令和元年12月号
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=社会教育・男女共同参画など=広報ちくご 2019年12月号13 「ふらっと」とは、男女の差別がなくなり、処遇的にも、社会的にも均衡な、フラットな状態をめざすという意味をこめています。 市では誰もが生きやすい「男女共同参画社会」をめざし、意識啓発を図るためのフォーラムを開催します。 今回は、現役の高校生でありながら、「粂井塾塾長」の粂井龍三さんを講師に迎え「高校生の僕が思う男女共同参画社会への第一歩~輝く未来のために子どもに必要なこと~」と題して講演会を行います。 子どもの生きる力は、家庭で「手伝い」をすることで育まれます。なぜこれが「男女共同参画社会」に繋つながり、将来の日本社会を明るいものに変えてくれるのか。その魔法のサイクルを教えてもらいます。 子育て世代に限らず、さまざまな年代の皆さんの参加を待っています。【とき】12月21日(土)午後1時半から(開場=午後1時)【ところ】サンコア軽運動室【講師】粂井龍三さん(粂井塾塾長、慶応義塾志木高等学校3年生)【入場料】無料※入場整理券の配布はありません。【託児】あり(無料。6カ月~就学前。12月12日(木)までに要予約)▪「なぜ共働きも専業もしんどいのか~主婦がいないと回らない構造~」(中野円佳/著、PHP研究所) 働く人や子育てをしている人などの中には、次のような課題を抱えている人がいます。●仕事と家事・育児の両立にいっぱいいっぱいの共働き家庭●家事・育児の責任を一手に背負い、逃げ場のない専業主婦●「稼ぎ主プレッシャー」と滅私奉公的働き方を課された男性 これらは、長時間労働・転勤・直線的キャリアなど終身雇用を前提とした日本の働き方の矛盾が、共働き世帯の急増によって表面化してきているものです。こうした働き方は、家事や育児を一手に担い、出産後退職すると正社員での復帰が難しい専業主婦の苦悩も生み出してきました。 この本では、「共働きも専業主婦も苦しい」という理由を、主婦の無償労働を前提とする日本の循環構造から読み解きます。▪「ストーカーとの700日戦争」(内澤旬子/著、文芸春秋) インターネットで知り合った男性との交際から8カ月。ありふれた別れ話から、恋人は突然ストーカーに豹ひょう変へんします。 普通の人がやってしまいそうな「結果的に間違った対応」によってストーカーが仕掛けてくる永続的な恐怖で、作者の神経が衰弱していく様子が書かれています。誰にでも起こり得る、SNS時代特有のストーカー犯罪の実体験の記録です。 この本は、知らないことだらけのストーカー被害の全容と問題の本質に迫ります。 ちっごふれあいフォーラム2019【問合せ】男女共同参画推進室(☎65-7051)▲粂井龍三さん男女共同参画推進室おすすめの図書▲市立図書館で借りることができます

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