平成21年 9月 定例会(第16回)

              平成21年9月14日(月曜日)

                                (午前10時00分開議)


1.出席議員(19名)

    1番  島    啓 三         11番  坂 本  好 教
    2番  山 下  秀 則         12番  田 中  親 彦
    3番  大 城  敏 彦         13番  池 田  光 政
    4番  松 竹  秀 樹         14番  大 藪  健 介
    5番  佐 藤  正 利         15番  永 田  昌 己
    6番  坂 田  容 子         16番  村 上  知 巳
    7番  山 下  元 生         17番  貝 田  義 博
    8番  矢加部  茂 晴         18番  弥 吉  治一郎
    9番  五十嵐  多喜子         19番  原 口  英 喜
    10番  中 富  正 徳

2.欠席議員(なし)



3.本会議に出席した事務局職員

    事務局長  永 延  喜 男
    庶務係長  田 中  敬 士
    書記    中 村  美 彩


4.地方自治法第121条により出席した者

    市長                 桑 野  照 史
    副市長                中 村  征 一
    教育長                城 戸  一 男
    市民生活部長
                       一ノ瀬    諭
    (兼人権・同和対策室長)
    建設経済部長
                       鬼 丸  則 行
    (兼水道事業事務部局建設経済部長)
    協働推進部長
                       田 中  僚 一
    (兼男女共同参画推進室長)
    消防長                堤    秀 信
    市立病院事務局長           松 竹  卓 生
    市長公室長              田 中  富士男
    総務課長               木 庭  雄 二
    税務課長               小 田  久美男
    市民課長               山 口  朋 秀
    健康づくり課長
                       山 口  友 子
    (兼地域包括支援センター長)
    福祉事務所長             小 田  美 穂
    かんきょう課長            橋 本  國 光
    農政課長               木 本  吉 彦
    商工観光課長             高 木  正 勝
    道路・水路課長            野 田  和 孝
    都市対策課長             西 田  正 治
    上下水道課長
                       大 籠    修
    (兼水道事業事務部局上下水道課長)
    地域支援課長             城 戸  淳 一
    社会教育課長(兼中央公民館事務長)  山 口  辰 樹
    会計課長(兼会計管理者)       宮 原  一 壽
    学校教育課長             舩 橋  義 顕
    人権・同和教育課長(兼人権・同和対策室参事
                       北 島  鈴 美
    兼男女共同参画推進室参事兼勤労者家庭支援施設館長)
    監査事務局長             成 清  平 和
    農業委員会事務局長          青 木  靖 文
    消防本部消防次長兼総務課長      井 寺  藤 彦
    消防本部警防課長           村 上  由 明
    消防本部予防課長           山 口  清 登
    市立病院総務課長(兼病児保育施設・
                       角    敏 幸
    ちっこハウス室長兼診療情報管理室長)
    市立病院医事課長(兼健康診断室長)   永 松  三 夫


                 議事日程第3号
                      平成21年9月14日午前10時開議

 第1  議案第53号 筑後市税条例の一部を改正する条例制定について    質疑応答
 第2  議案第54号 筑後市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について
                                     質疑応答
 第3  議案第55号 平成21年度筑後市一般会計補正予算(第4号)     質疑応答
 第4  議案第56号 平成21年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
                                     質疑応答
 第5  議案第57号 平成21年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第1号) 質疑応答
 第6  議案第58号 平成21年度筑後市介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予算
                                     質疑応答
 第7  議案第59号 平成21年度筑後市下水道事業特別会計補正予算(第1号)質疑応答
 第8  議案第60号 平成20年度筑後市一般会計歳入歳出決算の認定について 質疑応答
 第9  議案第61号 平成20年度筑後市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定につい
           て                         質疑応答
 第10  議案第62号 平成20年度筑後市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について
                                     質疑応答
 第11  議案第63号 平成20年度筑後市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定につ
           いて                        質疑応答
 第12  議案第64号 平成20年度筑後市介護保険特別会計(保険事業勘定)歳入歳出決算
           の認定について                   質疑応答
 第13  議案第65号 平成20年度筑後市介護保険特別会計(地域包括支援センター事業勘
           定)歳入歳出決算の認定について           質疑応答
 第14  議案第66号 平成20年度筑後市市営住宅敷金管理特別会計歳入歳出決算の認定に
           ついて                       質疑応答
 第15  議案第67号 平成20年度筑後市住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算の認定
           について                      質疑応答
 第16  議案第68号 平成20年度筑後市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
                                     質疑応答
 第17  議案第69号 平成20年度筑後市病院事業会計決算の認定について   質疑応答
 第18  議案第70号 平成20年度筑後市水道事業会計決算の認定について   質疑応答
 第19  議案第71号 平成20年度船小屋温泉振興組合一般会計歳入歳出決算の認定につい
           て                         質疑応答
 第20  議案第72号 平成20年度筑後市水道事業剰余金の処分について    質疑応答
 第21  議案第73号 市道路線の認定について               質疑応答
 第22  議案第74号 福岡県市町村消防団員等公務災害補償組合を組織する地方公共団体
           の数の増減及び福岡県市町村消防団員等公務災害補償組合規約の変
           更について                     質疑応答
 第23  議案第75号 福岡県南広域水道企業団を組織する地方公共団体の数の減少及び福
P.196

           岡県南広域水道企業団規約の変更について       質疑応答
 第24  議案第76号 八女・筑後広域市町村圏事務組合を組織する地方公共団体の数の減
           少及び八女・筑後広域市町村圏事務組合規約の変更について
                                     質疑応答
 第25  議案第77号 八女西部広域事務組合を組織する地方公共団体の数の減少、八女西
           部広域事務組合の共同処理する事務の変更及び八女西部広域事務組
           合規約の変更について                質疑応答
 第26  議案第78号 花宗用水組合を組織する地方公共団体の数の減少、花宗用水組合の
           共同処理する事務の変更及び花宗用水組合規約の変更について
                                     質疑応答
 第27  議案第79号 福岡県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数の増減
           及び福岡県後期高齢者医療広域連合規約の変更について 質疑応答
 第28  報告第8号 平成20年度筑後市国民健康保険高額療養貸付基金の運用状況につい
           て                         質疑応答
 第29  報告第9号 平成20年度筑後市介護保険高額介護サービス費等資金貸付基金の運
           用状況について                   質疑応答
 第30  報告第10号 平成20年度健全化判断比率について          質疑応答
 第31  報告第11号 平成20年度資金不足比率について           質疑応答
 第32  報告第12号 筑後市土地開発公社の経営状況について        質疑応答
 第33  報告第13号 筑後市文化振興公社の経営状況について        質疑応答
 第34  諸般の報告について                       質疑応答
 第35  議長発議  特別委員会の設置について 上程、提案理由説明、質疑応答、採決

     (全員協議会)

