健康に関する啓発期間等
【3月】世界腎臓デー
毎年、3月の第2木曜日は「世界腎臓デー」です。腎臓病治療の大切さを広く知ってもらうことを目的に、2006年に腎臓財団国際連合と国際腎臓学会によって定められました。
慢性腎臓病(CKD)とは?
腎臓は血液をろ過して老廃物を尿として体外に排出したり、血圧や電解質のバランスの調整、血液を作るホルモンを分泌するといった多くの働きがあります。
腎臓は「沈黙の臓器」と言われるほど、我慢強い臓器で、腎機能がかなり低下するまで自覚症状が出ないことが特徴です。
腎臓病は初期には症状が出にくい病気ですが、重症化するとむくみや息切れなどの症状が出現してきます。腎臓は一度あるレベルまで悪くなってしまうと自然に治ることはありません。
放っておくと生命維持のために人工透析や腎移植が必要となる可能性があり、心臓病や脳卒中の発生要因にもなります。
慢性腎臓病の早期発見のために
定期的に健康診断を受け、尿検査、血液検査をすることで腎臓の状態を確認できるだけでなく、慢性腎臓病の要因でもある高血圧や糖尿病の早期発見にもつながります。ご自分の体を知るために、毎年健診を受けましょう。
慢性腎臓病と診断されたら
慢性腎臓病は心臓病や脳卒中などの心血管疾患を起こしやすくなると言われています。
医師の指示に従い定期的に通院し、規則正しい食事や定期的な運動を心がけましょう。
地域の健康教室などで、腎臓や血圧などの講話を実施します。保健師や管理栄養士の派遣を希望される方は「筑後市役所健康づくり課」にご相談下さい。
関連リンク
普及啓発動画
3月第2木曜日は世界腎臓デー~腎臓を知ろう!慢性腎臓病の予防と治療を心がけましょう~厚生労働省Youtubeチャンネル(外部リンク)
啓発チラシ (PDF形式:1299KB)
【5月】ギャンブル等依存症問題啓発週間
ギャンブル等依存症対策基本法では、国民の間に広くギャンブル等依存症への理解と関心を深めるため、5月14日〜5月20日を「ギャンブル等依存症問題啓発週間」と定めています。ギャンブル等依存症とは、ギャンブル等にのめり込むことにより、日常生活または社会生活に支障が生じている状態を言います。
このギャンブル等依存症はけっして珍しい疾患ではありません。適切な治療と支援により回復が十分に可能です。
ギャンブルがやめられない、止められない、苦しいと感じている方は、まずは相談機関(窓口)へご相談ください。
関連リンク
福岡県ホームページ ギャンブル等の問題で悩んでいる県民の方へ(外部リンク)
【5月】世界禁煙デー
WHO(世界保健機関)は、1989年から5月31日を「世界禁煙デー」と定めています。また、厚生労働省は、1992年から世界禁煙デーが始まる1週間(5月31日〜6月6日)を「禁煙週間」として定め、様々な周知・啓発を行っています。
喫煙は、がんだけでなく、心疾患、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の原因となり、糖尿病や脂質異常症、歯周疾患も悪化させます。また、喫煙は周囲の人にも影響を及ぼします。
この機会に禁煙やご自身の喫煙習慣について見直してみませんか?
現在は、禁煙外来を保険診療で受診することも可能です。
関連リンク
厚生労働省ホームページ たばこと健康に関する情報ページ(外部リンク)
【7月】世界肝炎デー
ウイルス性肝炎ってどんな病気?
