対する比率であると、こういうふうになっております。例えば、筑後市の下水道事業特別会計でいきますと、資金不足比率というのは何も書いてありませんから、資金不足に陥っていないということでありましょうが、御案内のとおりに、19年度の決算を見ましても、借金が4億円あるわけですね。一般会計から247,000千円。ということは650,000千円ぐらい他会計からといいますか、借金と他会計からの繰り入れで賄っておる。ここで言うところの資金不足というのはどういった状態に陥った場合に資金不足というのか。これは監査の意見も付してということでありますから、執行部、あるいは監査が、下水道事業資金不足に陥っておりませんよと、こういうような報告をしてもらったんでは、議員の皆さん方、あるいは一般市民にもこういうことを公表されますと、下水道事業が健全経営でなされておるような錯覚を私は受けると思います。
 特に桑野市長は、三、四年前から毎年10億円は事業費として、事業費ベースとして10億円の工事をやると言われておりましたけれども、19年度の決算ですか、330,000千円ぐらいの事業しかできておらんわけですね。それなのに借金が4億円に、あと一般会計から247,000千円の繰り出し、こっちの事業から言えば、繰り入れということになりますが、これは資金不足、どういうときに資金不足に陥るんですか。その算出基礎といいますか。この事業の規模でも水道事業は617,000千円ですから、これはわかりますが、下水道事業の特別会計の事業規模というのは57,883千円、これは何かといって見てみますと、筑後市が収入として加入者から受け入れた、いわゆる使用料ですね、の収納額のようですたいね。いわゆる調定額じゃなして、収納の実績と。この規模に対する資金不足額の事業の規模に対する比率であるといいますから、どうして事業の規模がこの57,000千円なのか。単年度で言いますと、さっき言いますように、下水道の会計から言いますと事業規模9億円くらいになっとったと思うんですけれども、これはどういうときに資金不足というふうに執行部は説明されたり、監査で監査委員の意見が出るのかですね。これはあと決算がありますから、監査でもお聞きしたいと思いますけれども、ちょっと教えてください。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 それでは、資金不足比率の関係の、特に下水道のほうだというふうに思います。
 まず、事業の規模の下水道の関係は57,833千円ということで、これはおっしゃいましたように、下水道の使用料ということになっております。これは地方公共団体の財政の健全化に関する法律というものが新しく制定されましたので、その中でこの事業規模というのは示されております。そういった中では、下水道は、先ほど申し上げました使用料という形で定義をされているということで、この数字になっているところでございます。
 それから、あと資金不足の考え方ですけれども、これはあくまで決算後の数値に対して、こういった比率になりますので、いわゆる繰り上げ充用、赤字ですね、赤字が出た額が分子になります。それから、あと建設改良以外の地方債の現在高と、どれだけ借金があるかというのは建設改良以外という形になっております。
 そういったものから言いますと、今回の決算においては下水道事業会計においては1億円ぐらいの黒字になっておりますので、これはあくまで決算上の話でございます。これは1つは、受益者負担金が250,000千円程度ですかね、入っていますので、そういったもの等で結果として黒字になったと。じゃ、今後はどうなのかと言いますと、これはやっぱり赤字基調になるというのは間違いないと思います。ですから、そのときには一般会計のほうから一定の支援をする中で、収支とんとんぐらいまでに持っていかざるを得ないと、こういうことになりますと、この法律上の資金不足比率というのは決算に対して出されますので、こういった資金不足が出てこないという形にはなってくると思います。
 ただ、やっぱり言われますように、本当に実力といいますか、その下水道事業だけで黒字になったのではないという意味合いからしますと、そういったこともこの資金不足の比率の報告というのは一定これで法で決まっていますので、これで仕方ないとしても、やっぱりその内容についてはもうちょっと詳しく市民の皆さんには説明していかなければならないというふうに思っております。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 そういうあれなら、これはいつまでたっても資金不足には陥らないわけですね。今、聞いてみますと、ちょっとまた聞きますけれども、ただ単に歳入予算から歳出予算を引いた残り、言うなら執行残といいますか、これが黒字というような意味でもないようですね。今、課長は、19年度で1億円の黒字と、こういうふうに言われました。ですから、どういう計算で1億円の黒字というふうに言われるのかですね。その計算の根拠を明確にしていただきたい。今言いますように、歳入から歳出を引いたんじゃ、約30,000千円の黒字しかならんわけですよ。ですね。これで黒字というのか、今言われました1億円の黒字というのはどこで言われるのか。