 第36  議案委員会付託

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                 午前10時 開議
○議長(原口英喜 君)
 おはようございます。本日の出席議員は19名で、定足数に達しております。
 ただいまより本日の会議を開きます。
 本日の会議は、議事日程第3号により行います。
 質疑に入ります前に、執行部より議案の訂正の申し出があっておりますので、許可をしたいと思います。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 おはようございます。開会日に、健全化判断比率の将来負担比率ということで、97.1%に訂正をしていただきましたけれども、別冊の監査意見書の訂正が漏れておりましたので、大変申しわけございませんけれども、訂正をお願いいたします。
 監査意見書の37ページをお開きいただきたいと思います。別冊になっております。
 では、ここの中ほどの表の中に、Cということで将来負担比率がございます。ここの比率を97.1に訂正をお願いいたします。
 また、37ページの下のほうから4行目にも、この将来負担比率の項目がございますので、この点も97.1という形で修正をお願いいたします。よろしくお願いいたします。
○議長(原口英喜 君)
 これより全議案の質疑に入ります。
△日程第1 議案第53号
○議長(原口英喜 君)
 日程第1.議案第53号 筑後市税条例の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、53号の質疑は終わります。
△日程第2 議案第54号
○議長(原口英喜 君)
 日程第2.議案第54号 筑後市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について、質疑はありませんか。
◆15番(永田昌己 君)
 3点ほど質問をさせていただきます。
 議案第54号は、出産育児一時金の増額ということでございます。出産費用について質問するわけですが、出産は病気ではないという理由から、健康保険の適用が受けられずに、その費用は各施設が独自に決めておるという現状ではなかろうかというふうに思っております。そこで、出産費用の現状についてどうなっているのか、お答えを願いたいというふうに思っております。
 2点目は、国民健康保険税の滞納者に対する対応についてですけれども、支給対象者は4カ月以上の妊婦と、そして、国保の被保険者となっておりますが、国民健康保険を滞納されてある方の取り扱いについて、どうなっておるのかを確認したいというふうに思います。
 3点目は、支給方法についてお尋ねしたいと思います。
 一体支給方法はどのようにして支給されておるのか。窓口での経費支払いをなくすということで、今、病院ですか、病院というよりも担当部局では、直接支払制度を目指されているようですが、一体どうなっているのか、また、その制度の中身はどういうものなのか、お尋ねしたいというふうに思います。
 以上でございます。
◎市民課長(山口朋秀 君)
 今、永田議員のほうから3点御質問をいただいたところですけれども、まず、第1点目の出産費用の現状ということでございますけれども、これにつきましては、基本的に自由診療でございますので、それぞれの医療機関によって出産費用は違うだろうというふうに思います。ただ、今回のこの出産育児一時金の40千円の増額、これを決定する上で、国のほうが調査といいますか、各県ごとの調査をやっております。そのときの平均が大体420千円ということで、詳細な数字まで申しますと、全国総計で423,957円と。ちなみに、福岡県が平均で411,767円ということになっておりますので、今回の40千円の引き上げで、おおむね通常分娩であれば対応ができるのではないだろうかというふうに思っております。
 それから、2点目の滞納者の取り扱いでございますけれども、これにつきましては、基本的には、この出産育児一時金は病院の窓口で支払いをしていただいて、その後、国保のほうに申請をしていただくと。そして、この一時金を支払うという部分が基本的には原則になっています。滞納者の方についても、この出産育児一時金については支給をいたしますので、その申請の際に、滞納の納税相談をお受けすると。その一時金から差し引くということはできませんけれども、滞納の部分について今後どんなふうにして納付していただくかというようなことについて相談をいたしております。
 また、一方で代理受領、病院のほうに直接支払うという方法もございますけれども、滞納者の方については現在のところは、この代理受領についてはいたしておりません。必ず窓口のほうに来ていただくと。そして、納税相談をするということにいたしておるわけですけれども、3点目の質問で、「直接支払制度」、これが本年の10月から実施をされます。これは制度として、病院と、その出産をされる方が契約を結べば、直接病院のほうから請求が国保連合会のほうに来まして、連合会のほうから市の国保のほうに請求が来るという制度に変わります。ただ、自分は嫌だということで、この直接支払制度を利用しないということは、本人の意思でできますけれども、基本的には直接支払制度に変わるというような形になっておりますので、筑後市のほうとしても、それに準じて10月から直接支払制度のほうに移行していくという形になります。ここで、滞納者の方の納税相談が、なかなかこれまでのようにできなくなるおそれがございますので、その点は私どもも危惧をいたしておると。ただ、電話なり、そういった部分で納税相談については今後強化をしていきたいというふうには考えておるところでございます。
 以上でございます。
◆15番(永田昌己 君)
 各施設でまちまちだということで、全国平均で見ると、42万3,900何がしというふうなこと、福岡県では411,761円ということで、何ですか、産科医療保険施設であれば、そこが保険にかたっておれば、30千円上乗せされるということのようでもございますね。それまで含めてから420千円ということなのかどうなのか、そこあたりはっきりしていただきたいと思うことと、実は、福岡県とか筑後市あたりで出産をされる場合に、ほとんどそういう産科医療補償制度に加入してあるところばかりで、筑後市の妊婦の方は出産をされておる状況なのかどうなのか。そしてまた、市立病院は一体この出産経費をどのように見てあるのか、お尋ねしたいと思います。
◎市民課長(山口朋秀 君)
 産科医療保険制度の関係でございますけれども、この分については基本的にはその部分まで含めて、大体420千円ぐらいというような形で考えていただいて結構かというふうに思います。あと、市内の産科といいますか、そういった出産をされるところが加入をしているかという部分ですけれども、きょう資料は持っておりませんけれども、全国的に見れば、そういった医療機関についての保険の加入率、これについてはもう97%から98%ぐらい、これは助産所も含めて、そのくらいの率になっているということですので、基本的にはほとんどの医療機関については、当然助産師よりも加入率が高いわけですから、ほぼ100%に近い数字で加入をされているということでございます。
 以上でございます。
 それから、市立病院のほうは、病院のほうから回答していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
◎市立病院事務局長(松竹卓生 君)
 お答えいたします。
 産科医療の補償制度については、市立病院も加入いたしております。先ほどお産の費用といったことで御質問ありましたけれども、市立病院における費用をちょっと今調べておりますので、後でお答えしたいと思います。済みません。
◆15番(永田昌己 君)
 出産経費については、いろいろあろうかと思います。私の調べたところでは、東京あたりは500千円を超えておるということもあって、最低では、熊本あたりは安いほうじゃないかなと、300千円ぐらい。そうしますと、420千円、今、医療施設、保健施設の関係まで含めると、かなり出産一時金ということよりも、出産育児一時金まで含めて、かなり低いところはプラスになるわけですね。420千円。それから、300千円であれば、120千円の差が出てきますね。これは支払いできるとでしょう。そうしますと、プラスになるということは、出産に対して、育児の分まで回されるということなんですが、なかなか福岡県の場合は410千円ぎりぎりということで、出産育児までいかんで、出産費用に充てるという状況じゃなかろうかなというふうに思うわけですが、厚生労働省の研究班によりますと、市立病院のような公的機関、公立病院ではかなり自治体からの支援策があって、かなり低く出産費用が抑えられておるというふうな報告も上がっております。市立病院はそういう産科医療保険施設としておるけれども、現在はしていないと思うんですが、そこで出産した場合、高いか低いか、そこあたりを出してもらわないとわからんわけですが、行政はよその自治体のように、子供を出産する場合に助成する方向は現在とられておるのか、それとも全くとられていないのか。今後、とられていないとするならば、とる方向で検討できるのか。考え方をお尋ねしたいと思います。
◎市立病院事務局長(松竹卓生 君)
 先ほどの出産費用といいますか、患者さんに直接お払いいただく費用につきましては、市立病院におきましては大体350千円から400千円ぐらいの間というふうなことで、今報告を受けております。
 以上でございます。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 行政のほうで、出産等のお祝い金的なものということに関しては、現状では支出はしていないところでございます。
◆15番(永田昌己 君)
 祝い金と言わず、出産経費を低減させるために、行政として出産者の経済的な面も考慮して、対応されるおつもりなのかどうかということ、姿勢を聞いているわけですね。よそはやっておって、よその自治体はやっておるので、低くなって、地域のそういう産科施設の方々が大変苦慮をされておるというか、圧迫されておるというか、そういう状況も上がっておるんですが、そのくらい行政は病院に対して補助をやっているということで、市立病院に対して、行政は何も補助しておらんというお答えだったけど、そういうことを勘案して、今後どうするつもりなのか、お尋ねしておるわけです。
◎市民生活部長(一ノ瀬諭 君)
 お答えします。
 公立病院に対して、特にうちは市立病院を抱えておりますので、市民の出産の経費を、特段に市立病院に対して支援をしていく方向があるのかという御質問だと思うんですけれども、現在のところ、そういう考えはございません。ただ、将来、全国で子育て支援というのが拡充されてまいります。その段階では、そういう検討もあるだろうと思いますけれども、現在、市立病院に対しては、特段、一病院に対して、そういう支援をするという考えはございません。
◆15番(永田昌己 君)
 出産は病気ではないということで、今さっきも申しましたように、各施設の自由裁量に任されておるということなんですが、医師とのかかわり、医師は医療行為をするわけですから、出産に対しては正常分娩であれば、手の施しようというか、ないわけで、そこで助産師が活躍する場があるわけですけれども、筑後市立病院の場合は、どうもそこあたりの方針が、出産は病気ではないんだということを考えれば、今、市立病院には出産設備も整っておると思いますし、そして、助産師さんも、資格を持った方が多数おられるということですね。今後そういうふうな、病気でないという観点に立った出産を、どう今後扱おうとしておられるのか、そして、少なくとも出産者の経費の軽減を図ろうというふうにして、病院としての取り組みがあるのかどうなのか、お尋ねしたい。
◎市立病院事務局長(松竹卓生 君)
 お答えします。
 市立病院におきましては、昨年のこの議会でも、「助産師がいるじゃないか」と、「それを活用してお産を取り扱うように取り組みを検討すべきじゃないか」というふうな御質問が、何名かの議員からあったところでございますし、それを受けまして市長も、院内助産所といった助産師が主にかかわるお産を検討するといったことも市長からも述べておりますし、市立病院におきましては、具体的には今年度になりましてから「院内助産システム」という、お医者さんもかかわるようなバックアップ体制をとったお産、助産師が主にかかわるわけなんですけれども、医師もバックアップ体制をとらにゃいけませんので、院内助産システムという表現で今言われておりますけれども、そういった院内助産システムの検討を行っておるところです。具体的に今、試算とかも煮詰めておりますけれども、相当な経費がかかりますが、そのことで検討しておるという段階で、まだ最終的にいつからどうしますといったことはできませんけれども、検討中であることはお答えしておきたいと思います。
 以上でございます。
◆15番(永田昌己 君)
 健康保険の一部でありますが、改正まで条例が議案に出るわけですから、やっぱり市立病院のその思いを考えて、私はこの「山茶花」という本を読ませていただいておったんですが、助産師さんたちも非常に助産師外来で頑張っておられるので、少なくとも、せっかくそういう出産施設があるにもかかわらず、空き家になっているのはもったいないじゃないかということで、何とか頑張っていらっしゃる考え方を述べておられますので、こういう全国的に出産、あるいは育児一時金が引き上げられておる状況をかんがみれば、市立病院の役割としては、大いにそこあたりにこたえる必要があるんじゃないかなというふうに思っているところでございます。よろしくお願いいたします。
 それから、2点目の滞納者の対する考え方なんですけれども、基本的には子供を産むという行為は、滞納であろうが、まじめに完納してある方だろうが、子供を産む崇高な行為というのは平等に行われなければならないというふうに思っておるところでございますが、滞納者で非常に、一般質問の中でも窓口支払いの中で無保険者の方の支払い、滞納ということを言われておりますが、国民皆保険の中で無保険者というのは、どういう状況を指されるのか、そういう方が筑後市でおられるのか、そしてまた、その方が出産されたとき、窓口混乱はなかったのか、そういう事例があれば、ひとつお示し願いたいし、今後は滞納者に対する出産育児一時金の支払いに関する基本姿勢を何と考えられてあるのか、再度お尋ねしたいと思います。
◎市民課長(山口朋秀 君)
 お答えをいたします。
 無保険者が筑後市にいるかということですけれども、基本的に質問議員がおっしゃられましたように、国民皆保険ということですので、無保険者というものはあり得ないというふうに考えています。ただ、社会保険、会社なりを退職されて、国保の加入手続をされていなかったというような場合は確かにあります。そのときには、その社保を離脱されたときにさかのぼって、国民健康保険に入っていただくという形になりますので、基本的に無保険者という部分については、筑後市ではそういった事例はあっていないということで御理解をいただきたいというふうに思います。
 それから、滞納者に対する基本姿勢の関係ですけれども、先ほど申しましたように、10月から直接支払い制度、これが始まります。この制度になりましたならば、滞納を理由にもって、直接支払い制度をさせないということはできないということになっております。したがいまして、滞納のある方であっても、医療機関と本人さんが直接支払制度を利用するという契約を結ばれたならば、当然その制度を利用されるという形になりますので、基本的に、今度は国民健康保険のほうとしては、今まで滞納者の方については代理支払い、筑後市の場合には、一時金受領委任払いという言い方をしておりましたけれども、それについては利用をさせないと。だから、一回支払いをしていただいて、その後請求をしていただくという制度をとっておりましたけれども、10月からの直接支払制度では、それを拒否することはできないということになっていますので、これまで以上に滞納者との接触をして、納税相談に努めなければならないというふうに考えておるところです。
