令和3年1月号
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=社会教育・人権ほか=広報ちくご 令和3年1月号21 日本において男女平等の理念は、日本国憲法に明記されていて、法制上も「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」などによって、男女平等の原則が確立されています。 しかし、現実には今なお、「男性は仕事、女性は家庭(家事や育児、介護などの仕事)」といった男女の役割を固定的に捉える意識が社会に根強く残っています。そのことが家庭や職場においてさまざまな女性差別を生む原因になっています。【問合せ】人権・同和教育課(☎7039)~固定的な性別役割分担意識と夫婦の共通理解~夫婦の共通理解を図りましょう「今日は、私たちの結婚50周年ですね」「おっ、もうそんなになるか」「今までいろいろありましたねー」「そうだなー。でも、わしゃー、お前と結婚してよかったばい」「ほうー、そうですかー」「わしゃ、今度生まれ変わってもお前と結婚するばい。お前はどうな」「うーん、私もよかですよ。ばってん、今度は逆ばい」「・・・・・」妻夫妻夫妻夫妻夫今度生まれ変わってくるときは根強く残る固定的な性別役割分担意識 前述の文章は、パートナーとして長い年月を共にしてきた夫婦の会話です。 夫は、これまでの感謝を込めて「今度生まれ変わってもお前と結婚するばい」と言います。それに対して妻は「今度は逆ばい」と返答します。 妻の「今度は逆」には、いったいどのような気持ちが込められているのでしょうか。 「あなたも家事(炊事や洗濯、掃除、育児、介護などの家事)をやってくださいよ」「物事を自分勝手に決めないでくださいよ」「自分ばかり外出して楽しまないで、時には2人でどこかへ出掛けましょうよ」などが考えられます。 長い年月の中で、妻が夫に対する不満を積み重ねてきたのであれば、夫は今までの夫婦生活の在り方を振り返ってみる必要があるのではないでしょうか。 「今度は逆ばい」と言われないように、結婚当初から夫婦で共通理解を図りながら生活していくことが大事です。そのことが女性の人権を尊重することにつながります。 令和2年度版「人権の擁護」(法務省人権擁護局作成)参考 市では、県国際交流センターの協力の下、外国人や外国人と関係する企業からの相談に対応するため、出張相談会を開催します。【とき】2月10日(水)午後1時~4時【ところ】サンコア(第3講習室)【対象】市内や近隣に住んでいる外国人または外国人と関係する企業【内容】行政書士や社会保険労務士などの専門家による個別相談【対応言語】日本語、英語、中国語、韓国語、ベトナム語、ネパール語、インドネシア語、タガログ語、タイ語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、マレー語、ミャンマー語、クメール語、モンゴル語【参加費】無料【申込み・問合せ】2月3日(水)までに、電話または電子メールで協働推進課(☎7065Qkyoudousuishin-1050@city.chikugo.lg.jp)へ。外国人や関係企業のための出張相談会ホームページはこちら▼シリーズいま人権・同和教育は女性の人権

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