中ノ島公園の大楠林

更新日 2013年02月26日

1中ノ島公園の大楠林

 船小屋といえば温泉と矢部川。そして忘れてはならないのが、そう、中ノ島公園の「大楠林(おおくすばやし)」です。この林は東へ約6キロ、立花町まで続いていて、同公園内だけでも約1,300本のクスノキが生い茂っています。中には樹齢約400年で高さ約30メートル、胸高周囲約2メートルにもなる巨木も見られます。これらは公園内を木陰で覆い、特に夏の季節は強い日差しを避ける親子連れなど多くの人たちを引きつけています。実はこの「大楠林」、自然林ではなく「人工林」であることを知っていますか。

 クスノキは江戸時代、柳川藩が矢部川の堤防工事をした時に植えられたとされています。もっと厳密にいえば、元禄8年(1695年)、立花町に「千間土居」といわれる堤防が築かれた時のようです。だれが堤防を築いたのか。当時を知る文献をみると、同藩普請奉行・田尻惣助(そうすけ)とその子惣馬(そうま)であるとかさまざまです。が、どうも惣馬は元禄8年、藩主・立花鑑虎(あきとら)のお供で江戸にいたようです。ですから「千間土居」を築いたのは父親の惣助で、惣馬はその後の工事の指揮監督をしたとするのが本当のようです。

 田尻惣助・惣馬父子がつくった中ノ島公園の「大楠林」。7月最終土曜日には「筑後船小屋花火大会」が盛大に開かれています。水防のための林が観光スポットに。父子は考えもしなかったでしょう。

(昭和49年6月18日国指定天然記念物:広報ちくご(平成12年7月号)から)
 
  • 所在地:みやま市瀬高町大字長田字狐林

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