 以上でございます。
◆15番(永田昌己 君)
 納税相談が大事だというふうなことですが、非常にそこあたりは大切だろうと思いますね。納税については、税務課からの表でもありますが、何件だったですかね、20年度実績で市税関係も含めてだろうと思いますけれども、国民健康保険税合わせてだろうと思いますが、359件というふうな20年度実績が載っておりますが、そのうちどのくらい健康保険者がいるかわかりませんが、かなりの数を健康保険の未納税者、納税相談を受けた方がおられると思いますが、今、健康保険税は何カ月ですか、9回払いですかね、7月から3月まで。そういう場合に分納契約を結びたいと、そういうことで今度、スムーズに一時金なりの支給をいただきたいというふうなことですが、分納契約をした場合、1年間9回払い以上の分納契約をした場合には、滞納という措置をとられるのかどうなのか。分納。そこあたりの見解はどうなっているでしょうか。
◎税務課長(小田久美男 君)
 税務課のほうからお答えいたします。
 国民健康保険も税の一つでありまして、税務課としては滞納処分という部分で、同じように取り扱っておりますので、お答えいたします。
 分納誓約というのは、これは納期内に納付していただけない場合は、これは全部滞納でございます。滞納である部分を、自分の収入の状況とか、いろんな状況にあわせて、少しずつ納めていただくというのが分納でございます。ですから、滞納かそうでないかという問いにつきましては、これはもう滞納でございます。
 法律的に分納制度があるかといいますと、これはありません。徴収の猶予とか、換価の猶予という制度はございますが、分納というのは法律的にはございません。ただし、納税者と市との関係で、納税者のいろんな抱えておられる状況がございますので、基本的には分納というのは1年、その年度で解消していただくというのが原則です。最大2年以内には滞納を解消していただくというのが原則でありまして、そういう意味では、極端な人は500千円滞納があっても、毎月1千円とかいう例が過去ございました。そういう分納というのは適切ではないということで、今はもうそういうふうに、月幾らという分で滞納が解消されないということであれば、いろんな差し押さえとか、預金調査とかをさせていただいて、そういう次の段階の手法で滞納解消をさせていただいているという状況です。
◆15番(永田昌己 君)
 この条例、子供を出産される計画のある方には朗報だろうと思いますが、支払いについていろいろな問題も、そういう点であろうかというふうに思います。10月1日から、そういう直接支払いの制度が始まるということについて、滞納関係者については納税相談に重きを置く事態が発生するということで、なかなかこれまでもそういう、今税務課長が言われたように、3月までに納付をしてもらわなければ滞納だという基本姿勢だけで貫き通すのが、そして、サービスの制限を受けさせるというか、そういうものが果たして今回の条例に、市民感覚としてマッチできるのかというのは、いささか疑問もありますし、そういう12回なら12回の分納を最初からされた場合には、サービスの制限なり、直接支払制度の中で十分勘案できると。何年間も滞納しておるということについては、いささか無理もあるでしょうが、そういう分納制度の中で解決できないかと、そういうことも考えるわけですが、そういうことが制度を適用したスムーズな窓口業務になってくるんじゃないかとも思いますが、そこあたりについての、もう一度基本的な見解、これから改めるなら改める見解があるのかどうなのか、お尋ねしたいと思います。
◎市民課長(山口朋秀 君)
 お答えをいたします。
 出産育児一時金につきましては、先ほども申しましたように、滞納があっても直接支払制度の利用ができると、また、これまでも滞納者の方であっても、これについて出産育児一時金を支払わないというようなことはやっておりません。今後も、この出産育児一時金については、国保に加入されていらっしゃる被保険者の方の出産については、すべてお支払いをしていくという考え方でございます。
◆15番(永田昌己 君)
 だから、滞納がふえないように、やっぱり支払うものは支払ってもらう、与えるものは与える、そして、納めないならば、ずっと滞納として残っていって、最後には不納欠損として落とさにゃいかんと。そういうことをなくすためには、どうしたらいいのかということをお尋ねしたつもりでおりましたんですが、そういう面で、納税相談ではそこらあたりまで含めてから適用されるおつもりはないのかと、納めてください、分納でもいいです、そうすると、ちゃんとこちらで、結局窓口に納めないで、400千円なら400千円持っていかないで相殺されるわけでしょう、じゃないですか、まず納めていただく、そこあたりがよくわからん。まずは病院の窓口で納めていただく。そして、連合会から一時金が来るという説明だったんですが、直接支払制度というのは、もう差し引いて計算されるのかどうなのか、そこあたり。
◎市民課長(山口朋秀 君)
 お答えをいたします。
 直接支払制度の部分については、まず、分娩のために入院をされたときに、病院とその出産をされる方が直接支払制度を利用するかどうかという契約を結びます。結んだならば、今度は出産にかかった費用、これが420千円以下であれば、その出産費用を、今度は医療機関が直接国保連合会のほうに請求をいたします。そして、国保連合会から各保険者、筑後市なら筑後市の国民健康保険にその分の請求が来ると、で、連合会のほうに支払いをします。余った部分といいますか、例えば400千円だったとすれば、残り20千円あるわけですけれども、この20千円については、その被保険者の方が国保の窓口のほうに差し引き分を請求していただくという形になります。
 逆に、出産費用が450千円かかったというような場合については、420千円は先ほど言いましたように、医療機関が直接連合会のほうに請求をしまして、出産された方が30千円不足をしますので、これは医療機関のほうに直接支払いをしていただくというような形になるという制度でございます。
◆15番(永田昌己 君)
 そうすると非常に多くの金を用意しなくて済むわけですね。そうすると、保険料を滞納してある方はそれができないわけでしょう、できるんですか。それも支払制度でできるんですか。滞納をいっぱいしてある方が、直接支払制度契約でできるかどうか。もらわれんごとなるでしょう、全部差し引かれて、そうしますと。違うんですか。
◎総務課長(木庭雄二 君)
 お答えをいたします。
 この直接支払制度は、出産費用が多額になります。例えば400千円とか、350千円とか、そういった大きなお金が必要になりますので、これまでだったら、それを一回準備していただかなければいけなかったと。それがやっぱり出産をされる方の負担になるので、直接支払制度では、直接医療機関のほうが連合会なりに請求をしましょうと。そういうことで、被保険者の方が多額のお金を用意する必要が逆になくなるというような形の制度でございます。ですから、400千円かかったから、400千円先に準備をしなくちゃいけないかということになりますと、そうじゃなくて、400千円かかった分は、もう直接医療機関が連合会のほうに請求しますので、出産をされる方は、逆に1円も用意しなくても出産費用を賄えるという制度でございます。(「それはわかっとっです」と呼ぶ者あり)
 それから、滞納者の関係ですけれども、これにつきましても、先ほど申しましたが、直接支払制度を、滞納を理由に利用させないということができません。したがいまして、滞納者の方であっても、直接支払制度で、多額のお金を準備する必要はないという形になりますので、そういった意味では、非常に生活の苦しい方、こういった方についても安心して子供さんを産んでいただけるという制度だというふうに御理解をいただきたいと思います。
◆15番(永田昌己 君)
 そこでよくわかったんですけどね、そうした場合、なかなか納税相談がなからんと、そのまま残るじゃないですか、滞納分として。残らんですか、ずっと。だから、そこあたりの改良策はないのかということを聞いたんですけど、ないならないで、滞納なら滞納たいと、欠損は欠損たいということでいけばね……
◎市民課長(山口朋秀 君)
 滞納をどうなくしていくかという、また別の問題になろうかというふうに思います。これまでも納税相談、税務課と協力をしながらやってきております。先ほど税務課長が答えたように、分納という分もあっていますし、差し押さえも税務課のほうで、悪質な方については差し押さえをやる、もしくは、昨年度初めて税務課のほうが捜索という、さらに強い滞納処分といいますか、整理をされましたけれども、今後についても税務課のほうと協力をしながら、滞納が少なくなるように努力をしていきたいというふうに考えておるところでございます。
◆15番(永田昌己 君)
 はい、わかりました。ここに健康保険のあれで、出産育児一時金の課題が載っておりますよね。だから聞いておったんですよ。結局、今後は直接支払い制度になると、滞納している出産者の納税相談、そこあたりが課題になるので、よくしないと、なかなかここに問題が出てくるというふうに、あなたたちが課題として載せてあるから聞いているんですよ、この際。(発言する者あり)それはそれとして、支払いについてどうなるのかということを聞きよるので、後であなたは聞いてください。だから、そういうことで聞いたので、大体内容はわかりました。
○議長(原口英喜 君)
 ちょっと整理します。(発言する者あり)
◎市民課長(山口朋秀 君)
 お答えをいたします。
 主要施策のところにも、確かに「今後の課題」というふうに私どもも認識をいたしております。先ほども言いましたように、税務課が基本的に税の徴収の担当、それに当然うちが税の賦課をしておるわけですから、税務課と協力をしながら、滞納を少なくする努力を今後もこれまで以上に頑張っていきたいというふうに考えておるところです。(「はい、わかりました。終わります」と呼ぶ者あり)
○議長(原口英喜 君)
 他に質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 他に質疑もありませんので、議案第54号の質疑を終結いたします。
△日程第3 議案第55号
○議長(原口英喜 君)
 日程第3.議案第55号 平成21年度筑後市一般会計補正予算(第4号)について、質疑はありませんか。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 何点か質問いたします。
 第3款の、ちっこハウスの関係ですけれども、これは専用出口の設置と殺菌機器、エアカーテンと、こういうふうに書いてありますけれども、こういうことをして本当に成果があるのかどうかですね。私は、保育士さんというんですか、部屋も別にして、保育士さんも行ったり来たりもできんようなことをしない限り、例えば感染の幼児が入ってきて、そういうようなことが、こういう簡単なことで私はできるだろうかと。それよりか、感染した方は、気の毒だけれども、ほかのそういう専門の病院等へ入院していただいて、すべきじゃなかろうかなと。これは、感染者がこういう措置で、感染した人がちっこハウスに来ても、一切他に感染しないという保証があるのかどうか、お尋ねをいたします。
 それから、これは後で貝田議員も聞くと言われましたけれども、国保税の滞納相談で、臨時雇員と、こういうふうなことがありますが、これは個人の情報の守秘義務とか、私は納税とかそういうものは、臨時職員とかそういうものではやっぱり対応できないと。市役所の職員がやっぱりやらなきゃならんというような考え方で、過去、答弁もあっておったように思いますけれども、あの方がどれだけ滞納があるとかというようなことを口外してもらったら、これは守秘義務というものがあろうかと思いますが、その付近のセキュリティーについては、どういうふうに考えてあるのか。
 それから、第7款の商工費でびっくりしますけれども、約90,000千円弱が県立公園の中に足湯及び温泉施設を整備すると、総工費を聞いてみましたら、5億円強と。5億円もかけてですね。
 それで、6月議会で一千何百万円かけて、鉱泉場の近くに鉱泉を利用すると、鉱泉でもってあそこの付近を活性化させるというようなことで、私は反対しましたけれども、1メートル500真四角の男用、女用の湯船を2つつくって云々というようなことがありました。何で今度はまた公園の中にこういうことをつくるかと聞いてみますと、今言いましたものと連結が必要だと。ちょっと私はびっくりしますけれども、本当にそういうようなことを思ってあるのか。聞くところによりますと、この4月から、副市長中心のプロジェクトチームが急に立ち上げられて、今回の補正での提案に至ったと、こういうようなことですけれども、何で本予算ではなくて、今後総工事費が5億円にも上るようなものを補正でもって頭出しをするのか。私は、来年度の本予算か何かで検討して組むというならば、話はわからんでもないですけれども、何で補正なのかということもお聞きしておきたいと思います。
 それから、提案理由の中で、広域公園の魅力を高めるために、こういうものをつくるんだというようなことが強調されておりますけれども、広域公園の魅力を高めるのに、何で市の金を5億円も使うのか、県がする工事ではないかと思いますが、その点の御説明をお願いしたいと思います。
 それから、読んでいきますと、基盤整備の実施というものがあります。工事費が60,000千円です。それと合わせて、今回は設計費が二千何百万円、それで約86,000千円、約90,000千円弱の予算になっておりますが、基盤整備とは何なのか、その工事費を60,000千円かけて、どういうことをしようとしておるのか。
 最後に、これは5億円かけても、市に収入が一切入る施策ではありません。税金の、いわば無駄遣いです。最終的には5億円ですね。この足湯を含めて温泉施設の運営はと、こう聞いたら、指定管理者制と。どうも出来レースのようなものが筑後市は多いと思いますけれども、ここで5億円かけて、何年以内にその5億円の元手が取り返されるのか、その試算をした表があれば、お出しいただきたいと思います。
◎福祉事務所長(小田美穂 君)
 病児、病後児をお預かりいたしております、ちっこハウスの改修についてお答えをいたします。
 乳幼児期には、はしかやおたふくかぜなど、大変かかりやすい伝染性の疾患が多く、できるだけお互いに、子供さんたちお預かりする場合に、接触しないにこしたことはございませんか。お預かりできる状態の方かどうか、あと、申しますと、かかりつけの医師が判断されて、診断書等もお持ちになられた方についてお預かりをいたしておりますので、感染症のためどうなのかという判断は、それぞれの診断書等を見て、ちっこハウスのほうで対処いただいております。
 今回の改修につきましても、整備の内容につきましては、ちっこハウスのほうと十分協議をいたしながら、経済危機対策、子育て支援の事業に合う形で決めさせていただいた状態でございます。
◎市民課長(山口朋秀 君)
 お答えをさせていただきます。
 国保税の徴収促進、適用適正化事業の関係だろうということで思います。基本的に国保税の滞納情報といいますと、個人情報を臨時職員でいいのかということかというふうに思っておるところです。基本的に、臨時職員であっても当然守秘義務はあるというふうに認識いたしております。近年、やはり後期高齢者制度で、納付率の高い方が後期高齢者医療のほうに移行したということで、国保税の収納率が全国的にも下がっております。やはりいろんなその解決策に各市町村努力をしておるわけですけれども、中にはコールセンター、そういったもので対応しているというふうなところもあるようでございます。
 今回、補正予算を出させていただいておりますのは、基本的には新規滞納者をどれだけなくすのかという部分が一番重要だろうというふうに考えておりまして、基本的には新規滞納者への電話督促、それから、督促状の発送等、そういった業務に臨時職員を充てたいと。正規の職員の方については直接的な訪問徴収であったり、滞納処分であったり、そういった部分にシフトしていきたいというふうに考えておるところでございます。
