平成21年12月 定例会(第18回)

              平成22年1月22日(金曜日)

                               (午前10時00分開議)


1.出席議員(18名)

    1番  島    啓 三         11番  坂 本  好 教
    2番  山 下  秀 則         12番  田 中  親 彦
    3番  大 城  敏 彦         13番  池 田  光 政
    4番  松 竹  秀 樹         14番  大 藪  健 介
    5番  佐 藤  正 利         15番  永 田  昌 己
    6番  坂 田  容 子         16番  村 上  知 巳
    7番  山 下  元 生         17番  貝 田  義 博
    8番  矢加部  茂 晴         18番  欠 番
    9番  五十嵐  多喜子         19番  原 口  英 喜
    10番  中 富  正 徳

2.欠席議員(なし)



3.本会議に出席した事務局職員

    事務局長  永 延  喜 男
    庶務係長  田 中  敬 士
    書記    中 村  美 彩


4.地方自治法第121条により出席した者

    市長                 中 村  征 一
    副市長                鬼 丸  則 行
    教育長                城 戸  一 男
    総務部長               木 庭  雄 二
    市民生活部長(兼人権・同和対策室長)   一ノ瀬    諭
    建設経済部長(兼水道事業事務部局建設経済部長
                       西 田  正 治
    兼都市対策課長事務取扱)
    協働推進部長
                       田 中  僚 一
    (兼男女共同参画推進室長)
    消防長                堤    秀 信
    市立病院事務局長           松 竹  卓 生
    市長公室長              田 中  富士男
    総務課長               舩 橋  義 顕
    税務課長               小 田  久美男
    市民課長               山 口  朋 秀
    健康づくり課長
                       山 口  友 子
    (兼地域包括支援センター長)
    福祉事務所長             小 田  美 穂
    かんきょう課長            橋 本  國 光
    農政課長               木 本  吉 彦
    商工観光課長             高 木  正 勝
    道路・水路課長            野 田  和 孝
    上下水道課長
                       大 籠    修
    (兼水道事業事務部局上下水道課長)
    地域支援課長             城 戸  淳 一
    社会教育課長(兼中央公民館事務長)  山 口  辰 樹
    会計課長(兼会計管理者)       宮 原  一 壽
    教育委員会学校教育課長        森 田  欣 也
    人権・同和教育課長(兼人権・同和対策室参事
                       北 島  鈴 美
    兼男女共同参画推進室参事兼勤労者家庭支援施設館長)
    監査事務局長             成 清  平 和
    農業委員会事務局長          青 木  靖 文
    消防本部消防次長兼総務課長      井 寺  藤 彦
    消防本部警防課長           村 上  由 明
    消防本部予防課長           山 口  清 登
    市立病院総務課長(兼病児保育施設・
                       角    敏 幸
    ちっこハウス室長兼診療情報管理室長)
    市立病院医事課長(兼健康診断室長)   永 松  三 夫




                 議事日程第4号
                      平成22年1月22日午前10時開議

 第1  委員長審査報告
 第2  議案第94号 筑後市職員の定数に関する条例の一部を改正する条例制定について
                                     討論採決
 第3  議案第95号 筑後市公園条例の一部を改正する条例制定について   討論採決
 第4  議案第96号 平成21年度筑後市一般会計補正予算(第7号)     討論採決
 第5  議案第97号 平成21年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
                                     討論採決
 第6  議案第98号 平成21年度筑後市住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第2号)
                                     討論採決
 第7  議案第99号 平成21年度筑後市病院事業会計補正予算(第2号)    討論採決
 第8  議案第100号 訴えの提起について                 討論採決
 第9  議案第102号 筑後市長、副市長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する
            条例制定について                  討論採決
 第10  意見書案第3号 中小業者の自家労賃を必要経費として認めることを求める意見
             書について                   討論採決
 第11  意見書案第4号 永住外国人地方参政権付与に関する意見書について 討論採決
 第12  請願第1号 水門設置に関する請願書について           討論採決

     (全員協議会)

 第13  議案第103号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
                        上程、提案理由説明、質疑応答、採決
 第14  会議録署名議員の指名
● 閉  会

