平成21年12月 定例会(第18回)

              平成21年12月18日(金曜日)

                               (午前10時00分開会)


1.出席議員(18名)

    1番  島    啓 三         11番  坂 本  好 教
    2番  山 下  秀 則         12番  田 中  親 彦
    3番  大 城  敏 彦         13番  池 田  光 政
    4番  松 竹  秀 樹         14番  大 藪  健 介
    5番  佐 藤  正 利         15番  永 田  昌 己
    6番  坂 田  容 子         16番  村 上  知 巳
    7番  山 下  元 生         17番  貝 田  義 博
    8番  矢加部  茂 晴         18番  欠 番
    9番  五十嵐  多喜子         19番  原 口  英 喜
    10番  中 富  正 徳

2.欠席議員(なし)



3.本会議に出席した事務局職員

    事務局長  永 延  喜 男
    庶務係長  田 中  敬 士
    書記    中 村  美 彩


4.地方自治法第121条により出席した者

    市長                 中 村  征 一
    教育長                城 戸  一 男
    総務部長               木 庭  雄 二
    市民生活部長(兼人権・同和対策室長)   一ノ瀬    諭
    建設経済部長
                       鬼 丸  則 行
    (兼水道事業事務部局建設経済部長)
    協働推進部長
                       田 中  僚 一
    (兼男女共同参画推進室長)
    消防長                堤    秀 信
    市立病院事務局長           松 竹  卓 生
    市長公室長              田 中  富士男
    総務課長               舩 橋  義 顕
    税務課長               小 田  久美男
    市民課長               山 口  朋 秀
    健康づくり課長
                       山 口  友 子
    (兼地域包括支援センター長)
    福祉事務所長             小 田  美 穂
    かんきょう課長            橋 本  國 光
    農政課長               木 本  吉 彦
    商工観光課長             高 木  正 勝
    道路・水路課長            野 田  和 孝
    都市対策課長             西 田  正 治
    上下水道課長
                       大 籠    修
    (兼水道事業事務部局上下水道課長)
    地域支援課長             城 戸  淳 一
    社会教育課長(兼中央公民館事務長)  山 口  辰 樹
    会計課長(兼会計管理者)       宮 原  一 壽
    教育委員会学校教育課長        森 田  欣 也
    人権・同和教育課長(兼人権・同和対策室参事
                       北 島  鈴 美
    兼男女共同参画推進室参事兼勤労者家庭支援施設館長)
    監査事務局長             成 清  平 和
    農業委員会事務局長          青 木  靖 文
    消防本部消防次長兼総務課長      井 寺  藤 彦
    消防本部警防課長           村 上  由 明
    消防本部予防課長           山 口  清 登
    市立病院総務課長(兼病児保育施設・
                       角    敏 幸
    ちっこハウス室長兼診療情報管理室長)
    市立病院医事課長(兼健康診断室長)   永 松  三 夫



                 議事日程第1号
                      平成21年12月18日午前10時開会・開議

● 開  会
     (市長あいさつ)
 第1  会期の決定
 第2  諸般の報告
 第3  議案第94号から第100号及び報告第17号並びに意見書案第3号及び第4号の上程、提案理由説明

     (全員協議会)

 第4  議案第101号 筑後市副市長の選任について
                         上程、提案理由説明、質疑応答、採決
 第5  議長発議 福岡県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙について

     (全員協議会)

     (議員互助会)