 したがいまして、臨時職員じゃなくて正規で対応すべきではないのかという御意見かというふうに思いますけれども、基本的に、今なかなか人員がひねり出せない中で、まず、そういった事務的な部分を臨時職員のほうに担っていただきたいということで、提案をさせていただいている部分でございます。
 以上でございます。
◎商工観光課長(高木正勝 君)
 それでは、私のほうから船小屋温泉の開発のことについてお答えをいたします。
 まず、第1点目の「鉱泉の実験事業との関係」ということですけれども、おっしゃいますように、今、鉱泉の実験事業を船小屋地区のほうで行っております。こちらのほうが目指しておるのが療養型の温泉ということで、今、実験をしておるところです。一方、今回予定をしています温泉のほうについては、火山性の温泉といいますか、当然温度が高い温泉を出すということです。予定しておりますのは、公園内の209号線のほうに近いあたりということで、209号線をまたぐことになりますけれども、両方については行き来ができる程度の距離になるというふうに思っています。
 こういう2つの特色のある温泉を備えることで、集客力に相乗効果が出るというふうに考えております。さらに、公園自体が自然豊かな公園ということで、こういう公園とあわせて、おいでになった方にゆっくりとした時間を過ごしてもらうということで、来客者の満足度が高くなるということで計画をしておるところです。
 第2点目の「来年度の本予算で」というようなお話の分ですけれども、議員おっしゃいましたように、本年の4月からプロジェクトチームをつくって、事業の内容を詰めてきております。来年ということになりますと、それだけ時間が遅くなりますので、事業の概要等が一応整ったということで、できるだけ早い時期にということで、今回の補正予算に上げさせてもらっております。
 それから第3点目の、「県でやるべき事業ではないか」というところですけれども、県のほうで当然公園の整備等はやっていってもらっております。当初、プロジェクトチームの中でも話をしておりましたのが、こういう温泉の開発、それから、物産館的なものを同様に209号線近くにつくったらどうかということで協議をしてきたところです。こちらの物産館については、県の協議の中で、県のほうが売店という形で整備をするということになったところです。温泉の部分については、やはり市のほうが主体的にやるべきだろうということで、市のほうとしてもそういう決定をしてきたところです。県の公園の整備に市がやるということではなくて、県の公園を利用して筑後市がそういう発展的な事業をやっていくというふうな理解のもとに進めておるところです。
 それから、運営についてですけれども、運営についてもまだちょっと内容等が完全に決まっていませんので、指定管理者というようなお話もいただきましたけれども、一番想定されるのはそういう形になろうかと思いますけれども、こちらのほうもまだ決めてはおらないところです。今後、十分に検討をしていきながら決定をしていきたいというふうに思っております。
 それから、「5億円を回収するような試算をしておるか」ということですけれども、こちらのものについては、ちょっとそこまでの試算はしておりません。
 以上です。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 税務といいますか、5款の関係、国保税の関係についてはわかりました。それで、ここで申し上げておきたいのは、臨時の方をどなたか雇われると、やっぱりそういう方からいろいろな個人情報が漏れないようなことを、ぴしっとやっぱり課のほうで指導といいますか、教育をしていただくことが後のためじゃないかと。ここから漏れたというふうなことで、また、いろいろ問題になるといけませんので、そのことだけ、私は徴収まで行かれるのかなと、こう思って聞いたところが、そうじゃないと、文書というようなことですから、それは大いにやっていただいて結構じゃなかろうかなと。
 それから、ちっこハウスの関係ですけれども、ちょっと、予算はここで出ておるわけですから、聞いたわけですけれども、そういう、私がさっき言ったようなことは考慮されておらんわけですかね。エアカーテン、入り口は別にする、中は一緒と。エアカーテンだけで仕切ると。それで、保育士さんというんですか、どう呼んだらいいか知りませんけれども、そこでお世話をしていただく方は、感染児だろうが、いわゆる感染していない健康な子供たちだろうが、一緒に接せられるというようなことだろうと思いますけれども、そこの付近をぴしっと区別せんと、感染が拡大せんという保証にならんと私は思いますが、そういう意味で聞いたわけですよ。感染はこういうふうなことで、ここで、ちっこハウスで感染された子供が入ってきても、他に感染しないという保証があるのかと、こういうふうに聞いたわけですけれども、明確な答えがなかったようですから、再度お尋ねします。
 それから、公園の関係ですね。「指定管理者」というのは商工観光課長が言うたっですよ、私が聞きに行ったときに。指定管理者でやるというようなことですから、ほうほう、これはまた副会頭のAJコーポレーションかなと思って、これは出来レースかなと思って言ったところです。「AJ」とは言わんやったですけどね、あなたは。「指定管理者で」と。それで、市が5億円も金をつぎ込んで、税金を、国からの金もありますが、しかし、すべてこれは市民、国民が納めた税金ですから。そして、それを回収。採算がとれるめどもないわけでしょう。指定管理者というのは。あれと一緒でしょう。例えばサザンクスかな、あれと一緒でしょう。四十何億かけてつくった、そして、指定管理者で今170,000千円かな、120,000千円か、そのくらい出して運営をしていただいておる。これも5億円。それで、どこかに、団体か何かに指定管理者とかいろいろな、どういう制度か知りませんけれども、それで運営をしていただく、それにまた金が要る。全く5億円投資した税金の回収はできないということでしょう。これはできるんですか、5億円、15年なら15年でいいですよ。どれくらいここに来る人がおって、一日に幾ら金を取って、そして、だからこれだけで回収しますとか、年の経費については幾らの温泉が出るか知りませんけれども、余り熱いとが出たら、これはぬるめにゃいかん。その経費が莫大だと、こういうふうに私は例えば90度を100度で出ても、これは迷惑だと。温泉の質としては、水でしか薄める方法がないわけでしょうから、水が多量に要ると。あるいは、そういう温度を下げる施設に莫大な金がかかる。これは経常経費として、1年間にかなりの金がかかるとかというようなこと。その施設の電気代とか何とかいろいろかかるでありましょうし、また、温度が低い場合は、42度ぐらいが私は、浴槽の41度から42度、42度を超えると、これはもう熱うして入られんというごたることなるわけですから、30度で出たら、12度ぐらい上げなければいかん。それで経費がかかるわけですから、年間の経費がどのくらいかかるのか、そして、ここに来館者、来場者、入湯者がどのくらいいるのか、そこで年間どれだけ金が浮くのかというか、利益が出るのか、その利益が年間1,000千円出るならば、5億円とするならば、後は50年ぐらいかかるわけでしょう。そういうような計算ができておるかというと、できておらんと。そういうようなものもできんで、私はこういう、しかも補正で提案するなんていうことはおかしいと思いますが、これは市長もやめられるというか、撤回されるお気持ちはありませんか。
◎建設経済部長(鬼丸則行 君)
 この温泉の今回取り組みでございます。先ほどの説明の中で、何で急に補正をして対応するのかということでございますが、実はこの平成21年度において、経済対策が国のほうでも実施をされております。そういった中で、経済対策事業の中の地域活性化・基盤創造交付金事業、これを活用して実施をすれば補助事業に該当し、2分の1の補助をいただけるというような面と、また、県のほうにつきましてが、基金を取り壊して、地域活性化に向けた事業を実施するというようなことで、県の元気づくり事業というものがございます。これも2分の1補助ということで、今回この補助をいただきながら、先ほど課長御説明申し上げましたように、地域の活性、特に船小屋地域の再生に向けた活性化を図っていきたいというようなことで計画をしたところでございます。
 この補正の中で基盤整備等、工事請負費ということで60,000千円予算化をさせていただいておるところでございますが、これにつきましては、足湯部分と施設本体、それの基礎部分の整地というようなことで考えておったところでございますけれども、今後、この場所自体が県の敷地でございますので、そういったものについて今後も協議をしながら、県と協議を重ねて、極力県のほうで整備をしていただくような形で経費節減に努めていきたいというふうに考えておるところでございます。
 ただ、先ほど質問議員おっしゃいますように、地中の中の温泉の温度、それと泉質、そういったものが現在のところまだわかりません。泉質なり温度によって、経費等が大きく動くことも考えられます。そういったことを今回の温泉のほうの調査、そういったものをさせていただいて、最終的な経費の確定をしていきたいというふうにも考えておりますので、ぜひ地域の発展のためにも、この事業の推進をお願いしたいと、御理解をいただきたいということでお願いをしたいと思います。
 以上でございます。
○議長(原口英喜 君)
 10分間休憩いたします。
                午前11時   休憩
                午前11時12分 再開
○議長(原口英喜 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎市立病院総務課長(角敏幸 君)
 御質問いただいた、ちっこハウスの件で御答弁申し上げます。
 現在、感染症の病室、これが2部屋ございますけれども、現在、入り口が1カ所になっております。ですから、そういった感染症のお子さんとそうでないお子さんが一緒に入ってくるという場合もございます。そういった場合に感染するおそれもございますので、今回、入り口を別々に設置して、そういったリスクを少なくしたいというふうに考えております。
 それと、職員の関係ですけれども、現在、職員は確かに感染症の部屋とそうでない部屋は行き来をしております。しかしながら、感染症にそういった重大な病気を持った方がお見えになった場合は、別に1人雇ったりもしております。今後もそういった方法をとりながら、100%感染が防げるということではございませんけれども、そういったリスクを減らしながら、消毒、殺菌等も行いながら運営していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 今まで、ちっこハウスには、新型インフルエンザというのを感染症だと、こういうふうなことだと思いますけれども、それまでにもインフルエンザだけではなくて感染症というのはあっただろうと思うわけですね。じゃあ、今までの、今のような施設で感染の拡大等が見られないとするなら、私は今そういう金を使って、エアカーテン、入り口だけ別にして、ふろで言うなら、男湯、女湯入り口と書いていて中は一緒だったということと一緒で、そういう理屈でしょう。中もぴしっとしとかんと。エアカーテンって知っとるですよ、私たちも。肉屋にもありますよ。冷蔵庫の前の冷気が逃げんように、エアでぱっと上からするのがエアカーテンじゃなかろうかなと、こう思うわけですね。今まで感染症の幼児が入ってきても、そういう感染の拡大が、今課長が言われたようなことで、保育士さんですか、その方を別につけるとかというようなことで拡大があっておらないなら、わざわざ金をかけてこういうようなことをする意味はないと、私はこう思いますが、どうですか。新型インフルエンザはそういうことをしないと、感染力が強くて、今までに一般的に言われる感染症対応ではできない、だから、こういうことをするということですかね。その点お尋ねをいたします。
◎市立病院総務課長(角敏幸 君)
 お答えいたします。
 やはり現在そういった感染はあっておらなくても、今後、感染症に関する対策というのはやはり必要だというふうに考えております。どうしてもそういった感染のリスクを抑えるためには、こういった設備も必要ではないかというふうに考えております。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 じゃあ、もうちっこハウスのことはお聞きしません。船小屋のことですけれども、今から探査をするわけでしょう。泉源といいますか、「どこか」というのを。それは電波探知機かどうか知りませんけれども、それに5,000千円ぐらいかけてやると、どこか専門業者にですね。そして、まだ、そこを確定したらの話でしょう、基盤整備というのは。それで、確定もしておらんのに基盤整備だということで60,000千円も工事費を組むということについて、私は大変おかしいなと。でしょう。どこかわからんわけでしょう、もう決まっとるわけですか、昔のヘルシーパルの横とか。そうすると、「指定管理者も同じ人でいい」とかというようなことで決まっておるんですか。まず、決めにゃいかんわけでしょう、どこか。あなた方のあれからすると。そのためには、公園の温泉を掘るところを探査するということは、どこが一番いいか、出るか出らんかということを探っていくわけでしょう、探知機か何かで。よっと知りませんけれどもですね。性能のいい、そういうところでやる。それが公園の真ん中であれば、今度はそこへの、施設までの専用道路をつくらにゃいかんわけでしょう、進入道路といいますか。そこで、それから今度は基礎工事をやるとかという、まだこれは先の話であって、今、補正で60,000千円の工事費を計上する話ではないと、私はこう思いますが、その点についておかしいと思われませんか。どこかでもう決まったと、位置が。公園の場所が確定したと。だから、それまでに今言いますように進入道路が必要だと。敷地がこれだけ要ると。だから、そこまでの整備をすると、その費用が60,000千円だというようなこと。まだ違うわけでしょう、設計を今からするわけでしょう、そして建物も。聞いたら200平米と、約70坪弱の施設を建てると、こういうようなことですけれども、非常に私はおかしいと、こう思いますが、プロジェクトチームを率いられてきた副市長、この点については、そういうふうには思われませんかね。
 それともう1つ、私ばっかり聞くわけにはいきませんから、新幹線事業には市費は20億円以外はびた一文といいますか、それ以内で抑えると。しかし、これは5億円ということは、20億円プラス5億円で、もう公約違反だというふうに言えます。口は方便で、いや、あれは新幹線事業でやって、これは船小屋活性化事業だから別だと、こういうふうなことも恐らく言われるかもしれませんが、そういうことではないと私は思いますけれども、その点についてはどう理解されますか。
◎副市長(中村征一 君)
 それじゃ、プロジェクトをあずかっています副市長として答弁ということでございますので、私のほうから答えさせていただきます。
 この船小屋地区に温泉を掘る、あるいは物産館をつくるといった構想が出てまいりました。発端は、国の経済対策の中でそういう予算措置がとられるという話がございまして、先ほど建設経済部長から答弁しましたように、そういう補助金もあるということであれば、ぜひ船小屋周辺を元気ある地域にするために、何とか考えようということで、プロジェクトチームを発足させたわけでございます。
 船小屋地域の活性化のためには、一つは、今着々と進んでいます新幹線駅の整備があります。それからもう1つは、もうこれも軌道に乗っています県営公園の整備、そして、それにプラスして、やっぱり昔から船小屋温泉ということで、この近郷の皆さん方、市内の方はもちろん近郷、近在から特に親しまれていました船小屋温泉、これを活性化するという3点セットで、この船小屋地区全体の元気づくりをやりたいということで、今進めておるところでございます。
