平成25年 6月 定例会(第11回)

              平成25年6月7日(金曜日)

                                (午前10時00分開会)


1.出席議員(19名)

    1番  中 富  正 徳         11番  矢加部  茂 晴
    2番  村 上  博 昭         12番  五十嵐  多喜子
    3番  近 藤  佳 治         13番  坂 本  好 教
    4番  冨 安  伸 志         14番  田 中  親 彦
    5番  北 島  一 雄         15番  池 田  光 政
    6番  貝 田  晴 義         16番  大 藪  健 介
    7番  井 星  喜 文         17番  貝 田  義 博
    8番  山 下  秀 則         18番  弥 吉  治一郎
    9番  松 竹  秀 樹         19番  原 口  英 喜
    10番  山 下  元 生

2.欠席議員(なし)



3.本会議に出席した事務局職員

    事務局長  成 清  平 和
    庶務係長  中 村  美 彩
    書記    三 森  雅 之
    書記    井 手  理香子


4.地方自治法第121条により出席した者

    市長                 中 村  征 一
    副市長                鬼 丸  則 行
    副市長                松 本  恭 子
    教育長                 巣  一 規
    総務部長               木 庭  雄 二
    市民生活部長             山 口  朋 秀
    建設経済部長
                       西 田  正 治
    兼水道事業事務部局建設経済部長
    教育次長兼学校教育課長        橋 本  國 光
    消防長                吉 武  浩 治
    市長公室長              田 中  富士男
    総務広報課長             木 本  吉 彦
    企画財政課長             原 口  茂 雄
    税務課長               舩 橋  義 顕
    地域支援課長             城 戸  淳 一
    市民課長               井良  清 美
    子育て支援課長            山 口  友 子
    福祉事務所長             青 木  靖 文
    かんきょう課長兼衛生センター場長   下 川  正 弘
    健康づくり課長            小 田  昌 孝
    高齢者支援課長
                       青 木  千栄美
    兼地域包括支援センター長
    商工観光課長             森 田  欣 也
    農政課長兼農業委員会事務局長     江 ア    守
    都市対策課長             下 川  尚 彦
    道路・水路課長            中 村  隆 年
    上下水道課長
                       櫻 井  清 隆
    兼水道事業事務部局上下水道課長
    会計契約課長兼筑後市会計管理者    小 田  久美男
    社会教育課長兼中央公民館事務長
    兼勤労者家庭支援施設館長       高 木  正 勝
    兼図書館事務長
    男女共同参画推進室長兼人権・同和対策室長
                       小 田  美 穂
    兼人権・同和教育課長
    監査事務局長             井良  美 子
    消防本部総務課長           水 田  泰 洋
    消防本部警防課長           田 中  博 文
    消防本部予防課長           北 島    満




                 議事日程第1号
                      平成25年6月7日午前10時開会・開議

● 開  会
 第1  会期の決定
 第2  永年勤続議員表彰伝達
 第3  諸般の報告
 第4  議案第41号から第45号まで及び報告第2号から報告第4号並びに意見書案第2号の上程、提案理由説明

     (議員互助会)