 今言われましたように、19年度は受益者負担金が予想以上に入ったわけですね。一億三、四千万円と見てあったのが250,000千円、1億円以上のいわゆる予定といいますか、予定以外のとが入った。しかし、この受益者負担金というのは一遍に入ってしまえば、後は入らんごとなるとはもう明らかなわけですから、20年度の受益者負担金収入からどどどんと落ちていってしまうわけですね。そうしたとき、どういう計算で19年度は1億円の黒字と言われるのか。私は、歳入から歳出を引いた30,000千円程度、10億円ちょっとから九億七千何百万円引いたのをいうと、こう言われるなら、ああそういうものかなと、一般会計で言われる単年度の実質収支、今度は80,000千円の赤字ですよとかという報告がある。しかし、またほかの計算では形式収支では4億円の黒字ですとかということがあるわけですね。これもそういう言い方をしますと、形式収支では30,000千円の黒字ということでしょう。しかし、今質問しておりますように、資金不足比率を出す計算では1億円の黒字と言われますから、これは明確にしてもろうとかんと、私たちもちょっと頭の中に入れておかんと、毎年違うようなことを言われたんじゃ大変なことになるわけですから。どうも私のこの読む限りでは、歳入不足に陥らんというか、陥るはずはないわけですから、歳入に見合う歳出計画しか立てんわけでですね、歳入歳出金額が毎年合わせるわけですから。そうすると、5億円の工事しても、談合すりゃ、95%ですけれども、5%の残の残るわけで、すると、250,000千円の残るわけですから、5%としても。それが黒字と言われると、これはずうっと黒字で、下水道会計はどんどんやれと、3億円じゃなし、10億円、20億円やれという話にしかないわけですよ。問題は何でもあなた、資金不足に陥らん限りいいわけですから、事業は。じゃないですか。
 さっき言いますように、19年度でも基金、借金が約4億円、一般会計から247,000千円繰り入れとるわけですから。そうでしょう。約650,000千円繰り入れて、事業は330,000千円でしょう。その事業の330,000千円のうちには国庫負担金等があるわけですね。ということはもう完全に行き詰まってしまっておると私は思うですけれども、こういうことで報告されますと、これは広報とかで、11月号とかで報告されるわけでしょう。資金不足比率はマイナスでしたと。資金不足には陥っておりませんなんていう話を市民にされたら、これは大変と思うんですよ。また、弥吉はすらごつ言いよるという話にしかならんわけですから。ひとつ詳しくお聞かせください、1億円。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 では、決算書のほうでもう説明したほうがいいと思いますので、270ページをごらんいただきたいと思います。
 この270ページには下水道事業特別会計の実質収支に関する調書というものが一覧で載っております。1番に歳入総額が1,870,000千円、それから、2番目に歳出総額が979,000千円、これを差し引きました形式収支が107,000千円。それから、あと繰越明許費の財源として翌年度に繰り越していますので、それを差し引きますと、実質収支ということで19年度末現在の収支の決算額になります。ここが形的には101,000千円という形で、この中には当然下水道の負担金も貢献いたしておりますし、一般会計からの繰入金、こういったものも財源としてきた中で、この1億円の黒字が19年度は出たということですが、言われますように、じゃ、20年度以降については下水道事業負担金が減ってきますので、想定されるのは、そのままであれば、赤字と。赤字ということは、言われますように、資金不足に陥ると、こういうことでございます。
 ただ、事業展開としては、一応一般会計からの繰り出し等の中で収支は均衡するぐらいまでには事業を進めなければならない。ただ、それも一般会計、どんどんつぎ込むということはできませんので、これは一定、市の一般会計の財政事情も踏まえながら、繰出金については考えていく必要があると思います。
 それから、この報告については、一応先ほども申し上げましたように、そういった特殊事情はあるにせよ、決算に対して報告するという形になっていますので、議会に対してはこういった資金不足に陥っていないという形にはなりますが、次年度以降、実態的な数字、これについてはやっぱり説明をしていかなければならないというふうに思います。ですから、当然、広報等で周知する場合も市民の皆さんにはこういう実態の中で資金不足には陥っていないということはやっぱり説明していかなければならないというふうに思っております。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 ちょっと私の頭の中で計算しておりましたから、私の計算が間違いで、ここに1,087,000千円から979,000千円を引いたやつは約1億ちょっとですから、これが黒字というようなことですね。私はその計算が30,000千円ぐらいしかならんのかなと、こう思って言いましたけれども、じゃ、形式収支で黒字ならば、これはもう一切資金不足には陥らんということですね。それで、特に20年度以降のことも言われましたけれども、2つあるわけですね。事業をほとんどしないか、あるいは一般会計から繰り入ればやるか。とすれば、もう絶対資金不足には陥らんわけですから、そこで去年からずっと言われるわけですね。下水道も単独でやっていかにゃいかんと、それが基本だと。それで、一般会計からの繰り出しの基準というのは、法定というですかね、1つの基準があると。それ以上は繰り出しませんよと、こういうふうに言われよったと思うんです、私の答弁の中で。