 それで、今、弥吉議員言われたように、まず、温泉の出るか出ないかの探査をせにゃいかんと。それから、その探査に基づいて、その出方というか、温度とか量とかそういったものを踏まえて、それをベースに基本設計もつくるということで、その中で、当然先ほどありましたような収支計算等もやっていかにゃいかんだろうというふうに思っています。
 それで、最終的にはそういったものを踏まえて本格的にやるわけですけれども、国との関係、あるいは県との関係等もありまして、ぜひこの9月議会には、この関連についての補正予算を出すということで御提案をさせていただいているわけでございます。そういう点で、ちょっと早過ぎはせんかという御意見ももちろんわかりますけれども、やっぱり今の時期にこういったことに手をつけるということが、長い目で見て、船小屋地区の活性化に大いに役立つというふうに私どもは判断をして、今、取り組みを進めておるというところでございます。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 お答えがあっておらない部分もありますが、新幹線との関係はどうですかね。20億円以内ということ、「これは新幹線事業とは関係ない」と言われれば、言われるでしょうね、どういうことでも言えるわけですから。また、この施設もいわゆる鉱泉、船小屋の鉱泉を、船小屋は特殊な地域でそういうものが出ますから、それを実験施設として6月にはつくらせてくれと。これが成功したら、そういうことでもって、また船小屋を活性化すると。「これは要らんじゃないか」と言うと、「いや、これも要る」と、「幾つでんあったほうがいい」と。それはもう口は方便といいますか、どういうことでも言えますよ、金を使おうと思えば。理屈は何でも立ちます。ですから、さっき課長が答弁したように、わかっておるわけですけれども、ちょっとこれはやっぱり私は市民の皆さん方は首をかしげられるんじゃなかろうかなということを、まず指摘しておきたい。
 今、副市長答弁されたように、今後、探査をするわけでしょう、出るか出らんか、どこが一番いいのか、まだその段階でしょう。それに60,000千円も金をかけるということについて、私はどうしてもおかしいと。収支計算でも、5億円投資したものがいつの時点でペイするのか、その試算すらないというようなことでは、私は問題だというふうに思いますが、それでもやっぱりやられるおつもりですか。これは全く、入湯料なんていうのは幾ら取って、1日に何人ぐらい入られて、それで、年間経費が、それは指定管理者がつくられるかどうか知りません。そういう人たち、第三セクターか知りませんけれども、その経費として幾ら、市が今後、約200平米の温泉施設で、光熱水費含めてどのくらいかかるのか、そして、その入湯料でペイされるのか、ペイする以上に、その人件費以上に残れば、さっき言うように、年間10,000千円でも残るという試算があるのか。そういうようなものがない限り、私はこれは撤回すべき問題ではなかろうかなと思いますが、そうはされんのですか。これはもう押し切られますか。それは筑政会の皆さん方がいっぱいおられるから、私がどう反対しても通るでしょうけれども、私は非常におかしいと、こう思います。そうは思われませんか、執行部の皆さんどうですか、全員、いっぱいおられますけれども、だれも今私が言うようなことで、一人も反対なく、4月から副市長筆頭のプロジェクトチームで、行け行けどんどんで、今言うたような検証すらなく、計画すらなく、補正予算を提起されたと、これには今の部課長の皆さん方は一人でも反対される人が、体を張っても反対するというような人がおられんのですか。おられないとすれば、私は非常に情けないと思いますが。
◎市長(桑野照史 君)
 1点について、私から答弁を申し上げます。
 新幹線20億円以外か以内かという話でございますが、かつて4年前の市長選挙の一番の争点になりました。口は方便ですから、100億円かかる経費に5万人の人から1人20万円かかって新幹線をつくるというキャンペーンがありました。それに私はきちっとこたえる意味をもって、新幹線の駅をつくるのには最低20億円以内ですと。これが、例えば新しく新幹線ができた後に、自分たちで新しくつくろうとしたら、それの10倍かかりますと、このタイミングでつくるからこそ、20億円ですという説明をしてきました。考えてみれば、二分するような答えでしたけれども、369票多かったということは、それだけ多かったんだろうと思います。したがって、この4年間の中で、当然のことながら、20億円以内で新幹線の駅を建設するという市民との約束は、粛々と私はリードしてやってきたつもりであります。
 それから、一方では船小屋駅というのは極めて我々にとっては限りのある、少なくとも数多くない観光資源の一つであります。筑後市は、かつての時代から船小屋というものが多くの人たちの遊興の場であったことは、にぎわいがあったことはよく知っておるところでありまして、これが現実極めて寂れた状況になってきておるのも事実であります。そういう中で、待望の新幹線がとまるということは、広域の人が集まってきて、あるいは人が散じていくという、大きな交通拠点になるわけでありまして、これは大きな船小屋地域の活性化につながる、かてて加えて、福岡県が県営スポーツ公園を着々と準備してくれております。既に年間25万人を超える人たちが、ここの公園の体育館であったり、多目的グラウンドであったり、野球場であったり、テニスコートであったりというものを使っております。これも御存じのように、今後は温水プールまで含めたプール計画もありまして、こういう着々とした公園というものも、大きく人を集め、にぎわいをつくる一つの要因だろうと思います。
 したがって、長い間我々の筑後市にとって、船小屋の振興発展をどうしていくかということは、極めて大きな市民の待望だと思いますから、この機会に振興を図って、人が、にぎわいがさらに深まるためには、どうしても船小屋には温泉が必要だという思いを込めて、この事業を始めておるわけでありまして、技術的な問題等については、先ほどプロジェクトチームをつくって、副市長も答弁いたしましたし、直接担当の建設経済部長もやっておりますので、そこのところは私は申し上げませんが、船小屋にとって温泉が必要であるというのは、市民にかかわらず、多くのこの県南の人たちの待望するところではないかという思いをもって、この事業を着手しておるところでございます。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 私は市がやるべき仕事ではないと。まずは、理由は、さっきも言いましたけれども、県南公園という、県の施設ですから、そういうことであれば、温水プールと同じように、県が必要と認めるならば、県がされるのは、私は県会議員じゃないわけですから、議会で反対する、賛成するということもできませんから、それ以上は言われませんけれども、そして、よく考えんといかんのは、ペイするなら、民間の人がするわけですね、こういうとは。それは平山でもどこでも温泉がありますけれども、民間の人がするわけですよ。だれも手を出さんということは、そこに温泉を掘って、ああいう施設をしても、これはペイしないと、採算がとれないというから、だれもしない。それを、税金を5億も突っ込んで、また、年間幾らか知らんですよ、10,000千円か20,000千円か何千万円かかるか、そういうようなことを市が、筑後市がする意味がない、必要がない、そのことだけ申し上げて終わりたいと思います。
○議長(原口英喜 君)
 他に質疑はございませんか。
◆17番(貝田義博 君)
 弥吉議員の質問とダブる部分がありますが、よろしく答弁方願いたいと思います。
 5款の労働費の、先ほどの国保税の関係でありますけれども、答弁の中では事務的な仕事をすると、内容としては督促状の配布やら、電話でのそういう催促ということを述べられましたけれども、督促状はそんなにでもないんですけれども、電話での催促ということも、これは一定やっぱりなれた人でないと、なかなか簡単にはいかないんじゃないかな、ただ単に納めてくださいよ、払ってくださいよだけならいいかもしれませんけれども、やはりたとえ電話であろうと、相手の家庭の状況なり事情なり、そういうものを聞かないと、なぜ滞納になっているのかということも含めて、私は相談に応じるというふうにはならないと思いますが、そこら辺はどのように考えておられるものか、お答えを願いたいと思います。
 次に、商工費の関係、先ほども出ましたけれども、私も広域公園の中に、何で市費で温泉を掘らなければならないのかわかりません。もともとこの公園の目的というのは何だったのかと思いますけれども、メーンテーマでは、「豊かさを体験できる公園」のもとに、例えばスポーツゾーンであるとか、交流ゾーンとか、環境保全学習ゾーンなどを設けるというふうになっておりますけれども、何か先ほどからの内容でも、よくわからんという、どこに掘るのかわからんということでありますけれども、そういうもので突っ走っていいのかと私も危機を持っております。一体全体目的はどうだったのか。私は、公園と言うならば、最低限例えば芝生を用いた広場があって、木陰があるような木々をつくって、ベンチさえあれば、何とか公園という体制はとれるのではないか、むしろ、自然を考えるならば、そういうことでもいいんじゃないかと。いろいろ、あれもこれもつくらんでいいんじゃないかという、そういう考えを持っているのでありますけれども、一体全体この公園のそもそもの目的というのは何だったのかというふうにお答えを願います。
 それから、この温泉掘削については以前にも出ておりましたけれども、民間でやってもらうというふうな考えもあったと思うんですけれども、それがいつの間に、こういうふうに公的にやるようになってしまったのか、詳しくお答えを願いたいというふうに思います。
 それから、3点目については、新聞報道では5億数千万円の全体工事費か何か、そういうふうに出ていたと思うんですが、その内訳が全くわかりません。もし試算等でも、何かそういうのがあれば、ぜひ出していただいて、みんなでやはり議論をすべきだろうと思いますけれども、いかがでしょうか、お答えを願います。
 それから、3点目、10款であります。教育費でありますけれども、今回、理科の支援要員を羽犬塚、古川、二川、筑後北に配置するとされておりますけれども、ほかの学校についてはどのようになっているのか、また、この4校を選んだ理由、お答えを願いたいと思います。
 以上です。
◎市長(桑野照史 君)
 「県立公園の中に何で市がつくるのか」という点について、基本的な考え方だけ私から答弁をさせていただきますが、もともと我々は、先ほど弥吉議員にも答弁いたしましたけれども、船小屋温泉の再興を図りたいと、にぎわいを取り戻したいというのが一番ベースに一つございます。これはもう、やはりそのことに関しては再三地元にも申し上げてきたことですけれども、我々としては、そのにぎわいをぜひともつくりたいという思いであります。そして、今御指摘のように、これはむしろ公がすることではなくて、民間がすべきことではないかということの御指摘をいただきまして、私も基本的には全くそうだと思っております。それで、船小屋温泉の振興、発展というものは、民間の皆さん方のエネルギーがなくてできるものではありません。市役所がワーワーやってやるものではありません。しかし、その振興発展の起爆剤になる礎は、やはり我々の公としてすべきことではなかろうかというふうに思っております。
 この県営公園につきましても、あの広大なところにいろんな施設を県につくっていただいたというのは、間違いなく我が筑後市にとってはメリットがあるわけでありまして、しかも、これは先ほどの弥吉議員の発言のように、言ってしまえば、国の税金じゃないかと言われればそうなんですけれども、我々限られた筑後市の財政の負担をかけないで、県営公園というのが着々と整備されてきているということは、筑後市民としては歓迎すべきことだというふうに思っております。
 願わくば、我々としても経費のなるべくかからないようにということは当然考えますので、我々の大望である船小屋温泉の振興、船小屋地区の振興、発展ということのために、実は県営公園の母屋を借りて、そんなふうに使えたらいいではないかという考え方をいたしました。そういうことが1点。
 それから、時あたかも麻生内閣において地域振興のために、我々が予期する以上の臨時補助金というものが、経済危機のために行われるという21年度の限られた特殊な財政事情というものが出てきました。したがいまして、そのことをマッチして、むしろ我々筑後市の側が積極的に県にお願いをして、「場所を貸してくれませんか云々」をしたところでございます。
 それから、最後に、一番最初のところは、民間の活力でやるべきではないかということがございました。全く私もそのことは当然だと思いまして、もう5年にもなりますけれども、改めて申し上げますと、筑後市出身の方が自分で掘って、筑後市に寄附するから、後は運営を考えてくれという大変ありがたい話がありました。しかし、事情が変わって、御本人の裏切りでも何でもなく、そういうものができない事情に、その方の環境が変わってしまったことによって、実に丁寧に、約束を実行することができないという私に対するおわびがございました。そこで、それならば、民間に頼んでおって、我々としては、民間でできないと言われたから、もうこれは温泉は掘れませんというものでもないんではなかろうかということで、極力私も2期目の約束にしておりましただけに、何とかより少ない経費で温泉を掘るということをるる考えて、県並びに国の補助金を活用して、こういう事業に入ってきておるというのが経過でございます。
◎市民課長(山口朋秀 君)
 お答えをさせていただきます。
 質問議員のほうからは、「基本的に納税相談等については、もうなれた人じゃないと無理じゃないか」と、「臨時職員では無理じゃないか」というような御指摘かというふうに思います。
 先ほど弥吉議員の質問のときにもお答えをいたしましたけれども、基本的には新規滞納者への電話の催促、いかに新規滞納者をなくすのかということが第1番目だというふうに思いますし、かなりの方がうっかり忘れ、納付忘れというような方も多々いらっしゃいます。もしくは納期を間違えておったとか、そういった意味で、基本的にはそういった新規滞納者対策ということで、電話催促であったり、あとは事務的な督促状の発送、もしくは、これは今も推進をいたしておりますけれども、口座振替、納付にお見えになったときに、口座振替をされたら、もう納付忘れとかはありませんよというような、そういった部分の推進、そういったものに基本的には対応してもらおうというふうに思っております。詳しい納税相談という部分については、当然正規の職員が対応しなければならないというふうに思いますので、基本的にそういったうっかり忘れ等の新規滞納者をいかになくすのかという部分で、そちらのほうを臨時でして、これまでも滞納があるような方については正規の職員で対応すると、そういった振り分けをしていきたいと。したがいまして、臨時職員については正規職員の指示のもとに、そういった電話催促であるとか、口座振替の推進とか、そういったものに当たっていただこうというふうに考えておるところでございます。
◎商工観光課長(高木正勝 君)
 では、私のほうからは、「温泉開発のほうの5億円という中身について」ということでお答えをしたいと思います。
 現状での見積もりということですけれども、大きく分けますと、温泉の探査、掘削等の温泉本体に係る費用が約120,000千円程度、それから入浴施設についてが約250,000千円程度、足湯についてが約130,000千円程度となっております。
 温泉探査の内訳としては、探査費、今回補正予算に上げている分ですけれども、これが5,250千円、それから、掘削費が約90,000千円、給水設備が約250,000千円となっております。それから、入浴施設につきましては、施設本体が約73,000千円、それから、給水設備、汚水整備等の設備費が約157,000千円程度、あと設計、基盤整備等、今回上げている部分になります。それから、足湯につきましては、あずまやとか沿路工事などの施設整備が72,000千円、それから、同じく温泉本体と同じような設備費が約37,000千円、あと、今回上げております設計費、基盤整備費等になっているところです。ただし、これも現状の見積もりでありまして、今年度実施計画設計を予定していますので、そちらのほうで総事業費の正式な見積もりが出てくることになります。また、足湯などについては、先ほど当初部長が言いましたように、周辺整備の費用も見積もっておりますので、この辺については県と協議をして、できるだけ県のほうにお願いをして、事業費の縮小には努めていきたいというふうに思っているところです。