     (全員協議会)

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      
                 午前10時 開議
○議長(原口英喜 君)
 おはようございます。本日の出席議員は18名で、定足数に達しております。
 ただいまより本日の会議を開きます。
 本日の会議は、議事日程第4号により行います。
△日程第1 委員長審査報告
○議長(原口英喜 君)
 日程第1、これより委員長の審査報告を行います。
 まず、総務文教委員会の審査報告を委員長にお願いいたします。
◎総務文教委員長(田中親彦 君)
 おはようございます。それでは、総務文教委員会に付託になりました議案の審査結果について御報告を申し上げます。
 議案第96号 平成21年度筑後市一般会計補正予算(第7号)第1条中、歳入全部及び歳出第2款、第5款、第10款、第3条中、議会だより印刷製本費、広報ちくご印刷製本費、納付書ブッキング・封入封かん業務委託料、外国青年招致事業、埋蔵文化財等発掘用機械借上料、第4条については、今年度第7号の補正予算は、360,479千円を増額し、その補正歳出の主な財源は、市立分の保育所入所保護者負担金11,739千円、国県支出金129,973千円、繰越金216,967千円及び市債1,800千円などをもって充てています。
 歳出について主な審査報告を行います。
 第2款.総務費の人件費管理に要する経費は、産休・育休職員の増加などにより代替臨時職員の増による賃金を予算枠内で組み替えるものです。
 委員より、なるべく臨時職員も増員しないで、職員の横の異動で補うようなことはできないかとの意見が出ました。執行部より、部内、課内での協力体制はそのとおりと思う。担当係長制で流動化の取り組みは進めている。臨時職員も係配置から課配置に変えてきているとの答弁でありました。
 第5款.労働費の勤労者家庭支援施設管理運営費に要する経費は、国の新基準による石綿含有調査の結果、同施設の階段とロビーの天井に対象物質が使用されていましたので、飛散影響調査をする業務委託料です。
 第10款.教育費の要保護・準要保護児童に要する経費は、小学校費、370人が390人ほど、中学校費、180人が210人ほどと、準要保護世帯の増加に伴い予算の不足が見込まれる扶助費の増額です。
 第3条中、債務負担行為は、新年度開始前に入札など事務手続を必要とする一般財源分の印刷製本費や業務委託料と招致事業の4件及び特定財源を要する機械借上料1件であります。
 第4条は、地方特定道路改良事業債と基盤整備事業債で、歳入20款分の限度額を補正するものです。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 議案第100号 訴えの提起については、平成20年3月末で羽犬塚射場ノ本遺跡埋蔵文化財発掘調査のすべての事業が完了したため、開発者に対して発掘調査に要した費用の精算を求めましたが、いまだ未納分の支払いがなく、この間、支払いを求め折衝を重ねてきたものの、進展の兆しが見えないため、未払金請求の訴えを提起するものです。
 委員より、埋蔵文化財発掘調査委託事業は、見積額で契約を交わし、調査完了後、支払い条件のとおり完納を受けて初めて調査完了証明書を発行し、開発行為の許可や建築確認の許可がされるはずです。行政で合議があっておれば防げたのではないか。市民を裁きにかけなくてもよいものを、今後もっと行政側の努力が必要だとの意見に、執行部より、これを受けて、行政内の連携を進めている。また、平成21年4月1日より契約条項の委託料前納制に見直しをして事業を行っている。今後は、もう一度、体制整備をしてまいりますとの答弁がありました。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 議案第102号 筑後市長、副市長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例制定については、市長20%、副市長、教育長10%の給料カットを平成22年2月1日から同年3月31日まで、前市長の任期中に続き、同様に削減するものです。