 そうした場合、筑後市は19年度で247,000千円繰り出してありますけれども、20年度、これは事業規模といいますか、単年度の下水道の整備費といいますか、請負金額によってそれは変わると思うんですよ。5%とか、6%とか、それを一般で見るとかということはあるわけですから、そうした場合に大体今の3億、4億の事業ベースとして、一般会計からのいわゆる基準として考えてあるのはどのくらいですか。足らんところどんどん出すのは、これは資金不足にならんわけですから。それは考えてあるんですか。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 今後については、今、下水道の全体計画の見直しを行っています。そういった中で筑後市の財政上どれくらい一般会計から出せるのか、そういったものも考慮していく必要はあると。ただ、現段階でそこまで詰めた数字というのは持っておりません。あと繰り出し基準、そういったものもこれまでは赤字補てん的なものはやっぱりしないと、これは原則であるということを申し上げてきました。これは基本原則はそういうふうに思っております。ただ、この資金不足等になった場合、下水道事業そのものが展開が非常に厳しくなると、これは一定、こういった比率で制限されますので、こういったものが今後の事業展開にも影響するということもございますので、原則論的に基準外の繰り出しはしないということになれば、下水道事業そのものがもう今後の展開ができないということもございますので、それについては今後の下水道事業計画見直しの中で、じゃ、どれくらい一般会計が出せるのか、そのことで筑後市の財政が影響しないのか、そういった範囲の中で数字のほうは詰めていきたいというふうに考えております。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 下水道会計への繰り出しの基準ですね。それは明確な何かあると思いますが、それは明確に言うてください。どういう計算方式なのかですたい。どれを割って、足して、引いてとかというとがあるなら。皆さん方がそう言われても、議会は、いや、繰り出し基準以上は出しとらんですよと言われりゃ、計算は私たちはし切らないわけですから、その計算式を教えていただいておれば、年度当初に一般会計からの繰入金というふうに出てくるときに判断がつきますから、ぜひそうしていただきたい。
 そうすると、もう1点言っておきたいのは、今、19年度ですけれども、330,000千円の事業しかしていないわけですね。そして、借金が4億円、繰出金が約250,000千円、そして、当て外れの収入があったわけですね。1億どれだけあるとですたいね。今度はいわゆる受益者負担金というのが250,000千円ももう今年度から入らない、その10分の1になるかもしれんわけですが、そうした場合に私は一般会計からの繰り出し基準以上に繰り出さない限り、私はもうすぐ赤字になると、こう思いますが、どういうふうに思われておるんですか。今、言いました19年度、今、実態ですね、今、言ったのは。もう全く仕事せんでも、3億円をゼロにしたって、70億円の借金の返済があるわけですから、どうもこうもならん状態とは思っていらっしゃらないんですか、財政担当としては。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 これは平成9年以降、随時事業をしてきた中での一定の借入金の残高があるということで、どうしても返済、これはもう当然しなければなりませんので、この部分で赤字体質にあるというのはもう思っております。これは特に下水道事業については、初期投資をしないと回収が非常に難しいという、そういった事業でもありますので、なかなか収支が合うまでに時間がかかるという事業でございます。ですから、今はやっぱり初期投資をしてきた段階で、あとのそれを回収する使用料等がまだ十分ではないと。ですから、そういう中ではどうしても赤字基調になってしまう状況にあるということは認識をいたしております。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 じゃ、今の財政担当としては、今の使用料の基準が出ていって、加入率が8割、9割なれば、この赤字ということには陥らないというような見解でしょうか。この19年度決算で見ても、収入は今言いましたこの事業費ということですから57,000千円。しかし、県の最終処分場に払っておるのは八千五、六百万円かな、私記憶が87,000千円、20,000千円の赤字ですよ。それでっちゃ取れんのに、その2倍ぐらい取らんと、それは資本投下した分の回収はできんわけでしょうが。それはできるんですか。そういうことでやられるおつもりですか。財政判断としては。それだけ1点聞いて、後でもうあんまり決算審査がありますから、そこでまたお聞きしますが、繰り出し基準の計算について、ひとつそれは私どもに提示できるんでしょう、きょうでも。そのことだけちょっとお尋ねをしておきます、この場で。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 最初の使用料等で賄えるようになるのかと、こういうことについては現状の中では、現段階では、現実にはやっぱり難しい。ただ、今後の事業展開の中では、その使用料で賄うように計画を見直していこうということでございますので、この中での状況というふうに思っております。
 それから、繰り出し基準についてはお示しをしたいというふうに思います。計算はこの後、御報告をしたいというふうに思います。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 もう昼ですから最後にしたいと思いますが、それはぜひお示しをいただきたい。