◎教育委員会学校教育課長(舩橋義顕 君)
 私のほうからは、理科支援員等配置事業に要する経費のところで御説明申し上げます。
 この事業は、県の事業でございまして、全額県費でございます。年度当初には、この事業があるかどうかというのは、まだわからなかったわけで、「ことしもあるよ」ということで、筑後市のほうに4校分の配分といいますか、委託金の配分があったというところでございます。
 昨年は筑後市には2校分の配分がありまして、水洗と松原に配置をしたところでございますが、ことしは希望ももちろんとっておりますが、去年とは違うところということで、この羽犬塚、古川、二川、筑後北の4校に対して配置をするように決定したというところでございます。
 以上でございます。
◆17番(貝田義博 君)
 1点目はわかりました。要するに、簡易なそういう督促に限ると、そういう長期の滞納であるとか、高額な滞納とか、そういう専門性が求められるものについては、きちっと正規の職員がやるということなわけですね。わかりました。
 それから、教育費の関係については、4校を選んだ理由というのは、ちょっと述べられませんでしたけれども、理科教員ということですから、必要性からして一定議論して、そこにということになったわけでしょうから、明確にもうちょっと詳しくお答えを願いたいというふうに思います。
 広域公園の関係でありますけれども、いろいろと述べられまして、具体的な試算の中身も答えられましたけれども、先ほど市長は年間25万人の来場が広域公園にあるということで、そのためにも温泉が必要だと言われましたけれども、それをもってしても、しかし、何で公園の中につくらにゃいかんのか、私はまだ理解に苦しみます。その利用は、大いに結構です。ただ、公園の中というのは、いろいろやっぱり今後例えば開発なりする人も制約が出てくるというふうに思います。入浴施設と足湯とかをつくられるんですけれども、そういう制約のあるところに、何で市費まで投入してせにゃいかんのかという、県がするなら私はわかります。弥吉議員と同じで、百歩譲ってね。しかし、それに市が何か、答弁の中では、乗っかったというようなことも言われましたけれども、船小屋温泉源の活性化とか、ここら辺はわかります。ただ、公園の敷地内と、そこら辺はやっぱりきちっとより分けしないと、何となく私、先ほど弥吉議員の質問と答弁のやりとりを聞いていましたけれども、補助金に群がったんではないかなという、そういう気がしてなりません。サブテーマの中に、「豊さを体験するためのベースとなる健康の増進」というのも上げられていますけれども、この健康の増進という、その意味合いから、温泉を広域公園の中にという、そういう発想になってきたんですか。そこら辺の中身をもう一回お答え願いたいと思います。
◎教育長(城戸一男 君)
 4校のいわゆる選定理由ということでございますが、基本的には理科の成果が十分上がっていないというのが1つ、それからもう1つは、いわゆる理科の専科の教員が少ないところ。いわゆる小学校の先生はオールマイティーですけれども、大学においてはそれぞれの体育科とか国語科とか算数、数学科とか、そういう学科によって専科を出てきております。だけれども、全部の教科をやらなくちゃならないと。ですから、理科の苦手な先生が往々にして多うございます。筑後市は理科の専科が少ないということで、そういった視点と、先ほど成果が十分上がっていないということも加味して、順次、来年もつけていく予定にしております。
 以上です。
◎副市長(中村征一 君)
 温泉の関係で御答弁いたしますが、ちょっと誤解があったらいけませんから、申し上げていきますけれども、本当は、さっきから弥吉議員もおっしゃっていますように、温泉は民間がやれば、それが一番いいです。ただ、民間は、あそこは公園の区域ですから、民間ではできません。それが1点ですね。
 それから、次は、じゃあ県がやればいいじゃないかと、県営公園だからというのもわかります。県がやっていただければ、それが一番いいんですけれども、我々もそういうことを県に要望いたしましたけれども、県はそこまで県のほうで温泉をつくることは考えていないということでございました。
 それで、問題は、じゃあ何で筑後市が温泉が掘らにゃいかんかということですけれども、やっぱり先ほども言いましたように、筑後広域公園に訪れてきてくれる人たち、あるいは筑後市民の方々、特に市民の中からは非常に温泉に対する期待が大きいということがございます。だから、市民の期待にこたえるという点と、せっかく健康づくりのために筑後広域公園に来ていただく県民の方々も、ぜひそこで一ふろ浴びて汗を流してというのがあればいいなという声もございます。だから、そういうことで、やっぱり筑後市のほうで温泉を掘って、そして広域公園の魅力を高める、そのことによって筑後市の船小屋を訪れてくれる人が多くなると、それが結局はやっぱり筑後市のためになると、筑後市の元気づくりになるということで、この構想を進めておるところでございます。
 先ほど商工観光課長が答弁いたしました事業についても、あくまでまだ概算の概算でございまして、今から基本的には、基本設計等を詰める中で、金額等も詰まっていくと思いますので、その時点では、また議会の皆さん方にもきちんと御相談をするということになろうかと思います。
 以上です。
◆17番(貝田義博 君)
 理科教員の関係については、順次ということでしたので、今後も引き続き配置をしていくということの理解でいいわけですね。
 それから、広域公園の関係ですけれども、それにしても、私はやはり広域公園の中にそういう温泉施設とかつくるのはどうかなと、つくるならば、やはりそれは鉱泉源のあたりのところで、私は十分それでいいと、そっちのほうがやっぱり地域の活性化にはつながるものというふうに思いますが、そう思われませんか。
◎建設経済部長(鬼丸則行 君)
 今回の温泉の計画につきましては、るる副市長のほうからも出たところでございます。場所についてでございますけれども、鉱泉源公園の近くには、確かに、さきの議会で鉱泉を加温した施設をつくっていくというような、一つの大きな計画がございます。それとあわせまして、広域公園全体をとらえて周遊できるようなところとして、豊かさを体験できる、そういった公園整備をしていったらいいんじゃないかと。逆に筑後市がそういうふうにして使っていったほうが、その地域の振興につながっていくのではなかろうかというようなことを考えたところでございます。
 そういったことで、県のほうとるる協議をしてきまして、先ほど副市長申し上げましたように、公園の中に県のほうで温泉も掘ってくださいよという要望はしてきたんですが、そこまでは整備はしないと。できないというようなことで、それじゃ売店ぐらいは設置をしていただけませんかというようなことで、鉱泉の加温施設、それと売店、それと、こういった入浴施設並びに足湯、そういったものを若干ではございますが、離れてはおりますけど、そういったものを周遊していただいて、全体的なゆったりとしたいやしの時間をとっていただければという、一つの考えもあるところでございます。そういったことで、鉱泉源のほうじゃなくて公園の中のほうに今回計画をしたというのが一つの考えでございます。
 以上でございます。
◆17番(貝田義博 君)
 全体計画の中で、いやしを強調されたんですけれども、じゃあ、この全体計画というのは、また確定はされていない、広域公園の全体ですよ。というのは、今後もこのようにして、もともとの計画がどうなっていたか、私よく知りませんけれども、大ざっぱな、さっき言った何とかゾーンということだけは決まっていたかもしれませんけれども、そういうことでは、いろいろとまたこういう施設をつくる可能性というか、そういうものが出てくるということなんですか。そこだけお答え願いたいと思います。
◎建設経済部長(鬼丸則行 君)
 公園の中の全体的な構成といいますか、ゾーン設定につきましては、当然県のほうが設定をするわけでございまして、現在、スポーツゾーン、これについてはもう供用開始がなされております。あと環境保存やら学習ゾーン、文化体験ゾーン、交流ゾーンというような、大きなゾーン形成がなされておるようでございます。
 今回、我々としてはやはり地域の発展のためには、この交流ゾーンの中にこういった施設をつくっていったらどうかというようなことで、配置を計画しておるところでございます。ただ、温泉の本体掘削の場所については、探査をしなければ確実には出てこないということでございますので、今回、探査の関係についても補正を上げさせていただいておりますので、今後、一体的な継続事業としてやっていこうという取り組みで、今回工事請負費までを補正で計上させていただいておるところでございます。
 以上でございます。(「終わります」と呼ぶ者あり)
○議長(原口英喜 君)
 他に質疑はありませんか。
◆11番(坂本好教 君)
 第3款の住宅手当緊急特別措置事業ということで2,890千円上げておられますけれども、住宅をなくした離職者ということで、対象がなっておりますけれども、これはどれくらいの方がおられるという把握をしての予算措置なのかということをお尋ねします。
 それから、中冨議員が一般質問の中で申されました、第4款の環境自治体会議が筑後市、大川市、大木町で行われるということで、地元の負担金として予算措置500千円ほど上げておられますけれども、どういう事業を計画されてあるのかお尋ねをいたします。
 それから、学校の太陽光発電で、松原、水洗、筑後となっておりますけれども、何か大きさ、規模で言うなら、羽犬塚とか北小学校のほうが大きいんじゃないかと思いますけれども、これもどういうことで、この3校に落ちついたのかということ。
 それから、最後に、2階に簡易なエレベーターをつけるということで、古川、水洗、西牟田が今度は対象になっております。もちろん水田小学校は今までもあったと思いますが、もうこういった障害児がおられるところは、この3校で終わりなのか、ほかにはもうないのかということをお尋ねしたいと思います。
○議長(原口英喜 君)
 1時まで休憩いたします。
                午前11時58分 休憩
                午後1時   再開
○議長(原口英喜 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎福祉事務所長(小田美穂 君)
 私のほうから住宅手当緊急特別措置事業につきまして、こちらを対象世帯、対象人数を何人で見込んでいるかという御質問をいただいております。こちらにつきましては、国のほうから住宅手当対象者数等の推計の資料が示されておりまして、その資料に基づき算定をいたしております。
 まず、住宅手当の対象者を決めますのに完全失業者数、こちらを1,051人というお示しがあっております。そちらに他の施策の対象とならない者の割合33.4%、それから不動産の非保有者の割合56.7%、そして、世帯主である者の割合39.3%、以上を掛けまして、そして、それぞれの市町村で60%から90%までの申請率を見込んで計算をするというふうになっております。私どもは60%の申請率を見込みまして、そして、本年度は中途からの事業でございますので、これが年間数といたしまして、10月から始まりますが、申請月の翌月からの支給ということで5カ月分ということで見込みをいたしまして、28人、28世帯というふうな形で計算をさせていただいたとこでございます。
◎かんきょう課長(橋本國光 君)
 私からは、環境自治体会議の事業概要についてという御質問について、お答えをさせていただきます。
 まず、来年の環境自治体会議につきましては、本年6月に実行委員会が発足しておりまして、日程は既にお決めいただいております。日程につきましては、来年5月26日の水曜日から28日の金曜日までの3日間ということでお決めいただいております。中身につきましては、今、実行委員会で御議論いただきながら、幾つかの部会をつくったり、事務局レベルでも議論をしながら詰めておりますので、過去の事例をもとにということで申し上げたいと思います。
 それから、既に決まっている部分については、お話をさせていただきたいと思いますが、一般的に、初日は午後から全体会。おおむね参加者が年によって、時によって、それから場所によっても違いますが、3日間延べで2,000人から3,000人ということですので、1日当たり650人から1,000人ぐらいになろうかと思っております。初日の開催場所は筑後市ということでお決めいただいておりますので、そちらで全体会を予定いたしております。開会セレモニーの後、基調講演やパネルディスカッションということで、一般的には考えられております。
 それから、2日目につきましては、分科会。今までの事例で言いますと、十幾つから多いときで20近くまでぐらいの分科会が行われております。来年のちっご会議においても、現時点では19の分科会の素案ができ上がっています。まだこれは流動的でございますが、そういう状況で、この分科会につきましては、筑後市、大木町、大川市、それぞれの市町で会場設定をして開催をする予定でございます。
 それから、3日目は、分科会を受けてのまた全体集会というようなことで、分科会報告なりをして、今後の取り組み等についての問題提起なり、宣言の採択等がございます。こちらは大川市のほうで予定をするということで、現在までのところ議論がなされておるところでございます。
 以上のような状況でございます。
◎教育委員会学校教育課長(舩橋義顕 君)
 それでは、私のほうから、太陽光の部分とエレベーターの関係で御質問をいただきました。
 まず、太陽光発電導入事業に関しましては、今回、国の「安全・安心な学校づくり交付金」の交付が内定したこと、それから、補助裏には「地域活性化・公共投資臨時交付金」が使えるということから、3小学校、松原、水洗、筑後に太陽光発電を設置するというものですが、この3校を選定した理由ということでございました。
 3カ所設置できますので、まず各中学校区に1つずつ、それの小学校ということを考えました。まず、北中校区でございますが、松原小学校につきましては、昨年、大規模改修とか、耐震工事が終わったばかりでございまして、建物の強度があるということから、北中校区は松原小に決めたところでございます。次に、水洗小学校でございますが、ここにつきましては、昨年、屋上防水工事を実施しております。通常、屋根の上にパネルを設置しますので、防水工事が終わったところのほうが安心だろうということで、水洗小学校に決めたところでございます。筑後小学校につきましては、羽犬塚中学校区、羽犬塚小と筑後小2校でございますが、筑後小のほうが今までいろんな事業を余りしていなかったということ、それから電気代の伸びが羽犬塚小よりもちょっと大きいような数字が出ておりましたので、その関係で筑後小学校に決定したというところでございます。
 それから次に、エレベーターの関係でございます。障害児対策事業に要する経費というところで計上しておりますが、これも国の安全・安心な学校づくり交付金、それと地域活性化・公共投資臨時交付金がいただけるということから、車いすの障害児が在籍いたします3小学校、古川、水洗、西牟田小に小型エレベーターを設置するということにしております。それと、屋内運動場に多目的節水型トイレ、それからスロープですね、そういうものを設置するものでございます。「今後、ほかの学校でそういう児童がいた場合はどうするか」ということの御質問でございましたのですが、必要があるということならば、それぞれ検討しないといけないとは考えておりますが、何分、予算があればという前提がつきますので、今回はこういう補助金、交付金が来たというところで、かねてから懸案事項であったこの3小学校につけるというところでございます。そのほか必要があれば、そのとき検討するということで考えておりますが、財政状況等がございますので、そのときにならないと実際の実施については、まだ今の段階ではちょっとわからないというところでございます。