 委員より、市長など責任の重さを思うと、カットの数字だけがひとり歩きし、これが習慣とならないように十分な配慮を望むとの意見に、執行部より、市長の意向としては、厳しい時世なのでやりたいとのことである。報酬審議会を2月に開くので、その意見なども踏まえて検討することになると思うとの答弁がありました。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 意見書第3号 中小業者の自家労賃を必要経費として認めることを求める意見書については、青色申告、白色申告の税法上の問題、また、家族従業員の人件費の問題などについて、委員より意見が述べられました。意見書にある背景をもう少し調べる必要があると判断し、協議の結果、全会一致で継続審査としました。
 意見書案第4号 永住外国人地方参政権付与に関する意見書については、審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 以上、総務文教委員会に付託になりました審査の報告を終わります。
○議長(原口英喜 君)
 ただいまの総務文教委員長の報告について、質問はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質問もありませんので、以上で総務文教委員長の審査報告を終了いたします。
 次に、厚生委員会の審査報告を委員長にお願いいたします。
◎厚生委員長(矢加部茂晴 君)
 厚生委員会における審査経過の概要について御報告申し上げます。
 本委員会に付託されました案件は、議案5件であります。
 以下、論議のありました主なものについて申し上げます。
 まず、議案第94号 筑後市職員の定数に関する条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。
 事務職が担う仕事は専門性が高い、専門家を病院で雇う考えはないのかとの質疑に対し、現在の市の機構では定数枠いっぱい職員がいるので、枠をつくらないといけない。職員は役所から異動させる。趣旨は経営改善だが、経営形態の移行が議決されれば、当面は経営形態を移行するための作業となる。例規の整備が相当発生するので、法制執務にたけた人が要る。将来的には経営形態の移行となれば、事務職も専門家を雇うことも検討課題であるとの答弁がありました。
 次に、国が示した経営改善のガイドラインや財政健全化法との関係について、また、独立行政法人化されたら経営ありきになるのではないかとの質疑に対し、当市では、国が自治体に改革プラン作成を促した時期と、市として赤字が続いたことから見直しを始めた時期が重なった。健全化判断比率の対象については、将来負担比率には算定される。資金不足比率には入らない。独法化に向けては、診療科は定款で決め、議決を要する。指定管理者や民間移譲では、そうはいかないとの答弁がありました。
 さらに、独法化したら医師が来るのかとの質疑に対し、先行例で言うと、那覇市では人が集まっている。今のやり方では若い人が寄ってこない。大学も、そのような経営改善に取り組んでいる病院を優先して出したいと考えているとの答弁がありました。
 これらの質疑の後、委員から、議案第94号について修正案が出されました。その内容は、看護師の11名増のみとするもので、その理由は、病院で専門の事務職を配置するのも可能なはず、市も含めて、先にやるべきことがあるとのことであります。
 以上のような経過を踏まえ、採決いたしましたところ、まず、議案第94号についての修正案につきましては少数により否決するものとし、原案については多数をもって可決すべきものと決した次第であります。
 次に、議案第96号 平成21年度筑後市一般会計補正予算(第7号)第1条中、歳出第3款、第4款、第9款、第2条中、筑後北小学校区消防分団車庫整備事業、救助工作車整備事業について申し上げます。
