○交通安全指導員要綱

昭和44年5月1日

1 目的

交通指導は、歩行者特に学童、園児の登下校(園)時の保護と安全な通行の指導を行うことにより、交通事故の防止に寄与することを目的とする。

2 指導の心得

(1) 勤務に従事するときは、制服及び装備品を用いること。

(2) 服装及び態度は、常に端正にし、交通法規を守って他の模範となるように努めること。

(3) 学童、園児等の指導は、愛情をもって行うこと。

(4) 街頭交通指導に従事するときは、自らの安全に努め、受傷しないように注意すること。

3 指導員の位置(街頭指導のとき)

次の条件を満たすような場所を選定する。

(1) 歩行者及び運転者から交通指導員の姿がよく見えること。

(2) 歩道のあるところは歩道で、歩道のないところはできるだけ道路の側端に位置すること。

(3) 横断歩道のあるところでは、車の進行方向に対してその手前に位置すること。

(4) 2人以上で交通指導を行うときは、うち1人を責任者とし、対角線上に位置すること。

4 笛の使用

笛は、明確かつ必要最少限度に使用することとし、その使用区分は次による。

(1) 歩行者や運転者に予告して注意をうながす場合

長く1回 ―― ――

(2) 交通違反者や危険な行動をし、又はしようとする人に注意する場合

短く2回 ― ―  ― ―

5 旗の使用

(1) 旗は、右手に正しく持つこと。

(2) 合図の時機は、次によること。

ア 歩行者の横断の指導(信号機のない所)は、原則として歩行者が数人まとまったときに、車の切れ目をみはからって行う。

イ 車に停車を促すときは、運転者に注目し、安全に止まることができるように合図する。

(3) 合図と動作は、次によること。

ア 注意→注意の笛(長く1回)を吹きながら右手の旗を上方にあげるとともに、左腕は、横断待ちの歩行者が車道に飛び出さないように水平にのばして制止する。

イ 歩行者進め(車は止まれ)→右手の旗を道路に向かって水平におろし、車が止まったのを確かめてから、左手で歩行者を誘導する。

ウ 歩行者止まれ(車は進め)→横断中の歩行者が道路上にいないことを確めてから、道路と平行に旗を水平にのばす。

6 指導

(1) 歩行者に対する指導は、次によること。

ア 歩道のあるところでは歩道を、歩道のないところでは道路の右側を正しく通行させる。

イ 幼ないこども連れの歩行者には、こどもを右側にして手をつないで歩かせる。

ウ 人や車の通行の妨害となるようなところで立ち話をしているときは、速やかにやめさせる。

エ 道路を横断するときは、横断歩道又は横断歩道橋を通行させる。

オ 横断歩道を通行するときは、右側を通るようにさせる。

カ 道路を横断するときは、車が止まるのを確めてから横断させる。

キ 道路へ飛び出しや、斜め横断はさせないようにする。

ク 登下校(園)している学童、園児、幼児、老人又は身体障害者がひとりで歩いているときは、保護誘導に努めること。

(2) 自転車に乗った者に対する指導は、次によること。

ア 道路の左側を一列になって進行させる。

イ 交通ひんぱんなところでは2人乗りをさせない。

ウ 左折、右折するときは、明確に合図を行わせ、安全を確めてから進行するようにさせる。

エ 一時停止場所や、歩行者が道路を横断しているときは、その手前で一時止まるようにさせる。

7 指導上の留意点

(1) 歩行者や運転者に対する合図は、明確に行うこと。

(2) 警察官の権限を侵すような行為はしないこと。

(3) 警察官及び他の交通指導員等と相互に連絡協調し、一体となって指導に当たること。

(4) 勤務に従事中交通事故の発生又は被害を知ったときは、速やかに警察官に通報すること。

8 参考事項

車は、ブレーキをかけてもすぐには止まれない。従って車に停止の合図をするときは、「ブレーキをかけて止まるまでの距離」+「余裕距離」が必要である。

(1) 速度が早いほど余裕距離は長くとる。

(2) 急ブレーキをかけてから止まるまでの距離は、雨の日は次の表の1.5倍、雪や凍った路面では3倍以上必要となる。

(3) 時速60キロメートル以上で進行している車は、急ブレーキをかけても正常な状態では止まれない。

車の時速

停止の合図をするときの自動車までの必要距離

停止の合図をするときの距離の出し方

急ブレーキをかけて止まるまでの距離

余裕距離

30キロ

20メートル

11メートル

9メートル

40キロ

28メートル

18メートル

10メートル

50キロ

40メートル

25メートル

15メートル

60キロ

52メートル

32メートル

20メートル

交通安全指導員要綱

昭和44年5月1日 種別なし

(昭和44年5月1日施行)

体系情報
第7編 生/第7章 交通安全等
沿革情報
昭和44年5月1日 種別なし