 以上でございます。
◆11番(坂本好教 君)
 いろいろありがとうございました。
 第3款の住宅手当の特例措置で、国の数字に基づいてと言われました。この住宅をなくした離職者というのは、要するに筑後市では、把握できないということはないんでしょうけど、そういった一定の国の基準に基づいてこういった事業というのはそういった算出方法をやるわけでしょうが、この申請をされる人というのは、もちろん筑後市に在住する人だろうと思うんですけれども、例えば、筑後市に1カ月とか、2カ月とか、3カ月とか、居住期間があると思うんですけれども、大体何カ月ぐらいしたら筑後市の住民として、こういった事業を受けられるものかというとをまずお尋ねします。
◎福祉事務所長(小田美穂 君)
 こちらにつきましては、ずっと筑後市の住民でいらっしゃった方という対象にはなっておりません。住宅をなくされて新しく住所を決められる際に、筑後市の住宅を決められる場合には、その当該市町村、筑後市のほうで手当を差し上げる形になります。ただ対象者にいたしましては、いろんな形で支給の要件がございますので、その要件に合致した方ということになってくるかと思います。
◆11番(坂本好教 君)
 さっき説明の中で、28世帯2,890千円という説明があったと思いますけれども、1戸当たりにしますと100千円ですかね、それくらいの措置ということですか。
◎福祉事務所長(小田美穂 君)
 こちらにつきましては、住宅手当の支給が六月を限度というふうにされております。私ども住宅手当の基準につきましては、私どもの地域の生活保護基準の1.3倍というのが国の基準で決められております。その基準額が34,400円になります。28世帯というふうに申し上げましたけれども、本年度につきましては、6カ月のうち平均3カ月受給されるものというような計算をいたしまして、34,400円の28世帯掛け三月ということで、2,889,600円の補助を予定したところでございます。
◆11番(坂本好教 君)
 わかりました。34,400円がベースになっているということで、わかりました。
 次に、環境自治体会議ですけれども、今、大枠の話を課長のほうから説明いただきましたけれども、全体会議の中の基調講演みたいなものはどなたが来られるような、例えば、今、総理大臣になられた鳩山由紀夫さんが来られるとか、そういったふうな話というのはないもんでしょうか。
◎かんきょう課長(橋本國光 君)
 残念ながら、鳩山代表は候補にも入っておりません。現時点で、実行委員会で検討がなされている内容、候補が上がっているのは5名ほどいらっしゃいます。環境問題でいろんな取り組みをなさっていらっしゃる作家の方であるとか、環境問題または経済問題と絡めての評論家の方であるとか、そういった方を今、候補として四、五名ほど事務局より御提案いたしておる段階でございますので、まだ現時点ではどなたに決まっているという状況ではございませんが、基調講演はそういった方々のどなたかにお願いをする予定でございます。
 以上でございます。
◆11番(坂本好教 君)
 2日目、分科会が19ぐらい予定してあるということですけれども、筑後市、大木町、大川市、それぞれ6つずつぐらいになるんですけれども、かなり広範囲な分かれ方になるような気がしますが、将来に向かっての環境会議ですので、もちろん大木町の「くるるん」の循環型が環境に一番適しているといいますか、時代のニーズに合ったということで大木町も含めたところで会議があるわけでございましょうが、今から検討されることでしょうからわからないとは思いますが、分科会の中に何か今後の大きく役に立つようなといいますか、今後に大きく進展するような現実味のある分科会にしていただければいいなと思うところでございます。私自身も知恵を持ちませんので、どう言ったがいいのかわかりませんけれども、せっかく環境をテーマとして全国大会をやるわけですので、意味のある会議にしてもらえばいいと思うところでございます。
 最後になりますけれども、太陽光発電の松原、水洗、筑後が今回なったということでございます。それぞれ中学校校区で1つずつ、それぞれの理由で選ばれたということでございますが、今後の展開といいますか、先ほどの環境のあれじゃございませんけれども、太陽光発電は非常に環境に優しい事業でございますが、今後の展開としては、わからないでしょうけれども、予測される範囲ではそれぞれの学校につけていただくとが本来の姿ではないかと思いますが、今の段階でどういう予測をされるのか、お尋ねします。
◎教育委員会学校教育課長(舩橋義顕 君)
 お答え申し上げます。
 太陽光発電につきましては、今回出しております3校について、国の補助金の内示を受けているところなんですが、太陽光発電については非常に教育的見地からも環境的からも非常に大切なことだと思いますので、これはできれば全校になるようにですね、積極的に進めていきたいというふうには考えております。これも国の補助金と交付金がつくかどうかというところが前提ではございますが、そのように考えておるところでございます。
◆11番(坂本好教 君)
 最後にします。
 さっき障害児のほうは説明がありましたが、この学校のほかには今の時点では障害児はおられないということ。説明が悪いですけど、対象者がいない……。
◎教育委員会学校教育課長(舩橋義顕 君)
 いわゆる車いすとかを使っている子供さんということだと思うんですけれど、ほかの学校にも実際おります。ただ、先ほど申しました3校以外は既にエレベーターがあるような学校におるということで、一応エレベーターを使用していただいているというところではございます。
◆11番(坂本好教 君)
 最後にあと1点だけ、これは直接どうかとも思いますけれども、例えば、車いすとかを利用されるお子さんに対して、保護者の方はどれくらいかかわってあるのかだけ……。
◎教育委員会学校教育課長(舩橋義顕 君)
 お答え申し上げます。
 一般的にではございますが、車いすで来ている子供さんたち、当然、登下校は保護者の方が送り迎えをされております。場合によっては、教室まで車いすで運んで来られたり、それから、中にはいわゆる学習障害児の支援員というような臨時職員も入れておりますので、その人たちが押してやったりですね、そういうことをしております。常時、学校まで保護者が付き添っているというのは、ちょっと記憶に定かではございませんけれども、1人いるかいないかぐらいだというふうに考えております。(「終わります」と呼ぶ者あり)
○議長(原口英喜 君)
 他に質疑はございませんか。
◆16番(村上知巳 君)
 第7款の商工費関係について、お尋ねをさせていただきます。
 弥吉議員と貝田議員からもこの点質問がありましたが、提案理由を読みますと、いわゆる国の緊急経済対策の一環で、地域活力基盤創造交付金を利用すると。それから、県の広域元気づくり事業の補助金を活用して、この予算編成がなされているわけでございますけれども、私は5億円という事業費が突然出てきまして、一瞬ちょっとびっくりをいたしました。それともう1つ、プロジェクトチームのリーダーが副市長ということもびっくりしたわけでございますが、まず、提案するときに、そういうことが決まっているなら、事前にそれくらい提案理由の中で市長が申し上げてもらっとったら、私も審議がしやすかったなというふうに思いますが、そのこと自体がまず提案者の市長にもちょっとお聞きをしたいと思いますが、事前協議とはいいませんけれども、私は議案が提案をなされて、ここでやっぱりそういう問題を議論すべきだったと思いますけれども、貝田議員の質問の中で、もう中身もはっきりいたしました。中身は温泉発掘に120,000千円ですか、それから施設関係で250,000千円、足湯関係で120,000千円ということを聞いたわけでございますけれども、その提案の仕方自体、それから議案が審査前にひとり歩きするというようなことは、ちょっと私は議会運営上も問題がありはしないかなというふうに、私だけの考えかもしれませんけれども。市長はその辺はどういうふうに提案の段階でお考えになりましたですかね。お尋ねをいたします。あとの内容については後で質問します。
◎市長(桑野照史 君)
 今、御注意をいただいたというふうに受けとめておりますが、実は、この事業自体ももう確定しているわけではなく、先ほどチームリーダーの副市長が申し上げましたように、今年度、国のほうから緊急経済対策という事業の中で、我々が予期せぬような財政的な補助が受けられるというものが急に降ってわいたように来たものですから、先ほどの午前中の答弁で申し上げたように、我が筑後市の船小屋振興という温泉をぜひ掘りたいという思いを、ここにのっけたというふうなことがあって、まだきちっとしたものになっておるとも思いません。ただ、申し上げましたように、検査をしてみて、きちっと何度の温度のお湯がどれくらいの量出てくるかというようなこともよくわかっておりませんので、うかつと言えばうかつですけど、私も5億円というようなもの、これはもうきちっと精査をして、会議の中で変わってきたと思います。一応、全体的な大づかみの事業を始めるに当たっての大づかみのものとして算出されてきたものでありますだけに、この5億円、「5億円」という言葉がひとり歩きすることも場合によっては4年前と同じようなことになってしまうようなふうに思いますので、私も実は聞きながら、何でこういう数字になるんだろうかというふうに若干思ったところもございました。御指摘のように、十分執行部側としては説明をするときに注意が必要だろうというふうに思う次第でございまして、私からもおわびを申し上げる次第でございます。
◆16番(村上知巳 君)
 提案の仕方については、方法については、もう二度と言いませんけれども、これ以上言いませんけれども、やはり担当の職員なんかは、やっぱりそこいらあたりは、議会とのやりとりというのは、ちゃんと正式にのっとって執行部側もやってもらわないと、やっぱり予算の審査以上に、私はかなり支障を来すというふうに思いますので、ぜひお願いをしたいというふうに思います。
 それから、それはあくまでも86,000千円の補正予算でございますけれども、私も危惧いたします。政権が変わります。民主党政権に変わることはほぼ間違いないわけですが、3党連立ですかね。今、これまで緊急雇用対策等で14兆円だったですかね、麻生総理のときに補正をやっておったのが、予算の見直しというのもちょっと議論をされておりますし、私はそういうことになったら、こういう予算というのはもう既に停止になるということ、見直しということはないようなふうな――恐らく藤井財務担当大臣というふうに今のところ言われておりますけれども、専門的な方がそういうふうに言われておりましたので、その点は若干心配はしなくていいのかなというふうに思っているところでございます。しかし、私は国と県のこういう特別の資金を活用することによって。私は「時を得た」というふうに考えておりますが、この問題というのは、筑後広域公園、私も貝田議員が言われましたように、これは本来なら県の事業でやってもらうというのがだれしもが考えることだろうというふうに思います。
 しかし、この公園の建設に当たっては、17年度ぐらいから事業に着手したと思いますけれども、それまでに用地買収とかいろいろありました。この件につきましては、我々議会も平成11年度ですよ、筑後広域公園整備促進対策特別委員会というのを、およそ5年か6年かけて、これは延々と引き継いで協議をして、そしてまた県にその都度要望を繰り返し行っております。公園の目的というのは、県が打ち出したいろんなゾーンがあります。交流ゾーンとか、文化体験ゾーンとか、スポーツゾーンとか、4つぐらいあったと思いますけれども、その中に、議会としても執行部と両方で県に対して、地元、あるいは県南の振興につながるような要望を積極的にやっているわけですね。11年度というと、失礼ながら弥吉議長と中尾隆典議員が最初の特別委員会の委員長でありました。それから亡くなられた渡辺議員から大藪議員、それから議長の原口議員まで引き継いだこの特別委員会の検討がずっとなされているわけですよ。その都度、県に先ほど言いましたように要望を行っております。その中に、当初からこういう要望というのはちゃんとやっております。あとは県でやってくれとか、それは要望の中身には言っておりませんけれども、最初にも公園の中に宿泊施設とか、最初からうたっております。そして温水、これは船小屋温泉の活性化につながる施設をやってくれというのは、一番最後のまとめでもやっておるわけですよ。これは議会の総意なんです。特別委員長と議長と市長で県に上げている大事な事業なんです。ですから、これが市費を全部投入するんですかね、5億円というのは。まず、その辺からお尋ねをしたいと思いますが、計画ですから5億円と、例えばこれからのこの補正86,000千円の補正予算を組んで、あと施設整備、足湯とかやることによって、例えば5億円だったとするならば、今はひとり歩きというふうに言われましたけれども、これは市全部でやるという考えなんですか。私はそこがおかしいと思うわけですよ。ですから、やり方があるでしょう。本来ならば県でやってくれと言って、頼んでもらったほうが一番いいわけですよ。そういう努力を執行部はしてもらわんとですね、我々も税金投入というのはやっぱり頭が痛い問題ですから。
 ただ、1つだけお尋ねしたいと思いますが、県ではできないというふうなことを答弁されました。しかし、この事業丸出しじゃないわけです、4億円でも5億円でもいいわけですよ。あとはやっぱり県にお願いをするとか、補助金を出してもらうとか、例えば、国にも計画を上げて――国も予算を出しているわけでしょう、この調査費に使っているわけでしょうが。ですから交付税を利用するとかという考えはないわけですか。その点をちょっと答弁願いたいと思います。
◎副市長(中村征一 君)
 先ほども答弁いたしましたように、当初は、やっぱり我々も県営公園ですから、県営公園の中につくる温泉施設はぜひ県で何とか掘ってほしいという要望は強くいたしました。それは先ほど答弁で言いましたように、県ではなかなかできないということでございましたので、じゃ、県営公園の中ですけれども、市のほうで温泉を掘ることについて認めてほしいということは要望しました、次の策として。それは、何とか県営公園を利用する人たちのための温泉というか、休養施設だからよかろうということの回答はいただきました。
 そういうことで、今いろいろ進めていますが、トータルとしての5億何がしという総事業費ですね。先ほど言いましたように、これはまだまだまさに概算というか、「つかみ」の金額でございます。それで、今から温泉の探査をして、それに基づいて基本計画、実施設計をつくる中で金額を詰めていきますが、基本的には、例えば、仮に5億円という金額になりましても、それは2分の1は国、県の助成をお願いするということで、したがって、これは市が負担しても最高半分、250,000千円かそれぐらいを一般財源からということになろうかと思います。だから、その辺、全額市でやるという話ではございません。
◎建設経済部長(鬼丸則行 君)
 実担当者として、これの経過について御説明申し上げます。
 先ほど副市長申しましたように、県のほうで公園の中に温泉を掘っていただけないかという要望は再三してまいったところでございますが、どうしても県のほうではできないというようなことがございました。それで、じゃ、県のほうで何らかの力添えをいただけないかというような話を詰めていったところでございまして、そういうこともあって、県の元気づくり事業、これで2分の1補助をいただくということになったところでございます。ただ、この元気づくり事業の2分の1補助でございますけれども、上限が1億円でございます。そういったことで、先ほどから出ております5億円という数字は超概算でございまして、もし、この概算金額を元気づくり事業だけでいけば、あと残りの4億円は市単費になるということが考えられましたので、じゃ、市費を少しでも少なく投入するために、もう少し何らかの事業を活用したらどうだろうかというようなことを県と協議をしてまいったところでございます。そういったことを県のほうと協議をしまして、国の地域活力基盤創造交付金事業、これを活用して、両事業で一体的に仕上げていったらどうだろうかというようなことを県のほうの御協力も得ながら、国の2分の1事業、これをセットで実施するというような運びになったところでございます。