 障害者自立支援に係る66,000千円の補正額が大きい、もっと早く補正すべきではなかったのかとの質疑に対し、身体障害者手帳の申請者もふえ、サービス利用の希望もふえている。また、昨年4月1日に報酬単価の改定がなされたが、国から来たのが2月であり、当初予算には間に合わなかったとの答弁がありました。
 また、乳幼児医療の件数増加については、いわゆるコンビニ受診を抑制する策は講じているのかとの質疑に対し、現在、医師会にお願いしている小児救急については、医師会並びに各ドクターからも要望があっている。乳幼児健診や教室で救急のかかり方等を保健師から指導しているとの答弁がありました。
 さらに、保育所での低年齢児の入所者がふえているというが、景気の影響かとの質疑に対し、児童数は横ばいであり、幼年時から就労を希望されている親が多くなっている。御意見のとおりではないかと考えるとの答弁がありました。
 採決の結果、総員をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 議案第97号 平成21年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)、議案第98号 平成21年度筑後市住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第2号)については総員をもって、議案第99号 平成21年度筑後市病院事業会計補正予算(第2号)については多数をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 以上をもちまして本委員会の報告を終わります。
○議長(原口英喜 君)
 ただいまの委員長報告について質問はありませんか。
◆5番(佐藤正利 君)
 ただいまの厚生委員長の御報告の中から、議案第94号について2点ほどお尋ねをいたします。
 本案は、職員定数の改定を行い、事務職員2名と看護師11名を採用されるものですが、特に事務職員に係るものについては、経営形態を移行する準備のためとされています。この件について、委員会の中で執行部からの説明として、職員団体との労使協議について言及があったのかお尋ねいたします。
 また、今議会で説明された市立病院の経営形態見直しに当たっては、そこで働く職員が大きな不安を抱えており、正規、非正規にかかわらず、離職すら考えている者も少なくないと聞いています。経営改善の必要性につきましてはだれしも認識するところですが、このままでは経営改善どころか、地域医療の中核を担う市立病院としての機能が大きく損なわれてしまうことを大変心配しております。
 今後、議会での十分な議論はもちろんでございますが、全職員が一丸となって今後も職務に専念できるよう、職員団体との誠意ある交渉を十分に行う必要があると考えておりますが、その点について委員会での御質問があったかどうか、お伺いをいたします。よろしくお願いします。
◎厚生委員長(矢加部茂晴 君)
 職員団体といいますか、職員の皆さんへの説明をきっちりやっているかということで、2点質問があったかと思います。
 まず1点目、職員団体への言及という部分は、特に執行部からはありませんでした。2点目につきましては、ある委員より、近隣自治体の病院の例をとられて、他の病院ではきっちり説明をしているということを聞いているのですが、本市ではどうかということで質問があって、執行部の回答としては、今後とも十分な説明をやっていくと。特に、11名、看護師が今回ふえるということで身分が変わるのだということで、さらに質問があって、その点はよく認識しているので、よく納得してもらうよう説明努力しますという回答がありました。
◆5番(佐藤正利 君)
 ありがとうございました。終わります。
○議長(原口英喜 君)
 他に質問ございませんか。
◆16番(村上知巳 君)
 今の報告につきまして、議案第99号 平成21年度筑後市病院事業会計補正予算(第2号)、これは賛成多数という報告がありましたが、少数意見は出なかったのか、出ないまま賛成多数の形になったのか。もし少数意見があったら答弁を願いたいと思います。
◎厚生委員長(矢加部茂晴 君)
 今の御指摘、御質問の件ですけど、賛成多数で原案可決となりましたが、ただし、今の御指摘の部分については特に意見はありませんでした。