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                 午前10時 開会
○議長(原口英喜 君)
 改めまして、おはようございます。本日の出席議員は19名で、定足数に達しております。
 これより平成25年第11回筑後市議会定例会を開会いたします。
 本日の会議は、議事日程第1号により行います。
△日程第1 会期の決定
○議長(原口英喜 君)
 日程第1.会期の決定を議題といたします。
 会期につきましては、議会運営委員会において御検討いただいておりますので、委員長より御報告をお願いいたします。
◎議会運営委員長(弥吉治一郎 君)
 おはようございます。御報告を申し上げます。
 本日招集されました第11回筑後市議会定例会の日程につきましては、去る5月31日に議会運営委員会を開催いたしたところでございます。そして協議の結果、本日6月7日より21日までの15日間といたすことで議会運営委員会としての意見の一致を見たところでございます。議員各位の御賛同のほどよろしくお願い申し上げ、報告にかえます。
○議長(原口英喜 君)
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、委員長の報告どおり、本日から6月21日までの15日間といたしたいと存じます。これに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(原口英喜 君)
 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月21日までの15日間と決定いたしました。
△日程第2 永年勤続議員表彰伝達
○議長(原口英喜 君)
 日程第2.永年勤続議員表彰の伝達を行います。
 去る5月22日の第89回全国市議会議長会定期総会において永年勤続議員の表彰が行われ、本市議会より、35年以上議員の職にある者として弥吉治一郎議員が特別表彰を受けられました。また、10年以上議員の職にある者として中富正徳議員、矢加部茂晴議員、五十嵐多喜子議員、坂本好教議員、田中親彦議員が表彰を受けられましたので、表彰状の伝達を行いたいと存じます。
 なお、伝達に当たっては、職員による議場内での写真撮影を事前に許可いたしております。
 初めに、35年特別表彰の弥吉治一郎議員、前へお進みいただきたいと思います。
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                 表  彰  状
筑後市  弥 吉 治一郎 殿
 あなたは、市議会議員として35年の長きにわたって市政の発展につくされました。その功績は特に著しいものがありますので、第89回定期総会に当たり本会表彰規程によって特別表彰をいたします。
                           平成25年5月22日
                             全国市議会議長会会長
                                 佐 藤 祐 文
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 おめでとうございます。(拍手)
 それでは、35年特別表彰を受けられました弥吉治一郎議員よりお言葉を頂戴いたしたいと思います。
◆18番(弥吉治一郎 君)
 じゃ、一言御挨拶を申し上げたいと思います。
 ただいま全国市議会から35年の表彰を受けたところでございます。ありがたく感謝を申し上げるところでございます。
 35年、振り返りますと、あっという間だったような気もしますし、35年の表彰と聞いていろいろなことを思い出しますと、やっぱり長かったのかなという思いもいたすところでございます。
 私がこの議会の席に籍を置きましたのは昭和50年でございました。議員定数は25だったと記憶をいたしております。筑後市は昭和30年に合併をして成立した市でありますが、20年たった昭和50年でも、今思いますと、水田系の議員さん、水田は村のことですけれども、古川、羽犬塚ということで、それなりにそういう派閥といいますか、グループがあって、職員の皆さん方にも、今ここにお座りの職員さんは記憶にないと思いますけれども、水田出身だとか、羽犬塚役場出身だとかというようなことで、何かちょっと違和感があったようなことを思い出しておるところでございます。八女市も合併しましたけれども、そういう意味でもまだまだ大変ではなかろうかなというふうな思いがしておるところでございます。
 当時、私は26でありまして、ちょうど今、私ぐらいの議員さんから、「弥吉君、あんた10期40年ぐらいするばい」と、こう言われました。「何でそげなことするの」というふうに私も言っておりましたけれども、とうとうそれが現実になったところでございます。昭和50年に籍を置いた議員さんは、江崎一郎さんを除いては全部もう鬼籍に入っておられるところで、そういう意味からしても、非常にやっぱり長い期間だったなというふうに思うところでございます。
 この35年間、私はまだ若うございましたし、皆さん御案内のとおりに、右翼暴力団から2回も襲撃をいただきましたことも一つの思い出でございます。
