筑後市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)
計画の位置付け
- 地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく地方公共団体実行計画(事務事業編)
- 本市における大規模な排出事業者として、市域全体の温室効果ガス削減にかかるさまざまな責務を果たすことを目的として策定
はね丸
計画期間
令和3(2021)年度から令和12(2030)年度までの10年間
基準年
平成25(2013)年度
温室効果ガスの削減目標
本市の事務事業に伴う温室効果ガス(二酸化炭素)排出量を、令和12(2030)年度に平成25(2013)年度比で40%削減
|
省エネルギーによるCO2 |
再生可能エネルギーによるCO2 |
中間目標 令和 7(2025)年度 |
13% 削減 |
7% 削減 |
目標 令和12(2030)年度 |
26% 削減 |
14% 削減 |
温室効果ガスの削減に向けた取り組み
目標達成に向けた取り組み
職員一人ひとりの環境に配慮する意識の向上が重要であることから、以下に示す取り組みを励行します。
【日常業務に関する取り組み】
項目 |
取組内容 |
空調 |
・ 空調設定の温度・湿度の適正化 |
・ 使用していない部屋の空調停止 |
|
・ 換気運転時間の短縮等、換気運転の適正化 |
|
給排水・給湯 |
・ 給湯設備の廃止 |
照明 |
・ 照明を利用していない時と場所における、こまめな消灯 |
昇降機 |
・ 利用の少ない時間帯における一時停止 |
事務機器 |
・ 使用しない時間帯における電源の遮断 |
公用車 |
・ エコドライブの推進 |
参考:環境省HP 温室効果ガス「排出抑制等指針」-業務部門における排出等の抑制等
【省資源の推進に関する取り組み】
項目 |
取組内容 |
用紙類 |
・ 両面コピー、裏面利用の徹底 |
・ 資料の共有化や簡略化 |
|
・ 庁内情報システムの有効利用 |
|
廃棄物 リサイクル |
・ 職場のゴミ箱の撤去、不用意に捨てられるゴミの削減 |
・ 排出ゴミの分別促進、資源化促進 |
|
・ 割り箸・紙コップの使用自粛(マイカップ等の利用促進) |
|
・ 封筒、ファイルなどの再利用促進 |
|
・ プリンターのトナーカートリッジの回収とリサイクル推進 |
|
物品購入 |
・ グリーン購入の推進 |
参考:環境省HP 温室効果ガス「排出抑制等指針」-業務部門における排出等の抑制等
-
庁舎・施設管理等での取り組み
庁舎や施設の設備機器の更新の際に、温室効果ガス排出量の少ない設備機器に買い替えることが最も大きな効果を発揮しますが、それだけではなく、当該設備機器の運用改善、運転制御や補修・改修工事の際の工夫でも、大きな効果を得ることができます。
このため、市役所業務全般において、職員の環境に配慮した行動を基本としながら、再生可能エネルギー等の導入と技術の活用によるエネルギー利用効率化等を図ることで、温室効果ガス排出量の削減に取り組んでいきます。
【日常業務に関する取り組み】
項目 |
取組内容 |
熱源 |
・ 密閉式冷却塔熱交換器のスケール除去 |
・ 冷却塔充填材の清掃 |
|
・ 冷却水の適正な水質管理 |
|
空調 |
・ 温湿度センサー、コイル、フィルター等の清掃 |
照明 |
・ 照明器具の定期的な保守及び点検 |
参考:環境省HP 温室効果ガス「排出抑制等指針」-業務部門における排出等の抑制等
【庁舎等の設備・機器の運用改善に関する取り組み】
項目 |
取組内容 |
熱源 |
・ 冷温水出口温度の適正化 |
・ 熱源台数制御装置の運転発停順位の適正化 |
|
・ 冷温水ポンプの冷温水流量の適正化 |
|
・ 蓄熱システムの運転スケジュールの適正化 |
|
・ 熱源機の運転圧力の適正化 |
|
・ 熱源機の停止時間の電源遮断 |
|
・ 熱源機のブロー量の適正化 |
|
・ 燃焼設備の空気比の適正化 |
|
空調 |
・ ウォーミングアップ時の外気取入停止 |
・ 空調機設備、熱源機の起動時刻の適正化 |
|
・ 冷暖房の混合使用によるエネルギー損失の防止 |
|
給排水・給湯 |
・ 給排水ポンプの流量、圧力の適正化 |
・ 給湯温度、循環水量の適正化 |
|
受変電 |
・ コンデンサーのこまめな投入及び遮断(力率改善) |
・ 変圧が不要な時期、時間帯における変圧器の停止 |
|
その他 |
・ 庁舎の新築や増改築、設備機器の補修改修時には、再生可能エネルギーの導入についても検討する。 |
参考:環境省HP 温室効果ガス「排出抑制等指針」-業務部門における排出等の抑制等
【庁舎等の設備・機器の導入、更新における検討】
項目 |
検討内容 |
熱源 |
・ エネルギー消費効率の高い熱源機への更新 |
・ 経年劣化等により効率が低下したポンプの更新 |
|
・ ヒートポンプシステムの導入 |
|
・ ポンプ台数制御システムの導入 |
|
・ ポンプの可変流量制御システムの導入 |
|
・ 熱源機の台数制御システムの導入 |
|
・ 大温度差送風・送水システムの導入 |
|
・ 配管・バルブ類又は継手類・フランジ等の断熱強化 |
|
空調 |
・ 空調対象範囲の細分化 |
・ 可変風量制御方式の導入 |
|
・ ファンへの省エネベルトの導入 |
|
・ エネルギー消費効率の高い空調設備への更新 |
|
・ 全熱交換器の導入 |
|
・ スケジュール運転・断続運転制御システムの導入 |
|
受変電 |
・ エネルギー損失の少ない変圧器への更新 |
・ デマンド制御の導入(ピーク電力の削減) |
|
照明 |
・ 照明対象範囲の細分化 |
・ 人感センサーの導入 |
|
・ 高効率ランプへの更新 |
|
・ LED照明への更新 |
|
昇降機 |
・ インバータ制御システムの導入 |
・ 人感センサーの導入 |
|
建物 |
・ 高断熱ガラス・二重サッシの導入 |
参考:環境省HP 温室効果ガス「排出抑制等指針」-業務部門における排出等の抑制等
【再生可能エネルギーの導入検討】
項目 |
検討内容 |
再生可能エネルギーの導入 |
・ 太陽光の導入 |
・ 小型風力の導入 |
|
・ 温泉廃熱、地中熱等の導入 |
|
・ バイオマスの導入 |
参考:環境省HP 温室効果ガス「排出抑制等指針」-業務部門における排出等の抑制等
推進体制及び進行管理
- 温室効果ガス排出量を施設ごとに調査、把握
- 市環境保全推進担当者連絡会による評価・検証
- 市環境保全推進委員会に評価・検証の結果を報告
関連ファイル
- 筑後市地球温暖化対策実行計画(事務事業編) (PDF形式:1160KB)