◆16番(村上知巳 君)
 今のは確認の意味で、ちょっとお尋ねしたわけでございますけれども、少数意見が出た後の採決、賛成多数ではなかったということですので、確認をさせていただきました。
 終わります。
○議長(原口英喜 君)
 他に質問ございませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 他に質問もありませんので、厚生委員会の委員長の報告を終了いたします。
 次に、建設経済委員会の審査報告を委員長にお願いいたします。
◎建設経済委員長(坂本好教 君)
 建設経済委員会に付託になりました議案の審査報告をいたします。
 議案第95号 筑後市公園条例の一部を改正する条例制定について、申し上げます。
 公園の管理を統一的なものとするため、筑後市中央児童遊園設置条例、筑後市農村公園設置条例、矢部川堤防緑地公園設置条例及び船小屋鉱泉源公園設置条例を廃止し、筑後市公園条例に統合するものです。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 議案第96号 平成21年度筑後市一般会計補正予算(第7号)について、申し上げます。
 第1条中、歳出第6款.農林水産業費の園芸作物振興に要する経費は、7月の豪雨で被災した農業者を救済するための施設園芸災害対策支援事業採択に伴う補助金であり、イチゴ農家1件、菊農家1件が対象です。
 次に、水田農業構造改革対策事業に要する経費は、県費補助事業、競争力ある土地利用型農業育成事業補助金で計上していた機械整備事業を、市を通さず交付される国庫補助事業として実施することになったため減額するもので、3つの経営体が対象です。
 農業金融対策に要する経費は、農業経営体育成資金利子補給事業、いわゆるスーパーL資金で、3件の新規認定に伴う補助金の増額です。
 畜産業に要する経費は、畜産振興総合対策事業の一部廃止などによる補助金の減額です。
 第8款.土木費の道路新設改良事業に要する経費は、市道羽犬塚長浜線の用地取得に伴う公有財産購入費の増額です。
 委員からの面積に対する質問に、執行部から、以前の測量面積しかないので、再度測量を行い、評価額により賠償価格を決定するとの答弁があったところです。
 また、委員より、正確な測量により適正な価格で土地購入を行うようにとの要望がありました。
 第2条中、繰越明許費補正につきましては、和泉久保田前田線改良事業については、用地交渉に伴う移転先の問題で、また、九州新幹線筑後船小屋駅関連施設整備事業については、駅舎建設がおくれたため新幹線関連事業の発注が9月にずれ込んだためです。
 第3条中、債務負担行為補正につきましては、農業経営体育成資金利子補給については、新規認定の3件分の利子補給です。
 羽犬塚駅前トイレ清掃業務委託料については、駅舎改築に伴い設置されたトイレの清掃業務委託の入札を3月に行うためです。
 市営住宅浄化槽維持管理業務委託料については、久富、玄ケ野、2つの市営住宅で通年管理が必要であり、業務選定を3月に行うためです。
 審査の結果、全員賛成にて原案可決であります。
 次に、水門設置に関する請願書について、申し上げます。
 当委員会において現地視察を行い、その上で検討いたしました。請願理由の1つである防火用水の役割を持たせたいため、水位を上げるために水門を設置したいとの要旨につきましては、現地の状況を確認したところ、この水量ならば防火用水としては現在のところ確保できているのではないかと判断されたところであります。また、クリークの幅も広いため、水門設置には多額の費用がかかると思われ、請願の要旨につきましては、当委員会といたしましても十分に理解ができますが、筑後市の現在の財政事情などを考えますと、請願の願意を実現することがなかなか困難であるとの意見が出されたところであります。
 採決いたしましたところ、その趣旨のみを取り上げることとし、趣旨採択とすべきものと決した次第であります。
 以上、建設経済委員会に付託になりました議案の審査結果報告を終わります。
○議長(原口英喜 君)

