平成30年中に発生した火災の概要について
平成30年中に筑後市で発生した火災は20件でした。
表1
表1は、最近5年間の火災発生件数の推移です。
平成28年には筑後消防署開署以来、最少件数である9件を記録しましたが、次の平成29年には倍増(19件)、平成30年にはさらに増加しています。
(その他火災:建物・車両・林野以外の物件が燃えることで、例えば野焼き等もこれに該当します。)
表2
表2は、平成30年中に発生した火災原因の内訳です。
電気系統(5件)、たばこ(3件)、放火(疑含・3件)、火入れ(2件)、その他(スプレー缶、低温発火(着火)、自然発火、排気口、火花が各1件)、不明(2件) となっています。
(火入れ:野焼き等)
火災原因については、筑後市内においても、ここ数年、たばこや火入れ、火花等が火災原因の多数を占めており、ここ最近全国的にもマスコミ等で報じられているスプレー缶による火災も発生しています。
これらに関しては、ちょっとした不注意や無為がもとで起こる人災と言え、火の後始末や水バケツ等の準備、火災に対する備えや気遣いがあれば防げる災害でもあると言えます。
また、筑後市内においても住宅用火災警報機により、早期に火災を発見し、火災を未然に防ぐことができたという例も挙がっています。
近年、全国的に火災原因のトップである放火(疑含)についても、家の周囲に燃えやすい物(新聞・雑誌等)を置かないことで抑止効果があるとも言えるでしょう。
私たちは、毎日の便利さ、快適さ、楽しさ等を求め、「火」を使用しています。 火災を未然に防ぐためには、私たち一人一人が「火」に対して、正しい取扱い方法を身に付け、考え、火災の要因の一つである「つい うっかり」を無くすことが大事です。
みんなで火災のない安心安全な街を作りましょう。