特定保健指導
Tさんインタビューを掲載しました。(平成28年6月1日更新)
特定健診から特定保健指導までの流れ
特定健診の結果をもとに、受診者を危険因子(リスク)の個数で「積極的支援」「動機付け支援」「情報提供」の3段階に分けます。
そのうち「積極的支援」「動機付け支援」に該当した人が、特定保健指導の対象者となります。
健康相談
特定保健指導の対象者には、健康相談の案内をします。
健康相談では、 保健師や管理栄養士が健診結果の見方の説明や生活習慣改善のためのお手伝いをさせていただきます。
ぜひこの機会に日頃の生活を見直し、生活習慣病の発症や重症化を予防しましょう。
インタビュー
昨年(平成27年)、脳梗塞で倒れたTさん(男性、63歳)から話を聞きました。
Tさんの経過
日 付 |
内 容 |
---|---|
平成27年7月7日 |
市役所で特定健診を受診(2年ぶりの受診) |
平成27年7月16日 |
結果説明会を待たずに、検診業者から市役所に緊急連絡がある。 健康づくり課の保健師が面接し、8月5日に精密検査の受診予約をする。 |
平成27年7月29日 |
受診前に脳梗塞発症。左半身麻痺に。 |
平成27年11月 |
数カ月の入院リハビリを経て、左足に装具をつけ、杖をついて歩くまでに回復。 |
Tさんのコメント
私は、糖尿病の治療をしていましたが、受診料や薬代が負担になり、治療をやめてしまいました。また、これといった症状がなかったので、受診していなくても大丈夫だと思っていました。
休みなく働くなど、不規則な生活を続けていましたが、昨年7月、脳梗塞を起こしてしまいました。それ以降、不自由な生活を強いられることになりました。
当たり前にできていた歩行ができなくなり、左腕を動かすこともひと苦労で、とても悲しく、つらい気持ちになりました。精神的にもかなり落ち込みました。
そんな中、倒れたことにより、病気は決して他人ごとではないなと感じました。不摂生な生活の人、ストレスがある人、糖尿病を患っている人は、いつ脳梗塞が起きてもおかしくないと思います。
皆さんにこんなつらい思いをしてもらいたくないので、脳梗塞を起こさないための3か条を、私なりにまとめてみました。
(1)定期健診には必ず行くこと
(2)健診で異常が見つかったら、迷わず精密検査を受けること
(3)医師や保健師の指導を真剣に受け止め、実行に移すこと
以上を気がけると、私のようにならずに済むと思います。
私のような経験をする人が、一人でも減ればいいと思いながら、日々を過ごしています。
今でも毎日リハビリを頑張っていますよ!