 1つだけ言わせていただきますと、どう評価されるか知りませんが、筑後市の今の水道事業の中で1億数千万円の黒字を出しておることは私の成果じゃなかろうかな、私が頑張ったからじゃなかろうかなというふうに思っておるところでございます。昭和50年ごろ、筑後市は全市水道ということで、当時8億円か9億円だったと思いますが、そういう予算で全市水道をやるというようなことを決定いたしました。しかし、例の狂乱物価というものがございまして、3倍も4倍も建設資材が上がるというようなことで、21億円使っても3分の1しかあの水道が布設できないということでございました。そして当時、1日に1万トンというあの責任水量を割り当てておられましたので、それが3,000トンぐらいしか消化できない。ということは、7,000トン分は責任水量でありますから、私たちの税金から拠出をしなきゃいかんということで大変な水道の赤字でございました。当時、国も高料金対策という制度をとりまして、国が示すこの高い料金を取るところには特別交付税をやるという制度でございましたから、私の記憶が間違っておらなければ、当時のまだ60億円か70億円の予算規模の中で、250,000千円一般会計から出して、1億七、八千万円この特別交付金でもらうという制度でございました。そういうことがありましたもんですから、次の市長が、地下水ではなくて、久留米の上水道企業団から全部水を買うということを提案しましたので、大反対をいたしまして、古川に1本、そして今、筑後広域公園になっておりますけれども、津島東のお宮のところに井戸を掘らせまして、筑後市に供給をするということにいたしました。その結果、皆さん御案内のとおりに、今、1日1万1,000トンぐらいの使用水があると思いますけれども、半分は筑後市の地下水、自分の水で賄われておる。そのことによって1億数千万円の黒字が出ておるんじゃなかろうかなというふうに理解をいたしておるところでございます。
 1つだけ危惧するのは、あの下水道であります。その二の舞にならんように、執行部も、そして議員の皆さん方もしかり、私も含めてでありますけれども、勉強していって、筑後市の財政が悪くならんようにしていく、執行部も私たちも責務があるんじゃなかろうかなというふうに思っております。35年間毒舌で来ました。もうしばらくと思いますので、執行部の皆さんも、議員の皆さん方もおつき合いをいただきますように、また今後ともの御鞭撻をいただきますようにお願いいたしまして、御挨拶にかえる次第でございます。
 ありがとうございました。(拍手)
○議長(原口英喜 君)
 それでは、10年間議員の職にある議員さんに対して伝達を行いたいと思います。
 中富正徳議員、矢加部茂晴議員、五十嵐多喜子議員、坂本好教議員、田中親彦議員、前にお進みください。
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                 表  彰  状
筑後市  中 冨 正 徳 殿
 あなたは、市議会議員として10年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第89回定期総会に当たり本会表彰規程により表彰いたします。
                           平成25年5月22日
                             全国市議会議長会会長
                                 佐 藤 祐 文
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 おめでとうございます。(拍手)
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                 表  彰  状
筑後市  矢加部 茂 晴 殿
 あなたは、市議会議員として10年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第89回定期総会に当たり本会表彰規程により表彰いたします。
                           平成25年5月22日
                             全国市議会議長会会長
                                 佐 藤 祐 文
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 おめでとうございます。(拍手)
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                 表  彰  状
筑後市  五十嵐 多喜子 殿
 あなたは、市議会議員として10年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第89回定期総会に当たり本会表彰規程により表彰いたします。
                           平成25年5月22日
                             全国市議会議長会会長
                                 佐 藤 祐 文
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 おめでとうございます。(拍手)
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                 表  彰  状
筑後市  坂 本 好 教 殿
 あなたは、市議会議員として10年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第89回定期総会に当たり本会表彰規程により表彰いたします。
                           平成25年5月22日
                             全国市議会議長会会長
                                 佐 藤 祐 文
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 おめでとうございます。(拍手)
