令和2年1月号
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広報ちくご 2020年1月号26 市では、皆さんの作品などを募集しています。掲載された人には図書カードを贈呈します。【応募方法】▼エッセイなど=200字程度にまとめ、題名を付けてください▼俳句・短歌=漢字にはふりがなを添えてください▼イラスト=「はがき」または「はがきの大きさ程度」の無地の紙に濃い色のペンや鉛筆で書いてください▼会員募集など=グループの活動状況と募集内容などを書いてください。※ペンネーム(5字程度まで)でも受け付けます。※必ず住所・氏名・年齢・電話番号を書いてください。※作品は未発表のものに限ります。【あて先】総務広報課「さんぽみち」担当(〒833-8601〈住所不要〉☎65-7004N52-5928Qsoumu@city.chikugo.lg.jp)さんぽみちさんぽみちさんぽみち~みなさんのページ~ 今年の春、長女の中学校入学と末っ子の入園、真ん中の子は姉のいない初めての小学校生活…。わが家にとって変化の年になりそうです。 新しい環境は、ワクワクよりもドキドキの方が多いと思うけれど、子どもたちが安心してスタートできるように、そして帰ってきたらほっとできるように、サポートしていきたいと思います。 わが家に、ニンテンドースイッチがやってきた。世間からすれば、少々今更感があるが、わが家にとっては久々のゲーム機登場である。早速子どもたちは、ゲーム機に群がっている。いざ私もと思ったものの、昔に比べ性能が良くなった半面、いろいろと小難しくなった感じがしてなかなかとっつきにくい。やはりファミリーコンピューターぐらいがちょうど良い。 「さてさて、前のセーブデータはどこまで進めてたかな・・・」と懐かしく、カセットの端子部分にフーフーと息を吹きかけながら電源を入れると、「残念ですがセーブデータは消えました」との文字が画面に並び、少々落胆する。残念なお知らせはこの後もとどまることを知らず、時の流れを感じさせる。どうやらカセット内の電池が消耗してしまっているらしい。インターネットで調べると、電池交換も有料でできるらしいが少々お高い。セーブもせずに最後までゲームを進めるほどのヒマも体力もなく、ファミリーコンピューターをしまう。 やはり行きつく先は手軽なゲームアプリである。四六時中手にしているスマートフォンにいろいろと格納されているゲームはセーブデータが消えることもなく、あまり小難しくもなく、時と場所を選ばず楽しませてくれる。しかしこの「時と場所を選ばない」ことが諸刃の剣であり、寝不足やコミュニケーション不足の原因となってしまう。いかに自制心をもってゲームと向き合えるかが試される。 幸い、私はそこまでゲームに執着してはいない(つもり)が、電車やバス、駅や食堂などで周りを見回すとほとんどの人が、立ち止まったり座ったりしているときには、もれなくスマートフォンに目を向けている。電子書籍の読書や動画閲覧、ネットからの情報収集などゲームをしている人ばかりではないとは思うが、大人数が同じ空間にいるのにそれぞれが個人空間を広げあっている様は、冷静に考えると異様な情景だなと感じる。 「ゲームは子どもに悪影響を与え令和2年 変化の年エクレアさん る」というような風潮があるが、まさに使い方(使わせ方)を誤るとそのとおりだと思う。親がスマホ片手に子どもに目線も配らず、「ゲームばっかりせんでハヨ宿題せんねっ」といったところで何の説得力もない。ゲームとの正しい付き合い方を学ばせるためには、まず親が手本となり、節度を踏まえてゲームを楽しむことができるよう環境整備をしていくのが望ましいのではないだろうか。筑後俳句会ゆっくりと八や十そ路じの坂を初散歩有働国子さん(和泉中)筑後短歌会人里にまつはり生くる雀すずめらは穭ひつじ田だの萌もえの明るさを浴あむ古賀弓子さん(長浜)今月のうたゲームのある暮らしウッドボールさん ▲みんさん投稿イラスト

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