秋津島浪右衛門供養塔

更新日 2016年04月22日

秋津島浪右衛門供養塔
国道209号船小屋信号から西へ曲がり、
津島地区の集落へ入る手前の小高い丘
の上に供養塔は建っています。

 初代若乃花、柏戸、大鵬といえば、当時の大相撲ファンを魅了した名横綱。その時代まで歴代の横綱が地方巡業の時に立ち寄り参拝した名所が筑後市にあるのを知っていますか。その名所とは、津島地区にある「秋津島浪右衛門供養塔」です。

 秋津島浪右衛門とは、江戸時代の元禄10年(1697年)に津島で生まれた豪傑力士です。27年間も現役で相撲を取り、通算勝ち星は二千数百、”名人” ”天下第一”といわれるほど強かったといわれています。子どものころから力が強く、体も大きかった秋津島は、19歳の時に江戸へ上って力士となり、めきめきと力をつけました。最盛期には身長が約182センチ、体重が約150キロもあったとのことです。当時としては巨体といえる体と怪力を武器に秋津島は、二十数年間ほかの力士から恐れられる存在だったといいます。彼は不幸にも引退した翌年の寛保3年(1743年)、47歳で亡くなりました。

 その100年後、津島地区で秋津島供養の相撲大会が開かれ、観覧者らから寄付金を集めて八女市出身の力士・揚羽空衛門が建てたのが「秋津島浪右衛門供養塔」であるとされています。供養塔には「日本第一秋津島塔」という文字が刻まれています。

 秋津島のめい福を祈り、彼の雄々しさをいつまでも受け継いでいこうと津島東公民館の相撲場では、毎年9月23日、子ども相撲大会が開かれています。

(広報ちくご(平成13年3月号)から)
  • 所在地:筑後市大字津島1376

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