 ただいまの建設経済委員長の審査報告について、質問はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質問もありませんので、建設経済委員会の審査報告を終了いたします。
 以上で各委員会の審査報告を終結いたします。
 これより全議案の討論、採決に入ります。
△日程第2 議案第94号
○議長(原口英喜 君)
 日程第2.議案第94号 筑後市職員の定数に関する条例の一部を改正する条例制定について、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(原口英喜 君)
 起立多数であります。本案は原案のとおり可決されました。
△日程第3 議案第95号
○議長(原口英喜 君)
 日程第3.議案第95号 筑後市公園条例の一部を改正する条例制定について、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(原口英喜 君)
 起立全員であります。本案は原案のとおり可決いたします。
△日程第4 議案第96号
○議長(原口英喜 君)
 日程第4.議案第96号 平成21年度筑後市一般会計補正予算(第7号)について、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(原口英喜 君)
 起立全員であります。よって、議案第96号は原案のとおり可決されました。
△日程第5 議案第97号
○議長(原口英喜 君)
 日程第5.議案第97号 平成21年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(原口英喜 君)
 起立全員であります。よって、議案第97号は原案のとおり可決されました。
△日程第6 議案第98号
○議長(原口英喜 君)
 日程第6.議案第98号 平成21年度筑後市住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第2号)について、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(原口英喜 君)
 起立全員であります。よって、議案第98号は原案のとおり可決されました。
△日程第7 議案第99号
○議長(原口英喜 君)
 日程第7.議案第99号 平成21年度筑後市病院事業会計補正予算(第2号)について、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(原口英喜 君)
 起立多数であります。よって、議案第99号は原案のとおり可決されました。
△日程第8 議案第100号
○議長(原口英喜 君)
 日程第8.議案第100号 訴えの提起について、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(原口英喜 君)
 起立全員であります。よって、議案第100号は原案のとおり可決されました。
△日程第9 議案第102号
○議長(原口英喜 君)
 日程第9.議案第102号 筑後市長、副市長及び教育長の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(原口英喜 君)
 起立全員であります。よって、議案第102号は原案のとおり可決されました。
△日程第10 意見書案第3号
○議長(原口英喜 君)
 日程第10.意見書案第3号 中小業者の自家労賃を必要経費として認めることを求める意見書について、本案を付託された総務文教委員会の委員長報告は継続審査であります。
 継続審査とすることについて、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は委員長の報告どおり継続審査とすることに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(原口英喜 君)
 起立多数であります。よって、意見書案第3号は閉会中の継続審議とすることに決定いたしました。
△日程第11 意見書案第4号
○議長(原口英喜 君)
 日程第11.意見書案第4号 永住外国人地方参政権付与に関する意見書について、討論はありませんか。(「議長」と呼ぶ者あり)
 賛成討論ですか。(「はい」と呼ぶ者あり)反対討論はありませんか。反対討論はありませんので、どうぞ。
◆1番(島啓三 君)
 永住外国人地方参政権付与に関する意見書に対し、賛成の立場から討論をさせていただきます。
 外国人地方参政権問題については、10年以上前より議論がなされてきました。このときの参政権付与の対象者は、特別永住者であり、戦前より我が国に住んでいた元日本国籍の韓国人や朝鮮人、中国人、台湾人、そして、その子孫の人々が対象で、ほとんどの人が我が国に生まれ、我が国で育ち、日本国民と同じ環境や情報の中で生活をしてきた人たちであります。
 ところが、今日、民主党連立政権で検討されている法案は、これら特別永住者以外に一般永住者にまで、その枠が広げられています。一般永住者は、多くは外国で生まれ、日本人とは環境も考え方も、また国家に対する忠誠心も異なる人たちであり、こうした人たちに参政権を与えることは大変ゆゆしき問題であります。
 特別永住者は、世代が2世から3世、4世へと広がり、日本人と結婚したり、帰化したり、年々減少しているのですが、一般永住者は年々1万人ずつふえており、現在の約50万人を起点にとめどもなくふえる可能性があります。このままふえ続ければ、少子・高齢化で50年後、100年後には我が国の人口は急激に減少する反面、我が国で参政権を持つ永住者は増加し、現在の1%未満の比率から10%以上の比率へと大きく変化することも起こり得ます。そうなれば、我が国のことは日本国民だけで決めることができなくなり、我が国に住むさまざまな外国籍の意見に左右されることになり、日本国民の国家ではなくなってしまうおそれがあります。
 近代の民主主義国家の原則は、国民主権であります。国家の将来に責任をとる国民が国家及び国民の運命を考えて政治を行い、自国のことは自国民で決定する主権を確保しているのが真の独立国家であります。人種のるつぼと言われているアメリカでは、外国籍の永住者に対して、我が国同様にさまざまな恩恵を施すとともに、納税の義務だけでなく、兵役の義務まで課しています。しかし、それでも参政権や陪審員の権利は付与していません。国籍の異なる者は、決して米国国民、または米国市民でないからであります。つまり、参政権は国家と運命をともにする国籍を持つ国民にこそ与えられる特別な権利であります。
 我が国でも、平成7年2月28日の最高裁判所の判決で、参政権は日本国民固有の権利であることが判決として下されています。にもかかわらず、強引に今回の外国人参政権の法案が可決されれば、実に深刻な問題が起こることが予想されます。