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      
                午前10時4分 開会
○議長(原口英喜 君)
 おはようございます。本日の出席議員は17名で定足数に達しております。
 これより平成21年第18回筑後市議会定例会を開会いたします。
 ただいまより本日の議事に入ります。
 本日の会議は、議事日程第1号により行います。
 まずは、このたび就任されました中村征一市長のあいさつをお願いいたします。
◎市長(中村征一 君)
 おはようございます。12月3日付で筑後市8人目、第15代の筑後市長に就任をさせていただきました中村征一でございます。少しお時間をいただきまして、皆様方にごあいさつと、これから市長として筑後市政に臨むことの一端を述べさせていただきたいと思います。
 私は、平成13年12月から2期8年間、桑野前市長のもとで助役、副市長を務めさせていただきました。その中で、私は市民の間にまちづくりや地域づくりに主体的に参加しようとする方たちがふえてきていることを肌で感じたところでございます。
 例えば、下妻、古島の福祉バスの運行、あるいは若い人たちによるちっごまつりや成人式の実行委員会の立ち上げ、さらには子育て支援施設おひさまハウスの企画運営への子育て中のお母さんたちの参画、高齢者の皆さんによる子供たちの登下校の見守り活動など市民の皆さんの地域活動への協力がいろんなところで盛んになってまいりました。
 これからの時代はまさに地方の時代であり、地域のことは地域に住む人たちと行政が協働して事に当たる時代だと思います。市民と行政の協働の基盤、これは何といってもお互いに信頼し合えるかどうかにかかっています。行政が市民の信頼を得るためには、市民と情報を共有し、市民に開かれた市政運営が不可欠であります。したがって、私は8年間、桑野市政で学んだ公正公平でクリーンな市政運営を大事に継承し、市民の納得を最優先する市政を進めてまいります。
 私は、今回の選挙を通じて市民の皆様に元気のある筑後市づくりを目指すことを訴えました。我が筑後市は交通の利便性も高く、平たんで豊かな自然地帯にあり、他の市町村と比べても恵まれた条件にあることから、これらの条件を生かして、さらに元気のある筑後市づくりに取り組んでまいりたいと考えております。
 具体的には、マニフェストに掲げておりましたように、九州新幹線筑後船小屋駅開業と筑後広域公園の整備によって筑後市を訪れる人をふやし、そして、船小屋地区の活性化を目指すということ、あるいは筑後市の玄関口でありますJR羽犬塚駅周辺地区を整備して駅前のにぎわいをつくるなど、バランスのとれた元気のある地域づくりを進めてまいります。
 また、子育てしやすい環境を整備して、女性の皆さんに元気に社会活動に参加していただくとともに、高齢者の皆さんにも生きがいづくりや健康づくりに力を入れて、元気で長生きをしていただきたいというふうに思います。また近年、元気がなくなってきている農業、あるいは商業の活性化にも力を入れたいと考えております。
 こうしたことを私に与えられた4年間という限られた中ですけれども、精いっぱい努力をして、もっと元気な筑後市をつくってまいる所存であります。
 ただ、これらの施策を進めていくには財政的な裏づけがなければなりません。今日の財政状況は、御案内のとおり、経済不況の中で国、地方とも極めて厳しい状況に置かれております。筑後市においても、来年度の市税収入は法人税を中心にかなり落ち込むものと見込んでおり、引き続き行財政改革に取り組んでいかなければならないと考えております。
 また、夏の総選挙において、まさに歴史的とも言える政権交代がなされ、事業仕分け後の政策の方向、あるいは新政権による来年度の当初予算の内容、そういったものがまだまだ見えにくい中ですが、我々としてはアンテナを高くして、国や県の動きを的確に把握し、適切な対応がとれる体制をとってまいります。
 いずれにしましても、これからの多難な時代に課題も多い筑後市のかじ取り役を仰せつかったわけですが、市民の皆様の御協力と市議会の皆様の御理解、御指導をいただきながら、誠心誠意をモットーに頑張ってまいります。どうかお力添えをいただきますようよろしくお願いを申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(原口英喜 君)
 以上で市長のあいさつを終了いたします。
△日程第1 会期の決定
○議長(原口英喜 君)
 日程第1.会期の決定を議題といたします。
 会期につきましては、議会運営委員会において検討いただいておりますので、委員長より報告をお願いいたします。
◎議会運営委員長(中富正徳 君)
 おはようございます。御報告申し上げます。
 本日招集されました第18回筑後市議会定例会の日程につきましては、去る12月11日に議会運営委員会を開催し、協議をいたしたところでございます。
 協議の結果、会期は本日18日より1月22日までの36日間とすることで議会運営委員会としての意見の一致を見たところでございます。議員各位の御賛同のほどをよろしくお願い申し上げます。
○議長(原口英喜 君)
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日から1月22日までの36日間といたしたいと存じます。これに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から平成22年1月22日までの36日間と決定いたしました。