 1点だけ申し上げておきますが、これはもう三、四カ月前の国会ですか、議論聞いておりましたら、公明党の衆議院の議員さん、名前は忘れましたけど、この地方のこういう公共下水道の赤字について質問されておりました。私と同じこと言われるなと思って感心して聞いておりましたが、どう言われておったかと言いますと、今、どこでも全国平均、採算を度外視して、1世帯当たり、平均的な、商売とかしよっところは関係ありませんが、4千円とか、5千円とかの使用料しか取られないと。しかし、本当にこれを採算に乗せていくというか、地方の自治体に負担をかけないようにするためには、2.5倍ぐらい使用料を取らにゃいかんと。ということは、月に一万二、三千円ぐらい、1世帯当たり払わないと、絶対にこれはやっていけないと、私もそういう試算をしております、もうこの下水道やるというときから。採算に乗るという話ならば。それで、国が何とかこの地方自治体を助けるならば、地方自治体はこれで終わるよというような話を、夕張のようになると、このことでということを公明党の議員が言われよったから、全く同じことを言われよっなと、こう思いました。これが私は下水道事業の現実だろうと思いますから、ひとつ今から言うことは市長にですけれども、市長会等でこの現実というのが、もうこういうことで黒字になすためには2.5倍、1世帯当たり12千円も、13千円も取られるはずないわけですから、何とかこういう事業をやっておる、特に後発組ですね、先発組はもうかなり終わっておるわけでしょうけれども、後発組の私どものような自治体の事業等については、これは交付税とか、そういう措置をしてもらわん限り、どうにもこうにもならんという問題と思いますから、そういう意味でも力を発揮していただきたいということをお願いして、あとは決算審査の中で申し上げます。
○議長(池田光政 君)
 他にありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 他に質疑もありませんので、報告第10号の質疑を終結いたします。
△日程第21 報告第11号
○議長(池田光政 君)
 日程第21.報告第11号 筑後市土地開発公社の経営状況について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、報告第11号の質疑を終結いたします。
△日程第22 報告第12号
○議長(池田光政 君)
 日程第22.報告第12号 筑後市文化振興公社の経営状況について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、報告第12号の質疑を終結いたします。
△日程第23 諸般の報告について
○議長(池田光政 君)
 日程第23.諸般の報告について質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、諸般の報告の質疑を終結いたします。
△日程第24 特別委員会の設置について
○議長(池田光政 君)
 日程第24.特別委員会の設置についてを議題といたします。
 議案第65号 平成19年度筑後市歳入歳出決算の認定並びに議案第66号 平成19年度筑後市公営企業会計決算の認定について、監査委員を除く議員全員による審査を行うため、決算特別委員会を設置し、設置期間は本年9月定例会会期中としたいと存じます。
 あわせて委員長には弥吉治一郎議員、副委員長には村上知巳議員にお願いしたいと存じます。
 このことについて御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 御異議なしと認めます。よって、決算特別委員会については原案のとおり設置することに決しました。
△日程第25 議案委員会付託
○議長(池田光政 君)
 日程第25.議案の委員会付託を行います。
 まず、常任委員会への付託については、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。
 次に、議案第65号並びに66号については、お手元に配付しております決算特別委員会議案付託表のとおり付託することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 御異議もありませんので、決算特別委員会議案付託表のとおり付託することに決しました。
△日程第26 陳情書委員会送付
○議長(池田光政 君)
 日程第26.陳情書の委員会送付を行います。
 陳情書送付表のとおり、所管の常任委員会に送付いたします。
 暫時休憩いたします。
                午前11時55分 休憩
                午前11時58分 再開
○議長(池田光政 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
△日程第27 議案第69号
○議長(池田光政 君)
 日程第27.議案第69号 筑後市教育委員会委員の任命についてを上程いたします。
 市長の提案理由の説明を求めます。
◎市長(桑野照史 君)
 議案第69号 筑後市教育委員会委員の任命について、提案理由の説明を申し上げます。
 教育委員会委員芳司幸要氏、近本晃喜氏は、平成20年9月30日をもって任期満了となります。その後任として、芳司幸要氏、齊藤稚一郎氏を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。よろしくお願いを申し上げます。
○議長(池田光政 君)
 ただいまの市長の説明について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 質疑もありませんので、お諮りいたします。
 議案第69号 筑後市教育委員会委員の任命について、これに同意することに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(池田光政 君)
 御異議なしと認めます。よって、議案第69号はこれに同意することに決しました。
 これをもちまして、本日の日程をすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
                 午後0時 散会