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                 表  彰  状
筑後市  田 中 親 彦 殿
 あなたは、市議会議員として10年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第89回定期総会に当たり本会表彰規程により表彰いたします。
                           平成25年5月22日
                             全国市議会議長会会長
                                 佐 藤 祐 文
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 おめでとうございます。(拍手)
 10年間表彰いただきました代表といたしまして、田中親彦議員より御挨拶をお受けしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆14番(田中親彦 君)
 皆さん、本日はありがとうございました。
 年長でありますので、5人を代表して田中が御挨拶をさせていただきます。
 私たち議員は、行政執行部と一歩離れて二歩離れずの言葉どおり、これからの筑後市づくりのためにも、中村市政が示します直近した人口5万人の都市づくり、それから、これから先を見据えた筑後市づくりのために、みずからを俯瞰して、5人が切磋琢磨しながら、また新しい筑後市づくりのために一生懸命努めてまいりますことを皆様に約束しながら、お礼の言葉とさせていただきたいと思います。
 先ほど弥吉先輩のほうからの話にもありましたように、私たちこの10年間、合併問題から筑後市の大きな将来のかじ取り的な局面にも接してきました。これから先もみずからを接して、そういう機会づくりに努めてまいらねばならないと思っておりますので、5人がまた力を合わせて努めていくことをお約束しまして、御挨拶とさせていただきます。
 ありがとうございました。(拍手)
○議長(原口英喜 君)
 ただいま35年永年勤続表彰を受けられました弥吉治一郎議員、そして10年表彰を受けられました中富議員、それから五十嵐議員、矢加部議員、坂本好教議員、田中親彦議員に対して、私からお祝いの言葉を送りたいと思います。
 35年間議員職に永年勤続として特別表彰を受けられました弥吉議員、そして10年間表彰を受けられました、今私が申しました5人の議員さん、本当に長きにわたり筑後市議会議員として御尽力いただきまして、まことにありがとうございます。これから先は、皆さん方しっかりと健康にも留意され、そして議会運営に、また市民の社会福祉向上に御尽力、御鞭撻をいただき、しっかりと頑張っていただけるものと私も思っております。この言葉を、きょう表彰を受けられましたそれぞれの議員にお祝いの言葉とさせていただきます。
 本日はまことにおめでとうございました。(拍手)
△日程第3 諸般の報告
○議長(原口英喜 君)
 日程第3.諸般の報告をいたします。
 定期監査として、会計契約課、介護保険課、地域包括支援センター、健康づくり課、企画財政課、総務広報課、市民課、例月出納検査として、平成25年1月から3月分の報告書並びに厚生委員会及び総務文教委員会の視察報告書をお手元に配付しておりますので、御報告にかえさせていただきます。
△日程第4 議案上程・提案理由説明
○議長(原口英喜 君)
 日程第4.議案第41号から議案第45号まで、報告第2号から報告第4号並びに意見書案第2号を上程いたします。
 まず、市長の提案理由の説明を求めます。
◎市長(中村征一 君)
 皆さんおはようございます。ただいまから提案理由の説明を申し上げます。
 その前に、ただいま全国市議会議長会会長の永年勤続表彰を受けられました6名の議員さん方、本当におめでとうございます。心からお喜びを申し上げます。
 本日ここに、第11回筑後市議会定例会の開催にあたり、議員各位のご健勝をお慶び申し上げますとともに、日頃のご精励に対し、深く敬意を表する次第であります。
 それでは、ただいま上程されました議案第41号から議案第45号まで並びに報告第2号から報告第4号までについて、提案理由の説明を申し上げます。
 議案第41号 筑後市子ども・子育て会議条例制定につきましては、平成24年8月に成立した「子ども・子育て支援法」に基づき、子ども・子育て支援事業計画の策定や特定教育・保育施設、特定地域型保育事業の利用定員を定める際等に意見を求める機関として、教育・保育事業者や子どもの保護者、学識経験者等で構成する筑後市子ども・子育て会議を設置するものであります。
 議案第42号 筑後市税条例の一部を改正する条例制定につきましては、地方税法が改正されたことに伴い改正するもので、主な内容は、平成26年4月からの消費税率引き上げに伴う住宅取得対策として、個人市民税における住宅ローン控除措置の期間の延長及び控除限度額を引き上げること、また、延滞金の率について、国税の例に倣って見直すもので、実質、引き下げるようにすることなどであります。
 議案第43号 筑後市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定につきましては、地方税法が改正されたことに伴い改正するもので、主な内容は、国民健康保険税軽減制度の算定基準の恒久化及び特定世帯等に係る保険税の軽減措置を延長することなどであります。
 議案第44号 筑後市火災予防条例の一部を改正する条例制定につきましては、条例中に引用している消防法施行令及び建築基準法施行令の改正に伴うものであります。
 議案第45号 平成25年度筑後市一般会計補正予算(第1号)について申し上げます。