△日程第2 諸般の報告
○議長(原口英喜 君)
 日程第2.諸般の報告をいたします。
 定期監査として、議会事務局、農業委員会事務局、消防本部、市立病院、農政課、上下水道課、税務課、都市対策課、道路・水路課、福祉事務所、例月出納検査として平成21年7月から9月分の報告書及び住民監査請求監査1件の報告並びに厚生委員会の研修報告をお手元に配付しておりますので、御報告にかえさせていただきます。
△日程第3 議案上程・提案理由説明
○議長(原口英喜 君)
 日程第3.議案第94号から100号までと報告第17号並びに意見書案第3号及び第4号を上程いたします。
 まずは市長の提案理由の説明を求めます。
◎市長(中村征一 君)
 本日ここに第18回筑後市議会定例会の開催に当たり、議員各位の御健勝をお喜び申し上げますとともに、日ごろの御精励に対し、深く敬意を表する次第であります。
 ただいま上程されました議案第94号から議案第100号まで並びに報告第17号について、提案理由の説明を申し上げます。
 議案第94号 筑後市職員の定数に関する条例の一部を改正する条例制定につきましては、市立病院の経営形態を移行する準備のため、事務職員を2名増員すること、及び当面の看護師不足を補い、夜勤体制を確保するため、看護師を11人増員するものであります。
 議案第95号 筑後市公園条例の一部を改正する条例制定につきましては、公園の管理を統一的なものとするため、筑後市中央児童遊園設置条例、筑後市農村公園設置条例、矢部川堤防緑地公園設置条例及び船小屋鉱泉源公園設置条例を廃止し、筑後市公園条例に統合するものであります。
 議案第96号 平成21年度筑後市一般会計補正予算について申し上げます。
 今回の補正予算は360,479千円を増額し、歳入歳出予算の総額を1,685,188千円とするものです。
 歳出予算の主なものについて申し上げます。
 第2款.総務費の人事管理に要する経費は、産休・育休職員の増加等により代がえ臨時職員の賃金を予算枠内で組み替えるものであります。
 防災に要する経費は、全国瞬時警報システム整備によるちくごコミュニティ無線の改修工事に伴う工事請負費であります。
 ちっごふれあいの里づくり事業に要する経費は、野町自治組織の事業実施による補助金であります。
 国県支出金等返還金は、国県補助金等の確定に伴う精算返還金の増額であります。
 第3款.民生費の自立支援給付に要する経費は、障害者の自立支援給付事業の利用件数の増加に伴い、不足が見込まれる扶助費の増額であります。
 国民健康保険特別会計繰出金は、平成19年度分の国民健康保険基準超過費用額の確定に伴い、繰出金を増額するものであります。
 人権・同和対策推進に関する経費は、住宅新築資金等貸付特別会計の補正に伴う繰出金の増額であります。
 乳幼児医療に要する経費は、乳幼児医療費の支給件数の増加に伴い、不足が見込まれる扶助費の増額であります。
 保育所等運営費は、低年齢児の入所割合が伸びたことに伴い、不足が見込まれる私立保育所委託料の増額であります。
 第4款.病院事業会計繰出金は、勧奨退職による一般会計負担分及び地方交付税算入額の増額相当分を追加繰り出しするものであります。
 第5款.労働費の勤労者家庭支援施設管理運営に要する経費は、新基準による石綿含有調査の結果、同施設に対象物質が使用されていることが判明したことにより、濃度測定をするための委託料であります。
 第6款.農林水産業費の園芸作物振興に要する経費は、7月の豪雨で被災した農業者を救済するための施設園芸災害対策支援事業採択に伴う補助金であります。
 水田農業構造改革対策事業に要する経費は、県費補助事業として計上していた機械整備事業を市を通さず交付される国庫補助事業として実施することになったため、減額するものであります。
 農業金融対策に要する経費は、農業経営体育成資金利子補給事業の新規認定に伴う補助金の増額であります。
 畜産業に要する経費は、畜産振興総合対策事業の一部廃止等による補助金の減額であります。
 第8款.土木費の道路新設改良事業に要する経費は、市道羽犬塚長浜線の用地取得に伴う公有財産購入費の増額であります。
 また、財源内訳の地方債につきましては、地方特定道路野町八女インター線改良事業における起債対象事業費の増額による財源組み替えであります。
 第9款.消防費の一般消防事務に要する経費は、平成17年に発生した消防職員の潜水訓練中の事故に伴う損害賠償請求事件の一審判決が出たことによる弁護士の報償費及び原告が控訴したことによる弁護士業務委託料であります。
 消防団に要する経費は、国から無償貸与される筑後北小学校区消防団車両の備品購入費及び登録費用等の増額並びに同消防団員の防火衣等購入に伴う需用費の増額であります。
 常備施設整備に要する経費は、老朽化している救助工作車更新に伴う備品購入費及び登録費用等であります。
 また、財源内訳の地方債につきましては、筑後北小学校区消防分団車庫整備事業における起債対象事業費の増加に伴う財源組み替えであります。
 第10款.教育費の要保護準要保護児童に要する経費は、小学校費、中学校費いずれも準要保護世帯の増加に伴い、不足が見込まれる扶助費の増額であります。
 文化財保護に要する経費は、埋蔵文化財発掘調査委託料の未払い分について、支払いを求める訴訟を提起するための弁護士業務委託料等であります。