 そういったことで、市といたしまして、県のほうに極力協力を要請しながら、この事業を進めていこうということで現在進めておるところでございます。補助金については、先ほどの2分の1補助ですから、市の単費持ち出しは最高で250,000千円というふうに見積もっておりますが、この5億円というのも再三申し上げますが、概算の概算でございますので、極力この事業費について削減していきたいということで考えておるところでございます。
 以上でございます。
◆16番(村上知巳 君)
 今回の補正によって、将来の実施段階になったときには、そういう概算の概算ということもありましたし、もう私は、いわゆる予算措置の考え方を当然、これは市でやってもらいたいということが基本的になからんと、そういう努力をしましたけれども、なかったという執行部の答弁でございますので、やっぱり税金を有効活用というふうなことは十分に考えてもらって、さらなる努力をしてもらえば、私はまだ何とかなるというふうに思いますので、これはもう市長を初め執行部の努力次第ということも、一定の条件があろうかと思いますけれども、ぜひそこら辺をお願いしたいというふうに思います。11年から特別委員会をつくりまして、当初から「宿泊施設の整備によって滞在型の公園を目指してくれ」というのが、一番最初にありまして、一番最後はですね……いいです。
 そういったことで、ちょうど任期が終わるときに自然消滅した特別委員会ですが、一番最終段階では温水入浴を生かした船小屋温泉ための活性化に結びつける施設をやってほしいというのが、一番最後に、消滅するときにちゃんと議会としてはうたっております。私は方向性からしたら、大藪議員とか私の質問にも、市長も温泉のめどは任期中につけますと議会で約束をされております。いわゆる税金の無駄遣いにならないように、後からやっぱりこういう予算を投入するからのことには、行く末のことをしっかり見きわめて、それに合ったやり方というか、これはもう行政の責任としてしっかりやってもらわないかんですが、そういう私は議会との特別委員会の趣旨からして、当然の予算措置ではないかというふうに思います。
 以上、これは質問にはなりませんでしたけれども、過去の流れから議会がつくった特別委員会の設置、流れ、それからしても後は執行部の努力に期待をいたします。
 終わります。
○議長(原口英喜 君)
 ほかに質疑はありませんか。
◆8番(矢加部茂晴 君)
 1点のみお尋ねします。
 教育費で、小学生のパソコン整備を今回、国の補正予算を活用されて、補助金を活用してリース方式から買い取る方式に切りかえるというところです。これに関して一般的にリース方式というのは、メンテナンス保証がついていて有利だと言われておりました。今回、本市でも初めて「買い取り」ということで、まず、これに関して、これは非常に大事な問題ではなかろうかと思いますんで、まずその点をお尋ねいたします。
◎教育委員会学校教育課長(舩橋義顕 君)
 お答えいたします。
 パソコン整備事業ということで、保守メンテナンス契約、そこら辺のお尋ねだったと思います。リースで今までしていたんですけれど、リースのときはもちろんメンテナンスの保守契約も一緒にぶっ込んでリース契約をしておったんですが、今回は買い取りでございます。買い取りの中にも、買い取った製品の中に5年の保守契約をつけて、それも一緒に付随したところで、備品としての買い取りをしようというふうに計画をしておるところでございます。
◆8番(矢加部茂晴 君)
 当然ながら入札ということで購入、そして整備されていくわけで、やはりメンテナンスを非常に厳しく、条項的につけていただきたいと思います。
 それと、従来であれば、これまでのリース方式に関して、例えば、庁内で選考委員会を設けて、じゃ、どこのメーカーで、何の機種をという、機種を指定して今まで整備されてきたのかなと思うんですが、そういった条件ですね、実際。直接にメーカー及び機種を指定しての入札となるのか、あるいは少し幅を広げて、例えば、本体はこういう性能を持つとか、そういった性能を見て、指定して入札をしていくとか、そういうやり方もお聞きはしているんですが、「そういったこともありますよ」と。今回はどういう形というか、考えていただいているでしょうか。
◎教育委員会学校教育課長(舩橋義顕 君)
 お答えいたします。
 どういうパソコンのスペックといいますか、仕様にするかというのを学校教育課の職員と、あと実際に使われる先生たちとか、そこら辺で選定委員会をつくっておりまして、その中で協議をして、仕様等はこのくらいのスペックがほしいとかというのを決めていきたいというふうに考えております。その仕様書の中で、今回まだつくっておりませんけれど、パソコンのメーカーまで指定するのかどうかというのは、まだ未定でおりますが、メーカーを指定してしまいますと、場合によっては入札業者が限られてしまうとか、そういうこともあろうかと思いますので、そこら辺もなるべく安く導入できるような工夫をしながらやっていきたいというふうに思っております。
◆8番(矢加部茂晴 君)
 今回の小学校のパソコン整備に関して、全国の自治体の中でも、今回9月議会で国の補助、特別な臨時的な補助金といいますか、これを活用して、リース方式から買い取り方式に組みかえるという議案が幾つかの自治体で提案されております。本市もその一自治体なんですが、今回はたまたまといいますか、国の補助金、パソコンの購入51,000千円ほどと。そのうち国の補助金で48,000千円と事前に伺いました。そういったお金を活用しての今回の整備と、市内4校にちょっと限りますが。ただ、やはりここで言いたいのは、入札で当然決められるわけですが、やはり私は具体的にメーカー機種を決めるということよりも、さっきおっしゃられたやっぱり性能はある程度指定して、そして、ある程度公正な競争といいますか、幅広くですね、やっぱり貴重なお金なので、そこからそういう視点もしっかり入れていただきたいと思います。
 以上、ちょっと要望して、終わります。
○議長(原口英喜 君)
 他に質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 他に質問もありませんので、議案第55号の質疑を終結いたします。
△日程第4 議案第56号
○議長(原口英喜 君)
 日程第4.議案第56号 平成21年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、議案第56号の質疑を終結いたします。
△日程第5 議案第57号
○議長(原口英喜 君)
 日程第5.議案第57号 平成21年度筑後市老人保健特別会計補正予算(第1号)について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、議案第57号の質疑を終結いたします。
△日程第6 議案第58号
○議長(原口英喜 君)
 日程第6.議案第58号 平成21年度筑後市介護保険特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、議案第58号の質疑を終結いたします。
△日程第7 議案第59号
○議長(原口英喜 君)
 日程第7.議案第59号 平成21年度筑後市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、議案第59号の質疑を終結いたします。
△日程第8〜第18 議案第60号〜議案第70号
○議長(原口英喜 君)
 日程第8.議案第60号 平成20年度筑後市一般会計歳入歳出決算の認定についてから、日程第18.議案第70号 平成20年度筑後市水道事業会計決算の認定についてまでは、後日、決算特別員会にて審査を予定しておりますので、質疑は極力特別委員会でお願いし、本会議での質疑は一括質疑といたしたいと存じます。
 議案第60号から議案第70号までについて、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、議案第60号から議案第70号までの質疑を終結いたします。
△日程第19 議案第71号
○議長(原口英喜 君)
 日程第19.議案第71号 平成20年度船小屋温泉振興組合一般会計歳入歳出決算の認定について、質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、議案第71号の質疑を終結いたします。
△日程第20 議案第72号
○議長(原口英喜 君)
 日程第20.議案第72号 平成20年度筑後市水道事業剰余金の処分について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、議案第72号の質疑を終結いたします。
△日程第21 議案第73号
○議長(原口英喜 君)
 日程第21.議案第73号 市道路線の認定について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、議案第73号の質疑を終結いたします。
△日程第22 議案第74号
○議長(原口英喜 君)
 日程第22.議案第74号 福岡県市町村消防団員等公務災害補償組合を組織する地方公共団体の数の増減及び福岡県市町村消防団員等公務災害補償組合規約の変更について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、議案第74号の質疑を終結いたします。
△日程第23 議案第75号
○議長(原口英喜 君)
 日程第23.議案第75号 福岡県南広域水道企業団を組織する地方公共団体の数の減少及び福岡県南広域水道企業団規約の変更について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、議案第75号の質疑を終結いたします。
△日程第24 議案第76号
○議長(原口英喜 君)
 日程第24.議案第76号 八女・筑後広域市町村圏事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び八女・筑後広域市町村圏事務組合規約の変更について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、議案第76号の質疑を終結いたします。
△日程第25 議案第77号
○議長(原口英喜 君)
 日程第25.議案第77号 八女西部広域事務組合を組織する地方公共団体の数の減少、八女西部広域事務組合の共同処理する事務の変更及び八女西部広域事務組合規約の変更について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、議案第77号の質疑を終結いたします。
△日程第26 議案第78号
○議長(原口英喜 君)
 日程第26.議案第78号 花宗用水組合を組織する地方公共団体の数の減少、花宗用水組合の共同処理する事務の変更及び花宗用水組合規約の変更について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、議案第78号の質疑を終結いたします。
△日程第27 議案第79号
○議長(原口英喜 君)
 日程第27.議案第79号 福岡県後期高齢者医療広域連合を組織する地方公共団体の数の増減及び福岡県後期高齢者医療広域連合規約の変更について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、議案第79号の質疑を終結いたします。
△日程第28 報告第8号
○議長(原口英喜 君)
 日程第28.報告第8号 平成20年度筑後市国民健康保険高額療養貸付基金の運用状況について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、報告第8号の質疑を終結いたします。
△日程第29 報告第9号
○議長(原口英喜 君)
 日程第29.報告第9号 平成20年度筑後市介護保険高額介護サービス費等資金貸付基金の運用状況について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、報告第9号の質疑を終結いたします。
△日程第30 報告第10号
○議長(原口英喜 君)
 日程第30.報告第10号 平成20年度健全化判断比率について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、報告第10号の質疑を終結いたします。
△日程第31 報告第11号
○議長(原口英喜 君)
 日程第31.報告第11号 平成20年度資金不足比率について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、報告第11号の質疑を終結いたします。
△日程第32 報告第12号
○議長(原口英喜 君)
 日程第32.報告第12号 筑後市土地開発公社の経営状況について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、報告第12号の質疑を終結いたします。
△日程第33 報告第13号
○議長(原口英喜 君)
 日程第33.報告第13号 筑後市文化振興公社の経営状況について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、報告第13号の質疑を終結いたします。
△日程第34 諸般の報告について
○議長(原口英喜 君)
 日程第34.諸般の報告について、質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、諸般の報告の質疑を終結いたします。
 暫時休憩をいたします。
                午後1時55分 休憩
                午後1時55分 再開
○議長(原口英喜 君)
 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
△日程第35 議長発議
○議長(原口英喜 君)

 日程第35.特別委員会の設置について議題といたします。
 議案第60号 平成20年度筑後市一般会計歳入歳出決算の認定から、議案第70号 平成20年度筑後市水道事業会計決算の認定までについて、監査委員を除く議員全員による審査を行うため、決算特別委員会を設置し、設置期間を本年9月定例会中といたしたいと存じます。あわせて委員長には大藪健介議員、副委員長には弥吉治一郎議員をお願いしたいと存じます。このことについて御異議ございませんでしょうか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 御異議なしと認めます。よって、決算特別委員会については原案のとおり設置することに決しました。
△日程第36 議案委員会付託
○議長(原口英喜 君)
 日程第36.議案の委員会付託を行います。
 まず、常任委員会への付託については、お手元に配付しております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
 次に、議案第60号から議案第70号までについて、お手元に配付しております決算特別委員会議案付託表のとおり付託することに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 御異議もありませんので、そのように決しました。
 これをもちまして、本日の日程をすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
                午後1時56分 散会