 今回の補正予算は、3,432万9千円を増額し、歳入歳出予算の総額を166億7,732万9千円とするものであります。
 歳出予算について申し上げます。
 第3款 民生費の障害者の援護に要する経費は、自殺予防のための相談業務を充実させるため、福岡県地域自殺対策緊急強化基金を活用して、プライバシー面を考慮した相談室の改修工事や備品等の購入のため増額するものであります。
 児童福祉事務に要する経費は、昨年成立した「子ども・子育て支援法」に基づき、5年を1期とする教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業の提供体制の確保などに関する計画策定のためのニーズ調査費用等を計上するものであります。
 児童福祉施設等助成金は、福岡県の保育士等処遇改善臨時特例事業を活用し、保育士の確保を進めるため、保育士の処遇改善に取り組む私立保育所へ助成するための費用を計上するものであります。
 生活保護事務に要する経費は、生活保護基準の見直しに伴い、大幅な生活保護システムの改修が必要となるため、システム改修費用等を計上するものであります。
 第4款 予防接種に要する経費は、風疹が全国的に流行していることから、定期予防接種の機会がなかった方々に対して、ワクチン接種費用の一部を助成するための費用を計上するものであります。
 以上の経費の主な財源として、国・県支出金、繰越金等を充てております。
 債務負担行為については、子ども・子育て支援事業計画策定業務委託料であります。
 報告第2号 平成24年度筑後市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、川と水を守る運動で使用する汚泥収集用地購入事業ほか12事業の翌年度繰越額であります。
 報告第3号 専決処分につきましては、相手方が市道欠塚新溝線を走行中、市道上の陥没部分にタイヤが落ち、車両に損傷を与えたもので、相手側と示談が成立し、損害賠償の額を専決処分したので報告するものであります。
 報告第4号 専決処分につきましては、健康づくり課職員が、公用車で信号及び道路標識がない交差点を走行中、出会い頭に相手方の車両と衝突したもので、相手方と示談が成立し、損害賠償の額を専決処分したので報告するものであります。
 以上が議案の大要であります。慎重ご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明を終わります。
○議長(原口英喜 君)
 以上で市長の提案理由の説明を終わります。
 次に、意見書案第2号 教育予算の確保と充実を求める意見書について、提出者の矢加部茂晴議員より提案理由の説明を求めます。
◆11番(矢加部茂晴 君)
 教育予算の確保と充実を求める意見書案につきまして、朗読をもって提案理由の説明を申し上げます。
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           教育予算の確保と充実を求める意見書(案)
 35人以下学級について、小学校1年生、2年生と続いてきた35人以下学級の拡充が予算措置されていません。
 日本は、OECD諸国に比べて、1学級当たりの児童生徒数や教員1人当たりの児童生徒数が多くなっています。一人ひとりの子どもに丁寧な対応を行うためには、ひとクラスの学級規模を引き下げる必要があります。文部科学省が実施した「今後の学級編制及び教職員定数に関する国民からの意見募集」では、約6割が「小中高校の望ましい学級規模」として、26〜30人を挙げています。このように、保護者も30人以下学級を望んでいることは明らかです。
 社会状況等の変化により学校は、一人ひとりの子どもに対するきめ細かな対応が必要となっています。また、新しい学習指導要領が本格的に始まり、授業時数や指導内容が増加しています。日本語指導などを必要とする子どもたちや障害のある子どもたちへの対応等も課題となっています。いじめ、不登校等生徒指導の課題も深刻化しています。こうしたことの解決にむけて、計画的な定数改善が必要です。
 子どもたちが全国どこに住んでいても、豊かな教育が保障されなければなりません。しかし、教育予算について、GDPに占める教育費の割合は、OECD加盟国(データのある31カ国)の中で日本は最下位となっています。また、三位一体改革により、義務教育費国庫負担制度の負担割合は2分の1から3分の1に引き下げられ、自治体財政を圧迫するとともに、非正規雇用者の増大などにみられるように教育条件格差も生じています。
 将来を担い、社会の基盤づくりにつながる子どもたちへの教育は極めて重要です。子どもや若者の学びを切れめなく支援し、人材育成・創出から雇用・就業の拡大につなげる必要があります。こうした観点から、政府の予算編成において下記事項の実現を要請します。
                    記
 1.少人数学級を推進すること。具体的学級規模は、OECD諸国並みのゆたかな教育環境を整備するため、30人以下学級とすること。
 2.教育の機会均等と水準の維持向上をはかるため、義務教育費国庫負担制度の負担割合を2分の1に復元すること。
 以上のとおり、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
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 議員各位の御賛同を切にお願い申し上げ、提案理由の説明を終わります。
○議長(原口英喜 君)
 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
                午前10時33分 散会