 以上の経費の主な財源として、負担金、国・県支出金、繰越金、市債等を充てております。
 繰越明許費については、九州新幹線筑後船小屋駅関連施設整備事業費など4件の繰り越しであります。
 債務負担行為は、新年度開始前に入札等事務手続を必要とする広報ちくご印刷製本費などであります。
 議案第97号 平成21年度筑後市国民健康保険特別会計補正予算について申し上げます。
 歳入は、平成19年度分の国民健康保険基準超過費用額の確定に伴い、特別調整交付金を減額し、一般会計繰入金を増額するものであります。
 歳出は、退職被保険者療養給付費等に不足が見込まれることによる予算の組み替えであります。
 議案第98号 平成21年度筑後市住宅新築資金等貸付特別会計補正予算については、住宅新築資金等貸付金の滞納者に対する差し押さえ処分に伴う弁護士の報償費であります。
 議案第99号 平成21年度筑後市病院事業会計補正予算について申し上げます。
 病院事業収益的収支のうち、収益は、救急医療に伴う経費及び勧奨退職に伴う退職手当の一般会計からの繰り入れによる増額であります。
 費用につきましては、経営形態移行のための資産評価業務及びアドバイザー業務の委託料の増額であります。
 債務負担行為につきましては、新年度開始前に入札等の事務手続を必要とする賃貸借業務であります。
 議案第100号 訴えの提起について申し上げます。
 羽犬塚射場ノ本遺跡埋蔵文化財発掘調査につきまして、平成20年3月末日ですべての事業が完了したため、開発者に対して発掘調査に要した費用の清算を求めましたが、いまだ支払いがなく、この間、支払いを求め折衝を重ねてきたものの、進展の兆しが見えないため、未払金請求の訴えを提起するものであります。
 報告第17号 専決処分については、かんきょう課職員が燃やすごみを収集するため、じんかい収集車を方向転換しようとバックした際、相手方の駐車場フェンスに接触して損害を与えたもので、相手方と示談が成立し、損害賠償の額を専決処分したので、地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告するものです。
 以上が議案の大要であります。慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明を終わります。
○議長(原口英喜 君)
 以上で市長の提案理由の説明を終了いたします。
 次に、意見書案第3号について、提案者であります貝田義博議員より提案理由の説明を求めます。
◆17番(貝田義博 君)
 中小業者の自家労賃を必要経費として認めることを求める意見書案、提案理由を申し上げます。
 所得税法第56条は、生計を一にする配偶者その他の親族がその事業主の営む不動産所得、事業所得または山林所得を生ずべき事業に従事したことにより、当該事業から対価の支払いを受ける場合には、その対価に相当する金額は、所得の金額を計算上必要経費に算入しないものとするとしています。
 そのことから、中小業者を支えている家族従業員の働き分、いわゆる自家労賃は、配偶者の場合で年間860千円、家族の場合で500千円だけであります。そのため、子供が結婚しても家や車のローンも事業主でないと認められず、家族専従者は社会的にも、また経済的にも全く自立できない状況にあります。また、そのことが女性の自立や後継者育成の妨げにもなっています。
 ただ、所得税法第56条の例外として、青色専従者の場合には実際の労務の対価として専従者給与を認めていますが、白色申告者との差があること自体、矛盾しています。また、ドイツやフランス、アメリカなど世界の先進主要国では、税法上も自家労賃は必要経費として認めています。
 今、各地の中小業者などからこの条項の廃止もしくは改正を求める声が上がっており、全国女性税理士連盟は2005年に続き、ことし2月にもこの条項の廃止、また税制改正を求める要望書を国に提出しています。
 以上の理由により、中小業者の自家労賃を必要経費として認めるよう国に対する意見書案を提出するものであります。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(原口英喜 君)
 以上で貝田義博議員の提案理由の説明を終了いたします。
 次に、意見書案第4号について、提案者であります永田昌己議員より提案理由の説明を求めます。
◆15番(永田昌己 君)
 永住外国人地方参政権付与に関する意見書案を読み上げることによって提案させていただきます。
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 外国人参政権付与をめぐって、ここ数年、国会で論議が続けられております。法案の成立は、防がれているものの、地方自治体では、外国人に限定的な形で参政権を与える動きが、徐々に広がりつつあることはご承知のとおりであります。
 しかし、現行憲法には、参政権は「国民固有の権利」と明記されており、その第15条においては、「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である」と謳われ、第93条には、「地方公共団体の長、その議会の議員及び法律の定めるその他の吏員は、その地方自治体の住民が、直接これを選挙する」とあります。ここに言う「住民」は、「国民」であることを前提にしていることは、言うまでもありません。このことは、最高裁判決(平成7年2月28日)でも、「憲法15条第1項の規定は、権利の性質上日本国民のみをその対象とし、右規定による権利の保障は、我が国に在留する外国人には及ばない」としております。
