令和2年3月号
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広報ちくご 2020年3月号17長年の取り組みに称賛羽犬塚中学校が文部科学大臣賞受賞 第87回全国書画展覧会の「書の部」に出品した中学校987校の中から、最優秀学校賞として羽犬塚中学校が文部科学大臣賞を受賞し、賞状と記念品が贈られました。市内の中学校では、長年にわたり同展覧会へ出品していて、生徒たちの熱心な取り組みの成果です。 同校では、文字に対する感性を高め、また集中力や根気を養う書写の時間を大切にしています。毎年9月と1月に学校行事として「毛筆揮き毫ごう会」を開催。生徒たちはよりよい作品をめざして授業や夏休みに練習に励み、揮毫会に臨んでいます。揮毫会の作品は市内の審査会や同展覧会に出品し、入賞作品を校内に掲示しています。 文化委員長の出口絵麻さん(3年生)は「普段は活気ある校内が、揮毫会の時間は『静』に包まれます。その時間がとても心地よく、充実感も得られる楽しいひとときです」と話しました。同大臣賞は、平成17年に筑後中学校、平成23年に筑後北中学校も受賞していて、今回で市内3校全てが受賞しました。▲校内での展示の様子 (中学校提供)▲展覧会の出品準備などを行った文化委員の皆さん▲揮毫会の様子 (中学校提供)全力スクール!~学校のわだい~地域の課題に向き合う八女高等学校「総合的な学習の時間」 1月23日、八女高等学校2年生の「総合的な学習の時 間」に地域協創プロジェクトの発表会が行われました。これは、生徒の問題解決能力や自己表現力の育成と地域の課題に関心を持ち、地域に貢献することができる人材を育成しようと同校で初めて行われた取り組みです。 生徒たちは10月に近隣自治体の担当者から地域の課題について説明を受け、11月に少人数のグループに分かれ考察する課題を選び、その解決策をまとめました。この日の発表会はクラス内でグループごとに実施。作成したスライドを見て、クラスメイトがスライドの構成や実現の可能性などを評価しました。 牛島陵さん・古賀都聖さん・島亮太さんの3人は、筑後市の課題を選んで人口を増やすための案を発表。「比較的簡単に実現できそう」などの評価を受けた3人は「案を考えるときにコストを意識しました。もっと多くの案を提案したかったけれど、実現の可能性を考えたら、なかなか出せなくて難しかったです」と話しました。 ▲地域の課題を聞く生徒▲グループで作成したスライド

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