肝炎は、肝臓に炎症が起こり、肝臓の細胞が破壊される病気です。日本ではウイルス性肝炎が大半を占め、特にB型・C型肝炎ウイルスは感染者数が250万人以上にのぼる国内最大の感染症といわれています。肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、熱や痛みなどの症状はほとんどなく、気付かないうちに肝硬変や肝がんに進行することがあります。
一生に一度は肝炎ウイルス検診を受けましょう
早期発見・早期治療のためには検診を受けることが大切です。肝炎に感染していても、早期治療で重症化を防ぐことができます。特に、C型肝炎の治療は日々進歩しています。8週間〜12週間薬を飲むことで、ほぼ全ての人のウイルスを排除することができます。
治療費の一部が助成されます
所得により異なりますが、県に申請をすることで、自己負担額は月額1万円〜2万円となります。
無料で検診を受けることができます
過去に検診で肝炎ウイルス検査を受診したことが無い40歳以上70 歳以下の人は、検査を無料で受けることができます。くわしくは、住民検診のページをご参照ください。
【9月】特定健診・がん検診の受診促進月間
毎年一度、必ず「特定健診」と「がん検診」を受けて、生活習慣病のリスクやがんの早期発見に努めましょう。
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受診促進月間に関するチラシ (PDF形式:748KB)
【10月】麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止月間
薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」
10月1日から11月30日までは、麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止月間です。
麻薬、覚醒剤、大麻、シンナー及び危険ドラッグ等の乱用は、乱用者個人の心身を蝕むばかりでなく、各種犯罪の誘因となるなど、周りの人の社会生活に著しい弊害を及ぼします。薬物乱用問題に対する認識を高め、薬物乱用を絶対に許さない社会環境をつくりましょう。
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【10月】臓器移植普及推進月間
誰かのためにできること。あなたの意思で救える命があります。
ある日突然、あなたや大切な人が、臓器移植を必要とする立場や、臓器提供をするか・しないかを決断する立場になる可能性があります。
臓器提供へのあなたの意思は、臓器提供意思表示カードや運転免許証、健康保険証の意思表示欄への記載で示すことができます。
臓器移植法が施行された10月16日は、家族や大切な人と「移植」のこと、「いのち」のことを話し合い、お互いの臓器提供に関する意思を確認する日「グリーンリボンデー」としています。
この機会に臓器提供について、あなたの意思を示してみませんか。
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臓器移植、意思表示に関するお問い合わせ
【10月】骨髄バンク推進月間
あなたにしか救えない命があります。
厚生労働省は、骨髄バンク事業を推進するため、毎年10月を「骨髄バンク推進月間」と定め、臓器移植及び末梢血管細胞移植に関する正しい知識の啓発及び骨髄等提供希望者の確保を目的とした取り組みを実施しています。
白血病や再生不良性貧血などの血液疾患の治療に有効な骨髄等移植を行うには、善意の骨髄提供者(ドナー)が必要です。
移植を必要としている患者さんは、毎年約2千人程度いますが、ドナーが見つかる確率は他人の場合、数百~数万分の1と言われています。移植を希望するすべての患者さんがチャンスを得るためには、1人でも多くの方のドナー登録が必要です。
ドナーを待つ患者さんにとって、あなたの登録が大きな希望になります。
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【10月】薬と健康の週間
医薬品や薬剤師等の専門家の役割に関する正しい知識を広く国民に浸透させることにより、国民の保健衛生の維持向上に寄与することを目的として、国では10月17日から23日までの1週間を「薬と健康の週間」と定めています。
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医薬品副作用被害救済制度について
医薬品は正しく使っていても、副作用の発生を防げない場合があります。そこで、医薬品を適正に使用したにもかかわらず、その副作用により入院治療が必要になるほど重篤な健康被害が生じた場合に、医療費や年金などの給付を行う公的な制度です。詳しい内容等については下記のリンク先、相談等については下記の相談窓口までお問い合わせください。
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救済制度相談窓口
救済制度相談窓口 0120-149-931
受付時間 : 9:00〜17:00 / 月〜金(祝日・年末年始をのぞく)
【11月】いい歯の日・世界糖尿病デー
いい歯の日(11月8日)
日本歯科医師会により、11月8日は「い(1)い(1)歯(8)の日」と制定されており、「8020運動」の
いつまでも毎日楽しく、おいしく食事をするためには、歯や口の健康が欠かせません。毎日の歯みがき、定期的な歯科受診を行い、歯や口の健康を維持しましょう。
世界糖尿病デー(11月14日)
世界規模で糖尿病に対する注意喚起をするため、11月14日を「世界糖尿病デー」と制定し、日本では、11月14日を含む1週間を「全国糖尿病週間」として、全国でさまざまな啓発活動をしています。
糖尿病は、血糖値を調整するインスリンというホルモンの不足や作用低下が原因となります。血糖値の上昇を抑える働きが低下してしまうため、高血糖が慢性的に続く病気です。糖尿病の初期は、自覚症状がほとんどありません。しかし、高血糖が持続すると、全身の血管を傷つけるため、様々な合併症を引き起こします。
歯と糖尿病の関係
糖尿病の方は、高血糖状態が続くことによって歯周病菌による炎症を起こしやすくなります。また、歯周病があるとインスリンの働きを悪くするともいわれています。歯の健康維持と糖尿病の早期発見・重症化予防のために体と歯の健康状態を知ることから始めてみましょう!
このページの作成担当
市民生活部 健康づくり課 健康増進担当
電話 0942-53-4231
FAX 0942-53-4119