 これに対し、地方参政権を与えるだけならいいのではないかという意見が存在することも事実であります。ある国に何年住んでいるとか、税金を納めているとか、保険料を納めているということ等がその根拠となっているようであります。しかし、それと参政権を持つ資格というのは、全く異なる次元であり、外国人参政権は日本国憲法に違反するという最高裁判決をないがしろにするものと言わざるを得ません。日本に長く住んでいる外国人の意思を政治に反映することは意義のあることではありますが、最高裁判決にあるように、それは、参政権以外の範囲に留まるべきものであります。
 以上、永住外国人参政権には、さまざまな問題点があり、時間をかけた充分な国民的論議が必要であります。
 つきましては、永住外国人地方参政権付与に関しては、個人の尊厳を尊重しつつも、慎重に議論をしていただきますよう要望します。
 以上のとおり、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 議員各位の御賛同のほどよろしくお願いいたします。
○議長(原口英喜 君)
 以上で永田昌己議員の提案理由の説明を終了いたします。
 暫時休憩いたします。
                午前10時31分 休憩
                午前10時40分 再開
○議長(原口英喜 君)
 休憩前に引き続き会議を開きます。
△日程第4 議案第101号
○議長(原口英喜 君)
 日程第4.議案第101号 筑後市副市長の選任についてを上程いたします。
 市長の提案理由の説明を求めます。
◎市長(中村征一 君)
 議案第101号 筑後市副市長の選任について提案理由の説明を申し上げます。
 本案は、筑後市副市長に建設経済部長の鬼丸則行氏を選任することについて、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものであります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(原口英喜 君)
 ただいまの市長の説明について質疑はありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 質疑もありませんので、お諮りいたします。
 議案第101号 筑後市副市長の選任について、これに同意することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 御異議なしと認めます。よって、議案第101号はこれに同意することに決しました。
△日程第5 福岡県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙について
○議長(原口英喜 君)
 日程第5.福岡県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙についてを議題といたします。
 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定によりまして、指名推選の方法により本職から御指名申し上げたいと存じますが、御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 御異議なしと認めます。よって、本職から御指名申し上げます。
 福岡県後期高齢者医療広域連合議会議員に中村征一市長を御指名申し上げます。
 お諮りいたします。ただいま御指名いたしました中村征一市長を当選人と定めることに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 御異議なしと認めます。よって、福岡県後期高齢者医療広域連合議会議員に中村征一市長が当選されました。
 ただいま当選されました中村征一市長が議場におられますので、本席から会議規則第31条第2項の規定により告知をいたします。
 以上をもちまして、本日の日程を全部終了いたしましたが、ここで副市長に選任することに同意した鬼丸氏からごあいさつを受けたいと思います。
◎建設経済部長(鬼丸則行 君)
 ただいま副市長の選任につきまして、同意をいただきました鬼丸則行でございます。
 議員の皆様には本当に感謝申し上げますとともに、厚く御礼を申し上げます。また、今後ともよろしくお願いいたします。
 今現在、地方自治体を取り巻く情勢といたしましては、非常に厳しい状況にあります。そういった中において責任の重さを考えますと、今、まさに身の引き締まる思いがしております。今後は、私自身微力ではございますけれども、議員の皆様の御指導をいただき、また、市民の皆様方と職員の皆さんの御支援と御協力をいただきながら、中村市長のもとで、市長が進めていこうとされております市民の目線に立って公正公平でクリーンな行政運営による元気な筑後市づくり、この実現に向けて一緒になって精いっぱい頑張っていきたいと思います。
 今後とも、皆さん方の御指導と御支援をよろしくお願い申し上げまして、あいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(原口英喜 君)
 ありがとうございました。議会を代表して、今後の御活躍を御祈念申し上げます。
 本日はこれにて散会いたします。
                午前10時46分 散会