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トップページ>市民の方へ>生活・相談・ワンヘルス>環境>マダニ媒介性人獣共通感染症‥重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の予防対策について

マダニ媒介性人獣共通感染症‥重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の予防対策について

更新日 2023年03月27日

 

 重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome : SFTS)は、致死率15~25%のマダニ媒介性人獣共通感染症です。

 この感染症は、マダニに咬まれないようにすることが最も重要な感染予防対策です。

 マダニは、春から秋にかけて活動が活発になります。

 野外活動の折には、しっかり予防対策を行い、マダニに咬まれないようにしましょう。

重症熱性血小板減少症候群について

発生状況

 2011(平成23)年に初めて特定された、SFTSウイルスに感染することにより引き起こされる病気で、中国において、新しい感染症として流行していることが報告されています。
 ウイルス自体は以前から国内に存在していたと考えられますが、2013(平成25)年1月に山口県において初めて患者が確認されて以降、毎年60~100名程度の患者が報告されています。

 推定感染時の活動内容は、農作業や山林作業が多いですが、庭仕事や家の周囲の散歩でも感染が疑われるケースもあり、身近な活動でも意識して、マダニに咬まれないよう、注意が必要です。

全国の発生状況について

 国立感染症研究所によると、2022年7月31日現在で、全国で763件の報告がされています。

https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/sfts/20221014-sfts-table1.png

感染経路

  多くの場合、ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染すると言われています。
 インフルエンザのように容易にヒトからヒトに感染して広がるものではないとされています。

 【マダニとは】

  • 寝具や衣類に発生するヒョウヒダニなど家庭内に生息するダニとは種類が異なります。
  • 堅い外皮に覆われ、比較的大型(3~4mm)であり、主に森林や草地等の屋外に生息しており、日本全国に分布しています。

フタトゲチマダニの写真(宮崎県衛生環境研究所提供)

症状

 ウイルスを保有しているマダニに咬まれた後、6日から2週間程度の潜伏期間を経て、主に発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が出現します。
 時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)を起こします。

感染予防方法

 マダニに咬まれないようにすることが最も重要です。

 草むらや藪など、マダニが生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用して肌の露出を少なくしましょう。

 【服装のポイント】

予防服装の画像

  • ディートやイカリジン成分を含む虫よけスプレーは一定の効果があるとされています。
  • 地面に衣服などを置くと、マダニが付着していることもありますので、着る前や家に持ち込む前には、衣服をはらうようにしましょう。
  • マダニに咬まれても、痛くもかゆくもないこともあります。屋外活動後はシャワー浴や入浴をし、マダニに咬まれていないかを確認しましょう。
  • 吸血中のマダニを見つけた場合は、無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残ってしまうことがあるので、できるだけ医療機関に行なって、処置をしてもらいましょう。
  • マダニに咬まれた後に、発熱等の症状があった場合は、医療機関を受診しましょう。また、診察の際は、いつ、どこを咬まれたか、どのような活動や行動をしたかなどの情報を伝えましょう。
  • ペットを家に入れる時には、ブラッシングをしてマダニが付着していないか確認しましょう。また、獣医師に相談してマダニの駆除剤を使用しましょう。
  • 平成29年7月に国から、体調不良のネコから咬傷歴のあるヒトがSFTSを発症し死亡した事例が確認されたと通知がありました。これらの事例は、稀な事例ではありますが、発症したネコやイヌの体液等からヒトが感染することも否定できないことから、SFTSを含めた動物由来感染症の感染に留意しましょう。ペットの体調に注意し、体調不良の際には動物病院を受診することや過剰な触れ合いを避けるなど注意をお願いします。(令和4年2月にも宮崎県で亡くなった野良猫の体液に素手で触れてSFTSに感染した事例が発生しました。)

猫や犬の体液からの感染に注意

  • 平成29年7月に国から、体調不良のネコから咬傷歴のあるヒトがSFTSを発症し死亡した事例が確認されたと通知がありました。これらの事例は、稀な事例ではありますが、発症したネコやイヌの体液等からヒトが感染することも否定できないことから、SFTSを含めた動物由来感染症の感染に留意しましょう。ペットの体調に注意し、体調不良の際には動物病院を受診することや過剰な触れ合いを避けるなど注意をお願いします。(令和4年2月にも宮崎県で亡くなった野良猫の体液に素手で触れてSFTSに感染した事例が発生しました。)
  • ペットを家に入れる時には、ブラッシングをしてマダニが付着していないか確認しましょう。また、獣医師に相談してマダニの駆除剤を使用しましょう。

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このページの作成担当・お問い合わせ先

市民生活部 かんきょう課 温暖化防止担当
電話 0942-53-4120
FAX 0942-53-1589

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