 まず1つは、選挙に対する影響であります。有権者全体の数%の比率であっても、地方選挙には大きな影響が出ることです。一般に国政選挙の候補の当選最低ラインは7万票から10万票ですが、地方選挙では都市部では1,000票から2,000票、地方都市で数百票、農村地区では数十票の票差で当落が決まることがあります。そのため、票を小分けにして当落線上の候補に割り振るだけでも何人もの議員に影響を及ぼすことができます。何人もの地方議員に影響力を行使できれば、地方自治体の首長や国会議員にも影響を及ぼすことができます。地方選挙だからこそ、現在の永住者の比率でもおろそかにできません。
 2つ目は、国境の島や防衛上の拠点、領土がねらわれることであります。例えば、尖閣諸島を有する石垣市の人口は4万7,000人、韓国と国境を接する対馬の人口は3万7,000人、台湾と国境を接する与那国町ではわずか1,700人です。これらの市や町に特定の国の永住者が人口以上の数で住民登録すれば、石垣、対馬、与那国は完全に手中におさめられてしまいます。その後、行政を牛耳り、さらに住民投票によって分離独立宣言を行えば、尖閣諸島や対馬、与那国島は、その国に合法的に併合されてしまいます。さらに、人口が139万人の沖縄でも、年間300万人の移民を出している中国にしてみれば、数十年の国家戦略で沖縄を合法的に併合する国策を打ち立てることもできます。また、竹島は島根県の所属ですが、ここにも大量の外国籍が移住してくれば、現在制定されている竹島の日の条例は破棄され、竹島は日本の領土ではない、韓国の領土であるという主張にすりかえられてしまうことも起こりかねません。
 こうした諸々の事態を引き起こされる危険性があるにもかかわらず、我が国が国の利益や運命を異にする外国籍の永住者に参政権を与えることは、国益に反することは明らかであります。このほかにも、水資源確保のために我が国の森林や山地を購入したり、チャイナタウンを建設し、地方自治体への経済的な影響力の行使をもくろむ中国人の動きも出てきており、加えて、我が国の高度な産業技術や最先端技術が海外に流出する事態も起こりかねません。
 外国籍の者に日本国民と同等の権利を与えることは、領土問題を初め、エネルギー問題、食料問題、環境問題など、さまざまな問題も外国からの政治的介入を招くことになり、かえって解決できなくなってしまうことも予想されます。現在進められている外国人への地方参政権付与は、独立国家が保持する国民固有の権利である参政権を一方的に譲渡するものであり、我が国への合法的収奪にも利用され、国益と国民の安全、安心を阻害しかねず、参政権の付与には慎重の上にも慎重でなければなりません。
 どうか議員各位の御賛同を心からお願いし、賛成討論といたします。
○議長(原口英喜 君)
 他に討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(原口英喜 君)
 起立多数であります。よって、意見書案第4号は可決されました。
△日程第12 請願第1号
○議長(原口英喜 君)
 日程第12.請願第1号 水門設置に関する請願書について、本請願書を付託された建設経済委員会の委員長報告は趣旨採択であります。
 趣旨採択とすることについて、討論はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 討論もありませんので、採決いたします。
 本請願の委員長報告は趣旨採択であります。本案は委員長の報告どおり決することに賛成の方は起立願います。
    〔賛成者起立〕
○議長(原口英喜 君)
 起立全員であります。よって、請願第1号は趣旨採択とすることに決定いたしました。
 暫時休憩いたします。
                午前10時45分 休憩
                午前10時50分 再開
○議長(原口英喜 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
△日程第13 議案第103号
○議長(原口英喜 君)

 日程第13.議案第103号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを上程いたします。
 市長の提案理由の説明を求めます。
◎市長(中村征一 君)
 ただいま上程されました議案第103号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、提案理由の説明を申し上げます。
 人権擁護委員、佐藤恒夫氏は、平成22年3月31日をもって任期が満了となります。その後任として森山早苗氏を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものであります。
 よろしくお願いいたします。
○議長(原口英喜 君)
 ただいまの市長の説明について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、お諮りいたします。
 議案第103号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、これに同意することに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 御異議なしと認めます。よって、議案第103号は、これに同意することに決しました。
△日程第14 会議録署名議員の指名
○議長(原口英喜 君)
 日程第14.会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第75条の規定により、2番山下秀則議員、17番貝田義博議員を指名いたします。
 以上をもちまして日程の全部を終了いたしました。
 これにて平成21年12月第18回筑後市定例会を閉会いたします。
                午前10時53分 閉会




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│                                          │
│          地方自治法第123条第2項の規定により署名する。          │
│                                          │
│                                          │
│           議     長    原 口 英 喜             │
│                                          │
│           副  議  長    島   啓 三             │
│                                          │
│           議  員(2番)   山 下 秀 則             │
│                                          │
│           議  員(17番)   貝 田 義 博             │
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